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2009年11月27日 (金)

「不毛地帯」 第7回 小出サン、怖すぎ

 会社ぐるみの不正の、いわばトカゲのしっぽ切りになった、松重豊サン演じる、小出。
 今回は、この小出サンが、やたらと怖かったです。 先週の鮫島サンに引き続いて、「不毛地帯」 という、正攻法の重厚なドラマに似合わない、副次的な線で視聴者のウケを狙っているような気が、しないでもありませんが(笑)。

 ただ、そっちの線のほうが面白く思えてしまうところが、このドラマの本筋がいまいちパッとしないことの、裏返しのようにも思えます。
 このドラマ、全体的に話が、古臭い。
 しかも、繊維部とか自動車開発とか、この手のドラマを見ている人ならおそらく見ていたであろう、TBSドラマ 「官僚たちの夏」 の、商社編みたいな感覚に陥ってしまう面もあるのです。

 それでもやはり、今回の小出サンは、ホラー映画並みに、怖かったー(笑)。
 その前にちょっと、そこに至るまでの話も、結構ある意味ホラーというか(笑)。

 近畿商事とかかわりのある千代田自動車が、苦しい経営状態を打開しようと、社運をかけて開発中の115。
 これって、いすゞ117クーペのことですよね。 うちのオフクロが若いころ、乗ってました(スイマセン個人的な話で)。 ヤタラメッタラ、ハンドルが重かったです(笑)。
 しかしまあ、分かりやす過ぎ、というか、車体まで登場してましたよ、117クーペ。
 ゲゲッ!
 この番組の提供は、三菱自動車でしょっ!
 これって怖すぎ、というか(笑)。 ある意味ホラーですよねっ(笑)。

 そのうえフォーク?(笑)フォードでしょ(笑)。 なんか、分かりやす過ぎまくってるんですが(笑)、その2世が来日してロータリーエンジンを見学とか、それってマツダしかないじゃないですか(笑)。 いかに仮名でも、こんなにライバル社のことを出しちゃって、いいのかなー。 まあ昔の話ですから、三菱サンも目くじら立てる必要もないのでしょうが。

 それで、その115の極秘事項を小出がスパイして、それをネタに、壹岐(唐沢寿明サン)に金の無心をしに来るんですよ。
 ここからホラーの始まりです(笑)。

 この小出サン、壹岐に最初にかけてきた電話から、とても言いにくいことを言葉を選ばずにポンポン言ってくるんですが、まずその様子が、とてもサイコ的で怖い。
 近畿商事にいた時から、性格的におかしいところがあったんですが、それが落ちぶれたことで、拍車がかかっているような感じ。 何か言うたびに、「ヘヘッ」 とか「フフッ」 とか、何がおかしいのか、とても気味が悪い。

 壹岐との会食でも、壹岐のステーキを 「食べないんスか?」 といきなり横取り。 芯から腐ってしまったような感じで、何をやらかすか分からない得体の知れないところを全開にしています。 ああ~、怖いよー。 しかも全部食わずに、用事が済んだら帰っちゃうし。 なんなんだ。 怖すぎる。 全部食え(笑)。

 しかもこの調子で、壹岐の奥サン(和久井映見サン)に電話するし。
 「壹岐サンの家庭は幸せそうだなあ~。 一度遊びに行かせてもらおうかなぁ~ッヒャヒャヒャ…」 グワチャンッ!
 …ちょっと、松重サン、眠れなくなるじゃないっスか(笑)。
 和久井サンも、ビビりまくってます(笑)。

 とどめは、夜遅く壹岐が帰宅すると、壹岐の家の門に寄りかかっていて(笑)。
 しかもロングコートのポケットに両手を突っ込んで前をあからさまに隠して、なんだなんだ、露出してしまうのか?(笑)みたいな恰好。
 「小出君、こんなことはもう…」 と壹岐が言いかけると、そのコートをガバッ!
 うわぁぁぁーっ!(笑)
 いや、しませんでしたけどね(笑)。
 「これからもよろしくお願いします。 ヘヘッ」

 いや、怖すぎです。

 なんか、そのあと壹岐と和久井サンは夫婦ゲンカ、次回はどうも、和久井サンが死にそうになってるみたいで、和久井サンを追いこんでしまったのも、ある意味小出サンなんじゃないだろうか?などと思ってしまいます。 それほど強烈なインパクトでした。

