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2010年3月31日 (水)

「八日目の蝉」 第1回 来週も、…見よう、かなあ?

 タイトルが気になって見ようと思った、NHKドラマ10 「八日目の蝉」。 蝉は八日目くらいに、死んでしまいますよね。

 赤ん坊をさらって逃げる話、みたいな前知識だけはあったのですが、ドラマが始まったと同時に、いきなり檀れいサンが赤ん坊をさらうシーンで、これでもう自分が知ってることがなくなってしまいまして(笑)。

 しかもそのシーン、また結構な天気雨なのが、ドラマとしての出来を左右するほどの要因なのかな~という不安がよぎる(笑)。 つまりですよ、この天気雨、何らかの意図を持って天気雨を演出しているのか、それともそんなことはどうでもよくって晴れの日にただホースで雨を作っているのか、作り手のその姿勢によって、作品の良しあしも決まってくる、そう思うんですよ。

 物語の流れとしては、そんな天気雨の意図に対する不安が後押しするように、主人公の檀れいサンの 「ダメ女」 ぶりが浮き彫りにされていく。

 話としては非常にベタなんですが、不倫をしていたら妊娠してしまって、男に 「妻とは別れるから今回は堕ろしてくれ」 と言われて堕ろしたら、今度は妻のほうが妊娠しちゃってて、結果的に男は妻のほうを取っちゃって、とまあ、とても簡単に言ってしまうとそういう話です。

 ここまでの話の流れから言って、男(津田寛治サン)のダメ男ぶりもひどいけれど、檀れいサンのアホぶりがとても際立っている。
 なにがアホなのかって、そのー、…全体的に(笑)。
 そんなひどい男、さっさと気付けよ、っていうのが最大のアホなところなんですが(笑)。
 まあ、恋愛なんてそんなもんなんですけどね。 冷静に考えれば、そんなひどい男、って分かっていても、止められない感情、というものがあると思います。
 これを、つまらないアホドラマとして見切ってしまうかどうかが、ちょっと勝負の分かれ目なような気がします(笑)。

 私はまあ、ただのオッサンなので(笑)、途中からは檀れいサンがアホだけど可愛いなーという興味だけで、見ていたわけですが。

 で、その男の妻(板谷由夏サン)が生んだ赤ん坊を、檀れいサンはさらってしまう。
 ここでの赤ん坊の演技(?)は、おそらくその表情をしたところをタイミングよく撮ったのでしょうが、檀れいサンが思わず連れ去りたくなるような説得力を持っていました。
 
 ただ、友人(京野ことみチャン)の家に転がり込んでからも、檀サンのアブナさは全開のままでして(笑)。
 すぐばれそうなウソをつきまくって、見ている側は冷や冷やもの。
 赤ん坊が夜泣きしてもオタオタするばかりだし。 それは仕方ないんですけど、それを友人の前でいちいち見せつけるところが、アホなんですよ(笑)。 外に連れ出して泣かせたらいいのにとか、男の私でも思ってしまう。
 見ていてとても、イライラするって言うか(笑)。
 あまりにイライラしすぎて、笑っちゃうくらい幼稚。
 ここまでひどいと、もう意図的に幼稚にしている気がしてきまして。

 なんだか今回、お気づきの方もいらっしゃるでしょうか、この記事ヤケに体言止めの文章ばかりになっております。
 つまりちょっと、ウンザリしつつ、見ていたわけです。
 少なくとも、檀れいサンが赤ん坊をさらってから20年後の話に、ドラマが切り替わるまでは。

 20年後、その赤ん坊は、元の家族のもとに戻ったらしいのですが、推定年齢21歳になったその子(北乃きいチャン)、どうも父親みたいな男と、不倫をしている模様なのです。
 因果は巡る、という感じですね。
 そしてなぜだか、そのことを自分の父親にばらしてしまう。
 まるで、両親に対して復讐をしている感じなんですよ、その子。

 この話の切り替わりには、ちょっとシビレました。 うんざりしつつ見ていただけに、とてもショッキングな展開でした。
 板谷由夏サンが檀れいサンに対して、女の情念丸出しのひどい仕打ちをしていただけに、この展開はある意味、見ている側の残酷な興味をかきたてる話でもあります。

 そして途端に、エンディングタイトルの檀れいサンの、赤ん坊を抱えて逃げていくシーンが、とても愛おしく思えてくる。
 あんなに幼稚っぽく見えていたのに。
 ドラマの魔術に、久々にかかったような気がいたしました。

 ただ次回以降も、檀れいサンが幼稚な女ぶりを発揮してくれるのかなーと思うと、ちょっと見るのがゲンナリしてしまうような気もする。 おそらく偽りの母親としても、成長してはいくんでしょうが。

 続けて見るかどうかの判断が、ちょっとつきかねている状態であります。

 最後に、ダメ女だアホだ幼稚だと、これは役柄の話ですので、なにとぞご了承のほどを。

「八日目の蝉」 に関する当ブログほかの記事
第2回 ヘンなとこ、きちゃったな~http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/04/2-4f12.html
第3回 がらんどうの悲しみhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/04/3-da4d.html
第4回 穏やかな、凪のような回でしたhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/04/4-a45c.html
第5回 逃亡の果てhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/04/5-267b.html
第6回(最終回)もう触れることのできぬ思いhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/05/6-cef7.html

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コメント

riuさま。こんにちは。
「八日目の蝉」見ようと思っていたのに、みそこねてしまいました。riuさまのblogでなんとなく雰囲気が伝わってきました。とりあえず2回めから見てみたいと思います。
いつも丁寧な描写で記載していただき、riuさまの表現力、観察力に感心してます。

rabi様
コメント、ありがとうございます。
ただの感想文をおほめいただき、恐縮です(汗)。

うーん、どうなんでしょうか、このドラマ…(笑)。 見る人を選ぶ、ドラマのような気がいたします。 女性にとっては、共感できる話、かもしれません。
檀れいサンのドラマ中の年齢設定が分からないのですが、30過ぎの女性にしては、ちょっと幼すぎるかな、という気がしたもので、記事ではかなり、否定的に書いてしまいました。

録画したのでまだ見ていませんが、イラッとしましたか〜(笑) 魅力的なダメ男と真面目な詰まらない男の間で揺れるバカ女の映画をいくつか見ましたが、なんでこんなん作るのかさっぱり解らない程イライラしますもんね。端から見たら簡単な答えなのに、当事者には見えないんですかね〜。4月からは何を見たらいいのか、予想を伺いたいです(笑) 今は再放送の「結婚できない男」面白く見ています。

アールグレイ様
コメント、ありがとうございます。

はじめの天気雨もそうでしたが、最初の時代設定が1987年…だったかな?、銀座の場面が出てくるのですが、走っている車が完全に今のもので(笑)。 都バスのボディ全体には広告がしっかり載っているし(当時はコレ、なかったです…笑)、会話にも 「できちゃった結婚」 とか言ってましたが、当時この言葉って、あったかなあ?なんて(笑)。 ここらへんからも、ちょっと見るテンションが下がってしまった気がします(笑)。

4月からのドラマでは、TBS日曜劇場の、阿部寛サンの 「新参者」 を、ちょっと期待しています。 あと、NHKの土曜ドラマ 「チェイス~国税査察官」 かな。 まだ半月以上も待たねばならないので、ちょっとこのブログ的にも、間が持ちません(笑)。

そうそう、「結婚できない男」、最高ですよネ!

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

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    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

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    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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