「JIN-仁-」 第4回 女としての闘い!
当ブログ 「JIN-仁-」 の記事では、「○○の闘い!」 というタイトルで統一しているんですが、ちょっと苦しくなってきたかな…(笑)。 だれも気にしちゃいないだろうし、次回思いつかなかったら、やめます(笑)。
今回は、とうとう大沢たかおサンの南方仁先生が中谷美紀チャンの花魁の 「野風」 に出会ってしまう、という展開。 いや、でも、結構時間かかりましたよね、出会うのに。
内野龍馬サンに連れられていった先が吉原。 そこで野風と出会うことになるんですけど、あまりにチンプンカンプンなことを言い出す南方に、野風が 「アッカンベー」。 こんな見事なアッカンベーは、私久しぶりに見ました(笑)。
そしてそのアッカンベーを見た南方が、野風の貧血を言い当て、それに驚いた野風が、自分の恩人である六平直政サンの治療を申し出る、という展開は、なかなか面白かったです。
しかも、この野風。
南方の婚約者だった友永未来に瓜ふたつ、なんですからね。
野風とかかわることで、植物状態の友永未来に何らかの変化が現れるのではないか、という期待が、いやでも高まります。
そして六平サンが昏睡状態なのは、打撲によって脳に血がたまっていることであるのが原因だとつきとめる、南方。
頭蓋骨に穴を開ける、という、今回番組の冒頭で南方と綾瀬はるかチャンがやっていた作業が、ここで生きてくるのです。
いやいやどうにも、話の組み立て方が、職人技であります。
荒唐無稽な手術を女将に承諾させるために(女将役の水沢アキサン、お久しぶりでしたー)、「うまくいかなかったらいけ好かない男にもらわれてもいい」 と野風が切り出したり、いざ手術をしようという段になって、レントゲンやスキャンを一切やらずに触診だけで患部を推定するというやりかたに、南方自身が不安を覚えたり、頭蓋骨に穴を開ける音が不気味にゴリゴリ響いたり、一回目の穴あけが見当違いの箇所で失敗だったり、…
…ここらへんの話の流れも、見る側を緊張状態に駆り立てます。
つくづく、よくできてます、話が。
現代医療が、幕末にどれだけ実現できるのか。 そこが、このドラマが面白い、最大のポイントであるように、個人的には考えています。
それで、2回目の穴あけはたぶん成功するんだろう、と見る側がちょっと気を抜くや否や、話は別の方向に展開する。
それが、手術のとなりの部屋で交わされる、野風と、内野龍馬サンとの会話です。
どうして六平サンが、野風の恩人になったのか。
少女時代、借金のカタでこの吉原に売られ、それがイヤで飛び出したはいいが、腹が減って舞い戻って来た野風を、六平サンは怒りもせずに白い飯をめいっぱい食わせてくれたうえ、「ここでいちばんの花魁になれば、女であろうが下剋上できる」、と諭すのです。
六平サンが少女時代の野風に語ったその言い分は、あとから思い返すと結構詭弁の部分もあるように思うのですが、ドラマを見ていた時は 「全部が全部そうなるわけじゃない」 などと、結構シビアなことも言っていたために、説得力がありました。
この記事の前にも書いた 「天地人」 第44回のレビューと少し重なってしまうのですが、男尊女卑とか、借金のカタとか、確かに女性にとって、現在よりもはるかに不幸だった時代かもしれないです、戦国時代も幕末も。 でも、そんな、女性にとって虐げられていたような時代でも、自分の置かれた場所で、誰もがせいいっぱい、生きていたのではないでしょうか。 そこには、男も女もないけれど。
かえって、権利だ平等だと言われている現在のほうが、自らの生き方を見失っているのではないか。
それは、ある程度豊かになりすぎているからこそ、一生懸命、生きのびるために頑張る、という概念が、おろそかになっているからなのではないか。
「天地人」 も 「JIN-仁-」 も、虐げられているはずの女性が、私にはとてもたくましく見えるのです。 まあ、ドラマの上の話ですけど。
ああまた、説教臭くなってきた。
でもまあ、頭がよくっていろんな理屈を考えることに長けているよりも、わき目も振らずに働いている大昔の人たちを見るほうが、なんだか清々しい気がしませんか?
あっ、これって、自己否定だ!(笑)
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