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2009年10月25日 (日)

「JIN-仁-」 第3回 自分の病との闘い!

 当ブログへの強力コメンテーターである葵サンが指摘して下さったように、人を信じる力でドラマが動いていく、「JIN-仁-」。

 その第3回目は、コレラを治療していた大沢たかおサン演じる南方仁自身がコレラに罹ってしまう、という展開と、南方が救った戸田菜穂サンが今度は辻切りに遭って死んでしまう、という展開。

 ふと現代から持ってきた中谷美妃サンとの写真を南方が見ると、Vサインの手が逆になっていたのが、元に戻っていて。 要するにこれって、戸田菜穂サン演じるオッカサンが死んだことで、歴史が元に戻った、ということなんでしょうが、いったいどんな因果でVサインを出した手が変わるのか、ちょっと知りたいです(笑)。
 私の推理としては、戸田菜穂サンが生きていると、南方が中谷美妃サン演じる花魁に出会うきっかけがなくなり、中谷家を左利きの家系にしてしまう、とか(笑)。 なんじゃそりゃ?(笑)。

 戸田菜穂サンのオッカサンの死で無力感を抱いてしまう南方でしたが、先週に引き続いて、綾瀬はるかチャン演じる咲の励ましで気力復活。 つくづく、人を突き動かす言葉を持っております、咲チャン。
 つまりそれは、咲がその時代の女性として、まるで刀の先を目の前に突きつけられているような、重たい決意を秘めながら生きていることに他ならないのです。 「MR.BRAIN」 のズッコケ助手のはるかチャンとは大違い、という感じもしますが、よく考えてみると、その思い込みの一途さにおいて、とても共通項がある気がしてきます。

 そのはるかチャンの励ましによって大沢たかおサンは、いくら自分が無力でも、精一杯やるだけのことはやろう、と決意します。 そうすれば中谷美妃サンも、未来の世界で助かっているかもしれない、という、かすかな望みを抱いて。

 この一連の展開は、人生とは自分のうちにある病との闘いなのだ、ということを私に感じさせます。

 自分の力のなさに絶望したり、置かれた環境に絶望したり、南方は、自分のネガティブな気持ちに、ときどき打ちのめされますが、いくら絶望的な状況でも、望みは持っていこうと、最終的には思い至る。
 コレラは、南方にとって、それが最もわかりやすい形で現れた、「死に至る病」 だったのではないでしょうか。
 病気というのは、気力が充実している人から、逃げていく傾向にある気がします。
 病は気から、ってヤツですね。

 それと同じに、人間は心のなかにも、避けることのできない病を抱えているものだと思うんです。 いやだな、と思うことから逃げたり、楽して遊んでいたい、とか。
 南方の場合、それが未来の世界を変えてしまうのではないかという自己保身の気持ちだったり、自分が何をやっても世の中変わらないよ、という無力感だったりしたわけです。

 いかにして自分のそういう病んだ心に気付いていくか。 そんなとき、まわりに咲のような人がいてくれると、とても助かりますよね。 このドラマの舞台である幕末には、咲だけでなく、南方を支えてくれているいろんな人がいる。 そりゃいまに比べたら不便な世の中かもしれないけど、人と人との結びつきという点では、ずっと便利な世の中なんじゃないでしょうかね。

 いやいや、説教臭い話になってしまいました(笑)。

当ブログ 「JIN」 についてのほかの記事
第1回 荒唐無稽との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/jin---1-e9ae.html
第2回 建前との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/jin---2-f3b1.html
第3回 自分の病との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/jin---3-3290.html
第4回 女としての闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/---4-542b.html
第5回 梅毒との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/jin---5-9dba.html
第6回 リアルとの闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/jin---6-25d6.html
第7回 明日のための闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/jin---7-87b0.html
第8回 自分の器との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/jin---8-e9a7.html
第9回 心意気どうしの闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/jin---9-8cf0.html
第10回 ああもう、どうなっちゃうの?との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/jin---10-670a.html
第11回(最終回)続編あるかどうかとの闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/jin---7290.html
番外 続編の可能性を、もう一度考えるhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/jin---a138.html

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コメント

後半ラスト辺り読んでましたら、目から何かがcryingcryingcrying


↓↓↓↓↓↓
「…人間は心の中に逃げられない病を抱えている…云々」


MISIA聞きながらだから、余計目から何かがcryingcryingcrying


昨夜の仁も1時間泣きっぱなしで、まだ気持ちが高ぶってるから、まとまった文章が書けないです。リウさんの文章から、自分にも思い当たる事がいっぱいあるなぁと色々考えさせられたので、またゆっくり書きますhappy01


(それにしても、前回は結構な量を書いてしまいましたねshock夜中に書くと恥ずかしい事を平気で書いてしまいますsweat01sweat01sweat01)

「(自分の人生の)夜ぉが、明けたぜよーーーー!」


って、あれくらい大きな声で叫べる日が私にも来たら嬉しいなhappy01

投稿: 葵@ワタクシは今、生きておりますょ | 2009年10月26日 (月) 10時46分

葵様
またのコメント、ありがとうございます。

まあ、自分は強い人間だっていう人は、こういうことをあまり考えないんでしょうが、私は結構消極的な部類の人間なので、「人生とはネガティブな心とポジティブな心のせめぎ合いだよなあ~」などということを、いつも考えております。

だけど、そのことをあんまり突き詰めて考え過ぎても、かえってよくなかったりします。
考え過ぎっていうのは、心の健康によろしくない。

ただ、自分が抱えている精神的な弱さを、自覚しているのといないのとでは、自分の人生にとって大きな違いだと感じます。

自覚していないと、人生ってのは、悲惨だと思いますよ~(笑)。

や、またまた説教臭くなってしまいました(笑)。

コメント欄も、出して下さった方がご自分で編集できると、いいんですけどねー。
私も、自分の記事を時間がたって読み返すと、なんじゃこりゃ?という時が、ありますからね。
でも私としては、葵サンの気持ちがストレートに伝わってきて、これはこれで、アリだと思ってます。 平気平気!

投稿: リウ | 2009年10月26日 (月) 17時51分

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