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2009年9月 6日 (日)

NHK 「よみがえるビートルズ」 見ましたよ!

 リマスター盤の発売に合わせて、前日にイギリスBBCで放送されたばかりの新作ドキュメンタリーを、NHKでも早速やってくれました。 「よみがえるビートルズ THE BEATLES Reborn」。

 未公開レアフィルム満載、ということでしたけど、ビートルズの映像って、それこそ星の数ほどありますからね。 その主要なものの大部分は、「アンソロジー」 DVDで出しつくした感がありますし。 必然的に、レアフィルムと言っても、アウトテイクものが中心になるわけです。

 その中でもこれは貴重だな、と思ったのは、テレビショーでの 「フロム・ミー・トゥ・ユー」 の映像ですかね。 これは、見たことなかったです。 キャバーンクラブのドーム状のレンガを模したスタジオセットで。

 あとレアだと思ったのは、確か 「レイン」「ペイパーバックライター」 のプロモフィルムの、たぶんアウトテイク。 なにしろ映像がキレイで。 これはなかなか見ものでした。

 それからやはり、スタジオ内での会話なんか、興味深いものが目白押しでしたね。 これって、マーク・ルウィソーンの 「スタジオ・セッション」 を肌で感じるような快感がある。 そのうちに、遠い将来かもしれませんけど、マーク・ルウィソーン氏が触れることのできたスタジオ内の記録のすべてを、実際にコレクションとして聴ける日が来たらなあ、と思います。 よーするに、ルウィソーン氏、うらやましいのです。

 今回の番組、ナレーションはすべて、ビートルズの4人と、「5人目のビートルズ」 ジョージ・マーティン氏のみ。 NHK編集の部分は、例によって松本和也アナでしたけどね。 いいんですけど、NHKでビートルズというと、この人ばっかりなので、ちょっと他の人も聞きたい、というか。 いやいや、別にウザいとか、そーゆーわけではないんですよ、けっして(笑)。

 日本語字幕も、可能な限り詳しく翻訳しているみたいで、好感が持てました。
 ただし1か所、リンゴがしゃべっているようなところが、ポールとかなってましたけどね。
 このナレーション ( インタビューも ) のほとんどは、この番組のために新たに取材したものではないと感じました。 亡くなったジョンとジョージに関しては、そりゃ当り前ですが、ジョージ・マーティン氏などは、御歳83歳でからね。 マーティン氏のナレーションは、どことなく原稿読んでいるような感じでしたよ。 「アンソロジー」 DVDから転用、というのもありましたし。

 そもそも、この番組、なんだか 「アンソロジー」 DVDを見ているような感じでした。
 手法が似ているんですよ。

 ただし 「アンソロジー」 よりも進化したのは、なんと言っても写真で撮られた画像のCG処理ですかね。 まるで立体写真を見るような感覚にとらわれました。 画像だけでなく、映像でもやってましたよ。 全体の演奏風景から、いきなり画面いちばん奥のリンゴにパンするとか。 ちょっと刺激的でした。

 デジタル処理、と言えば、これはBBCのライブラリーからそのまま持ってきたのかもしれませんが、映画 「レット・イット・ビー」 の冒頭場面、マル・エヴァンスがリンゴのバスドラのビートルズのロゴを持っていくところですが。
 いやー、デジタル処理、されてませんでしたねー。
 映画 「レット・イット・ビー」 の画面は、そのアウトテイクを含めて、今回の番組ではみんなデジタル処理されたような、鮮明な映像だったのに、なぜかあの部分だけ、ピンボケだし古い映画特有のノイズはあるしで、なんなんだ、と思いましたね。
 これって 「レット・イット・ビー」 の鮮明画像版は、当分出ないっていう、アップルのサインなんですかね。

 今回の番組のもうひとつの売りが、バックで流れる音楽が、このたび発売されるリマスター音源を使用している、っていうこと。

 ちょっとイヤホンで聴いてたんで、細かいことは分かりませんでしたが、いやいや、それにしたって、サイドギターの音像が分かったり、なかなか刺激的でしたよ。 ああ~、私ね、ビンボー人なもんですから、今回 「完全限定版」 のモノ・ボックスしか、予約入れてないんですよ。 しかし今日のこれ聴いちゃったら、ああ~もう、ステレオボックスも、買わずにはいられません。 くそー。 お盆をはさんだ今くらいの時期って、私みたいな超弱小企業の経営者には、ホントキツイんスから。

 今日の放送は、9月12日の0時55分から、またNHK総合で 「完全版」 としてやりますので、見逃した方はそちらをぜひご覧ください。 私もそっちは、予約を今から入れて、万全の態勢でおります。

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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