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2009年4月29日 (水)

「白い春」 第3回 シリアスの中に含まれる喜劇性

 フジテレビ火曜10時ドラマ 「白い春」 について、これまであまり見たことのないタイプのコメディだ、という表現を当ブログでもしてきたが、「白い春 つまらない」 という検索ワードで私の記事にアクセスが来る、っつーのは、どういうわけなのかな。 これをつまんなく見る人もいるっていうのは、非常に興味深い。

 「つまらない」 原因として、まず、物語自体が結構ベタな展開だ、というのは確かにある。
 第3回でも、阿部寛サンの実の子である大橋のぞみチャンが(役っスよ…笑)いじめっ子に自分の母親の写真を取り上げられて、それが風にあおられて木の上に乗っかっちゃったのを、たまたま通りかかった阿部サンが木に登ってとってあげ、大橋のぞみチャンの母親が自分のかつて愛した女だったことに気づく、とか。
 いやいや、ベタな展開ですな、こうして考えると。

 それから、以前も指摘したが、大橋のぞみチャンやフリーターの吉高由里子チャンが阿部サンに惹かれる理由というのも弱い。

 デビット伊東サンの存在も、結構ミエミエな気もするし。

 だが、そんなふうに、ドラマという媒体によくありがちな弱点を抱えながら、この物語を見る側に興味を持続させている要因は、およそ笑わせる要素が一切なさそうなこのドラマの中に、意外な喜劇が隠されていることにあるのだ。

 さっきの、阿部サンが木に登るシーンが、それである。
 片足が悪いこともあって、阿部サンはぎこちなく登っていくのだが、足を滑らせて、自分の股ぐらを枝分かれしたところにしたたか打ちつけてしまう。 キーン、てか(笑)。
 これを、コワモテの阿部サンがやるから、ヤケにおかしい。

 その後、自分の子供である大橋のぞみチャンがいじめられていることを知ったパン屋の遠藤憲一サンが、小学校のやたらキツイ担任のところにそのことを相談に行く、というシーンは、これは明らかに視聴者を笑わそうとしている話、である。 阿部サンのキーン話(笑)とは、明らかに質が違う。
 そうした異質な笑いを小出しにしながら、よくありがちなドラマへの興味を引っ張っていく。

 登場人物すべてがなんだか憎めない、というのも、そのことに力を貸している。 あの危なげな若いカップルも、美人局をしようとして逆にとっちめられるし。 こいつイヤ、とか視聴者が思う方向に、話がいかないのだ。

 まあいずれにせよ、小難しいことは抜きにして、ただ楽しむのが、このドラマを見る最善の方法だとは、思うんですが。 んなこと言って、結構小難しいこと、書いちゃいましたけど(笑)。

当ブログ 「白い春」 に関するほかの記事
第1回 なんだ、コメディじゃないのか?http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/04/post-f49f.html
第2回 やっぱり笑えるぞhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/04/post-148c.html
第3回 シリアスの中に含まれる喜劇性http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/04/post-5f88.html
第4回 なかなか真実にたどり着けない阿部寛サンhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/05/post-fd3d.html
第5回 予告編にだまされたhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/05/5-44cd.html
第6回 世田谷にハローワークなんてあったっけ?http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/05/post-8001.html
第7回 みんな幸せになれたらいいのにhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/05/post-2253.html
第8回 覚悟がいかに大事なのかhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/06/post-8347.html
第9回 じわじわ泣かせるhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/06/post-eb06.html
第10回 やはり一緒にはいられないhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/06/10-f524.html
第11回(最終回) まさか、まさか… http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/06/11-36a9.html

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» 阿部寛 白い春 [白い春]
先ほど放送されていた阿部寛主演の「白い春」を見そこなってしまいました。どこか.... 先ほど放送されていた阿部寛主演の「白い春」を見そこなってしまいました。どこかネットで見れる方法、サイトはありますか?(続きを読む) 白い春(・・?)阿部寛やのぞみちゃんがでている春ドラマの一話目内容を教えてくださ... 白い春(・・?)阿部寛やのぞみちゃんがでている春ドラマの一話目内容を教えてください(続きを読む) 「白い春」 第3回 シリアスの中に含まれる喜劇性 第3回でも、阿部寛サンの実の子である大橋... [続きを読む]

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    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

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  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

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    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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