« 「天地人」 第40回 パワーゲーム・オン・ザ・ボーダーライン | トップページ | 百恵チャンの 「ザ・ベストテン」 全出演映像DVD化から見えるもの »

2009年10月 7日 (水)

「徹子の部屋」 オノ・ヨーコサンと黒柳サンって…

 16年?18年ぶり?とか言っていました、オノ・ヨーコサンの 「徹子の部屋」 出演。
 えっ、そんな前だけど、以前にも出てたんだ、と思ってまずビックリ。

 このところ、オノ・ヨーコサンはプラスティック・オノ・バンド再結成に合わせて、「僕等の音楽」 とか、結構テレビに出ている気がします。 それも息子のショーンクンと一緒に。 今回も、途中からショーンクンも加わっていました。

 ただし、プラスティック・オノ・バンド再結成、といっても、もともとこのバンドは、固定メンバーのない、流動的なコンセプトのバンドですので、再結成それ自体に、大した意義があるようには思えません。 このバンドが最もパワーを持っていたと思われる時期にバンドを構成していた、エレファンツ・メモリーのメンバーが合流した、というのなら、まだ意義深いものがあるんでしょうが。 もしくは、エリック・クラプトンとクラウス・ヴーアマンとリンゴ・スターが復帰したとか(ヴーアマンサンは、最近フォアマンに日本語読みが統一されていますが、私の世代にとっては、ヴーアマン、なんだなあ)。 や、そんな豪華メンバー、今じゃ絶対、あり得ないって(笑)。

 それにしても、このプラスティック・オノ・バンドのコンセプトというのは、ガキンチョだったころには全くピンとこないものがあって。

 バンドというのは、そりゃ脱退加入もあるけれど、基本的にメンバー固定、というのが、ガキンチョの常識だったからです。
 それがいまにして考えると、この 「流動的」 でどのような形にもなれるプラスティックにそのコンセプトを託した、このバンドの先見性と言ったら、卒倒するくらいのもんですよ。 やっぱりジョン・レノンという人は、この点ひとつとってもすごいなあーと思うことしきりです。

 今回のプラスティック・オノ・バンドのメンバーは、ショーンクンを除いて、全員日本人。 こういうパターンは、初めてです。 ドラムの本田ユカサンは、ショーンクンといい仲だとか、違ったっけ? ベースには、あの細野晴臣サンが、サポートメンバーっぽいですが加入しています。

 「僕等の音楽」 で、その楽曲を聴きましたが、やー、ヨーコサン、相変わらずアバンギャルドです。 音楽性云々は別として(笑)、70とうに超えてるのに(アラエイティ?)(笑)、このパワーはなんなんだ?という気がします。
 ショーンクンも、お母サンの音楽性には、参っているようです。 バンドのメンバーとして、ヨーコサンのアブストラクト(笑)(抽象的、要するにハチャメチャって意味でしょうか?)についていっているショーンクンを見ていると、お父サンのジョンが必死になってフィードバックだのしまくりながらヨーコサンについていっていた姿を思い出します。

 そしてヨーコサンは、しゃべる時も結構、アブストラクトというか、突っ込み気味に話すようなところがあって、それが黒柳サンのしゃべりかたと、結構ダブるんですよ。
 これは今回、ちょっとした発見でした。
 なんか、ふたり黒柳、みたいな(笑)。 歳も同じだし。

 ヨーコサンの日本語って、お嬢様言葉の名残が少しある感覚です。 そういう生まれですからね。
 そんな名家のお嬢様が、前衛芸術家みたいなワケの分からないものにドロップ・アウトしてしまった、そういう人生を、如実に表しているような、「ハスッパしゃべりの変形」 という日本語をしゃべっていると、私は前々から思っているんです。

 ヨーコサンの日本語での一人称は、「あたし」。
 特徴的な口癖としては、「やっぱり」 を 「やっぱし」 と言います。
 「~ね、~ね」 という語尾も、結構特徴的かな。
 息子サンのことを 「ショーンチャン」 と言うのは、何となく上流階級っぽい、という感じもします。

 ことヨーコサンのしゃべる日本語に関しては、なんとなく、せっつかれているような、先を急がされているような錯覚に陥るところがある。 これって、黒柳徹子サンのしゃべりと、本質的に似通っている気が、したんですよ。

 ニューヨークにいたとき、ダコタ・アパートの近くに住んでいたという黒柳サン。
 ニューヨークに行くと黒柳サンはヨーコサンをよく見かけるらしいのですが、いつも素通りされてしまうと話してました。
 いろんな人に声をかけられるから、超然としているらしいヨーコサン、じゃ今度会ったら声をかけてください、とか笑いながら言ってました。

