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2009年3月 4日 (水)

「ポッパーズMTV」 私のリストその1、って続くのか?

 以前、TBSで1985年あたりに放送されていた 「ポッパーズMTV」 の記事を書いたら、ポツポツではあるが、意外とコンスタントにアクセスが来る。 特に、「ピーター・バラカン」 氏の検索で、私の記事はよく引っかかるようだ。

 この番組、私は放送時間にはちゃんとテレビの前に座って、曲がかかるたびに一時停止してスタンバイしていたビデオを回したものだ。 そうして番組終了までに、全部で30時間以上になるビデオライブラリーが出来上がった。
 番組の放送時間はどんどん深夜にずれ込んでいき、こちらもだんだんその作業が大変になってきたのだが、とうとう番組が終わります、という告知を聞いた時には、とてもショックだった。 ネットを見ると、私のほかにも、そういう人は多かったようだ。 この番組に思い入れのある人が結構いることに、なんとなく嬉しさがこみあげてくる。

 それじゃ、ってんで、私が当時ビデオデッキとにらめっこをしながら作ったポッパーズのビデオクリップ集の中身を書いてみることにした。
 ただし今日はそのほんの一部。 しかも当時私がボツ扱いにしたものは入っておりません。 抜けているものがあるとはいえ、これは後から編集したものではないので、放送した順番であることは確かです。 私の当時の判断で、今週ははずれだったなーというときなど、ごっそり抜けていることもありますが。 ただしメッチャ長ーいので、根気のある方だけ、お読みください。

ドアーズ 「ラヴ・ミー・トゥ・タイムズ」 セピア色のスタジオ収録画面に写真が時々割って入る。 3連の場面では、リズムに合わせて写真が変わる。 結構狙って作った感じ。 ジム・モリスン、カッコいい。 最後は彼がカメラに向かって一発パンチを食らわせるところで終わる。

シンディ・ローパー 「ハイスクールはダンス・テリア」 シンディ、はじけまくってます。 途中電話の受話器を逆さまにとるシーンは、たぶんNGをそのまま使ったんだと思う。

ユーリズミックス 「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン」 傑作。 イギリス北部か、寒そうな所がロケ地。 空の色はなんか、加工がかかっている。 ビデオクリップの芸術性という面に初めて気付かされた作品でもある。

ビリー・ジョエル 「ロンゲスト・タイム」 ビリー・ジョエルのビデオは、彼の演技がわざとらしいのが多くて、あまり好きではなかった。 特にサックスで彼のバンドに途中から入ってきたマーク・リベラという人がなんかイヤで、どうしてリッチー・カナータがいなくなったのか不満だったのを覚えている。 ビデオは学校での同窓会で、昔の自分たちと出会う、という内容。 用務員のオジサンが、ウィッキーさんみたい。

ビートルズ 「抱きしめたい/プリーズ・プリーズ・ミー/ラヴ・ミー・ドゥ」 どうも特別に作られたものらしく、最初 「サージェント・ペパーズ」 のBGMで彼らのアメリカ訪問の映像が流れる。 あとは、目新しいとこなし。

「ア・トリビュート・トゥ・ジョン・レノン」 15分くらいの特別編集版。 ポッパーズで放送されたんだっけな。 「ベストヒットUSA」 だったかも。 目まぐるしく曲が変わり、今日的には珍しいものがなく、希少性なしか。 あるとすれば、この編集版自体の存在だろう。 「レイン」 のプロモとか見たことなかったから、当時は数秒でも結構おいしい映像だった。

ジョン・レノン 「アイム・ステッピン・アウト」 たぶん改変される前のやつ。 最後にジョン、ヨーコ、ショーンの家族3人で裸になって水浴びに行くところで終わる。 おそらくこれはのちにカットされたシーンだと思うが、結構ドキッとすることは確かだ。

ユーリズミックス 「ライト・バイ・ユア・サイド」 凝った作りばかりだったユーリズミックスにしてはストレートなライブそのまんま収録編。 それでも、それまで神秘的なアニーしか見たことがなかったので、こういうアップテンポでお茶目なところは、実に新鮮で魅力的に見えたものだ。

プリテンダーズ 「ラヴ・アンド・ヘイト」 キャバーンっぽい地下室みたいなところで撮影された、とっても渋いビデオ。 確か番組でのベスト・ビデオクリップに選ばれた気がする。

