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2009年6月28日 (日)

「MR.BRAIN」 第6回 仲間由紀恵サンの、真の実力を見た

 当初の予定では最終回だったらしい、「MR.BRAIN」 第6回。

 この回の白眉はなんと言っても、徹頭徹尾、仲間由紀恵サンの演技に尽きる。

 いや、この人の演技力というものの底を、見たような気がした。 空恐ろしくさえある。 認識を、新たにしました。 ここまで、できる人なんだ。

 結局のところ、仲間サンが演じた多重人格犯罪者、というのは、仲間サンの狂言だったということが分かったのだが。
 いずれにせよ、その演技が凄すぎて、かえって狂言に見えなかった、と見ている側がツッコミを入れたくなるほどの、狂気に満ちた別人格 「俊介」 の、仲間サンの演技だった。
 そう、まさしく、「狂気」 である。

 今回同じ点で、凄みのある演技(?)を見せてくれたのは、綾瀬はるかチャンだった。

 仲間サンが15年も監禁されていた心理状態を再現しようと、無理矢理木村拓哉クンたちに、暗くて異臭の漂う事件現場に閉じ込められたはるかチャン。
 出てきた時のブチ切れ演技が、凄かった。 悲しいことに、相当笑えましたけど(笑)。 綾瀬はるかチャンの狂気に満ちた役も、ちょっと見てみたいな、とは思ったりして。

 それにしてもこの、仲間由紀恵サンの演技に引きずられるような形で、木村クンも今回は、いい味出していた。 15年も監禁されていた女性を、自分のあざとい罠によって罪人にするのは忍びない、という苦渋の表情、こぶしを握りしめるさま。 「俊介」 クンに、殴るけるだの首絞められるだの、ひどい目にあう演技も、迫真に満ちていた。
 要するに、仲間サンの芝居が、ドラマ全体のテンションをぐいぐいあげているのが、見る側に伝わってくるのだ。

 そして、物語的にちょっと先が読めるような展開のこのドラマ、それが、出演する俳優たちの情念によって、すぐれたコンテンツに昇華していくさまを、今回は見た気がした。

 すべての疑問が解決したそのとき、水嶋ヒロサンは、「どうしてあなたはこんなことをしたんですか?あなたはただ、逃げ出していればそれだけでよかったじゃないですか」 と問い詰める。
 仲間サンはそれに対して、「最初は、そのつもりだった…空がキレイで…15年ぶりに見る空は、すごく青くて…キレイで…こんなものを奪ったあの人たちを、やっぱり許せないと思った…私、やっぱりどっかおかしいんですかね?…でも、だったら、うれしいな…本当はもう、ずうっと、狂ってしまいたかったから」 と答える。

 このセリフは、仲間サンの行動を裏付ける、重要なセリフだ。
 なぜなら、ただ多重人格を演じて警察を騙すのであれば、警察の見ていないふだんから、大食いしたり凶暴になったり、多重人格を装う必要はないからだ。
 仲間サンは、多重人格を演じなければ、狂ってしまいそうだったのだ。
 
 観念して、両手を差し出して手錠をうながしながら、仲間サンはつぶやく。
 「閉じ込められるのは、慣れてますから」。
 木村クンたちの心をえぐるような、キツイ一言である。
 15年も監禁されていた女性を、再び国家が、監禁することに、手を貸したのだから。

 護送される前に、「ちょっと待って下さい」 と言って、名残惜しそうに、青い空を見上げる仲間サン。 「青い空が、大好きです」 とうれしそうに話す少女時代の仲間サンが、そこにダブってくる。 なんとも重い、人間ドラマではないか。

 今回のこのドラマ、人間の心の暗闇を、ものの見事に描いていた。 それこそ、殺された大沢逸美サンや、友達役の人に至るまで。

 余談ですが。

 このドラマの殺人シーンが残虐だとか、なんだか話題になっているらしいのですが、そもそも事件を取り扱うのだから残虐さは、避けて通れない気がするのですが?
 いや、ここんところ 「バイオハザード」 なんかをやり倒しているんで、自分自身が、この残虐シーンをなんとも思わなかったことのほうが、ちょっとショックだったり、するんですけど。

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BOOKS

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    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
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  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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