« 「千秋太后」 第7話まで見て | トップページ | 「ゲゲゲの女房」 第18週 「悪魔くん」 成功の裏で描かれるもの »

2010年7月31日 (土)

「うぬぼれ刑事」 第4回 無理しすぎると笑えない、という好例、かな?

 毎回毎回同じ展開で、特に書くこともなさそうに思える 「うぬぼれ刑事」、このドラマに関する当ブログの記事も出だしが毎回同じのような…(笑)。
 でもなんか書きたくなるような、不思議な吸引力がある気がします。

 ただし今回書きたいのは、ちょっとネガティヴなこと(最初にお詫び申し上げます…スイマセン)。

 今回長瀬クンが惚れてしまったのは、殺された被害者の女性(戸田恵梨香チャン)。
 いくらなんでも、これにはちょっと無理がある…というか(笑)。
 そりゃ、彼女の変死が偽装殺人で、ホントは生きていたことを本能的に察知したうぬぼれ刑事の嗅覚の異常さを際立たせる演出ではあるんですが(笑)。
 長瀬クンは彼女と、夢のなかで結ばれていくのですが、こういう恋愛感情の高揚のさせ方も、かなりの無理がある気がします。

 でもそれ以上に致命的なように思えるのが、今回の話の、分かりにくさ。
 というよりも、分かりたくない話、というか。

 それは戸田恵梨香チャンが惚れていた太っちょのキンパツ男に、なぜ彼女が惚れなければならなかったのか、という点がきちんと描かれていない点にある。

 つまり恵梨香チャンはヤンキーの仲間とつるんでいて、自らもヤンキーを気取っていて、キンパツ男の妻(だったかな?)を、偽装殺人にするために顔の判別もつかないくらいグチャグチャにしているわけで(やったのはキンパツ男のほうかな?)、とても感情移入できるキャラではないのです。
 結果的に、戸田恵梨香チャンの演技のうまさも手伝ってか?彼女がとてもすれっからしの女に見える。
 長瀬クン、こんな女なのにクチビルだけに惚れてもいいのか?という気になったまま、見ている側はドラマを押しつけられ続けるわけです。
 結局、恵梨香チャンが母親の借金をなんとかしようとしてこの犯罪に手を染めていたことがラストに明かされるのですが、時すでに遅しの感がするのです。 彼女が本当は優しい女性なのだということを早期に見せないから、見ている側はモヤモヤし続ける。

 ここで展開されるいつものギャグも、そのモヤモヤ感に引きずられて、あまり笑えなくなってくる。 長瀬クンが(表面上は)死んだ女性に惚れている、という話が続くために、なんか冷静になって見てしまうんですよ。 こういう、ギャグを素直に楽しむためのドラマで見ている側に一歩引かれてしまうのは、とても致命的な気がします。

 戸田恵梨香チャンの演技をちゃんと見たのは、カップヌードルとかのCMを除いては(笑)これが初めてでしたが、不良の女の子を演じていた技量は、こちらが嫌悪感を抱くくらいですから確かなのだと感じます。
 ただ、演技がうますぎて、ちょっともったいなかったかなー、という感じもする。 ホントにこんな女性なのかな?などと思ってしまうほどの演技力、で結局私個人の彼女に対するイメージが悪くなった、みたいな。 それって逆にすごいことですけど。

|

« 「千秋太后」 第7話まで見て | トップページ | 「ゲゲゲの女房」 第18週 「悪魔くん」 成功の裏で描かれるもの »

テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521783/49018010

この記事へのトラックバック一覧です: 「うぬぼれ刑事」 第4回 無理しすぎると笑えない、という好例、かな?:

« 「千秋太后」 第7話まで見て | トップページ | 「ゲゲゲの女房」 第18週 「悪魔くん」 成功の裏で描かれるもの »