ドナルド・フェイゲン 「ニュー・フロンティア」 50年代ファッションの若いカップルが核シェルターに入るという設定のビデオ。 途中ソ連のプロパガンダ的なアニメが入ったり、ポップアートを動かすようなしゃれたことをやっている。 冷戦や核戦争などがまだまだ身近だった時代のクリップといえる。

カルチャー・クラブ 「ポイズン・マインド」 ボーイ・ジョージ、最近はボロボロですが、このころは輝いてました。 美しいオカマ、という人種の人を見たのは、この人が初めてだった気がする。 ニュー・ハーフやSHAZNAが出るずいぶん前の話だ。

ジョー・ジャクソン 「ステッピン・アウト」 ポスト・ビリー・ジョエルとして注目していたんだが、顔がちょっとトカゲみたいで、結局ハマれなかった。 アルバム買ったら、この曲しか良くなくて。 ビデオ自体はよくできていて、ホテルのメイドがセレブな客の衣装をちょっとの間拝借するという、少しスリルのある内容だ。

ボズ・スキャッグス 「ジョジョ」 特にコメントありません。 どうして残したのかな。

ブルース・スプリングスティーン 「ロサリータ」 ライブ映像。 結構長い。 客席から女の子がどんどんステージに上がってくる。 後半の盛り上がりはすごいが、もっとクリアな映像で見たいものだ。 ちょっとダレます。

クイーン 「サムバデイ・トゥ・ラヴ」 これはおなじみのやつかな。

ポリス 「ロクサーヌ」 照明が凝っているが、映像のキメが粗いと、ちょっと汚らしく見えるかな。 スティングの高音は、いっしょに歌うと確実にノドいかれます。

ロキシー・ミュージック 「アヴァロン」 アルバムジャケットそのままの華麗な作り。 シティ・ガイなんて言葉を、久々に思い出した。 こんな気取ったやつ、バブル時代はよくいたよなぁ~。

ポール・マッカートニー&マイケル・ジャクソン 「セイ・セイ・セイ」 当時はMTVとなると必ずかかってたな、この曲。 マイケル、このころはまだ、色黒だった(笑)。 リンダがキレイだ。 ジャネット・ジャクソンぽい女の子も出てくるんだけど、ジャネットだったのかなあ。

ビリー・ジョエル 「素顔のままで」 ライブ映像。 ライブだから変な演技まったくなし。 ビリー、カッコよかったよなあ、このころ。

ジョー・ジャクソン 「ホワット・ユー・ウォント」 観客を集めて一発録りレコーディング、それをそのままアルバムにするというので、皆さんキンチョーしまくってます。 ジョー・ジャクソンは、この時がいちばん華でしたね。

カーズ 「ユー・マイト・シンク」 これも有名なビデオ・クリップだよなあ。 リック・オケイセック、虫歯菌になったり、ハエになったり、クビが飛んだり、頑張ってます。 いじられまくってます。

ユーリズミックス 「フー・ザット・ガール?」 ピーター・バラカン氏が、このクリップのアニー・レノックスが一番かわいいとか申しておりました。 確かに。 フランスの、イエ・イエっぽくて。

プリテンダーズ 「アイ・ゴー・トゥ・スリープ」 クリッシー・ハインドの顔のアップに、あの頃は結構ときめいたものだったが、今見るとそうでもないか。 Tシャツの胸ポッチを初めて見たせいかな。

ハービー・ハンコック 「ハード・ロック」 スクラッチというものを聞いたおそらくもっとも初期の曲が、これだった。 落書きだらけの地下鉄が舞台なのだが、最近じゃもうないんでしょ?地下鉄の落書き。 しかし、このクリップは、傑作だ。

エヴリシング・バット・ザ・ガール 「イーチ・アンド・エヴリワン」 うわあー。 これっスよ。 ハマりました。 名作です。 曲もビデオも。 涙が出ます。 言うことなし。

フリー 「マイ・ブラザー・ジェイク/ザ・スティーラー」 このクリップって、結構お宝ものの部類に入ると思うんだけど。 レコードそのまま口パクものじゃないし。 ハタチそこそこでこの渋さ。 超越している。 ポール・ロジャース。 ポール・コゾフ。 こないだBS2の 「熱中夜話」 でハマったバンドに、客席の多くがフリーを挙げていたのに、全く話題にされず、私としては非っっ常ぉぉーに不満でした。

