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2009年1月 8日 (木)

「もう一度見たい教育テレビ」 ホントに見たい番組は

 教育テレビが放送開始50年とかで、「もう一度見たい教育テレビ」 という特集を組んでいた(2009年1月第2週)。

 全く知らない番組が多く、世代間で見たいものがあまりに違うことを痛感したのだが、私が幼児だったころに放送されていた 「ブーフーウー」 を見ることができたのは嬉しかった。

 「おかあさんといっしょ」 枠でやっていたことすら覚えていなかったが、この 「ブーフーウー」 で私の記憶に強烈に残っているのが、オオカミが歌う物悲しい歌だった。
 確か 「お月さまは青いよ…悲しいからオレは泣く…うう…うう…」 という歌詞だったが、いつも3匹の子豚をいじめて嫌われ者の存在だったオオカミの悲しみが痛いほど伝わってくる歌だった。
 私が感じた、かなしい、という感情の最も原初的体験だろう。

 「おかあさんといっしょ」 と言えば、番組の途中で流れる、クラシック音楽に合わせて鳥が羽を広げたり閉じたりするアニメ映像も、強く印象に残っている。 バックに流れていたクラシック音楽は、「かっこう」 の声が入るのだが、あの曲が何なのか、未だに分からない。 「かっこうワルツ」 ではないのだ。 (誰かご存知の方、いらっしゃいませんか?)

 小学校で、道徳の時間に見た番組は、「くちぶえふいて空地へ行った」 という曲が印象的だった。

 ドラマではいつもいやな出来事が起こって、その番組を見終わると、登場人物のどこがいけないのかを話し合ったかノートに書いたか、ともかくその一連の作業があまり気持ちのいいものではなかった。 多かれ少なかれ、自分にも思い当たるような 「後ろ向きの心理状態」 を書くわけだから。 まあ、それが 「道徳」 の授業というものなのだけれど。

 その番組の歌だが、こう続く。
 「知らない子がやってきて/遊ばないかと笑っていった/ひとりぼっちはつまらない/誰とでも仲間になって友達になろう/くちぶえふいて空地へ行った/知らない子はもういない/みんな仲間だ仲良しなんだ」

 私は、この歌に出てくる 「知らない子」 は、笑ってどこかに行ってしまって、後に残ったのは知っている仲間だけ、という解釈を長いことしていた。
 しかしよく考えてみると、それってずいぶん排他的なんじゃないかと、あるときふと気付いた。
 要するに、「遊ばないかと笑っていった」 の部分は、「笑って行った」 んじゃなくて、「笑って言った」 んじゃないかと。
 そう考えると、この歌は、知らない子も今度は一緒になって仲良く遊んでいるという歌ではないか。

 思えば子どものころは、そんな勘違いでばかり何事もとらえていた気がする。

 また、たぶん小学校のころだと思うが、そのころの中学だか高校だかの日本史講座の番組があって、そのテーマ曲がヤケに恐ろしかったのをよく覚えている。 フルートの音色だったろうか、それがオーケストラとユニゾンでメロディを奏でるのである。 怖かった。
 日本史講座なので、タイトルバックには仏像やら埴輪やらが映っていたか何かして、それが怖かったのかもしれない。

 小室メロディが流行っていたころ、なんかその日本史講座みたいなメロディだなあと思ったことがあったりした。 もしかすると、小室サンに影響を与えた冨田勲サンつながりなのかもしれないなあ。 「きょうの料理」 をはじめとして、冨田勲サンは、NHKの番組のテーマ曲を、よく作っていた印象があるから。
 まあ、調べようもない話だけれど。

 「くちぶえふいて」 も日本史のテーマ曲も今回の特集では出てこなかったが、私の年代あたりでは、本当に見たい番組は、VTRも失われた状態である場合が多いらしい。

 「思い出は心のなかにしまっておく。 ここが一番安全だ」 とキャプテン・ハーロックも語っていたが、改めて見直して失望するよりも、自分の記憶のなかで反芻するほうがよほどいいのかもしれない。

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    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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