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2010年6月19日 (土)

「ゲゲゲの女房」 第12週 冷たい風に吹かれて

 布美枝(松下奈緒サン)と茂(向井理クン)のビンボー生活も、なんと4週目に突入。 実に、実に長い、そのうえ次第に先が細く、ますます見えなくなっていくようなトンネルです。 のちの大成功に向けての準備期間とはいえ、見ている側にもかなりの覚悟がいるような、へヴィーな内容であることには、間違いがありません。

 けれども僭越ながら、見ている側に必要なのは、こんな閉塞感極まる状況に対して、どんな態度で生きていけばいいのか、ということを感じとる力にあるのではないか、ふとそう思ったりも、するのです。

 今週の 「ゲゲゲ」 のサブタイトルであった 「連合艦隊再建」 にしても、極貧の癖にこんなことをやっとる場合か、布美枝じゃないけど、「わが家にそげな軍事予算はありませんっ!」 とちゃぶ台をバン!と叩きたくなるのは、言うまでもない(笑)。
 つまりまあ、「悪魔くん」 の原稿料をあてにして、茂は戦艦の模型作りを始めるわけですが、このプラモデル、当時のものとしては、結構精巧な作りのように見えます。 ということは、値段もそれなりに、ということでしょう。

 この道楽に、登場人物のほぼ全員が眉をひそめるのですが、ただひとり、美智子(松坂慶子サン)の夫政志(光石研サン)だけは 「オレには分かるよ、そういうもん作る男の気持ち。 どうしようもない時こそ、熱中するもんが欲しくなるんだよ」 と共感する。
 そりゃ男の私にも分かるのですが、しかし時と場合というものが…(笑)。

 けれども茂のこの熱中ぶりには、やはり幼いころの記憶が、深く関わっていたわけであります。
 境港に150隻くらいの艦隊が停留した時、その海軍の将校クラス?(服装は、そんな感じでした)の青年が幼い茂を艦に乗せてくれ、いたく茂を気に入って、養子の申し込みを両親にしたのですが、イカル(竹下景子サン)の猛反対で立ち消えになったとのこと。
 私も自伝的な水木サンのマンガで知っていたエピソードでしたが、当時の田舎の少年にとって、ハイテク極まる艦隊が境港に集結していたのは、限りないインパクトがあったのではないか、ということは容易に想像できるのです。

 戦争に駆り出され、片腕を失い、散々な目にあったというのに、どうしてそんな、戦争の道具に茂が目を輝かせるのか、という疑問は、ここで氷解せねばならない。
 いくらひどい目に遭っても、自分がかつてあこがれたものは、容易にかき消せるわけはないのです。
 水木氏は、戦争の愚かしさをじゅうぶんに覚知しているし、そんなマンガも数多く描いて、世の中にそれを啓蒙しようともしている。
 だからそんな無謀な戦争の、戦意高揚の象徴でもあった 「連合艦隊」 を、憎むことも、できたはずなのです。 現にそれまでの軍国主義をきびすを返すようにして批判し始めた大人も、相当数いました。
 けれども、水木氏にとって 「連合艦隊」 というのは、自分を養子にもらいたいという心優しい青年がいた、「日本を守るための象徴」 でしかなかった。
 それは水木氏の持つ、鷹揚な性格によるものでもあるし、ある種の 「誇り」 が介在しているような気もします。 心優しい、「お国のために死んでいったものたち」 に対する尊敬と、曲がりなりにもその一角で従事できたことの誇り。

 腐りかけたバナナを安く買ってきて、従軍当時の南方での思い出を語るくだりにも、そんな茂の思いが見てとれます。
 上官にビンタを食らいながらも、現地の住民と仲良くなり、自分がマラリアにかかったとき、トペトロという仲良しだった少年にバナナをもらい、病状が回復したこと。
 バナナって、今じゃアスリートの必需品みたいになっていますけど、やはりその栄養価は、貧しい軍の食事の比ではなかった、ということでしょうか。
 ともあれ、現地の住民と仲良くなってしまう、というのは、支配するためにその地に来ていた日本軍の態度とは、明らかに違っています。
 ここにも、「世界を平和にするために存在している」 遠い日の将校の思い出が、深く関わっている気がするのです。 まあ、限りなくアバウトで楽天的な水木氏の性格が、南国の精神風土と合ってた、というだけの話かもしれないのですが(笑)。 そこに定住しようとさえ思ったらしいですから。 でもそうしていたら、いまこうしてこのドラマを見ることも、叶わなかったわけです(それにしても、片手でバナナを食べる向井クン、2度目でしたがちょっこし感心しました)。