ペンギン・カフェ・オーケストラ 「ホワイト・ミスチーフ」 結構前衛的。 曲は単調、あっという間に終わるのに、なのに味わいがある、傑作クリップ。 ギターを持て余すと、この曲を弾いたりします。 クイーンの 「アンダー・プレッシャー」 のベースと同じ感覚ですな。

エルヴィス・コステロ 「アイ・ウォナ・ビー・ラヴド」 これもベストクリップに名を連ねていた。 証明写真用ブースに入ったコステロさんが、わけも分からずいろんな人からキスされまくる、という、とっても変で、とっても笑えるビデオだ。 モノクロなのに、キスされる瞬間だけカラーになる。 誰が考えたんだろう、このアイディア。 傑作。

カーズ 「ドライヴ」 「ユー・マイト・シンク」 のハチャメチャぶりとは打って変わって渋いビデオ。 男 ( リック ) とケンカ別れする女の子のかわいいことかわいいこと。 ビデオクリップって、こういう女の子が出てくると、もうそれだけで思い入れ度が、アップしたものです。

デヴィッド・シルヴィアン 「レッド・ギター」 この人もポッパーズの常連だった。 このクリップも、何回か放送されたと思う。 実に芸術的で、ポッパーズで流れるビデオの象徴的存在のような気がする。 曲もいい。 特に、若い時は、この手の曲についていけないものだが、私は、ハマりました。

スティービー・ワンダー 「心の愛」 赤い受話器を持ちながら歌うスティービー。 ビデオ的には平凡な作りだが、歌が良すぎ。 モノリスみたいなのが浮かんでいて、ハトがそれをぶっ壊す。

ドクター・ジョン 「ジェット・セット」 要するに、今でいうところのヒップ・ポップなんだが、当時はそんなジャンルはなかった気がする。 でも、ブレイクダンスは今風だし、もうすでに、当時から形は出来上がっていたように、このビデオでは見える。

マドンナ 「ライク・ア・ヴァージン」 マドンナ、というと嫌そうにしていたバラカン氏を思い出す。 だがこのころはまだ出はじめの頃で、ポッパーズでも、結構頻繁にかかっていた。 意外だが。 よくできたビデオが多かったのだと思う。

ポリス 「アラウンド・ユア・フィンガー」 ロウソクをずらっと並べた中を、スティングが走り回る。 あぶねえあぶねえ。 しかも、このビデオ、もともとは倍速あたりで撮ったやつを普通の速度に直しているから、スローモーションのくせにリズムが合っている。 この手の表現方法は、このビデオで初めて見た。 これも傑作であろう。

トト 「ストレンジャー・イン・タウン」 殺人者が子供には聖人に見えた、という、今にして思うと大したことのない内容のビデオ。 出来は決して悪くはないのだが、こういうビデオの内容が元の曲に要らぬイメージを与えてしまうという、ビデオクリップの功罪も、バラカン氏はよく口にしていた気がする。

ジュリアン・レノン 「ヴァロッテ」 彼が出てきた時の衝撃は、相当なものだった。 なんたって、父親とクリソツだったのだから。 しかも曲は 「イマジン」 をほうふつとさせるし。 バラカン氏は、「この曲でデビューするより、次にシングルカットされた『トゥー・レイト・フォー・グッドバイ』 のほうがよかった」 と話していたことを思い出す。

レイ・パーカーJr.「ゴーストバスターズ」 こんな曲もポッパーズで流れてたんだなあ。 当時流行っていたので、何の考えもなく残してしまいましたが。 何かこの映画、デジタルリマスター処理されたきれいな画像のものを見てみたいです。

カーズ 「ハロー・アゲイン」 あまり大したことのないビデオですな。 倒錯した世界が出てきますが。 アンディ・ウォーホルが作ったとかで、本人も出ているが、つまんないです。 確かこの後すぐに死んじゃったような記憶があります。

ウィングス 「アロー・スルー・ミー」 こういうビデオのお宝度ってどうなのかな。 マイケルの 「オフ・ザ・ウォール」 みたいな画面の処理をしているけど。 ポールって、「幸せの予感」 とか、キーボード主体の曲を、この当時は結構作っていた気がする。

ピート・タウンゼント 「ラフ・ボーイズ」 ホントなのかハッタリなのか、ビリヤードをやっている不良っぽいアンチャンたちに、ギターを演奏しながら絡みまくるピート・タウンゼント。 結構ウザったがられているのだけはわかる。 腕グルグルも、やってくれます。

