2016年8月28日 (日)

「第48回 思い出のメロディー」 事情が見え隠れする 「はずしかた」

おことわり 初出時より加筆訂正いたしました。  毎年お盆の頃に送り火のように放送しているNHKの 「思い出のメロディー」。 しかし今年はリオ五輪があったためでしょう、2週間ばかり遅れた放送になりました。 私も毎年この番組のレビューを書いている気がするのですが、今年ほどこうした 「五輪で放送がずれた」 みたいな、裏の事情が見え隠れするために 「どこか外している」 ような出来のものを見たのは珍しかった...

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2016年8月 8日 (月)

「真田丸」 第29-31回 秀吉の急激な衰えと死

 このところの 「真田丸」、どうも内容を盛り込み過ぎて結局どれも中途半端なまま進行している、という印象がぬぐえなかったのですが(その内容については前回レビューのコメント欄で飽きるほど言及していますのでそちらを参照されたい)、秀吉が死んだ第31回 「終焉」 は久々に面白かったように思います。  何が面白かったのか、というと、臨終近い秀吉の周りで起こる大河ドラマ恒例の 「いつもの混乱」 のなかに 「出...

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2016年7月25日 (月)

2016夏ドラマ、好き勝手に論じます

 リオ五輪があるこの夏、回数的に短いドラマが多いと聞きます。 回数が少ないから、内容的にも濃いドラマが作れるのではないか、という期待で見始めた夏ドラマでしたが、最初のうちは失望続き。 5分の視聴に耐えられるドラマがなかった。  5分の視聴に耐えられなかったから論じる資格すらないのですが、このジジイは根性が悪いのであえてクサしたいと思う。  最初に始まったのは日テレ土曜21時の 「時をかける少女」 ...

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2016年7月19日 (火)

「真田丸」 第27-28回 秀次切腹の新解釈

 参院選の先週と今週は、豊臣秀次の切腹について、三谷氏の新しい解釈が展開する流れになりました。  従来であれば茶々とのあいだに秀頼(拾)が生まれて秀次が邪魔になった秀吉が秀次一族を根絶やしにした、という通説に従って物語が進行したのですが、三谷氏はそれを根幹から否定した。 秀吉と秀次のあいだに擦れ違いを生じさせ、秀次の疑心暗鬼を最大限に膨らませて秀次を自らを破滅へと誘っていく、「みんなよかれと思って...

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2016年7月12日 (火)

永六輔のいた時代

 永六輔サンが亡くなった。  ラジオ人間である私にとって、永サンは常に 「TBSラジオの人」 といった印象がある。 実際は放送作家から始まって作詞家、作家などひとつのメディアに収まるような人ではなかったのだが。  物心ついたときからいつもラジオがTBSのチューニングのままつけっぱなしだった我が家には(現在も未だにそうなのだが)「遠くへ行きたい」 の尺八のメロディーが流れてくる 「誰かとどこかで」 ...

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2016年7月11日 (月)

「ウルトラマンオーブ」 とウルトラマン誕生50年について思う

 NHKBSプレミアムではこのところ、ビートルズ来日とウルトラマン誕生から50年ということで3時間のスペシャル番組を土曜日に放送しまくっている。 ビートルズのほうは録画予約しといたのに 「放送時間が変更になったため録画できませんでした」 とかワケのわからない言い訳で(「お知らせメール」 とかいうのがあるのだ)録画機が勝手に仕事放棄したためレビューの書きようもない。 8月に再放送するらしいのでそちら...

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2016年7月10日 (日)

「真田丸」 第23-26回 人の世の業

 「このドラマは豊臣をはじめとした権力の崩壊の必然性を解説している」 などと前回までの感想文を眉間にしわ寄せながら書いていたところ、書き終わらぬうちに始まった次の 「瓜売」。  完全なる 「笑わせ」 モードでまた先週との落差が激しい。 おかげで先週までのレビューは完全にボツ(笑)。 このところ三谷脚本は回ごとに舞台設定を縦横に駆使している印象です。  ウダウダしているあいだにもう次回が迫っておるの...

