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2009年9月13日 (日)

「タモリ倶楽部」 リマスターがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!

 2009年9月11日深夜(一部除く)の 「タモリ倶楽部」 は、恵比寿のマランツ・リスニング・ルームで、アビイ・ロード・スタジオにあるものと同じ、B&W800Dという、一本1,575,000円もするスピーカーで、ビートルズのリマスター盤を視聴する、という、タイムリーこの上ない企画。 少なくとも、リマスター発売後に収録は行なったでしょうから、放送日前日とか当日の話じゃないかな、と思います。

 またまたリマスターの話になってしまいますけど。
 今回は私の話じゃないんでご安心ください(?)。

 進行役はおぎやはぎ。 小木サンのほうは、お兄さんが熱烈なビートルズファンだったらしく、その影響下で結構ビートルズは聴いていたらしいです。
 解説はおなじみ、近田春夫サンと萩原健太サン。
 リマスター盤はひととおり聴いた、という萩原健太サン、「やはり違いますね。 ようやく来たな、と。 オレたちの今まで聴いてたものは、ウソだったのか!と」。

 手始めに、「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」。 旧盤とリマスター盤を聴き比べながら、ジョンのギターに注目。
 やはぎサン、「オレこれ分かった」
 近田サン 「どこが違ってました?」
 やはぎサン 「いや何となく違いました」(笑)
 …別にこーゆうやり取りは記録しなくていいですか?(笑)

 萩原サン 「ジョンのギターのカッティングに注目していたんですけど、この曲結構ね、コード的に、うっとおしいコードっていうか、数字が多いコードなんですよ。 でも、ジョン・レノンはこういうの、めんどくさい、嫌だったんですね。 でもポール・マッカートニーはこういうの好きなわけです。 ジョンはポールの、こういう音楽性が好きなところをめんどくさがってたんじゃないですか。 しょうがないって、結構粗く弾いちゃってるのが、このリマスター盤では、とてもよく分かる(中略)しかもこれ、10何回テイクを重ねてて、いちばん最後のテイクかなんかで、もういいよって(笑)感じが…」
 小木サン 「まさかだってジョンも当時リマスターになるとは思ってない(笑)リマスターになると分かってればもうちょっとちゃんと弾いてた」(笑)

 「キャント・バイ・ミー・ラヴ」 は、冒頭のリンゴのドラムに注目。
 萩原サン 「始まった時に、シンバルとか鳴ってないじゃないですか。 あの時リンゴなにやってんだろうって、なんかこう刻んでるだけかなと、スネアで、とか思ったら、リムを、タクタクタクタク叩いている、あの音が今回のリマスターではすごくよく聴こえる。 6連て言うんです。 このへんにいますこのへんに」(笑)

 ここで、特別企画、「小木のビートルズベスト10」(笑)。

 タモリサン 「いーから聴こうよ!時間がないんだから!(笑)」

 まあ、別に小木サンのベスト10には興味ないですけど(笑)、やりますか?(笑)えっ、そんなのいいって?(笑)
 とりあえず面白いんで、書きますね。 10位ポリシーン・パン 萩原サン「ずいぶん渋いところが…(笑)」 小木サン 「ジャーンジャーン、スタラララン(笑)ぼくの担当がドラムだったんで、家族で…」(笑)
 9位ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー、8位バック・イン・ザ・USSR、7位サムシング、6位アイ・ウィル…って、なんか 「アビイ・ロード」 と 「ホワイト・アルバム」 を行ったり来たりしている感じなんですけど(笑)。
 小木サン 「(アイ・ウィルは)これ自信持って最高の曲だと…、これいちばん好きだと思いますよぼく」 タモリサン 「じゃ1位でしょ(笑)1位にすりゃいいじゃん」(笑)

 リマスター盤視聴に戻って、「エイト・デイズ・ア・ウィーク」 のコーラスに注目。
 私もてっきり、この曲はジョンとポールのツイン・ヴォーカルだと思ってたんですが…。
 萩原サン 「ジョージ・ハリスンもいるんですけど、どうも前のヤツだと存在感がないですよね。 このリマスターされたやつを聴くと、あ、ジョージもちゃんと歌ってんじゃん、という」
 ここでやはぎサン、小道具で置いてあった 「アニメ・ザ・ビートルズ」 の4人を行ったり来たりさせたりして笑わせます。
 やはぎサン 「最初、だから…こう?(笑)これ誰コレ?(笑)これジョージ…これポール?(ジョンを指差して)これポールっぽいよね?でもこれ(ポール)がいなかったらこれ(ジョン)がポールに見えるよね?(笑)」