 全世界を敵に回していた時期もあるくらいだから、そりゃガードが堅くて当然、という気もしますが、私がヨーコサンを見ていて思うのは、この人って嫌われるほど悪い人じゃない、ということです。 これって、いわゆる直感なので、なんとも明確な理由があるわけではありませんが、ヨーコサンを嫌悪する意見を目にしたりすると、どうして同じ日本人として温かい目で見てあげられないのかな、と思います。 ジョンが日本にシンパシーを感じていたのは、ヨーコサンが一番の要因なのに。

 ビートルズの来日公演を、武道館で黒柳サンも見た、というのも、なんか初耳だったかな。
 黒柳サン、女の子の悲鳴がすごくて、ドラムの音しか聞こえなかったと話しておりました。 最近の検証によると、演奏が聞こえたところと聞こえなかったところがあったみたいですね。 黒柳サンのいた場所は、聞こえなかったエリアだったんでしょう。

 そのビートルズのことについては、小さな新聞記事程度の知識しかなかったというヨーコサン、インディカ・ギャラリーでのジョンとの初めての出会いの話を黒柳サンから振られて、いままで何百回(笑)話したか分からないその話を、嫌な顔ひとつせずに繰り返しておりました。 えらいなあ。 まあ、サラッと、でしたけどね。 でも、ジョンとの最初の出会いを語るヨーコサンの顔は、なんだかとても大事な、人生の宝物を振り返っているようで、ちょっと時の重みを感じました。 もう、来年で、ジョンが亡くなってから、30年なんですからね。

 途中から登場のショーンクン。 ヒゲをたくわえ、メガネをかけて、風貌的にはジョンに似ている気もします。 ただ顔の作りとしては、ヨーコサン似、ですかね。 ワシ鼻のところだけは、ジョンの血を受け継いでいるかな? 声質も、ジョンよりはヨーコサン寄りのような気がします。 額もちょっと広い感じで、レノン家の血筋かな?という感じ。 日本語は 「チョットダケ」 分かる程度。
 それにしても、ショーンクンが34歳だとは。 オッサンも、トシ食うわけです。 10歳違いですからね。

 ヨーコサンにしたって、もう76ですよ。
 はぁぁ~、なんか、気持ち的に、若すぎやしませんかね、この人。 とても76歳のパフォーマンスには見えませんよ、ステージでの姿も。 胸元も(笑)。 凄すぎます。

« 「天地人」 第40回 パワーゲーム・オン・ザ・ボーダーライン | トップページ | 百恵チャンの 「ザ・ベストテン」 全出演映像DVD化から見えるもの »

テレビ」カテゴリの記事

ビートルズ」カテゴリの記事

コメント

リウさん、こんばんは。この番組、私も見ましたよ。

>そしてヨーコサンは、しゃべる時も結構、アブストラクトというか、突っ込み気味に話すようなところがあって、それが黒柳サンのしゃべりかたと、結構ダブるんですよ。
>ことヨーコサンのしゃべる日本語に関しては、なんとなく、せっつかれているような、先を急がされているような錯覚に陥るところがある。 これって、黒柳徹子サンのしゃべりと、本質的に似通っている気が、したんですよ。

コピペばかりでスミマセン。そう、そう。私もビデオ見てて、黒柳徹子が二人いて喋りあっているようにも見えました。(笑)なんか知らないけど、実は物凄く似てる二人。私も新たな発見でした。パワーある可愛いおばあちゃんって感じですかね。

弥太郎様
コメント、ありがとうございます。
コピペ、全然かまいませんよ(笑)。

そうでしたか、弥太郎サンも御覧でしたか。
黒柳サンのお父上は、確かヴァイオリニスト、ヨーコサンのご両親も、実業家の家柄でありながら、実は音楽がやりたかったらしいですね。
そんな原因なのか、ベクトルが確かに、おふたりとも似通っているところがありますよね。

ジョンの節目の年なのに、今のところあまり盛り上がっていない気もする今日この頃、埼玉にあるジョン・レノン・ミュージアムの閉館も決まり、結局一度も行くことなく終わりそうな私です(笑)。 うーむ、一度は行っておくべきか…。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521783/46422542

この記事へのトラックバック一覧です: 「徹子の部屋」 オノ・ヨーコサンと黒柳サンって…:

« 「天地人」 第40回 パワーゲーム・オン・ザ・ボーダーライン | トップページ | 百恵チャンの 「ザ・ベストテン」 全出演映像DVD化から見えるもの »

2019年1月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

無料ブログはココログ