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2010年2月16日 (火)

「Love Story」 なんであんなに、夢中になって見ていたんだろう?

 中山美穂チャン・豊川悦司サン主演、2001年TBS日曜劇場のひとつだった、「Love Story」 が、関東圏で昨日(2月15日)から再放送され始めました。 最近 「サヨナライツカ」 で中山美穂チャンが復帰したので、その関係での再放送かな、という気もします。

 当時、結構このドラマにハマってました。 なので、ちょっとコレクションに加えようかと思って、この再放送を録画しました。
 で、第1回目を見たんですが。
 なんか、こんなわざとらしい話だったっけなー?という気がしてなりませんでした(笑)。

 まず、登場人物たちの性格描写が、とても稚拙に思える。
 特にこれは、中山美穂チャン演じる須藤美咲に顕著なのですが、先回りして、言わなくてもいいようなことを、あまりにもしゃべりすぎる。 どんだけ我慢できないのこのコ?(笑)という感じに見えるのです。
 彼女は雑誌の契約編集者なのですが、約2年間、新作を書くことのできないかつての売れっ子作家、豊川悦司サンの担当に、いわばていよくまわされる。 彼女にとってそれは、クビがかかった背水の陣の仕事のはずなんですが、出会ったそうそう、気難しいので有名な豊川サンにずけずけとものを言うし、聞かれてもいない自分の事情をべらべら話すし、気まずい雰囲気を勝手に察して、そそくさと帰ってしまうし。
 そして豊川サンは、そんな彼女のヘンなところが妙に気になって、だんだんと好きになっていく、という話だったんですが。
 豊川サンにしても、勝手に結論を先回りして、勝手に不機嫌になったりしている。

 そのほかにも、豊川サンのマンションのはす向かいに住んでいる香取慎吾クンも、その香取クンに引っかかった女のコ役の優香チャンも、なぜだかみんな、先回りして、言わなくてもいいことをべらべらしゃべりすぎる。

 要するに、コミュニケーションの取りかたが、皆さんとても、幼稚なんですよ。 その結果、とてもわざとらしいドラマのように思えてくる。
 けれどもこれをリアルタイムで見ていた当時は、全くそれが気になりませんでした。

 なぜなんだろう。

 まず、このドラマの脚本家が北川悦吏子サンであったこと。
 この人の 「愛していると言ってくれ」(1995年)には、やはりシビレまくっていました。 豊川悦司サンが耳の聞こえない人の役で、常盤貴子サンがその相手役。 豊川サンはこのドラマ以来、私の結構お気に入りの俳優サンになっていて、この人と北川サンが再び組んだことで、過度な期待をしていた、という面がありました。
 だいたいこのドラマ、ラヴコメディ、という触れ込みだったので、あのクールなトヨエツのコメディ、見てみたい!という興味があったことも否定できません。 いまじゃ豊川サン、すっかりお笑いが板についちゃってますが…(でもないか、コマーシャルだけか…笑)。

 それから、やはり少女の時からずっと出演したドラマを(全部ではないですけど)見続けてきた中山美穂チャンが当時30を超えて、そのトヨエツとラヴ・ストーリーを演じる、ということに、当時とても興味が持てた、という点。

 つまり、自分が、この主演のふたりをとても好きだったから、そのふたりが結ばれるところを見たかった、と。 かなりミーハーチックな原因でした(笑)。 スピッツの歌う主題歌 「遥か」 もよかったし。 スピッツって、いまどうしちゃってるんですかね? いい歌、多かったよなー。

 けれどもまあ、そのわざとらしさを除けば、話の展開としては、本音を言わずにはおれない美穂チャンの、先回りしすぎるその様子に可愛さを感じるし、いっぽう、売れっ子作家として傲岸不遜にふるまっていた豊川サンが、ほかの編集者ならおべっかで済ませるところを本音でグサグサついてくる美穂チャンに深く傷つく様子が可笑しく、彼がそんな彼女に惹かれていく様子に、共感したりもするのです。

 このドラマを毎回見終わるたびに、切なさに包まれたことを思い出します。
 それは当時すでにときめきをなくしていた、自分自身の、恋愛感情というものに対する、やるせない気持ちのせいだったかも、知れないのです。

 それにしても、このドラマで豊川サンのおばあちゃん役を演じていた、三崎千恵子サン。
 当時すでに、寅さんシリーズは終わっていたと思いますが、このドラマ以来、私個人としては、お見かけしておりません。 引退なさったんでしょうか?

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テレビ」カテゴリの記事

コメント

私は、香取慎吾さんの、「アルハンブラの、
思い出」の、ギターが、とても、心地よいと、
思います。
香取慎吾さんの、優しさ、温かなひとに、
なれますように。

投稿: のぞみ | 2010年2月18日 (木) 17時23分

のぞみ様
コメント、ありがとうございます。

香取クンはこのドラマでは、とてもナイーヴな男の子の役を、好演していたと思います。 いい加減な男の子と思わせながら、実は思い通りにならない悩みを抱えている青年。 その悲しみやいら立ちが募った時、彼は 「アルハンブラの思い出」 を弾いていたような気がします。

投稿: リウ | 2010年2月18日 (木) 20時18分

初めまして。
スピッツはまだまだガンガン活動していますよ〜。
彼らは42歳ですが、そんなことは全くみじんにも感じさせません。
おじいちゃんになっても頑張りますって言ってました。
TV嫌いで有名なので、ほとんどTVには出ません。
なので解散したとか思う人は沢山いると思います。
しかし、アルバムを出すたびに全国ツアーもやってますし
チケットはかなり激戦で首都圏は本当に取りにくいです。
以上、スピッツファンでした♪

投稿: ハチ | 2010年2月22日 (月) 15時09分

ハチ様
コメント、ありがとうございます。

ややや、これは大変、失礼いたしました!

