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2009年3月 4日 (水)

「ポッパーズMTV」 私のリストその1、って続くのか?

 以前、TBSで1985年あたりに放送されていた 「ポッパーズMTV」 の記事を書いたら、ポツポツではあるが、意外とコンスタントにアクセスが来る。 特に、「ピーター・バラカン」 氏の検索で、私の記事はよく引っかかるようだ。

 この番組、私は放送時間にはちゃんとテレビの前に座って、曲がかかるたびに一時停止してスタンバイしていたビデオを回したものだ。 そうして番組終了までに、全部で30時間以上になるビデオライブラリーが出来上がった。
 番組の放送時間はどんどん深夜にずれ込んでいき、こちらもだんだんその作業が大変になってきたのだが、とうとう番組が終わります、という告知を聞いた時には、とてもショックだった。 ネットを見ると、私のほかにも、そういう人は多かったようだ。 この番組に思い入れのある人が結構いることに、なんとなく嬉しさがこみあげてくる。

 それじゃ、ってんで、私が当時ビデオデッキとにらめっこをしながら作ったポッパーズのビデオクリップ集の中身を書いてみることにした。
 ただし今日はそのほんの一部。 しかも当時私がボツ扱いにしたものは入っておりません。 抜けているものがあるとはいえ、これは後から編集したものではないので、放送した順番であることは確かです。 私の当時の判断で、今週ははずれだったなーというときなど、ごっそり抜けていることもありますが。 ただしメッチャ長ーいので、根気のある方だけ、お読みください。

ドアーズ 「ラヴ・ミー・トゥ・タイムズ」 セピア色のスタジオ収録画面に写真が時々割って入る。 3連の場面では、リズムに合わせて写真が変わる。 結構狙って作った感じ。 ジム・モリスン、カッコいい。 最後は彼がカメラに向かって一発パンチを食らわせるところで終わる。

シンディ・ローパー 「ハイスクールはダンス・テリア」 シンディ、はじけまくってます。 途中電話の受話器を逆さまにとるシーンは、たぶんNGをそのまま使ったんだと思う。

ユーリズミックス 「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン」 傑作。 イギリス北部か、寒そうな所がロケ地。 空の色はなんか、加工がかかっている。 ビデオクリップの芸術性という面に初めて気付かされた作品でもある。

ビリー・ジョエル 「ロンゲスト・タイム」 ビリー・ジョエルのビデオは、彼の演技がわざとらしいのが多くて、あまり好きではなかった。 特にサックスで彼のバンドに途中から入ってきたマーク・リベラという人がなんかイヤで、どうしてリッチー・カナータがいなくなったのか不満だったのを覚えている。 ビデオは学校での同窓会で、昔の自分たちと出会う、という内容。 用務員のオジサンが、ウィッキーさんみたい。

ビートルズ 「抱きしめたい/プリーズ・プリーズ・ミー/ラヴ・ミー・ドゥ」 どうも特別に作られたものらしく、最初 「サージェント・ペパーズ」 のBGMで彼らのアメリカ訪問の映像が流れる。 あとは、目新しいとこなし。

「ア・トリビュート・トゥ・ジョン・レノン」 15分くらいの特別編集版。 ポッパーズで放送されたんだっけな。 「ベストヒットUSA」 だったかも。 目まぐるしく曲が変わり、今日的には珍しいものがなく、希少性なしか。 あるとすれば、この編集版自体の存在だろう。 「レイン」 のプロモとか見たことなかったから、当時は数秒でも結構おいしい映像だった。

ジョン・レノン 「アイム・ステッピン・アウト」 たぶん改変される前のやつ。 最後にジョン、ヨーコ、ショーンの家族3人で裸になって水浴びに行くところで終わる。 おそらくこれはのちにカットされたシーンだと思うが、結構ドキッとすることは確かだ。

ユーリズミックス 「ライト・バイ・ユア・サイド」 凝った作りばかりだったユーリズミックスにしてはストレートなライブそのまんま収録編。 それでも、それまで神秘的なアニーしか見たことがなかったので、こういうアップテンポでお茶目なところは、実に新鮮で魅力的に見えたものだ。

プリテンダーズ 「ラヴ・アンド・ヘイト」 キャバーンっぽい地下室みたいなところで撮影された、とっても渋いビデオ。 確か番組でのベスト・ビデオクリップに選ばれた気がする。

