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2010年3月 2日 (火)

津波情報とテレビの関係

 チリ地震の影響による津波情報がテレビに出続けたことに対して、ちょっとした議論が起きているようです。
 個人的な意見を言わせてもらえば、確かに重要な情報であることに間違いはないけれど、もっと小さな表示にするとか、表示の仕方には検討の余地はあると思います。

 特に今回の件で、「再放送を断固要求する」 みたいな強い調子で憤っているのが、「鋼の錬金術師」 などのアニメファン。
 私もアニメ好きなほうなので、彼らの心情も分かる気がします。

 つまり、アニメーションというのは現在、とても情報量が多い作りになっている。
 重度の(笑)アニメファンになると、メインの登場人物だけ見ていないんですよ。
 画面にちょっとだけ出てくるようなものに、製作者のちょっとした遊びや重要な意図が隠されている場合がある。 「鋼の錬金術師」 がそういう作りになっているかどうかは分かりませんが、画面の一部分が隠されることに、特にアニメファンが敏感なのは、そういう事情があります。

 また、そういう人に限って、番組を何回も見るために録画保存しようとする傾向にある。
 ここには一種の、ビンボー人根性も働いているわけですが(笑)。
 要するに、DVD買って見りゃいいだろうとか、よく言う人がいますけど、それって結構、カネのかかる話なんですよ。 日本のアニメーションは、やたらと売れるくせに、設定単価が異常に高い。 ここらへんは、日本のアニメ事情を取り巻くややこしい話が絡んでくるので省略しますが、とにかく録画保存しようとする向きにとっては、今回の津波情報に限らず、地震情報だろうがニュース速報だろうが番組プレゼントのお知らせだろうが、スーパーインポーズというものが、基本的にすっごくジャマなんです(笑)。 これはなにも、アニメに限った話ではないですけどね。

 私が今回の津波情報に直接接したのは、「笑点」 と 「龍馬伝」(午後6時からのNHK衛星ハイビジョン)「NHKニュース7」 を見たときだけでした。
 つまり、津波情報が流れているあいだ、私がテレビを見たのは、この時間帯だけだったのです(テレビ中毒者のはずなんですが…笑)。
 最初のうちは、「大津波」 なんて書いてあるので、大変なことが起こっている、という認識を強く持ったのですが、それ以降は、とても不謹慎ですが、とてもうっとうしくなってきて。
 どうにかなんないものなのかなあと、とても感じました。

 だいたい、この津波情報はテレビだからこそ出来ることで、テレビの持つ重要性のひとつであるとも考えられます。 ラジオで四六時中、それこそ片時も途切れず情報を流すわけにもいかないですしね。
 けれども、私みたいに当日の午後5時半からテレビを見た人間にとっては、もうすでに手遅れの情報だったりする。 テレビを見ない人は、完全に情報から、取り残されることになる。

 やはり何と言っても重要なのは、その危険地域の町内放送とか、地域限定の原始的な手作業感覚のコミュニケーション、ということに尽きるんじゃないでしょうか。
 これをテレビの津波情報を出していればそれで事足りる、という感覚になってしまっていることに、大きな問題が含まれているような気がします。 本当にその情報が必要なのは、誰よりも、まさにその時間、その地域にいる人たち、なのですから。

 今回の議論を見ていて感じるのは、テレビを見ることに命をかけているような(笑)、と言うか、番組をきちんと見たい、という向きの人たち(私も含みます)、さらにその情報が関係ない地域の人たちほど、この津波情報を否定的にとらえている、ということ。
 逆に、テレビ番組というものをさほど重要視していない人たちは、この津波情報を 「当然だ」「これこそがテレビの役割だ」 と考えている気がします。
 価値観は人それぞれですので、それがいいか悪いかはここでは論じませんが、私はいずれの議論にも、「当事者にとって一番有益な情報とはなんなのか」 という視点がないように思えるのです。 これは津波警報をうっとうしく考えてしまった、私にも言えることなのですが。

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コメント

TBSとmbsでは再放送が決定したみたいですよ。

鋼の 様
そうですか! やはりアニメファンの圧力が、凄かったんでしょーか(笑)。

しかも点滅してましたよね?

日本の全人口の何割にあたる人たちが関係することなのか・・・、と考えるとちょっとね・・・。

あと昨年の衆議院選挙の時も感じましたが、民放各局同じことをやらずにNHKが代表してやればいい!って思っちゃいました。

けん様

点滅しなきゃ分からない、って、理解はできますけど、テレビをずーっと見ていると、結構圧迫感じる、というか。

それに、テレビで知らせてりゃそれでオーケーというのがいかにも血が通ってない気がするんですよね。

選挙の開票番組って、各局とも視聴率取れるからだけの理由でやってるような気がします(笑)。
民放の開票番組は、わざとらしくて見る気がしません(笑)。 NHKがいちばん!

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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