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2016年6月12日 (日)

「真田丸」 第16-22回 三谷脚本の 「引き算」 的手法

 大坂入りした信繁を待っていたのは、アブナイ連中による危うい権力構造でした。 秀吉、茶々、加藤清正、この誰ともお付き合いしたくないようなエキセントリックさで(笑)。 こうした構造で豊臣政権のギクシャク感を表現しようとする三谷脚本のキャラ設定は見事です。  信繁が馬廻り衆(警護役)として秀吉に仕えてしばらくしてから、三谷サンは豊臣秀長に 「みんなあっという間にエラクなり過ぎて、身の丈を超えた地位に溺...

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2016年6月 4日 (土)

「トットてれび」 第2-5回 おそるべき空虚と、希望と(コメント欄で 「最終回まで見て」 の感想も書きました…もしよろしければ一読のほどを)

 前回のコメント欄に少し書いたことをちょびっとエラソーに発表したくなりました(笑)。  この 「トットてれび」 というドラマ、満島ひかりサンのモノマネやテレビ界のうわべの華やかさに騙されてはいけない。  このドラマは、老後に誰もが味わうであろう、「自分の知り合いが次々死んでゆく」 という 「おそるべき空虚」 をはからずも描いている。  考えてもみてください。 森繁サンに渥美サン、沢村貞子サンに三木...

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「ラヴソング」 第4-8回 strength(強さ、ということ)

 「史上最低視聴率の月9」 という有り難くない形容詞が亡霊のように付きまとってくる 「ラヴソング」。 その不評の裏にあるものについて当ブログではこれまでコメント欄でのやり取りも含めて言及してきたつもりです。  ただドラマウォッチャーのはしくれとして感じるのは、「このドラマはそんなに言うほど悪くない」、ということです。 どころか良質のドラマだとさえ思う。 まあ感じ方には個人差がありますので、それを押...

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2016年5月29日 (日)

「真田丸」 番外編 28年前の大河ドラマ 「武田信玄」 と比較する

 はじめにお断りいたします。 この記事、実は5月のアタマから 「真田丸」 のレビューとして書き始めたのですが話がどんどん 「武田信玄」 との比較にシフトしてしまい、結局スランプもあって仕上げるのにかなり時間がかかってしまいました。 まあ一部のかたを除いてあまり期待されていないとは思いますが、結果的にひと月近いブランクが空いてしまいました。 おまけに放送中の 「真田丸」 の内容まで達していないために...

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2016年5月 1日 (日)

「トットてれび」 第1回 おそるべき満島ひかり

おことわり この記事、初出時より若干加筆訂正いたしました。  今回のNHK土曜ドラマは黒柳徹子サンが題材。 いつもの21時台だと裏で黒柳サンが出演していらっしゃる 「世界ふしぎ発見!」 とかぶってしまうためか、20時15分からのスタートです。 黒柳サンはNHKの専属タレント第1号であることからも、黒柳サンへの配慮が十二分になされている印象です。  で、30分番組、という尺の短さ。 45分やるもんだ...

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2016年4月30日 (土)

「ラヴソング」 第2-3回 失うことの痛み

 開始から 「年の差恋愛」 というキーワードがついてまわるこのドラマ。  私も当初、「そういうドラマなら興醒めする」 と考えていたのですが、じっさい3回まで見た限りで言うと、「ハタチくらいの女の子が自分の父親みたいな年の男に恋をする」 という内容ではあるが、それは 「憧れ」 でしかなく、危惧されたような相思相愛水域にはいまだ踏み込んでいないように思えます。  しかしなお、ネットの反応を見ても、この...

