« 「龍馬伝」 第4回 佐那チャン、ツンデレ、してません? | トップページ | 二子玉川はいま、メチャクチャでございます »

2010年1月25日 (月)

「君たちに明日はない」 許せるあり得なさ、許せないあり得なさ

おことわり この記事のあと、もう一度ちゃんと最後まで見て、記事を書き直しております。 どうぞ1月27日の項 「『君たちに明日はない』 第2回 ちゃんと最後まで見ての感想です」 も併せてお読みいただければ、幸いです。

 ああ~、ダメでした、宅間孝行サン脚本、NHK土曜ドラマ、「君たちに明日はない」。 第2回早々から、リタイアしてしまいました。
 1回目はなんとか見ること出来たんだけどなあ~。
 リストラ請負会社の坂口憲二クンが、リストラされる側の田中美佐子サンを食事に誘って、会社の極秘事項をべらべらしゃべり、口封じのために自分のおごりということにし、「お返ししなくちゃ」 という田中サンに、「お返しですか…お返しならば」、とエレベーターの中で、いきなりキス(!)。

 この時点で、このドラマを見るのはあきらめました。

 確かに男ならば、借りを作った女性に対して衝動的に手籠め(てごめ)にしてしまおうとか、思わないわけでもないです、正直なところ。

 だけど実際にそれをやってしまう男というのは、私に言わせれば、人間失格ですよ。 すくなくとも、ベロンベロンに酔っぱらいでもしなければ、こんなことは、出来るはずがありません。
 第1回を見ていた側としては、坂口クンはとても好感度のあるリストラ請負人だったのに、結局衝動を抑えられないただの(ピー)だったんですからね。

 ここで、同じあり得なさでも、どういうわけか見たいと思ってしまう日テレドラマ 「曲げられない女」 のあり得なさと、どう違うんだろう、と、ちょっと考えてしまいました。 どうして 「曲げられない女」 のあり得なさは許せるのに、「君たちに明日はない」 のあり得なさが許せないのか。

 つまり、状況的なあり得なさよりも、登場人物の性格的なあり得なさのほうが、見ている側(すくなくとも私)にとっては許せないんだ、と思うんです。

 例えば、登場人物が、どうしてそんな行動をとっちゃうのか?ということが、ドラマを見ているとよくあります。
 けれども、登場人物がその不可解な行動に至るまでの動機を、これでもかこれでもかというくらい丁寧に説明されると、見ている側が納得できる。
 それだけ、「唐突な行動」 というものには、慎重な理由付けが不可欠だと、私は考えます。

 ところが、「君たちに明日はない」 の坂口憲二クンには、その 「唐突なキス」 に至るまでの動機が、きわめて貧弱に思えます。

 坂口クンの役どころが年増好みとか(笑)、その年増の女性に逃げられた傷を引きずっているとか、田中美佐子サンが困っているお年寄りを助けたことを覚えていたとか、このドラマでは、坂口クンが 「唐突なキス」 をするまでの動機を、この程度しか説明していない。
 これでは到底、犯罪的行為を犯すまでの納得できる理由付けには、程遠いと思う。 キツイ言い方をさせていただきますが、甘いっスよ、すごく。

 こんなことを簡単にするから、坂口クンが演じている男の性格が、完全に破綻しているとしか思えなくなってしまうんです。

 逆に、「曲げられない女」 に出てくる谷原章介サンも、あり得ない度がものすごく高い。
 けれども谷原サンは、あり得ないなりに、あり得ない世界のリアリティにあふれている感じがする。 つまり、こういうなんにでも首を突っ込みたがる男が、頑なにまっすぐ過ぎてあり得なさ過ぎ女の菅野美穂チャンに対して、いかにも言いそうな言葉をガンガン言ってくる。 ここでの谷原サンに、性格的な破綻は、およそ見られないんです。

 私がこの坂口クンの 「唐突なキス」 ひとつだけでこのドラマを見るのをあきらめてしまった、というのは、本当はもったいないことなのかもしれません。
 けれども、こんな性的衝動を制御できない男の話など、見たくもないと思っちゃったんだから(笑)、どうしようもないってゆーか(笑)。

 残念ですが、ゴメンナサイ、であります。

当ブログ 「君たちに明日はない」 に関する記事
第1回http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/post-f372.html
第2回(番外)(当記事)
第2回http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/01/2-1c05.html
第3回なし
第4回http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/4-bd21.html
第5回http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/5-9c41.html
第6回(最終回)http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/02/post-d0bd.html

|

« 「龍馬伝」 第4回 佐那チャン、ツンデレ、してません? | トップページ | 二子玉川はいま、メチャクチャでございます »

テレビ」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。ドラマ『白い春』最終回の記事を拝見させて頂き、それ以来ファンになったものです。好みが同じ様な感じなので毎日楽しく覗かせてもらってます。
『君たちに明日はない』での坂口クンのキスの件ですが、第二話を最後まで見た感想としてはアリだと思いました。うまいこと説明は出来ないんですが、あのキスは、結構重要だった感じがしました。はじめてのコメントで生意気言って申し訳ありません。なにぶんアホなので許して下さいませ。

投稿: 1964 | 2010年1月26日 (火) 21時41分

1964様
コメント、ありがとうございます。

いやー、どうも申し訳ないです、心苦しいコメントを書かせてしまったようで。
しかも私のファン、なんて…。 穴にでも入りたい心境です(汗)。

そうでしたかー。 まだ録画したやつを消していないので、それでは最後まで見てみることにいたします。 ちょっと早まって、結構きつい調子で書きすぎましたね。 ちょっと不適切な部分は削除させていただきます(ただのバカ、とか…)。

記事の中では書きませんでしたが、坂口憲二クンがこれだけのイケメンだから許されているのではないのか!みたいな感覚があったことも、たぶん否定できません(笑)。 私みたいなイケメンじゃない男(たぶんフツーの顔だと思います…)から見ると、全く常識外れすぎの行動に見えたものですから…。

また第2回を最後まで見終わった時点で、この記事をどうするか、考えたいと思います。

いやー、だけど、やっぱり最後まで見ないといけないな~(汗)。

投稿: リウ | 2010年1月26日 (火) 21時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521783/47388902

この記事へのトラックバック一覧です: 「君たちに明日はない」 許せるあり得なさ、許せないあり得なさ:

« 「龍馬伝」 第4回 佐那チャン、ツンデレ、してません? | トップページ | 二子玉川はいま、メチャクチャでございます »