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2009年1月28日 (水)

「恋のから騒ぎ」 はいつまで続くのか?

 明石家さんまサンが司会の 「恋のから騒ぎ」。
 彼のほかの番組と同じく、長寿番組の仲間入りをしている。
 しかし、今年も4月からの新メンバー募集などと番組の最後にやっているが、この番組、いったいいつまで続くのだろうか?

 この 「から騒ぎ」 という番組、さんまサンがやっているほかの長寿番組と違う点は、さんまサンとから騒ぎメンバーとの関係というか距離が、番組開始当初から、だいぶ変質している点だ。
 この番組は、企画の変更みたいな明確な番組内容の変化がない。 だのにここまで番組全体の印象が昔と今とで違うのも、珍しい。

 昔の 「から騒ぎ」 は、さんまサンが若かったのもあって、から騒ぎメンバーのさんまサンに対する目には、一種の恋愛感情が存在していた。 それがここ数年は、さんまサンの高齢化も相まって、さんまサンは全く恋愛対象としてから騒ぎメンバーから見られなくなっている。 さすがさんまサンは、そのことも逆手にとってお笑いに結び付けるのだが、長年さんまサンを見てきた私としては、それがどうにも歯がゆい。

 「男女7人」 のころのさんまサンは、今のお笑いの連中など歯牙にもかけぬカッコよさだった。 さすがの大女優大竹しのぶも惚れちまうのも道理、というほどに。 それまでの日本で、コメディアンなのにかっこいい、というカテゴリーの男は、さんまサンが初めてだったのだ。 キムタクが現れるまで、さんまサンというのは、新しい時代のモテ男の象徴的存在だったと言っていい。

 その彼が、から騒ぎメンバーから 「気持ち悪い」 だの 「あり得ない」 だのあしざまに言われるのは、まるで私たちの世代まで罵倒されているようですこぶる気分が悪い。
 だいたいから騒ぎメンバーにさんまサンに対する思い入れがないから、ここ数年は、卒業シーズンになっても、卒業スペシャルになっても、別れるのがイヤで泣くやつのいないこといないこと。 あれを見て、こちらも、ああこの連中も結構いいとこあんじゃん、などと見直したもんなんだが。

 以前のトヨタ一社提供というのがなくなったのも大きい。
 今はパチンコ屋とかサラ金屋とか、提供する会社の質が変わるだけで、これほど番組自体のイメージが変わるとは、私も思わなかった。

 「から騒ぎ」 という番組のコンセプト自体が、さんまサンと30歳以下の若い女性との恋愛トーク番組、という性格上、さんまサンの高齢化で成立しにくくなっているというのは確かにある。 だが、60歳や70歳を迎えたさんまサンが、若い女性に突っ込みを入れている、というのも、それはそれであり得ない話ではない気はする。 その図式を、さんまサンも模索している段階なのかもしれない。

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