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2016年4月24日 (日)

「真田丸」 第14-15回 その死まで付き合うことになる、三成、そして淀

 上杉景勝に付添い、大坂に赴くことになる信繁。 第14回 「大坂」 ではその必然性をこれでもか、とばかり描写したのに対し、第15回 「秀吉」 では信繁がその最期まで付き合うこととなる秀吉と、それを取り巻く人々とのファーストインパクトを強烈に演出しました。  私はこの 「真田丸」 というドラマ、信繁が豊臣に請われて大坂の陣に出陣するまでの長い蟄居期間をどのように描くのか、今から期待と心配をしておるの...

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2016年4月21日 (木)

「OUR HOUSE」、何がそんなに悪いのか

 フジテレビが日曜夜9時からのドラマ枠を復活した第1弾(2弾があるかどうかは疑わしい…)、「OUR HOUSE」。 新聞によりますと4月からの春ドラマで全局最低の4.8%という、見るも無残な視聴率だったそうです。  しかしこれほど、その原因が分かりやすいケースも珍しい。  要するに、現在のフジテレビが、その原因にも気付かないほど機能不全に陥っていることの証左であるともいえる気がするのです(当ブログ...

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2016年4月19日 (火)

「世界一難しい恋」 第1回 「エラソー男」 の生態観察

 大野智クンが一流ホテルのゴーマンなトップを演じるラブコメドラマ。 相手役の 「あさが来た」、ヒロインの波瑠サンの民放復帰第1作、という話題性も加味しています。  「あさが来た」 でその波留サンの下で働いていた亀助さん(三宅弘城サン)が今度は波瑠サンの上司で出てるほか、「まれ」 で主人公の親友を演じていた清水富美加サンが波瑠サンの同僚とか、朝ドラつながりの布陣が目立つ気もします。  まず、名実とも...

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「重版出来(じゅうはんしゅったい)!」 第1回 黒木華の 「腰の重さ」

 黒木華サンが 「真田丸」 で死んでから早くも復活(笑)。 柔道に挫折した、「新人熱血マンガ編集者」 を演じます。  ただ 「新人」 と 「熱血」 には最初ハテナマークがつきました。 黒木華サンは 「新人」 っていうイメージじゃないし、「熱血」 とはいちばん遠いところにいる女優、という感覚なので、就活を何度も失敗するうち、面接のなんたるかを柔道に例えて過剰な元気でポジティヴに達観していく様子は、「...

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2016年4月14日 (木)

「ラヴソング」 第1回 「外周」 つまり見てくれが、かなり悪いドラマ、だが

 今年に入ってから、脚本家とか 「すでに出ている情報」 からドラマを選択するのをやめよう、と思いまして(でも 「刑事モノ」「事件モノ」 は外す…笑)、今回の月9もそれに倣って、主役が福山サンであること以外はほぼプレーンな状態で見たのですが、これがなかなかよくて感動もして泣いたりもしたんですよ。  ネットの評判もさぞやよかろう…と思って見たら、しかしこれが散々で。  第1回視聴率の結果も出たのですが...

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2016年4月 5日 (火)

「真田丸」 第13回 お梅はなぜ死ななければならないのか

 上杉と手を結んだ真田が上田城において徳川の軍勢と対峙する第1次上田合戦。 歴史好きにはこの合戦の勝者は真田で、徳川は大軍を繰り出したのにボロ負け、というのが分かっています。 さらに今回、ドラマのなかで昌幸が仕掛ける軍略チャートを見ていれば、その知識がないものでも、「これは真田の勝ちだな」、というのが即座に分かる流れでした。  あとは真田勢が仕掛ける城内のトラップがどのように機能するのかとか、相手...

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2016年4月 4日 (月)

「とと姉ちゃん」 第1回 穢れのない世界

 「暮しの手帖」 の創始者である大橋鎭子サンをモデルにした、今回の朝ドラ。 ウィキで調べたら、ちょうど3年前にお亡くなりになっているらしい。 享年93歳だから、もうじゅうぶん生きたのかもしれなかったけれど、ご自分がモデルの朝ドラなんて、長生きした最大のご褒美になったでしょうに、残念なことですね。  肝心の本編ですが、まず 「暮しの手帖」 は大人の事情で(笑)「あなたの暮し」 に改題。  脚本は西田...

