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2009年4月29日 (水)

「大いなる明日へ~復活!吉田拓郎」 感想っス

 NHKBS2で放送されていた 「大いなる明日へ~復活!吉田拓郎」(2009年3月22日放送)を遅ればせながら見た。
 と言っても、ちょこちょこ見ては、そのたびに眠りこけてしまっていたのを、ようやく見終えた、という感じだが。
 なんで眠りこけてしまったのかというと、拓郎サンには失礼だが、やっぱり前半はちょっとダレる展開で(笑)。
 なにしろあの、ビッグバンド、というのが、眠気を誘うんだな。 安心感で。

 ビッグバンドというのは、2006年9月(もう3年近くになるのか…)のつま恋コンサートの時もそうだったが、瀬尾一三サンの指揮で、普通のロックバンドの構成にプラスやストリングスまでつけた、大所帯のバンドのことだ。

 拓郎サンがビッグバンドにこだわっているのはよく知っているし、自ら最後のツアーにしようというからには、きちっとした形で締めくくりたい、という気持ちもよく分かる。
 でも、私個人の意見を言わせてもらえれば、ビッグバンドって、つまんないんだよなあ。
 どれも同じ曲に聴こえちゃう。
 例えて言えば、美人は3日で飽きる(?)、という感じ(笑)。
 ゴージャスだし、じっさいのライヴ会場での音圧という点では圧倒的にビッグバンドのほうがいいのかもしれないが、少なくともテレビで見てると、退屈ー、なんだなあ。 すいませんね、勝手なことを申しまして。

 それが、意外なことに、後半に向かってどんどんボルテージが上がっていくのだ、この番組。
 だいぶはしょって番組の説明をいたしますが、ご了承ください。

 まず、「ぷらいべえと」 でも歌っていた 「夜霧よ今夜も有難う」。 これが、ビッグバンドでやるとミョーに合うんですな。 拓郎サンって、ぶっきらぼうな印象だけど、結構サービス精神旺盛ってところがある。 フォーライフ時代いちばん売れていたアルバムのこの曲を持ってくるのは、拓郎サンのサービスの一種なんじゃないかな。

 そして新曲の 「真夜中のタクシー」。 「港のヨーコヨコハマヨコスカ」 みたいに、長いセリフに短いメロディ、という構成の歌だ。
 やたらと話しかけてくるタクシーの運転手の話と拓郎サンの会話を、そのまま語り続ける、という、実に歌いにくそうな歌である。 気恥ずかしさも手伝うんだろうが、相当試行錯誤を繰り返した感じのする曲だった。 歌い終わって拓郎サン、「できた!できた!うまくいった!もうできない!」 と思わず叫んだくらいだから。
 だが、聴いてるこっちも少しばかり気恥ずかしさは伝染するのだが、結構心にしみる箇所が、あったりするのだ。 この番組前半で歌われた、ハワイの歌なんかには、別に共感しないのだが(失礼)。

 続いて 「唇をかみしめて」。
 この曲は、燃えますなあ。 シングル、買いましたよ。 すごい変わったレコードだったんで。 B面、ないんだもん。 ツルッツル。 1曲だけで、当時400円、だったかなあ。 青山徹サンのギターが、もうシビレまくりの凄さで。 相当自信があったんでしょう、ジャケット裏に、「guiter:青山徹」 ってひとりだけクレジットされてたくらいだから。
 今回の番組では違う人がギターでしたが、そりゃ、青山サンのフレーズを崩すわけには、いきませんなあ、やっぱり。
 私がしびれたギターソロを聴いたのは、これが最後だったですね。
 皆さんテクニックは凄いのに、印象的なメロディが思いつかないみたいですよね、ギターソロって、ここ30年近く。

 そして新曲、「ガンバラナイけどいいでしょう」。
 その前の田家秀樹サンとの対談で話していたが、拓郎サン、鬱状態を克服しようと、いろんな計画を立てたらしい。
 そのどれもが嫌いなことばっかりだったので、医者から 「イヤなのにやっちゃダメだよ」 って言われたそうだ。
 嫌いなのに無理をしてそれを一生懸命やろうとするのは非常によくないと。 非常に身につまされる話だった。
 私の場合、こーしてブログを書いているのは、結構ネタ切れの恐怖とかあって、大変だけど、面白いからいいんじゃないでしょーか。 拓郎サンも、音楽が好きでずっと続けたいらしいので、ツアーは最後かもしれないが、死ぬまで音楽と共に生きるというメッセージを聞いて、こちらもホッとしたような。

 「今後のことを言うと、ありきたりですけど、ほっといてくれ、と」。 最後笑わせるところ、やっぱり拓郎サンである。

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