 冒頭にも書きましたが、そっちの方に気を取られて、壹岐と小雪サンと天海祐希サンの奇妙な三角関係とか、フォード、じゃなくってフォークと東京商事の鮫島サンが接近していることなど、本編に対する興味が徐々に薄れてきている感じです。

 ただ、これまで何度も映画化ドラマ化してきた原作だけあって、こういう切り口のドラマに仕立てるのも、それはそれでアリのような気も、しています。

当ブログ 「不毛地帯」 に関する記事
(番外) http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/post-6a81.html
第1回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/1-05a5.html
第2回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/2-w-070f.html
第3回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/3-4bae.html
第4回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/4-9755.html
第5回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/5-abb7.html
第6回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/6-d4bd.html
第7回 (当記事)
第8回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/8-4f4a.html
第9回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/9-cdc5.html
第10回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/10-183b.html
第11回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/11-0587.html
第12回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/12-68a7.html
第13回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/13-2599.html
第14回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/14-4fa8.html
第15回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/15-d4df.html
第16回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/16-3ac8.html
第17回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/17-2-6e30.html
(番外) http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/03/19-b645.html
第18回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/03/18-5177.html
第19回(最終回) http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/03/19-7b99.html

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コメント

そそ、いまいち、ゴールが良く見えないんですよね(笑)。
イキさん、相変わらず秘密主義で全然懲りてない・・。

それよか、鮫島さん元気そうで何より~。
遠藤さん、前のドラマのパン屋さんのお父さん最高でした。次回はもっとがんばってほしいです☆

まーたん様
またのコメント、ありがとうございます!
壹岐サンは、ムチャクチャ堅そうに見えて、実は浮気願望が渦巻いているっていう感じがしますよネ! 紅子サンにそれを指摘されても、「妙なことを言うのはよしてほしい」などと、ヤケに文学的に否定していますが(笑)。

鮫島サンも、阿部サダヲサンに突っ込まれても、今回は秘密主義。 ホント、もっと暴れてもらいたいですよね!

「白い春」は、私の今年見たドラマのなかでも、上位に入ります。 なんか、あのパン屋サンのその後を見てみたい気もします。 バス停とかお地蔵さんを動かしまくってたり、傑作でした~(笑)。

白い春で「WIIのお父さん対決」覚えておられます?
あれ、爆笑でした!ものすごいムキになってるし、WIIのキャラそっくりだし(笑)。
珍しく(?)続編期待しましたが、ハルオ死んじゃいましたもんね・・。

不毛地帯、来週ものすごい展開みたいですね。
楽しみ☆

まーたん様
再コメント、ありがとうございます!
「Wii」は大爆笑でした! そのあと 「リンゴの皮むき対決」 なんてのも、ありましたよね(笑)。 結構このふたり、皮むき練習したんじゃないかというほどの達人ぶりでした~(笑)。
悲しい結末だったのに、あのドラマを思い返すと、そんなメチャ楽しいシーンしか思い出せません。

それにしても、壹岐の奥サン、死んじゃうんですかねー?

そうそう!皮むき対決ありましたね!
大爆笑⇒大泣き⇒大爆笑みたいな感じですっかり番組にのせられちゃいました(笑)

和久井映見さんが、トーク番組に出てましたが、死ぬっぽいようなことを言ってましたね。
当然、はっきりとした言い方は避けてましたが。

「イキにとって生涯忘れることのできないことが起きる」だそうです。

まーたん様
再々コメント、ありがとうございます!
「白い春」 って今にして思うと、新しいタイプのコメディドラマだったような気がします。 結末は悲しすぎたけど…。 でも、阿部寛サンも遠藤憲一サンも、ただひたすら、愛すべきいとおしい男たちだったな~。

しかし、「不毛地帯」、「忘れることのできないこと」 って一体…? 今週は、目が離せないなあ。 なんたってまだまだ続きますからね、このドラマ。 長く楽しめるっていうのはいいことですよねー。 昔は 「赤いシリーズ」 とか、2クールが常識でした(しみじみ)。

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    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

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  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

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