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2010年2月16日 (火)

「ザ・ナック」 リードヴォーカルのダグ・ファイガーさん死去

 ナックのリード・ヴォーカルだったダグ・ファイガーサンが、肺がんのため亡くなったそうです(2月14日)。 享年57歳。

 ナックと言えば、私どもの年代で言えば、「マイ・シャローナ」(1979年)。 と言うか、これしかヒットしなかったんですが。 つまり、一発屋。
 だけどその一発が、とてつもないインパクトがあった気がします。
 なにしろあの時代に、60年代のロックンロールをよみがえらせたんですからね。
 それゆえに、「ビートルズの再来」 とまで言われていて、確かレコード会社もビートルズと同じEMIだったと思いますが、やたらとこの決まり文句が喧伝されていたような気がします。
 最初のアルバム 「ゲット・ザ・ナック」 も、そんなレコード会社の思惑プンプンの、まるで 「ウィズ・ザ・ビートルズ」 みたいな雰囲気のジャケット写真。

 当時私は14歳でしたから、ビートルズの再来と喧伝されるナックに対抗意識を勝手に燃やすなんてこともなく(笑)、そんな売り込みをするEMIのやりかたのほうが、気に入りませんでした。
 だけど、曲はいいですからね。 「マイ・シャローナ」 は結構頻繁に聴いていた気がします。 あと、「セルフィッシュ」 とか、FMでエア・チェックしたり。 いい意味で、頭の回線が飛んだ曲作りをする人たちだなあ、と思っていました。
 ただビートルズの再来なんて、ナックが 「サージェント・ペパーズ」 を作り出せそうな才能のある人たちには、とても見えなかったことも、事実です。

 今にして思えば、ビートルズの後継者なんてのは、つくづく罪作りな売りかただと思います。
 特に70年代は、新しいグループが出てくると、なにかって言えばビートルズと比較されて。 70年代中ごろでしたか、何かの音楽雑誌で、当時人気のあったグループを、ビートルズのどの時代のカテゴリーに入るか分類する、なんて企画があったことを、覚えています。 確かベイ・シティ・ローラーズがビートルズ中期(初期のエッセンスも少し)、それからクイーンが、ビートルズ後期でしたか。

 つまり、50年代がエルヴィスで、60年代がビートルズだったため、70年代を代表するミュージシャンを、時代が要請していたんでしょうね。 それに、ビートルズのインパクトを超えるミュージシャンが、簡単に出てくるだろう、みたいな軽い観測もされていたと、思うんですよ。
 けれども、そう簡単にはいかなかった。

 もうちょっと賢い売りかたをしていれば、ナックも一発屋なんかで終わらなかったんじゃないでしょうか。 分かりませんけど。
 いずれにせよ、ダグさんのご冥福を、お祈りいたします。

 ママママイー、シャローナ! 聴きたくなってきた。

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