« 僕のコダクローム… | トップページ | 「白い春」 最終回 まさか、まさか… »

2009年6月23日 (火)

「ぼくの妹」 第10回 このドラマ出演者の勝ち組

 手術には成功した千原ジュニアサンだったが、花屋をやることに疑問を覚えて、長澤まさみチャンのもとを去ってしまった。 折り紙の風車をオダギリクンに渡した時の、はにかんだ笑顔、とってもよかったのになー。

 だけど、長澤まさみチャンも、オダギリクンにあそこまで怒ることはないだろうと思うが。
 そりゃ、オダギリクンの説明の仕方は、「本当に妹のことが好きなら、妹を頼む」 みたいなことも言っていたのに、それをまさみチャンに言わない片手落ちのものだったし。 それじゃ怒っちゃうってのは分かる。
 でも、「縁を切る」 まで言うのは、言いすぎ!って感じ。
 最終回に向けて、盛り上げなきゃいけないっていうところが、見えたりしてしまうのである。

 そもそも、このドラマ、初回が衝撃的過ぎた。

 それに比べると、結果的に、実にヌルーい展開に終始したのだが、物語全体を俯瞰してみると、ますます初回が要らなかったように思えてくる。
 物語の成り行きが、初回のままならなさを打ち消しにかかっている作業みたいで。

 今回、理事長の娘が、あんなにあっさり引き下がっちゃう、というのも、なんであんな強気な彼女が?って意味で、物足りない。 こんなことでは、彼女を強気な設定にする意味が、ないのではないか。 理事長の若林豪サンも、こう言ってはご本人に失礼ですが、物語の成り行き上、要らなかったような。

 弁護士の田中哲司サンも、結局なんだったんだ?みたいな。 いや、当初、この人は借金対策のための要員だと、作り手は考えていたのではないのか。 それをうやむやにしてしまうのは、物語を進めていく途中で、あ、この人やっぱ要らなかった、みたいに、作り手が思ってしまったのでは。
 借金があまりに簡単に片付いてしまうと、ドラマを引っ張っていく理由自体が、なくなってしまうからだ。

 結局、このドラマで誰が得をしたのか、というと、悪役が実にハマっているということが分かった、千原ジュニアサンなのではなかろうか。
 あの人、バラエティに出ているところをちらっと拝見したりすると、とてもよく笑う人なのだ。 そのひとが、怖い役をやるっていうのは、個人的には、とてもインパクトがあった。
 演技とかセリフの聞き取りやすさとかいう点では発展途上に思うのだが、この人の、俳優としての可能性は、今後とても期待できる。 でも、それってVシネマとかの可能性かも。

 それから、このドラマで得をしたもうひとりの人は、岡山からオダギリクンを引き抜きにやってきた看護師、西山亜希チャンだ。
 この人、主役クラスにするにはちょっとイケてない顔なのだが、使いようによっては、「化けるよこのコー」、って感じなのである。
 でも、このドラマのキャラクターが、よすぎた、って感じもする。
 「天地人」 で、高嶋政伸サンの後妻でちょっとだけ出た時も、「あんな若い娘が父上の後妻になるのはムニャムニャ」 と小泉孝太郎クンがしゃべっているのを聞いて、お盆だったかをぱたっと落としたり、こっちもコミカルな役だった。
 なんとなくだけど、今後注目していきたい気がする。

 そしてなんといっても、このドラマで、さすが、と思わせたのは、大滝秀治サンだった。
 こういう演技を見せられると、私みたいな下らない批評者は、黙り込むしかない。

 なんだか次回の予告編だけで、どんな話なのか想像がついてしまった感じなのだが、最終回、とりあえず楽しみに、オダギリクンと西山亜希チャンの成り行きを見つめたいと思います。 まさみチャンとジュニアクンは、…ど~でもい~や~。

|

« 僕のコダクローム… | トップページ | 「白い春」 最終回 まさか、まさか… »

テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521783/45431149

この記事へのトラックバック一覧です: 「ぼくの妹」 第10回 このドラマ出演者の勝ち組:

« 僕のコダクローム… | トップページ | 「白い春」 最終回 まさか、まさか… »