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2009年11月19日 (木)

「ギネ」 第6回 誰のせいで産科がシッチャカメッチャカなのか

 徳本のダンナ(八嶋智人サン)から訴訟を起こされたおかげで、「オレ産科やめます」 という人まで出てきて、産科医長の松下由樹サンは頭を抱えてしまいます。
 「あたし、何やってんだろう?」 って、完全に自分の存在意義さえも見失ってしまった様子。
 「昼夜構わず必死になって働いているのに訴えられるんじゃいくらなんでもひどすぎる」 という、ゴーインに辞めてった人(名前分かりません)の言い分は至極ごもっとも。

 だからといって、訴える側がアメリカの裁判よろしく安易に訴えているのではないというところも、このドラマでは描いています。
 八嶋智人サンは、「訴えたって勝てる確率は低いのよ」 という板谷由夏サンに、「訴えでもしなければ、自分が前に進めないんだ!」 と、自分の苦しい胸の内を吐き出すのですが。

 このドラマの組み立てからして、そうじゃないだろう、という感じです。

 松下由樹サンが自我崩壊してしまったのも、産科の医師が辞めていくのも、八嶋サンが病院を訴えたのも、みーんな柊先生(藤原紀香サン)が悪いんじゃないの!ってことじゃないでしょうか?
 前回ラストで柊先生が徳本のダンナに 「徳本(美和子)サンのことは、忘れたいんです」 なんて言わなきゃ、こんなに何もかもひどい状態にはならずに済んだ、ということですよ。
 個人的な、あまりにもあり得ない冷たい言動が原因となっているのに、そこから我が国の産婦人科が抱えている現実の問題点を導き出す、というドラマの構築の仕方は、説得力を著しく損なう危険性が大きい気がするのです。

 今回柊先生は、榎原先生(中村橋之介サン)のもとで、末期の子宮がんで入院している少女、三井さやかチャンの終末医療に携わるのですが、榎原先生の言うことは、前回に引き続いて、実に非の打ちどころがありません。
 「人間は、生まれた時から、死に向かって生きているんだ」
 実にそうなのですが、母親から告知はしないでくれと頼まれているのに、無理やりしてしまうのも、言ってることが完璧だから許されるみたいな方向に行っているのが気になります。 まず母親を説得するのが、筋じゃないのかなー。

 ただ、その榎原先生のおかげで、自分の死と向かい合う覚悟ができた三井さやかチャンが、お産を見てみたい、と願い、「死ぬことと生きることはいっしょなんだね」 と理解し、「ママ…」 と呟きながら死んでいくシーンは、涙なくしては見ることができませんでした。
 その一部始終を見ていた柊先生が、死を忌み嫌っていたそれまでの自分を見つめ直し、変わっていくというのも、とても分かる気がします。

 それでも、「柊先生はもう大丈夫だから産科に戻っていいよ」 と、せっかく榎原先生が 「鬼のパンツ」 を歌いながら開放した(笑)というのに、「私はまだ榎原先生に教えてもらいたいことがある」、と頑なに参加への復帰を拒み、榎原先生に看護婦サン?がいれてくれたコーヒーを勝手に奪って飲み、「榎原先生にコーヒーをお願いします」 と言って出て行ってしまう柊先生、…

 …やっぱり理解不能であります(笑)。

 榎原先生への愛情表現だったのかなー(笑)。

 だとすると、あまりにも屈折しているとしか、言いようがありませんです(笑)。

 そしてようやく参加へ復帰した柊先生ですが、この先待ち受けているものは、徳本のダンナとの裁判であります。
 とてもカンケーない話になってしまいますが、私はこの話の流れを見ていて、「あしたのジョー」 の矢吹丈が、力石を死なせたショックから立ち直って丹下ジムに帰って来た時のことを思い出しました(笑)。 あの時のジョーも、せっかく意気揚々と復帰したのに、テンプルを打てない状態で、前途多難だったなあ~(笑)。

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