 続いて 「タックスマン」。
 近田サン、テンポまで違う気がするという感想。
 萩原サン、リード・ギターだけでなくサイド・ギターもポールと言ってましたけど、初耳でした。 ジョージ、歌ってるだけって。 まあ、誰だろうといいですが、音像がはっきりしている分、誰が弾いているのかも分かりそうな感じですよね。 それって考えれば考えるほどすごいなあ。

 「小木のビートルズベスト10」 もういいですか?(笑)ええい、いっちゃいましょう。
 5位マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス(って題でしたよね、日本盤シングルでは)小木サン 「これもギター、ジョージ弾けてないですよね」 萩原サン 「ぼくも子供のころ初めてこれ聴いて、おおジョージギターうめえなと思いましたけどね。 …クラプトンだったという(笑)」
 4位カム・トゥゲザー 小木サン 「合コンの時の彼女がカラオケでよくこれ歌ってた(笑)シュッ!ってところがまたよかった」 萩原サン 「あれはシュート、撃て!っていう説もありますね」。 えっ、説だったんですか? まあ、つまるところどうでもいいんですけど。
 3位は初めて 「ラバー・ソウル」 から、ドライヴ・マイ・カー、2位は悲しみはぶっとばせ。 まあ、アメフトでgotをガットとか、話があんまりよく分からなかったんで、コメント的には、どーでもいいです(笑)。

 そしてリマスター視聴に戻って、「グッド・ナイト」。
 萩原サン 「これリマスターされると聞いた時に、もうちょっとリンゴのヴォーカルがはっきりするのかなと思ったらですね、リンゴのヴォーカルは、埋もれましたね(笑)この曲はね、『ホワイト・アルバム』 のいちばん最後に入ってるんですよね、でこの前に 『レヴォリューション9』 っていうミュージックコンクレートみたいな作品が入っていて、そこからつながってこの曲いくんで、ナンバーナインナンバーナインって…もういいかなーってやめちゃってこの曲たどり着かないことが多かった」(笑)
 やはぎサン 「小木とふたりでドライブしていて、夜中の森林のところ走っていた時 『ナンバーナーインナンバーナーイン』 って…『怖えーよおーっ』(笑)」
 萩原サン 「夜中聴くと怖いんですよ」(笑) 確かに夜中の真っ暗な森のなかでこの曲聴いたら、怖そうっスよね(笑)。

 そして、「サムシング」。 「ビリー・プレストンの仕事が見える」。
 やはぎサン 「オルガンの音結構違ってましたね」
 萩原サン 「刻みだしたら分かりやすいんですけど、その前もずーっと(鳴っている)…。 前のだとちょっと音像がにじんじゃってて、これ何かなって…あとまたベースがね、何にもやってないオケじゃないですか、みんなただボーと鳴らしているだけのとこで、ベースがメロディに対して裏メロをずーっと入れている。 まあまた、ジョージの曲でポールがやらかしちゃったわけですけども、そのベースのラインも、すごくふくよかに聴こえる…ジョージだってね、なにもほかの球団行きゃあ4番打てるのに(笑)」
 やはぎサン 「オレら人力舎でよかったなあ」(笑)
 小木サン 「吉本いったらヤバイことに…」(笑)

 「小木のビートルズベスト10」 いよいよ(笑)第1位は、「トゥ・オブ・アス」。 小木サン 「あのね、ドラムが好きなんですよね」(笑) やはぎサン 「10位と1位の理由が一緒、っていう…」(笑)
 いや、ほとんどネタにされてましたけど、「トゥ・オブ・アス」 っていうのは渋いっスよ。 確か私も、EMIに出した好きな曲のリストに挙げましたもん。 あれってアコギの弾き語りすると、イントロも簡単だし、変則ストロークとかベースランニングとか、いろいろ楽しめて気持ちいいんですよ。 ベースランニングは自己流ですけどね。

 それにしても、これでまたまた、ステレオボックスの購買欲が、いやおうなしに高まってまいりました。 でも、こんな高級スピーカーで聴けたら、さらにさらにいいんでしょうけど。

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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