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2009年1月11日 (日)

「吉田照美のやるマン」 最強のクロストーク

 関東以外の人には馴染みがないだろう話。

 ラジオの文化放送の「吉田照美のやる気MANMAN」、通称 「やるマン」。 20年も続いたオバケ番組だった。
 私が社会に出だしたころから始まったので、私のキャリアと共に続いた番組だった。 車のなかでよく聞いたものだ。

 ひところは聴取率トップを50何回も続けたりしていたが、ニッポン放送のテリー伊藤サンに負けることが多くなり、一昨年にその長い歴史を終えた。
 「やるマン」が終わる、という一報を聞いた時は、またいつもの冗談かと思ったが、それが事実だと判明して、あって当たり前だったものがなくなるという、えも知れぬショックを受けたものだ。 終わってからだいぶたつが、未だに仕事で午後車に乗ると、「やるマン」 のないことに一種の喪失感を覚える。

 この番組を聴き始めた当初、結構衝撃的だったのが、パーソナリティの吉田照美サンが、アシスタントの小俣雅子サンの滑舌の悪さに、ツッコミを入れまくっている点だった。 いや、そんな生易しいものではない。 罵倒しまくっている感じだった。

 当時文化放送の局アナだった小俣雅子サンは、確かにアナウンサーとしてはトチリが多く、その癖早口でしゃべろうとするプロ意識だけはあるために、原稿を読むとき少ぉーし、つーか、だいぶ変なしゃべり方をする人なのだ。
 一例をあげると、番組スポンサーのひとつである 「特製春雨マロニー」 を普通に言えない(笑)。 トチらないように言おうとするあまり、トクセーイハルサメ (ハルサメの部分は早口です…笑)と、ハルサメの部分だけ半角文字みたいな勢いで言ってしまうため、エラク不自然に聞こえるのである。
 Mr.チルドレンもまともに言えたためしがない(笑)。 提供をまともに言えなかったため、スポンサーを降りてしまった企業もあるほどだ。 って話だったけどホントなのかなあ?
 とにかくその小俣サンの滑舌の悪さがおかしくて聴き続けたっていうのもあるかもしれない。

 番組開始当初は、文化放送の先輩だった小俣サンに照美サンも一応敬意は払っていたのだが、あまりにトチってばかりなので次第に業を煮やしてけなし始めたらしい。
 それにしたって、バカだのしっかりしてくれよだの、そこまで言わんでもよかろう、という罵倒の仕方で、しかもそれがほとんどケンカ寸前のツッコミだったところに、ある種の緊張感があった。 だが小俣サンは、自分で自分のしゃべりが変だということに自覚を持っていて、照美サンのツッコミに笑いこけてしまうところに、この番組の絶妙のバランスが生じていたのだ。

 一度小俣サンが、なんだか虫の居所が悪かったのか、照美サンのそのツッコミにいちいちまともに返してしまう回があり、そのことに腹を立てた照美サンが 「オレ帰る」 と言い出した。 それに小俣サンは 「帰りたいんならどうぞ」 みたいに受け答えしてしまったために、ホントに照美サンが帰ってしまったことがあった。
 パーソナリティが帰ってしまうというのは、いかにこの番組が過激だったかを示すエピソードであろう。 そしてこのエピソードは、いかにこのふたりのせめぎ合いにおけるバランス感覚が番組の魅力であったかを、如実に示している。

 その証拠に、照美サンか小俣サンのどちらか片方が番組をお休みしたときの 「やるマン」 は、ひどく物足りなさを感じたものだ。
 照美サンだけの時は、さすがにその物足りなさを補う部分もあるのだが、小俣サンが照美サン以外の人と 「やるマン」 をやると、つっかえ棒がなくて、なんだか聴いていてイライラしてくるのだ。 それは、照美サンが小俣サンに対して感じていたイライラと、どこか共通のものだったのかもしれない。

 要するに、このふたりは、仲は最悪の悪さだったというのに、コンビとしては最高だったのだ。

 「やるマン」 の終了は、その最高のコンビによるクロストークが聴けなくなった、という点で、ラジオ界の大きな損失だった。
 実にもったいないことだと思えて仕方ない。
 このコンビは、ラジオ界の大きな財産だった。 このふたりをコンビにしようと企画した人を、私は誉めたたえたいくらいである。 大沢悠里サンとさこみちよサンに匹敵する名コンビだと、私は思うのだが。

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コメント

まったく同感ですm(_ _)mやるまんがなくなって何か世の中というか自分の人生さえ終わった感じがしますよ(>__<)

リスナーだったひとりです☆様
コメント、ありがとうございます。

同じコメントが重複していたので、ひとつは削除しておきました。 ご諒解のほどを。

「自分の人生が終わった」 なんて言わず、頑張りましょう!happy01

でもまあ、あれだけの番組はそうそうない気がしますです。 照美サンのポテンシャルを最高に引き出せたと思いますよ、小俣サンは。 現在隠遁同然(?)なのがラジオファンとしてはさびしいところです。

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

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    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

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    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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