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2010年1月24日 (日)

「龍馬伝」 第4回 佐那チャン、ツンデレ、してません?

 「龍馬伝」 第4回は、千葉道場の女剣士、千葉佐那(貫地谷しほりチャン)が登場。

 千葉道場にやってきた福山クンは、道場の衆目の中、きちんと挨拶をし、佐那と戦わされることになる。 結構この展開は、意外だったかな。
 このくらいの大きな道場ともなると、誰か入門のために来たとしても、みんなの稽古を中断することなんか、あり得るのだろうか?という感じがしたものですから。

 そしてのっけから、しほりチャンは福山龍馬をコテンパンにやっつけます。 土佐の武市道場でいっぱしの主席気取りだった福山クンは、女に負けたという屈辱を、痛いほど味わうわけですが。
 佐那チャンの試合ぶりは、相手に手出しをさせないほどの素早い回転で面を続けざまに打ちながら胴のあくのを見据え、、胴を決めていく戦法。
 要するに、相手をハナからかさにかかって威圧するのが目的の、格下相手の戦い方ですよね。
 福山クンは、相手と組みになった時にかろうじて押しのけることしかできない。
 こういうバカにされたような戦い方をされて負けるんですから、並の屈辱ではないことは、確かです。

 その佐那チャンが、やがては龍馬に惚れていくのはなんとなく分かっていたので、かたくな過ぎる貫地谷しほりチャンの演技が、またなんとも良かったりします。
 つまり、しほりチャンをずっと見てきている立場でものを言わせてもらうと、この佐那、という女性、しほりチャンに、とても類似している点があるのではないかと思われるわけです。
 私がしほりチャンに抱いているイメージは、失礼ながら、とても気難しい女性。
 その怖エー女(笑)が龍馬に惹かれていく過程を見るのは、とても興味深かったり、するのです。

 途中、千葉道場のチャイルドコース(笑)で太鼓を叩きながら指導する龍馬にそそのかされて、いっしょに女子供たちと稽古をしてしまうしほりチャン、とてもそれが、かわいいんですよ。 どうもツンデレの傾向ですね。
 その様子を感じとった千葉道場の主で佐那の父親、千葉定吉(里見浩太朗サン)が、自分の娘が女であることの限界を思い知らされ、「お前はもう坂本龍馬には勝てない」 と佐那に告げるのですが、ちょっとここは、いつ龍馬が佐那より強くなったんだ?という感じでした。
 確かに、千葉重太郎(渡辺いっけいサン)から直々に、豆の上での特訓とか、独自に稽古を重ねてきたのは分かるのですが。
 里見サンがしほりチャンの心の動きを敏感に感じ取った、ということであれば、やはり里見サン、タダモノではない(笑)。

 そして女に負けたという屈辱を胸に稽古を続けてきた龍馬が、「龍馬に勝てない」 と断言されて逆上した佐那チャンの申し合いに対して、どう反応するのか、と思ったら、「そのままのキミが、いちばん輝いているんだ!」。
 こここらへん、殺し合いよりも話し合い、という龍馬の、面目躍如、といった感じでした。

 それにしても、今回初登場した、桂小五郎サン。

 谷原章介サンが演じていたのですが、「曲げられない女」 の警察キャリアに負けず劣らずのブッ飛びキャラでした(笑)。 なんか、回線飛んでますよね、この人(笑)。
 江戸の大きさに驚く龍馬を一喝し、「サカトモクン!(龍馬 「サカモトです…」(笑))、世界は何千何万倍もでかい!」 と、その諸外国が日本に迫っている危機を力説するのですが、顔にはヒゲの落書きが…(笑)。 引き続いてピエール瀧サンのキャバクラ嬢(じゃないか)との野球拳(ちがうって)。 負けて瀧サンにつけられる、桂サンと同じヒゲの落書き。 この展開、笑いました~。