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2016年4月 3日 (日)

「あさが来た」 最終回まで見て

 21世紀に入ってから、つまり過去15年のNHK朝ドラのなかではいちばん視聴率がよくなった、という今回の 「あさが来た」。  前回、1月のレビューで私はこの 「あさが来た」 というドラマについて、「あさのビジネスの概要が見えてこない」 ということを書きました。 もう一点は、「このドラマの評判を良くしているのは、新次郎や五代という脇役が機能していることもさることながら、あさがかなり礼儀正しい人間とし...

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2016年3月30日 (水)

「真田丸」 第12回 人質・信繁から見た、謙信公亡き後の上杉

 「正直、昨日まで私は御屋形様を尊敬しておりました。 …(しかし)今はそれ以上に、慕わしく存じます」。  先代謙信公の志を引き継いで、清廉潔白な政をしていたと思われた上杉景勝。 しかし、その情けない実情を垣間見たとき、上杉に人質として送り込まれていた信繁は憚ることなく、景勝にこう述べるのです。  今回のドラマでは過去2度にわたって、「いずれ上杉の人質となる」 信繁と、上杉景勝を邂逅させていた三谷サ...

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2016年3月20日 (日)

「真田丸」 第11回 なんのためにその話をするのか

 三谷脚本は今回、信繁の祝言の席で小県の国衆のひとり、室賀を暗殺する、というプロットを考え出しました。  信繁の祝言と室賀の暗殺が同時に行なわれた、という記録はたぶんないはずです。 前回の当ブログレビューでも触れたように、三谷サンはそのふたつを繋げて話を創作している。  いったい何のためにそういう話を作り出すのか。  特に室賀が出浦や高梨内記に斬られてからきりがとった行動を見て、ふと考えました。 ...

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「真田丸」 第10回 資料がないのを武器にする、とはこういうことさ

 まずはお断りを。  失敗した人に追い打ちをかけるのは甚だ不本意なのでありますが、実はホントはしたくて仕方ない根性ワルなので、ご了承いただきたいと思います。  というのも、今年の大河を見ていると、まるで去年の大河の失敗の原因が、とてもよくあぶり出されてくる気がしてならないからなのです。  去年の大河、主人公が結構無名の人だったのに関連して、当初脚本を担当したおふたかたのどちらかが 「それで却って自...

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2016年3月17日 (木)

「5人目のビートルズ」 サー・ジョージ・マーティン死去

 2016年はその初頭から洋楽における重要なヒーローたちの死が続いて、洋楽ファンにとってはまるで厄年のような年だ。 そして3月8日、我々ビートルズファンにとっては 「近い将来必ず来るであろう」 と危惧されていた、ひとりの名プロデューサーの死を聞かされることになった。  サー・ジョージ・マーティン、享年90歳。  死因は今のところ明らかにされていないが、比較的早死にが多いビートルズ関係者の中では、大...

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2016年3月13日 (日)

「真田丸」 第9回 「人の命を失わないこと」…なんて、当たり前じゃん?

 上杉と北条との狭間で揺れた真田、なんとか両軍を信州から引き揚げさせたはいいものの、今度は北条と徳川との間で揺れ動く。 それを分かりやすくCG地図で指し示してくれるのが、ドラマガイドとしては秀逸だなぁ、といつも感じています。 毎回テンプレートが変わるステージを見せられているようで、ゲーム世代の状況把握能力に則した作りである、という気もする。  その刻々と変化する状況のなかでメインの動きを見せるのが...

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NHK 「震災から5年 明日へコンサート」 SMAPの存在を実感する契機

 東日本大震災から5年と1日が経った12日、被災地の復興を念頭に置いた生放送のコンサートが福島県の會津風雅堂をメイン会場に行なわれたのですが、その全体的な印象はまるで 「プチ紅白」 のようでした。  司会がSMAPの中居クンと有働由美子アナで、曲の前説に出てくるスーパーインポーズの体裁、そして巨大スクリーンをバックに繰り広げられる演出などが紅白歌合戦にかなり似せた作りをしていたからで、それが會津風...

