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2010年2月 2日 (火)

貴乃花のニュースを見ていて

 基本的に、自分の見たいテレビしか見ないために、あまりワイドショーじみたカテゴリーに入るニュースを見ないのですが。
 貴乃花親方が相撲協会の理事に選出された、というニュースには興味があったため、ただ漠然となのですが、夕方のニュース番組をザッピングしていました。
 いや、報道の人たちって、「造反」 とか、大っスキですよねー(笑)。 そんなに相撲協会内部を険悪にしたいんですかねー(笑)。

 こうした、対立構造を仕立て上げたり、ワルモノを仕立て上げたりする報道のありかたは、そうしたほうが分かりやすくなるからなんでしょうけど、とてもレベルが低く思えます。

 今回の貴乃花親方の理事選出、というニュースを簡潔に表現してしまえば、一門を離脱してまで相撲界の古い慣例を打破しようとした貴乃花親方に、同調する親方衆が大方の予想に反して3名いた。 だが相撲界の改革を考える貴乃花親方の、理事会における立場は微妙で、前途は多難。 っていうことでしょ。

 私が考える、この件に関するニュースは、ここで終わりなんですよ。
 それを報道は、とてもとてもとても引っ張って、誰が造反したのかとか、朝青龍の暴行事件について貴乃花親方がどう発言するのかとか、カンケーないことまでネホリーナハホリーナ(笑)。
 造反って、それだけ相撲界の改革を期待する向きが、親方衆の中にも芽生えてる、ってことでしょ。 それが造反、って言えるのかどうか。 それが誰かなんて、正直意味がありません。 造反した親方が辞めたり、相変わらず古い体質だなとは、思いますけど(追記)。
 それに、朝青龍のことについて貴乃花親方にいろいろ訊きたがる、というのも、記者たちが朝青龍に無視され脅されまくっているから、貴乃花親方に溜飲を下げてもらおうとしているような側面が見える。

 私がニュースを見ていて、ときどき感じるのは、ドラマよりニュースのほうが、作り物っぽいんじゃないかな、ということです。 NHKのニュースはかろうじて恣意的なものを感じない範囲かな。
 私たちが見るニュースの映像は、肝心なところが、すっぽり抜けている。
 それは、記者たちがどのような態度で対象人物に取材しているのか、というところです。
 失礼な物言いをすれば、だれしも不機嫌になったりする。
 そしてその部分だけを抜き出して放送すれば、その人物の印象は、格段に悪くなる。
 人にものを訊く態度、ってものが、あるんじゃないでしょうかね。

 貴乃花親方は、それこそ子供のころから知っていますけど(笑)、個人的には、報道を含めたまわりの大人たちが、あんな不自然に思える(失礼)性格にしちゃったんじゃないのかな、と思っています。
 彼を見ていると、とても外殻が硬い受け答えを、常にしているような気がする。
 もっとくだけていても、いいような気がするんですけどね。
 やはり、身内のこととか、自分の信仰(?)のこととか、ヤタラメッタラ興味本位に取り上げられて、ありのままの自分を見せることを、完全にやめてしまったように、私には思えるのです。 そこに、横綱としての品位を大切にしようという気構えが加わって、貴乃花親方のガチガチの性格が出来上がってしまったんじゃないでしょうか。 ありのままの自分でいるのができないことって、結構苦しいんじゃないでしょうかね。

 前途は多難でしょうけど、これが相撲協会改革の、ほんの端緒なんだと思います。 私は貴乃花親方を、応援します。

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