 そして、今回の 「弥太郎伝」 でございます。

 畑を耕そうとして肩を脱臼した蟹江のオヤジ殿、「あとは頼む」 と、相変わらずの無責任ぶりで、また笑えます。
 「このままじゃイカァーン!」 と、堂々始めた岩崎弥太郎塾。 講師も塾の子供らも、両方ともこの上ない汚さぶりで(笑)。
 そのあまりの汚さぶりに、三菱からはクレームが出る始末らしいですが、分かっとらんなー、三菱のお偉方サンも(笑)。
 いちばんこのドラマで、生き生きしてますよ、弥太郎サンは。 私はちっとも、ネガティブイメージで、見てないです。
 その絶望的状況であがいてあがいていることに、とても共感をもって、私はこのドラマでの岩崎弥太郎を見ています。

 その絶望だらけの塾の授業中、いきなり加尾(広末涼子チャン)がやってきて、「私に学問を教えてほしい」 と弥太郎に頼むんですよ。
 「これは、夢じゃ?」 ほっぺたをつねって飛びあがり、「日本の夜明けじゃあ~っ!」(「日本の」 は言わなかったか…笑)。 続いて、波が、ザッパーン。 ハラ、抱えました(笑)。 バンザーイ、バンザーイ。

 最後に、この弥太郎から自らの嫉妬心を見事に見透かされた、武市半平太(大森南朋サン)。
 この場面で流されたざわざわとしたBGMを聞いていると、「ハゲタカ」 の鷲津みたいな不気味さが大森サンのまわりに漂ってきます。 鷲津みたいに、すっかり変わり果てた姿で、福山龍馬の前に姿を現すのでしょうか。 怖いなあ~。

当ブログ 「龍馬伝」 に関する記事
♯01論点が、はっきりしちゅうhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/1-e718.html
♯02えらい天気雨じゃったのう(笑)http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/2-a44b.html
♯03食われっぱなしぜよ、福山サンhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/3-8e96.html
♯04佐那チャン、ツンデレ、してません?(当記事)
♯05アイデンティティの崩壊http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/5-d115.html
♯06本分をわきまえる、ということhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/6-766e.html
♯07父のこころ、子のこころhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/7-e1b3.html
♯08汚さに磨きがかかる(なんだソレ?)弥太郎殿http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/8-8680.html
♯09思想か、命かhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/9-febd.html
♯10もっとなんとかできたはずhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/03/10-b847.html
♯11龍馬が担ぎ出される、その理由http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/03/11-ac67.html

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コメント

昨今のドラマは、ツンデレがキーワードなのでしょうか。

>ちょっとここは、いつ龍馬が佐那より強くなったんだ?
全く御意。ちょっと時間はしょり過ぎじゃない?って感じです。

>「曲げられない女」 の警察キャリアに負けず劣らずのブッ飛びキャラでした(笑)。 
私的には、今回のMVPは、谷原章介さんです。(笑)なんちゅう桂小五郎なんだ!それに龍馬との初対面の設定が、何となく「曲げられない女」の警官の登場に似ていたりする。「あの」ヒゲをつけながら、天下国家を憂うところは爆笑でした。

確かに三菱さん、わかっとらん。今弥太郎は大いにヒーロー(笑)になっているのに、その機微もわからないのかと言いたい。(笑)

龍馬、弥太郎、半平太、それぞれのキャラが出だして、その対比が面白くなりそうです。新たな濃いキャラ(谷原さん)も登場して、来週はペリーも登場、時代が動きだして、ドラマも動き出す予感。楽しみです。

弥太郎様
コメント、ありがとうございます。

第2回の 「農民たちイキナリ龍馬の味方」 もそうでしたが、どうもドラマのキモになる部分の描写が足りないな、と思うことがありますね、「龍馬伝」 は。

なにしろ、豆の特訓のあと、どういうわけか龍馬がチャイルドコースの指南役をやっていることからして、さほど剣の腕が上達してないからこそこんな油を売ってんだろう、というように、見えてしまうんですよ。

