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2010年3月29日 (月)

「総力報道!THE NEWS」 が終わって

 「関口宏の東京フレンドパーク」 が、何食わぬ顔をしてまた月曜午後7時からやっていましたね。
 別にこの番組を見ているわけではないんですが、月曜午後7時というと、遠い昔から関口サンがやってたような感じなんで(「クイズ100人に聞きました」 とか)、何となくそれが当たり前のような、時間帯なんですよね。 おなじく月曜夜8時と言えば、「水戸黄門」、みたいな。 日本の常識、みたいな。

 だからこそ、TBSが鳴り物入りでこの時間帯破壊を断行した、前番組 「総力報道!THE NEWS」 が、たった1年で夢幻のごとく消えてなくなってしまったことに、一種の感慨を禁じ得ないのです。

 いったい何だったんだ、アレは?

 あれが始まったのは、ちょうど1年前の3月30日でした。
 どう考えてもバラエティ向きの小林麻耶チャンをニュースキャスターとして抜擢する、という時点で、もう世間の目は批判的な方向に行ってました。
 なにより、夕方のニュース番組を大型化する、という時点で、視聴者の生活サイクルに対する、テレビ局による強制、みたいな傲慢さを感じ取ったものです。

 視聴者の生活サイクルを変える、ということは、とても重大なことであるのに、そのことに対して、その重大さに見合った覚悟が局側になされていなかった。 何があっても続ける、という気概がなかった。 だからすぐに消えるしかない運命だった、そんな気がするのです。

 テレ朝 「ニュースステーション」 の成功で、それまで夜10時からニュースを見る、という習慣がなかった日本人が、その時間にニュースを見るようになった。
 けれどもそれが定着するまでには、ずいぶんと険しい道のりがあったように思います。

 TBSの姿勢には、その険しい道のりに対する覚悟が、全く見えなかった。

 まず始まってから3ヵ月くらいで新しいキャスター導入というテコ入れを図り、それからしばらくして、今度は時間の短縮で、とても中途半端な時間から始まるテコ入れをしていました。
 視聴率が低迷しているくらいでそんなにバタバタするのなら、初めからやらないほうがずっとマシだ、そう思ったものです。 どうして泰然自若と5年くらいは続けるような気持ちでできなかったのか。 5年は何があってもこのままのスタイルでやる、そこまでの気持ちでいれば、そのうちについてくる視聴者もいたのではないでしょうか。 明日にも打ち切られるような危なげな番組を、誰が見たいと思うでしょうか。

 でもいちばんの致命的な点は、見たいと思わせる内容ではなかった、ということでしたかね。 それでも、続けていればそのうちサマになってくると思うんですよ。

 革命的な番組改編をするのならば、センセーショナルな方向に傾いてしまわずに、いま定着している番組は、なぜ定着するにいたったのか、そして視聴者がどの方向を向いているのか、徹底して知ることが大前提なのではないか、そう私は考えるのです。

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