ドナルド・フェイゲン 「ニュー・フロンティア」 50年代ファッションの若いカップルが核シェルターに入るという設定のビデオ。 途中ソ連のプロパガンダ的なアニメが入ったり、ポップアートを動かすようなしゃれたことをやっている。 冷戦や核戦争などがまだまだ身近だった時代のクリップといえる。

カルチャー・クラブ 「ポイズン・マインド」 ボーイ・ジョージ、最近はボロボロですが、このころは輝いてました。 美しいオカマ、という人種の人を見たのは、この人が初めてだった気がする。 ニュー・ハーフやSHAZNAが出るずいぶん前の話だ。

ジョー・ジャクソン 「ステッピン・アウト」 ポスト・ビリー・ジョエルとして注目していたんだが、顔がちょっとトカゲみたいで、結局ハマれなかった。 アルバム買ったら、この曲しか良くなくて。 ビデオ自体はよくできていて、ホテルのメイドがセレブな客の衣装をちょっとの間拝借するという、少しスリルのある内容だ。

ボズ・スキャッグス 「ジョジョ」 特にコメントありません。 どうして残したのかな。

ブルース・スプリングスティーン 「ロサリータ」 ライブ映像。 結構長い。 客席から女の子がどんどんステージに上がってくる。 後半の盛り上がりはすごいが、もっとクリアな映像で見たいものだ。 ちょっとダレます。

クイーン 「サムバデイ・トゥ・ラヴ」 これはおなじみのやつかな。

ポリス 「ロクサーヌ」 照明が凝っているが、映像のキメが粗いと、ちょっと汚らしく見えるかな。 スティングの高音は、いっしょに歌うと確実にノドいかれます。

ロキシー・ミュージック 「アヴァロン」 アルバムジャケットそのままの華麗な作り。 シティ・ガイなんて言葉を、久々に思い出した。 こんな気取ったやつ、バブル時代はよくいたよなぁ~。

ポール・マッカートニー&マイケル・ジャクソン 「セイ・セイ・セイ」 当時はMTVとなると必ずかかってたな、この曲。 マイケル、このころはまだ、色黒だった(笑)。 リンダがキレイだ。 ジャネット・ジャクソンぽい女の子も出てくるんだけど、ジャネットだったのかなあ。

ビリー・ジョエル 「素顔のままで」 ライブ映像。 ライブだから変な演技まったくなし。 ビリー、カッコよかったよなあ、このころ。

ジョー・ジャクソン 「ホワット・ユー・ウォント」 観客を集めて一発録りレコーディング、それをそのままアルバムにするというので、皆さんキンチョーしまくってます。 ジョー・ジャクソンは、この時がいちばん華でしたね。

カーズ 「ユー・マイト・シンク」 これも有名なビデオ・クリップだよなあ。 リック・オケイセック、虫歯菌になったり、ハエになったり、クビが飛んだり、頑張ってます。 いじられまくってます。

ユーリズミックス 「フー・ザット・ガール?」 ピーター・バラカン氏が、このクリップのアニー・レノックスが一番かわいいとか申しておりました。 確かに。 フランスの、イエ・イエっぽくて。

プリテンダーズ 「アイ・ゴー・トゥ・スリープ」 クリッシー・ハインドの顔のアップに、あの頃は結構ときめいたものだったが、今見るとそうでもないか。 Tシャツの胸ポッチを初めて見たせいかな。

ハービー・ハンコック 「ハード・ロック」 スクラッチというものを聞いたおそらくもっとも初期の曲が、これだった。 落書きだらけの地下鉄が舞台なのだが、最近じゃもうないんでしょ?地下鉄の落書き。 しかし、このクリップは、傑作だ。

エヴリシング・バット・ザ・ガール 「イーチ・アンド・エヴリワン」 うわあー。 これっスよ。 ハマりました。 名作です。 曲もビデオも。 涙が出ます。 言うことなし。

フリー 「マイ・ブラザー・ジェイク/ザ・スティーラー」 このクリップって、結構お宝ものの部類に入ると思うんだけど。 レコードそのまま口パクものじゃないし。 ハタチそこそこでこの渋さ。 超越している。 ポール・ロジャース。 ポール・コゾフ。 こないだBS2の 「熱中夜話」 でハマったバンドに、客席の多くがフリーを挙げていたのに、全く話題にされず、私としては非っっ常ぉぉーに不満でした。