これは外野から見た私の印象なのですが、ヴォーカルの草野クンの才能が特に傑出していたように見えていました。
なので、グループの露出がなくなってしまったってことは、彼がソロシンガーとして独立とか、してしまったのかなー、なんて、考えてしまったんですね。

「ロビンソン」 とか、「涙がキラリ」 とか、大好きな曲が、私もいっぱいあります。 メジャーどころばっかりですけど(笑)。

投稿: リウ | 2010年2月22日 (月) 18時28分

さっそくのお返事ありがとうございました!

そうですね〜。確かにそう思われる人も少なくないと思います。
スピッツと言えば、はやはりボーカルのマサムネさんですが、でも他の3人もとても素敵なんですよ。
ライブに行くと、4人ともすごく楽しそうに演奏しています。
特にギターの三輪さんは、スピッツ以外のバンドではギターは弾きたくないとまで言っているんです。
結成して20年経ちますが、誰一人メンバーが変わらないのもすごい事だと思います。
私は4人の誰かが欠けたら、スピッツではなくなってしまうと思っています。

ここ数年は映画の主題歌ばかりで、やはりドラマの主題歌をやらないと、新曲が出ても知られないですよね。
一応Mステには新曲出すと出るんですよ。
HEY×3には何年かぶりに出ましたが、マッちゃんにいじりたおされてタジタジ…(笑)なので、多分もう出る事はないでしょう。

もともとスピッツは商業的ではなく、できればおちこぼれの方が良いと自分たちで思っていますし、スターの証である武道館ライブは誰もがあこがれているものですが
スピッツはそういうことに興味がないといいますか、そんなに大きなハコでやってちゃんと自分たちの想いが届くのか?とか心配もあったようです。
なので、観客と近い距離でのライブ(せいぜい大きくても3000人規模の会場)をずっとしてきたのですが、チケットが取りづらく、大都市での公演チケットがネットなどで高値で取引されるようになり、その対策として22年目にして初のアリーナ公演に踏み切ったんです。
結果としては大成功で、ほぼ満席でした!もしかするとこれが最初で最後のアリーナライブだったのかもしれません。
そしてスピッツのライブチケットは4,900円という破格のお値段なんですね。それは、彼らが中学生でもお小遣いをためて買える値段にしたかったそうで。その辺からも商業的ではない事が伺えます。
結局メディアにはほとんど出ないなら、観に行くしかない!ってことですよね。
40超えてのハイトーンボイスは本当に素晴らしいですし
マサムネさんは本当に歌が上手すぎます。TVでは緊張して音を外してしまいますが、ライブは本当に完成度が高い。鳥肌モンです。
リウさんにもぜひぜひライブに行ってほしいです!
アリーナの公演のDVDが発売されましたので、もし良ければ見てみてください。

長々と申し訳ありませんでした。つい熱くなってしまいました。。


投稿: | 2010年2月23日 (火) 14時32分

ハチ様
再コメント、ありがとうございます。

いや、ハチさんのスピッツ大好き!という熱い気持ちがとても伝わってきましたよ!

メンバーの結束力がこれだけ強いと、やっぱり見ている側にも安心感が生まれる気がします。 「自分たちの音」 というものを大事にしているからこそ、それぞれのメンバーの方向性がばらばらにならず、音楽もぶれないんでしょうね。

それに、ファンとの距離を大切にしている、という姿勢は、とてもいいですね! メンバーの体温を感じることのできる距離、なんて言いだすと、確かに商業ベースでは収まりきれなくなってしまう気がします。

でも、チケットがそれほど入手困難だっていうことは、なかなかメンバーの 「本当に望む距離」 でのライヴ、っていうのも、まだまだ難しいのかも、知れないですね。

それにしても、チケットが4900円ですか! なんか、いつの時代の値段だ!(笑)ってくらいの値段ですね!

「ロビンソン」 なんて変な題名を、とてもいい歌につけてしまう、という彼らのスタンスを、「どこかひょうひょうとしている、どことなくとても客観的に、自分たちの音楽を見つめている」 というように、私は捉えていました。
この曲、歌詞の中に 「宇宙」 という言葉が出てくるので、「宇宙家族ロビンソン」 と引っ掛けたのかなー、なんて思っていたのですが(笑)、タイのロビンソン百貨店からつけられた題名だったとか(笑)。
どちらにしても、なんか人を食ったようなタイトルの曲って、スピッツの楽曲には多い気がします。

マサムネサン、未だにハイトーンですか!

いや、カラオケでスピッツの歌を歌うと、ヤタラメッタラキーが高くて(笑)。
ことによると、小田和正サンより、キーが高いかもしれない(笑)。 サビにいく前から、じゅうぶん高音ですからね(笑)。

「Love Story」 の 「遥か」、やっぱりいいんだよなー。
またもう一度、彼らの音楽に、触れたくなってまいりました。
スピッツの近況をお教えくださって、ありがとうございました!

投稿: リウ | 2010年2月23日 (火) 15時50分

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