 そんな鷹揚な茂の性格は、お兄さんの雄一(大倉孝二サン)も同じらしくて(笑)、極貧の弟に、実にエラそうに(笑)金の無心に来る。
 こういう、神経図太いのは、羨ましいですなあ。
 まあ、恥ずかしさの裏返し、という見方も出来ますが、「悠揚迫らざる(ゆったりと落ち着いている)態度が、兄貴の大物なとこかもしれんな」 と茂はミョーなところで感心しています(笑)。

 茂が雄一にお金を貸したのも、「悪魔くん」 の原稿料頼みだったのですが、戌井(梶原善サン)が神妙な顔をして訪ねてきて、「またか」 と思ったらやっぱりで(笑)、「悪魔くん」 は大失敗に終わり、終了を余儀なくされたうえ、原稿料も1万円少ない、つまり3分の1という結果に。
 壮大な展開を予定していただけに、最後はあまりにあっけなく、悪魔くんが射殺されてしまう、というラストにせざるを得なくなったのですが、それがケネディ大統領の暗殺をもとにしたものだった、というトリビアも、ちょっこしまぶしてあります。
 「7年後には甦る」 というラストにかぶさる、おばば(野際陽子サン)のナレーション、「世間から見向きもされなかった 『悪魔くん』 が、やがて、本当に復活する日が来るとは、布美枝も茂も、このときはまだ、まったく知りませんでした」。 「ご覧になっている皆さん、もう少しの辛抱ですよ」 という感じで、よかったですね。

 当時の出来事と言えば、五輪景気で街じゅう工事現場だらけだった、という世相も、浦木(杉浦太陽クン)を絡めたエピソードで、さりげなく紹介していましたよね。
 東京オリンピックの前は、私まだ生まれてなかったんですが、当時は東京も、かなりの部分の道路が舗装されていなかったことは何かで読んだことがあります。 雨になると泥んこ道を車が行き交い、通学中の児童は泥だらけになった、とか。 インフラ整備されていないのに、交通量だけは多かった、というのは隔世の感がいたします。

 その浦木とはるこ(南明奈チャン)との工事現場の音にかき消されながらの会話は、面白かったなあ。
 「浦木さんの、○○○○が欲しいんですけど」 と、百恵チャンの 「美・サイレント」 状態(笑)。
 浦木は誤解しまくってるし(笑)。
 結局こないだ撮った、村井夫妻と自分との写真が欲しかった、というだけだったのですが、それをお守りにする、というはるこチャン、なんだか茂に対する尊敬が、別の方向に行きつつあるような描写でしたね、今週は。

 工事現場でつまづいてズボンを破ってしまった浦木ですが、布美枝にそれを繕ってもらっているあいだ、ももひきにタオルを巻いたまんま、という、情けない格好。 そこに帰ってきた茂に、「間男じゃないからな」 といちいち断るのも笑えます。

 その浦木、今週は要所要所に出てきて、おせっかいでウサン臭い匂いをまき散らしながら(笑)、村井家の現状を的確に突いてくるのです。
 その浦木の紹介で茂と戌井が訪ねた、業界新聞の4コマ漫画描きの、今にもつぶれてしまいそうな家。
 そこの幽霊みたいなマンガ家が、なんとアラマタコリャマタ(御存知の方は、ここで笑って、ハイ!)…じゃなくって、あの、ビンボー神(片桐仁サン)。 ここまで来ると、片桐サン自体がビンボー神に取りつかれているような感覚にすらなってきます(笑)。

 今までも、「ここで気落ちしとったら、ますます貧乏神に付け込まれる」「楽しいことをしていれば、自然と気持ちも朗らかになる、それがええんだ」「注文がなくとも、相手にされなくとも、描き続けねばならん。 描くことをやめたら、マンガ家はおしまいです」 などと自分を鼓舞してきた茂でしたが、風邪をひいた布美枝がハナ紙も買えないのにいたくショックを受け、ここにきて弱気の虫が支配しはじめる。 布美枝に向かって、思いつめたような表情で、こう言うのです。

