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2009年10月22日 (木)

「ギネ」 第2回 大量出血!

 第1回での記事で、出産もしたことのない男性の立場から、単純にドラマの面白さの有無だけで無責任な記事を書いてしまって反省した、「ギネ」。 その第2回。

 その反省の立場から第2回を見ると、女性たちがいかに出産という 「危険」 に直面しているかを、嫌というほど見せつけられた気がする。

 赤ちゃんが奇形児で生まれてくると知って、取り乱す妊婦。
 緊急搬送の妊婦と同じRHマイナス(というと、私などは反射的に 「赤い疑惑」 を思い出すのだが)だったために、不幸にも子宮を摘出することになってしまった女子高生。

 特に西田尚美サン演じる妊婦の大量出血は、原因が突き止められないためにこれでもかこれでもか、というほど止まらず、手術室が血の海になっていくのには、ちょっと戦慄した。

 ただ、ドラマ的に考察すると、藤原紀香サン演じる柊を諭そうと、松下由樹サン演じる君島が、自分もかつてあなたと同じだったが、そのせいで取り返しのつかないミスを犯した、と、そのときの患者で植物状態のまま入院し続けている少年を見せる、というのは、ちょっと出来過ぎているような感じ。 柊の家庭状態も含めて、医療以外の設定がなんとなく甘いような気がする。 産科に入院してくるさまざまな妊婦サンたちの話を中心にした方が面白い気もするのだが、そうすると 「ER」 になってしまうか。 いや、「ER」 は、医療以外の医師たちの人間模様も結構描き込んでいるし、…あまり比較するのは酷というものか。

 それにしても、いま述べたような君島のお説教も、柊には全く効き目なし。
 「生きているからいいでしょう」 って(笑)。
 生きているからいいってもんでもないでしょう(笑)。
 いや、笑い話にするには、ちょっと重たすぎるテーマだが。

 しかし、この柊の態度から見えてくるのは、「生きてさえいればいい」 というには、いまの世の中、余計な事情が多過ぎる、ってことではないだろうか。

 いくら植物状態であろうが、奇形児で生まれようが、生きてさえいればなんとかなる、という理屈は、本来ならば、命というものが大事なものであることを学んできた人間ならば、胸を張ってそう言い切れるはずだ。

 だが、いまの世の中は、経済状態がどうだとか、生まれてきた子がかわいそうだとか、とても面倒をみきれないとか、命が大事なのだ、ということを積極的に言いきれない事情が、多過ぎるのだ。

 脚本の大石静サンが、いったいどちらの側に立つのか、ちょっと興味深くなってきた。
 何があろうとも、命が大事なのか。
 命を殺さざるを得ない、やむにやまれぬ事情のほうが大事なのか。

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