ブライアン・フェリー 「レッツ・スティック・トゥゲザー」 ポッパーズが放送された時点でこの曲は結構昔の曲の部類だったが、私がこの人を初めて見たのは、この曲のこのビデオだった。 そのイメージがずっとあって、ブライアン・フェリーというと、ああ、あの酔っぱらいのオッサンね、という反応をしていた。 このビデオの彼は、酔ってるでしょう。 たぶん。

ハニードリッパーズ 「シー・オブ・ラヴ」 ロバート・プラントという人の顔を初めてまじまじと見たのが、このビデオだった。 とてもじゃないが、この人がレッド・ツェッペリンのヴォーカルだとは、思えなかったものだ。

ジミ・ヘンドリクス 「アー・ユー・エクスペリエンスド」 たぶんなんかのレコードの再リリースかなんかで新たに作られたクリップであろう。 コマ撮りやらいろいろ凝ってはいるが、あのギターに火をつけてぶっ壊すのは、どうもなあ、といつも引いてしまう。 楽器は、大切にしなきゃ。 高いんだから。 この曲と 「パープル・ヘイズ」 だけでジミヘンを判断してしまった私であった。

トム・トム・クラブ 「ジェニウス・オブ・ラヴ」 確かマライヤ・キャリーか誰か、この曲をサンプリングしてたなあ、最近。 ビデオの方は全編サインペンで描かれたアニメーション。 曲同様にシュールな出来。

バンド・エイド 「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」 あとからアメリカに丸ごとパクられる(「ウィー・アー・ザ・ワールド」)ために、妙にイギリスのミュージシャンたちがしょぼく見えてしまう。 それに、25年もたってみても、知らない人は知らないという、私のこの知識の広がりのなさ。 ボノくらいか、分かるようになったのは。 あの曲が出た当時、U2って、名前しか知りませんでした。

アラン・パーソンズ・プロジェクト 「ドント・アンサー・ミー」 アメコミ風のアニメーション。 私の周りには、このクリップにしびれた友達が多かった。 私は、登場人物たちがしゃべる口語の英語が分からず、イライラしたものだ。

デヴィッド・シルヴィアン 「ジ・インク・イン・ザ・ウェル」 「レッド・ギター」よりは芸術性が抑えられてはいるが、やはり渋さは変わらない。 個人的には名曲だと思う。 評価の分かれるところではありますが。

ロバート・ワイアット 「シップビルディング」 エルヴィス・コステロがゲストとして参加。 ビデオは普通の出来だが、この曲はつくづく、名曲だと思う。 当時はこうした 「ジャジー」 な曲がオシャレ、という評価をよく受けていたが、この曲の普遍性は一歩抜きんでている。

坂本龍一 「レプリカ」 バラカン氏は当時坂本サンの事務所にいたとかで、その手の話をよくしていた覚えがある。 このクリップは今で言うならデジタル画像処理、とでも言うのだろうか、それがこれでもかこれでもかというくらいのシュールさで迫る。 今見ても斬新だ。

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース 「ハート・オブ・ロックンロール」 イナカのオッサンが大都会に出てきて、みんなのブッ飛んだ格好を見て口をあんぐりあけている、といった絵が面白い。 ちょいダサ、の大元祖であるヒューイ・ルイスの面目躍如だろう。

シーラE 「グラマラス・ライフ」 プリンスの恋人として出てきたシーラE、さすがに今見ても魅力的。 最近は、リンゴ・スターのバンドに加わっているとか消息を聞いたが。 「タモリ倶楽部」 のBGMとしてはまだよく使われる。 「白井(シーラE…シーライー…ですね)サン」 とか。

ブルース・スプリングスティーン 「ボーン・イン・ザUSA」 ああー、流行ったなあ、コレ。 この人の歌って、歌詞を読まないと本当に聴いたことにならないんだけど、私はそこまで興味がなかったので、ただ聴くだけで、単調な曲だなあと、思っておりました。

ポリス 「シンクロニシティⅠ」 ライブ映像。 いやー、カッコいいです。 このアルバムも、相当流行っていた。

 やー、まだ始まったばかりです。 これ、全部レビュー書くのか? やんなってきた(笑)。 でも、紹介したいビデオクリップ、まだあるんだよなあ。 ピーター・ゲイブリエルとか。
 ご要望があれば、続編も書きたいと思います。

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