« 流星群 | トップページ | 小田和正 「クリスマスの約束」 の違和感 »

2008年12月30日 (火)

「風のガーデン」 をまだ見終えてない理由

 録りだめしたままのフジテレビのドラマ 「風のガーデン」 をまだ見終えてない。

 見終われば、緒形拳サンとも本当にお別れしなければいけない、という気がして嫌なのだ。

 周知のように、このドラマは緒形サンの遺作である。
 なのにこのドラマは、緒形サンが息子の死をみとる、という全く皮肉な設定だ。
 途中まで見た限りでものを言わせてもらえば、やはり息子役の中井貴一サンよりよほど緒形サンのほうが弱って見える。 それを見せようとしまいというようにどうしても見えて、却ってそれが痛々しい。

 それは私が緒形サンの病を先入観としてみているからかもしれない。
 だが私は、去年(2007年)のNHK大河ドラマ 「風林火山」 での緒形サンの武将役を見ていて、なんだか腹に力が入ってないような演技だな、とその時からすでに思っていた。 わざと抑えた演技をしているのか、といぶかったほどだった。 その時分から相当具合が悪かったのだろう。

 現場では相当芝居に対して厳しい人だったと聞くが、当の自分がかつてのような演技をできなくなったとき、いったいどのようにすべきか、その緒形サンなりの結論が、この「風のガーデン」 には結実している。

 私などはちゃらんぽらんな人間なので、このドラマのなかでの緒形サンの闘いを見るのは少々しんどいところがある。
 それも私が、このドラマを見るのを先送り先送りしてしまう一因なのだろう。
 だが、見なければならない。
 それが、緒形サンに対する礼儀というものだ。

|

« 流星群 | トップページ | 小田和正 「クリスマスの約束」 の違和感 »

テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521783/43570324

この記事へのトラックバック一覧です: 「風のガーデン」 をまだ見終えてない理由:

« 流星群 | トップページ | 小田和正 「クリスマスの約束」 の違和感 »