ペンギン・カフェ・オーケストラ 「ホワイト・ミスチーフ」 結構前衛的。 曲は単調、あっという間に終わるのに、なのに味わいがある、傑作クリップ。 ギターを持て余すと、この曲を弾いたりします。 クイーンの 「アンダー・プレッシャー」 のベースと同じ感覚ですな。

エルヴィス・コステロ 「アイ・ウォナ・ビー・ラヴド」 これもベストクリップに名を連ねていた。 証明写真用ブースに入ったコステロさんが、わけも分からずいろんな人からキスされまくる、という、とっても変で、とっても笑えるビデオだ。 モノクロなのに、キスされる瞬間だけカラーになる。 誰が考えたんだろう、このアイディア。 傑作。

カーズ 「ドライヴ」 「ユー・マイト・シンク」 のハチャメチャぶりとは打って変わって渋いビデオ。 男 ( リック ) とケンカ別れする女の子のかわいいことかわいいこと。 ビデオクリップって、こういう女の子が出てくると、もうそれだけで思い入れ度が、アップしたものです。

デヴィッド・シルヴィアン 「レッド・ギター」 この人もポッパーズの常連だった。 このクリップも、何回か放送されたと思う。 実に芸術的で、ポッパーズで流れるビデオの象徴的存在のような気がする。 曲もいい。 特に、若い時は、この手の曲についていけないものだが、私は、ハマりました。

スティービー・ワンダー 「心の愛」 赤い受話器を持ちながら歌うスティービー。 ビデオ的には平凡な作りだが、歌が良すぎ。 モノリスみたいなのが浮かんでいて、ハトがそれをぶっ壊す。

ドクター・ジョン 「ジェット・セット」 要するに、今でいうところのヒップ・ポップなんだが、当時はそんなジャンルはなかった気がする。 でも、ブレイクダンスは今風だし、もうすでに、当時から形は出来上がっていたように、このビデオでは見える。

マドンナ 「ライク・ア・ヴァージン」 マドンナ、というと嫌そうにしていたバラカン氏を思い出す。 だがこのころはまだ出はじめの頃で、ポッパーズでも、結構頻繁にかかっていた。 意外だが。 よくできたビデオが多かったのだと思う。

ポリス 「アラウンド・ユア・フィンガー」 ロウソクをずらっと並べた中を、スティングが走り回る。 あぶねえあぶねえ。 しかも、このビデオ、もともとは倍速あたりで撮ったやつを普通の速度に直しているから、スローモーションのくせにリズムが合っている。 この手の表現方法は、このビデオで初めて見た。 これも傑作であろう。

トト 「ストレンジャー・イン・タウン」 殺人者が子供には聖人に見えた、という、今にして思うと大したことのない内容のビデオ。 出来は決して悪くはないのだが、こういうビデオの内容が元の曲に要らぬイメージを与えてしまうという、ビデオクリップの功罪も、バラカン氏はよく口にしていた気がする。

ジュリアン・レノン 「ヴァロッテ」 彼が出てきた時の衝撃は、相当なものだった。 なんたって、父親とクリソツだったのだから。 しかも曲は 「イマジン」 をほうふつとさせるし。 バラカン氏は、「この曲でデビューするより、次にシングルカットされた『トゥー・レイト・フォー・グッドバイ』 のほうがよかった」 と話していたことを思い出す。

レイ・パーカーJr.「ゴーストバスターズ」 こんな曲もポッパーズで流れてたんだなあ。 当時流行っていたので、何の考えもなく残してしまいましたが。 何かこの映画、デジタルリマスター処理されたきれいな画像のものを見てみたいです。

カーズ 「ハロー・アゲイン」 あまり大したことのないビデオですな。 倒錯した世界が出てきますが。 アンディ・ウォーホルが作ったとかで、本人も出ているが、つまんないです。 確かこの後すぐに死んじゃったような記憶があります。

ウィングス 「アロー・スルー・ミー」 こういうビデオのお宝度ってどうなのかな。 マイケルの 「オフ・ザ・ウォール」 みたいな画面の処理をしているけど。 ポールって、「幸せの予感」 とか、キーボード主体の曲を、この当時は結構作っていた気がする。

ピート・タウンゼント 「ラフ・ボーイズ」 ホントなのかハッタリなのか、ビリヤードをやっている不良っぽいアンチャンたちに、ギターを演奏しながら絡みまくるピート・タウンゼント。 結構ウザったがられているのだけはわかる。 腕グルグルも、やってくれます。