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2016年3月 5日 (土)

「真田丸」 第8回 信繁が開けた 「大人への扉」

 北条と上杉のぶつかり合いに挟まれた昌幸が次に打った手は、息子信繁を上杉に送り込み、元は武田家家臣で今は上杉についている春日信達を北条方に寝返らせよう、とするものでした。  意気揚々と信達の調略に向かった信繁でしたが、昌幸の本当の狙いは…というのが今回の内容。  ちょっとウィキで調べてみたんですが、春日信達は真田昌幸らと内通していたことが発覚して、上杉景勝に殺された、とありました。 つまり信達は信...

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2016年2月27日 (土)

「真田丸」 第7回 過ぎたることを 「未だ」 及ばざるが如しと考えられること

 今回も、まさみはやってくれました(笑)。  滝川一益(段田安則サン)のもとに真田のおばば様とり(草笛光子サン)とともに人質になっていたきり(まさみ)。 助けに来た信繁(堺雅人サン)に①開口一番 「やだっ!」(笑)。 まだ 「マジで?」 と言わないだけマシだが(笑)、「のどが渇いた」 と急かす大御所のおばば様に 「我慢してください人質なんですから」 と横柄な口を聞いていたそばからだから、まー視聴者...

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2016年2月21日 (日)

2015年、独断と偏見によるテレビドラマアワード

 アカデミー賞も近いことですし(笑)。 とりあえず私の見た範囲での、2015年テレビドラマの順位表などつけてみようかと。  ではエントリー。 やはり 「最終回まで見た」、というのがいちおうの基準となっております。 冬ドラマ(1-3月) 「問題のあるレストラン」(フジ) 「風の峠~銀漢の賦」(NHK総合) 「アイアングランマ」(NHKBSプレミアム) 「○○妻」(日テレ) 「残念な夫。」(フジ) 「...

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2016年2月20日 (土)

「真田丸」 第6回 「軽い」 というベクトルを使った信繁の落胆

 これまで天真爛漫に戦国の世を育ってきた真田の 「小伜」 信繁(堺雅人サン)が人生で初めて味わう 「蹉跌」。 三谷脚本はその重要事を、自らのストーリーテラーとしての 「軽さ」 を逆手にとって料理した、というのが第6回 「迷走」 に対する私の感想です。 あいかわらず話の流れを形作るのがうまい。 そしてその回その回ごとに見る者の気持ちをさらっていく 「本丸の仕掛け」 が違う。  明智の残党狩りを逃れ安...

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2016年2月10日 (水)

「真田丸」 第5回 「ゴシップ」 目線で見た本能寺

 このところ 「真田丸」 に特化している我がブログ。 冬ドラマのレビューそっちのけでありますが、なんかこの大河ドラマのレビューは、書きやすい気がしてどうしても優先しちゃうんですよ。  そもそも私の場合 「感想を書きたくなるドラマ」 というのは、一概に 「よく出来たドラマ」「面白いドラマ」 というだけでは無理なところがあります。 出来がいいからこそ、きちんとした感想を書かねばならない気がしてくるし、...

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2016年2月 6日 (土)

「真田丸」 第4回 カマの掛け合い化かし合い

 今年の大河ドラマで好感が持てるのは、「それ以上でもそれ以下でもない語り口」 のような気がします。  主人公の真田家は信州の小さな地域を束ねる戦国武将であり、けっして戦国時代を中心で動かしているわけではない。 また、主役の信繁(堺雅人サン)はあくまで真田の次男坊としての立場を失わず、軍議にも出なければ立ち聞きもせず歴史の重要場面に立ち合うなんてこともまったくない。  何でもかんでも主人公たちの手柄...