それに比べて、「弥太郎伝」 のほうは、そうした不可解さが、全く見当たらないのです(笑)。
まったく、どっちが主役なんだか…(笑)。 籠が売れなくて、「ヒヨコもあるでよー」 なんて、なんという哀しさでしょうか。 泣けますよ、あそこは。 「塾を開く!」 と決然と立ち上がっても、ダーレも相手にしない哀しさ。
この 「超」 のつく絶望感。
とても共感してしまいます。

そして、谷原章介サン。
こんな強烈キャラの桂小五郎なら、準レギュラークラスの頻度で、見てみたい気がします(笑)。

>どうもドラマのキモになる部分の描写が足りないな、と思うことがありますね、「龍馬伝」 は。
>それに比べて、「弥太郎伝」 のほうは、そうした不可解さが、全く見当たらないのです(笑)。

全く御意(笑)。主役なんだから当然、龍馬に多くの時間配分がなされているわけですが、何故か説明不足のポカが多いですね。だから見る側が感情移入できない所が出てしまう。

その意味においては、弥太郎のシーンは丁寧に創ってある。(笑)意図的か、結果的にそうなっているのかわかりませんけど。

一つ思うのは、農民の堤工事にしても、佐那ちゃんの心早々篭絡にしても、凡人が持たない龍馬の不思議な魅力(人徳)故に、皆、短時間にコロッと参ってしまうのだ、ということを制作側は表現したいのかもしれないな、と思ったのです。もしその意図ならば、まったくの失敗だと思います。
単に一話完結で表現しようとしたために、時間が足りなかったという理由もありますけどね。

>「ヒヨコもあるでよー」
>「塾を開く!」 と決然と立ち上がっても、ダーレも相手にしない哀しさ。

哀しい。哀しすぎる!でも思いっきり笑ってしまうこれらのシーンは、本当に丁寧に創ってある。(笑)

弥太郎様
再コメント、ありがとうございます。

弥太郎のリアリティは、なんと言っても人間臭い、実際臭い!(笑)…臭そーな(笑)ところですかね。
とても尊大で、嫉妬深くて、見ていると、私自身の中にもあるような嫌な部分を、マックスパワーで表現している感じ(笑)。
そしてその姿が笑える…これは、「人生とは喜劇である」 という真理を体現している…(笑)とは、大げさですね、ハイ。

彼がこの先どんどん偉くなっていくと、彼に対する共感というものがなくなってしまうのではないか…と、ちょっと危惧しております。
もがき苦しんでいる男の人生に、私はなんだか自分の人生を重ねているようなところもあるのです。

「どいつもこいつも…」「どうして自分ばっかりこんな目に遭わなきゃいかんのだーっ!」、という弥太郎の叫びは、私の胸に、ものすごい響くんですよ。

ちょっと辛気臭い話になってしまいましたですね(笑)。

千葉重太郎役の渡辺いっけいさん、なかなか良い味を醸し出していますね。
妹のためにと酒席を設けたのはいいですが、「ぼくは君が大好きだ」と言って龍馬が吹き出した酒を顔面に浴びた瞬間、僕も思わず吹き出してしまいました(笑)。
たしか勝海舟と龍馬を引き合わせるのが千葉重太郎だったと思いますので、次回の出演が待ち遠しいです。

ジョナサン様
コメント、ありがとうございます。 お久しぶりでございます。

「龍馬伝」 って、見る側を笑わせる話に関しては、最高だって感じてます(笑)。 これまでの大河でも、笑わされることの多いものは結構あった気がするのですが(「新選組!」とか)、ここまでギャグシーンに命をかけているような姿勢を感じるのは、ほかにない気が…(笑)。 去年の 「天地人」 も同様に笑わせるシーンが多かったですが、本編がグダグダだったため、見る側がずっこけてしまうような、ゲンナリしてしまうようなギャグが多かったように思います(笑)。

重太郎サン、とってもいい人なので、再登場してくれたらいいですよネ!

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