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2010年1月22日 (金)

「不毛地帯」 第12回 鮫島サン、久々にやってくれました

 メインのストーリーが古臭いために、必然的に怪人大集合ドラマになってしまっている、「不毛地帯」 ですが。

 千代田自動車とフォークの合資会社設立のために来日したフォークの調査団のひとりが行方不明、なんて話を聞いた途端、彼らが何をしようとしているのかが、見ている側に分かってしまう。
 しかもフォークの調査員のひとりであるガイジンが、本当は日本語分かってるんじゃないのか?というのも、八束(山崎樹範サン)がまるっきり現場の声を逆にしまくって通訳している段階で、分かっちゃうんですよ。
 そして、料亭で芸者を呼んでどんちゃん騒ぎしようとする接待方法の、なんと古臭いことか。
 や、もともと里井副社長(岸部一徳サン)が中心になってこの話を進めている時点で既に、この交渉のうまくいかないことは自明なんですが(笑)。

 ここらへんの近畿商事、というか里井副社長のありかたを見ていて感じるのは、いかにも前近代的な日本企業の姿です。 いかにも詰めが甘い。 まあ、壹岐(唐沢寿明サン)への里井サンの尋常ならざる遺恨が、ドラマではことさら強調されていて、壹岐の言うこと聞こうともしないっていうのが、主な原因ではあるんですがね。

 このドラマを見ていて先が読めてしまうのは、外資が日本を席巻した後の現代の常識が、見ている側に備わってしまっているからなのではないか、と個人的には思います。
 もし2、30年前くらいにこのドラマを見ていたら、里井サンの進め方こそ王道で、壹岐の言うことが多少ウザったく聞こえ、病をおして職務を全うしようとする里井サンの浪花節根性に、共感を持ってドラマを見ることができたかもしれません。

 と、堅苦しい話はこのくらいにして。

 久々に、鮫島サン(遠藤憲一サン)の出番が多くて、鮫島ファンの私としては、よかったです。 岸部サンも、先週のエイリアンぶりが鳴りをひそめましたし(笑)、ドラマ的には、結構堅実な作りに戻った気がしました。

 壹岐と酒場でばったり会った鮫島サン、まだ息子と壹岐の娘との結婚を認めたわけじゃないとか、なんかこのドラマで描写されていなかった両家の結婚式を想像させるようなことを、申しておりました。
 それはそれとして、この酒場でのふたりの会話が、腹の探り合いウソのつき合いで、実に面白かった。 よくまあここまで互いに、ウソがつけるよなあ、って感じで(笑)。

 案の定鮫島サンは、フォークと接触していたわけですが、彼の英語がスッゴイ和製イングリッシュで(笑)。 笑いました。 アレは、絶対意図的ですよね(笑)。
 いや、このドラマでは里井副社長もそうですが、皆さん英語を、よくじゃべっていらっしゃる。
 当時の商社における英語がどれだけ必須項目だったかは存じませんが、何となく不自然な気が、しないでもないです。
 そこでの鮫島サンの、いかにも取ってつけたような英語は、ヤケにリアルだったんじゃないでしょうか。

 どうも感情移入できない壹岐に比べて、鮫島サンの存在は貴重。
 壹岐と千里の恋の行方とか、ちっとも興味がわいてきませんからね。 かえってハル江サン(吉行和子サン)からそれとない波状攻撃を受けて、頭をポリポリ掻いている壹岐が、面白かったりする。
 壹岐も、菅野美穂チャン(「曲げられない女」)みたいに、大爆発しないかなー(笑)。

当ブログ 「不毛地帯」 に関する記事
(番外) http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/post-6a81.html
第1回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/1-05a5.html
第2回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/2-w-070f.html
第3回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/3-4bae.html
第4回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/4-9755.html
第5回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/5-abb7.html
第6回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/6-d4bd.html
第7回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/7-8677.html
第8回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/8-4f4a.html
第9回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/9-cdc5.html
第10回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/10-183b.html
第11回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/11-0587.html
第12回 (当記事)
第13回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/13-2599.html
第14回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/14-4fa8.html
第15回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/15-d4df.html
第16回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/16-3ac8.html
第17回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/17-2-6e30.html
(番外) http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/03/19-b645.html
第18回 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/03/18-5177.html
第19回(最終回) http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/03/19-7b99.html

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