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2009年8月12日 (水)

幼い死

たった四か月の
短い命を終えたおまえの
その安堵した
すがすがしい顔は いったいなぜなのだろう
何度かの心拍停止のたびに
息を吹き返した
闘いの跡など
すこしも見えないその顔

あとに残された大人たちは
きっとこの子はいいところに旅立ったに違いないと
疲れ果て かなしみながらも そう信じた

人間的な感情さえも
与えられないまま死んだ赤子に
大人たちは
いま
生きることの意味を 教えられている

「けっしてこの子は
かわいそうなんかじゃない」

「この子はみずからの人生を
せいいっぱい生き切ったのだ」

「こんなちっぽけな命にさえ
その生き方に 意味がないものはないのだ」 と

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