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2016年1月31日 (日)

「真田丸」 第3回 「飽きさせない」 ための技術

 すでに去年の 「花燃ゆ」 が記憶の彼方に行きつつある昨今ですが(笑)、今年の 「真田丸」 を第3回まで見ていて、「ドラマを飽きさせないことって、こういうことなんだな」 と思い知ることが多いです。 「花燃ゆ」 なんか、見ている途中で何十回寝たことか。  つまり、「どーでもいいことを延々とやられる」 と、寝てしまうんですよね。 「この人はこれだけみんなに尽くしました、これだけのことをやりました」 と...

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2016年1月30日 (土)

2016年冬ドラマ…その3 「家族ノカタチ」

 「第1回目を見て」 という時期じゃなくなってきたのでタイトルを若干変えまして(笑)。 今回の俎上は 「家族ノカタチ」(TBS日曜夜9時) でございます。  「39歳の独身貴族(香取慎吾クン)と32歳バツイチ(上野樹里チャン)が問いかける結婚と家族のありかた」 みたいな前宣伝に正直あまり期待していなかったのですが、第2回までを見た印象では結構面白く、先がどうなるのか気になる感じに仕上がっています。...

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2016年1月24日 (日)

「真田丸」 第2回 大マジメな 「はぐらかし」 の妙

 三谷作品に漂う 「可笑しさ」 の質、それはアメリカンコメディの影響を受けたドタバタ…という分析はいいとして(笑)、奥さんと別れてからはなんか、どこか 「すべる」 ことに快感を感じているのではないか…という分析もいいとして(笑)。  それを 「ぼくちゃんたち面白いでしょ? ね? ね?」 みたいなノリでやられることに、ちょっと引いてしまう人も若干おられるのではないでしょうか。  今作 「真田丸」 に...

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2016年1月23日 (土)

2016年冬ドラマ、第1回目を見て その2(「ちかえもん」 だけ…)

 前回の終わりで 「一番面白く見たのは 『フラジャイル』」 などと書いてしまったのですが、そのあと見た 「ちかえもん」(NHK総合木曜夜8時) に、やられてしまいました(笑)。  この時代劇、スランプにあえいでいた近松門左衛門が傑作 「曽根崎心中」 を作るまでを、NHKの許容範囲において(笑)出来るだけパンキッシュに描いています。 流れとしては、大昔に美空ひばりサンなんかがやってた無国籍風の時代劇...

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2016年1月18日 (月)

2016年冬ドラマ、第1回目を見て その1

 実はこの記事の前の記事 「『ドラマの殺人』 について考える」 は、この記事になるはずでした。 あらためて 「どーしてそうなったのか」 を説明しながら話を進めていきたい、と思います(記事のコメント欄には書いたけど)。  まず、先の記事にも書いた通り、今回ちょっと 「刑事モノ、犯罪モノ」 という、普段ならパスするドラマまで、新番組はほぼ全部見てやろうと思いましてほぼすべて予約録画、そしてそのうち、2...

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2016年1月17日 (日)

「ドラマでの殺人」 を考える

 今年の冬ドラマ。  私は人が殺されるのとか刑事モノとか、そういうドラマを極力見ないようにしているのですが(それはそういうのが多いテレ朝のドラマを極力意識の中から除外している、ということでもある)、今回の冬ドラマは、あまりそうしたフィルターをあまり自分にかけずに見てみることにしました(でもやはり、テレ朝は除外、というパターンが多い)。  しかしこうしてあらためて見てみると、 「殺す」 だの 「殺さ...

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2016年1月10日 (日)

「真田丸」 第1回 NHK 「真田モノ」 の遺伝子

 今年51歳になるハシモトのテレビ鑑賞史のなかで(オーゲサ)、戦国武将の真田家との付き合いはいずれもNHK絡みになります。 まずはその、オッサンの長~い昔話を本年の大河ドラマの1発目にしていこうと思う。  ハシモトが真田幸村と最初に出会ったのは、NHK人形劇の傑作 「新八犬伝」 の後番組として放送された 「真田十勇士」(1975-77年)。  「新八犬伝」 は今は亡き坂本九サンが黒子として番組進行...

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