ブライアン・フェリー 「レッツ・スティック・トゥゲザー」 ポッパーズが放送された時点でこの曲は結構昔の曲の部類だったが、私がこの人を初めて見たのは、この曲のこのビデオだった。 そのイメージがずっとあって、ブライアン・フェリーというと、ああ、あの酔っぱらいのオッサンね、という反応をしていた。 このビデオの彼は、酔ってるでしょう。 たぶん。

ハニードリッパーズ 「シー・オブ・ラヴ」 ロバート・プラントという人の顔を初めてまじまじと見たのが、このビデオだった。 とてもじゃないが、この人がレッド・ツェッペリンのヴォーカルだとは、思えなかったものだ。

ジミ・ヘンドリクス 「アー・ユー・エクスペリエンスド」 たぶんなんかのレコードの再リリースかなんかで新たに作られたクリップであろう。 コマ撮りやらいろいろ凝ってはいるが、あのギターに火をつけてぶっ壊すのは、どうもなあ、といつも引いてしまう。 楽器は、大切にしなきゃ。 高いんだから。 この曲と 「パープル・ヘイズ」 だけでジミヘンを判断してしまった私であった。

トム・トム・クラブ 「ジェニウス・オブ・ラヴ」 確かマライヤ・キャリーか誰か、この曲をサンプリングしてたなあ、最近。 ビデオの方は全編サインペンで描かれたアニメーション。 曲同様にシュールな出来。

バンド・エイド 「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」 あとからアメリカに丸ごとパクられる(「ウィー・アー・ザ・ワールド」)ために、妙にイギリスのミュージシャンたちがしょぼく見えてしまう。 それに、25年もたってみても、知らない人は知らないという、私のこの知識の広がりのなさ。 ボノくらいか、分かるようになったのは。 あの曲が出た当時、U2って、名前しか知りませんでした。

アラン・パーソンズ・プロジェクト 「ドント・アンサー・ミー」 アメコミ風のアニメーション。 私の周りには、このクリップにしびれた友達が多かった。 私は、登場人物たちがしゃべる口語の英語が分からず、イライラしたものだ。

デヴィッド・シルヴィアン 「ジ・インク・イン・ザ・ウェル」 「レッド・ギター」よりは芸術性が抑えられてはいるが、やはり渋さは変わらない。 個人的には名曲だと思う。 評価の分かれるところではありますが。

ロバート・ワイアット 「シップビルディング」 エルヴィス・コステロがゲストとして参加。 ビデオは普通の出来だが、この曲はつくづく、名曲だと思う。 当時はこうした 「ジャジー」 な曲がオシャレ、という評価をよく受けていたが、この曲の普遍性は一歩抜きんでている。

坂本龍一 「レプリカ」 バラカン氏は当時坂本サンの事務所にいたとかで、その手の話をよくしていた覚えがある。 このクリップは今で言うならデジタル画像処理、とでも言うのだろうか、それがこれでもかこれでもかというくらいのシュールさで迫る。 今見ても斬新だ。

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース 「ハート・オブ・ロックンロール」 イナカのオッサンが大都会に出てきて、みんなのブッ飛んだ格好を見て口をあんぐりあけている、といった絵が面白い。 ちょいダサ、の大元祖であるヒューイ・ルイスの面目躍如だろう。

シーラE 「グラマラス・ライフ」 プリンスの恋人として出てきたシーラE、さすがに今見ても魅力的。 最近は、リンゴ・スターのバンドに加わっているとか消息を聞いたが。 「タモリ倶楽部」 のBGMとしてはまだよく使われる。 「白井(シーラE…シーライー…ですね)サン」 とか。

ブルース・スプリングスティーン 「ボーン・イン・ザUSA」 ああー、流行ったなあ、コレ。 この人の歌って、歌詞を読まないと本当に聴いたことにならないんだけど、私はそこまで興味がなかったので、ただ聴くだけで、単調な曲だなあと、思っておりました。

ポリス 「シンクロニシティⅠ」 ライブ映像。 いやー、カッコいいです。 このアルバムも、相当流行っていた。

 やー、まだ始まったばかりです。 これ、全部レビュー書くのか? やんなってきた(笑)。 でも、紹介したいビデオクリップ、まだあるんだよなあ。 ピーター・ゲイブリエルとか。
 ご要望があれば、続編も書きたいと思います。

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  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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