 「なあ…映画の、看板描きにでもなるか」

 驚く布美枝。

 「…やめるか、マンガ…!…ハナ紙ひとつ買えんのでは、もうどうにもならんな」

 「お父ちゃん…何言っとるの?」

 「『40過ぎてから売れだしたマンガ家はおらん』 と、この前浦木が言っとった…あいつの言う通りかもしれんな。 ここまでやって、芽が出んのでは、この先も陽の当たる見込みはないと思ってええ。 はぁ…。 この歳で仕事探すのも難しいが、看板描きの口くらいあるだろう」

 部屋にこもって仕事を続ける茂は、美男美女を描いた自分の絵を眺めながら、「オレらしくないなあ…」 とつぶやく。
 自分らしく生きることは、とてつもなく難しいことを、とても簡潔に表現した一言でした。
 あーなんか、身につまされすぎる(笑)。

 夜中、物音に目を覚ました布美枝が、ふすまをそっと開いて、茂の部屋を覗きこむ。
 ふすまのあいだから見える、布美枝の大きな目。 それはこのドラマでも、何度かお目にかかったシーンです。
 でもその目はそれまでと違って、なんだかうつろでした。
 こうした同じシーンのたたみかけで、登場人物の心の動きを端的に表現する手法は、つくづくこのドラマで感心する点です。

 茂が何をやっていたかというと、模型作り。
 手伝う布美枝でしたが、風邪をひいていることもあって、くしゃみで部品のひとつを飛ばしてしまう。
 「あっ、う、動くな! まずは冷静に被害状況の確認だ」
 このドラマ、軍事用語?が時々出てきますよね(笑)。
 「マリアナ海戦、レイテ沖海戦と戦った戦艦が、まさかお母ちゃんのくしゃみ一発で撃沈とは…はぁ~…」 と嘆く茂にも、笑えます。

 ここで布美枝は、なんだか先週も聞いたようなセリフ(先週の記事にも、書いてますのでよろしかったらそちらを参照してください)から、茂を励ましにかかるのです。

 「お父ちゃん…お父ちゃんの言ってた通りですね…夢中になって作っとると、だんだん気持ちが晴れてくる。 私も模型作りが好きになったのかな…それとも…お父ちゃんと一緒に作っとるから楽しいのかな…
 私…一緒にやっていきますけん。
 お父ちゃんは強い人だけん、今まで腕一本で、何でもやってきたでしょ?
 弱音も吐かんし、愚痴も言わん。
 けど…今は私の腕と合わせて、3本ありますけんね。
 3本でやったら、この先、…きっと、なんとかなります」

 これに対して、茂は感じいった様子でしたが、「もう遅い。 寝ろ」 とそっけない返事。

 ここらへんの、なんとも古風かつ不器用な愛情表現の仕方は、いいですなあ。
 このドラマ、愛情は目に見えるように、目いっぱい表現してほしい、という現代の若い人には、受け入れられないかもしれない手法をとっていますが、日本人はこれでいいのです(断言)。

 かねてから農家の人から売り物にならない曲がりものの大根を干していた布美枝でしたが、今週の小道具は、この大根。
 干し上がった大根を戌井に持たせながら、布美枝はこう言うのです。

 「風の強い日が続いとったんで、おいしくなってると思いますよ。 冷たい風は大根を甘くするって言いますから」

 戌井は、「冷たい風に吹かれて、マンガも強くなる」 と言っていた、茂の言葉を思い出します。

 「奥さん! 来年こそ、もっといい年にしましょうね! きっとそうなります!」

 そうしてみんな、来年こそは、来年こそは!と思いながら、がんばっていくんですよねえ。 なんだか、今の時期正月からはいちばん遠い時期ではありますが(笑)、自分も心機一転したくなりました~。 闇は暗ければ暗いほど、夜明けは近い。 春にならない冬はない。 そう考えて、がんばっていくしかないですね。

 今週の藍子チャンは、貸本マンガ撲滅運動ママ(中島ひろ子サン)の抗議の最中に土間に落ちて話をうやむやにさせたり、つかまり立ちをしようとして茂を励ましたり、そして週の終わりには、とうとうひとりで立てるようになりました。 さりげなく、存在感を示していた気が、するのです。

当ブログ 「ゲゲゲの女房」 に関するほかの記事
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第5週 ほんとうのスタートは、ここからhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/05/5-9d37.html
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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
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  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

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    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

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    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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