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2010年8月21日 (土)

「第42回 思い出のメロディー」 良かったこと悪かったこと

 松下奈緒サンが司会を務めるということで見る気になったNHK 「思い出のメロディー」 ですが、そのつながりで熊倉一雄サンもご登場、「ゲゲゲの鬼太郎」 の歌を披露してくれました。 熊倉サン、もうずいぶんお歳だと思うのですが、お元気そのものでとても感動いたしました。
 ただどうもワタクシ、「ゲゲゲ」 中毒もここに極まれり、という感じで、「ゲゲゲ」 関連のテレビは見なければ気が済まず、書店にも 「ゲゲゲ」 のマンガばかりが目立つように感じてしまうほどの今日この頃なのであります。 実際鬼太郎、いや水木しげる氏自体のリバイバルブームが始まっているようにさえ思えます。

 ところで音楽番組の司会は初めてではないかと思われる松下サンでしたが、万事そつなく、ピアノ演奏まで披露。 コメントのひとつひとつもとても落ち着いていて、貫禄さえ感じさせる。 これは巷間噂されるように、今年の 「紅白歌合戦」 の紅組司会の可能性は非常に高くなった気がいたします。 仲間由紀恵サンで連戦連敗中の紅組に勝利をもたらしてくれそうな気も…って気が早すぎるか(笑)。 まああの投票方式を改めない限り紅組は永久に勝てない気がしますがね。

 それにしても今回うれしかったのは、自分らの年代にとってあまりに懐かしい曲が、たくさん聴けたこと。

 特にニューヨーク在住の八神純子サンが駆け付け、「みずいろの雨」「パープル・タウン」 をメドレーで聴かせてくれたことには感激しました。 向こうでも音楽活動を続けていらっしゃるのかもしれないですが、声量が全く落ちておらず、みずみずしいばかり。 「みずいろの雨」 は、最初の 「アー」 のところが特に女性の恨みなどの情念が凝縮された部分だと昔から思っておるのですが、全く昔のまんま。 しかも、年齢を重ねたことで、昔は少々イモネーチャンチックだったのですが(失礼)、とてもしっとりとして魅力的な大人の女性に変身しておりました。 つくづく、ニューヨークに拠点を移したことがもったいないと思う。 日本で活動を続けていれば、間違いなく(?)矢野顕子サンクラスの地位を築けたはずです。 そんな忸怩たる思いは30年前から感じていたのですが、今日久々にその感覚が甦りました。

 ただこういう番組でつくづく残念に思うのは、歌手の皆さんが昔どおりにきちんと歌ってくれないこと。 八神サンは別ですよ。

 中村雅俊サンなどは、昔の朴訥とした歌い方が、好きだったんですよ。
 今の歌い方は個性を出すためなのでしょうが、癖がありすぎる。 個人的な好みは分かれると思うので失礼かとは存じますが、昔の歌は昔の通り、レコードの通り歌ってほしい。 布施明サンも、やけにまのびした 「シクラメンのかほり」 を歌っておいででした。 本人も歌い飽きたのかと存じますが、昔の歌は昔の通り以下同文。

 企画自体としては小椋佳サンつながりで、今回中村サンは小椋サンと 「俺たちの旅」 をデュエット、続いて布施サンが 「シクラメン」 を歌いました。 この試みはとっても刺激的で良かったのですが、肝心の歌がどうも。 いずみたくサン生誕80周年の企画として中村サンは 「ふれあい」 も歌ったのですが、やはり癖がある歌い方で。 これらの曲すべてに相当な思い入れのある自分としては、残念で仕方なかったです。

 同じくチェリッシュの 「白いギター」。 私この曲、ムチャクチャ好きなんですが。
 松崎サン(男性のほう)は相当昔から、ヤケに歌唱力の向上を強調した歌い方をしておるので気になってはいたのですが、今回見た限りでは、ちゃんと松井サン(女性のほう)を引き立てる歌い方に軌道修正しつつある印象を受けました。 もともと松崎サンは松井サンの引き立て役。 出しゃばってしまうとチェリッシュとしての存在価値がなくなってしまう。 でもやはり、相当譜面を無視した崩した音符の長さで歌ってました。

 「戦争を知らない子供たち」 も、曲にゆかりのある大阪万博公園で歌われたのですが、この企画の良さとは裏腹に、やはり杉田二郎サンの歌はビブラートが極端すぎる歌い方。 これってもう、こっちも聞き慣れてしまった感もあるのですが(笑)。

 歌い飽きてる、っていうのは、とても分かるし、自分が昔とは違って歌うまくなったんだということを誇示したいというのも、分かるんですけどね。 聞いてる側の 『思い出』 に忠実であってほしい、それは聴き手のわがままでもありますが、それは一面では真実でもあることを、歌手の方々には自覚してもらいたいのです。

 それにしてもやはり圧巻だったのは、「シクラメンのかほり」 に始まって、「舟唄」(八代亜紀サン)「襟裳岬」(森進一サン)と続いた、「大晦日連想曲」(笑)が次々と歌われたこと。 一気に大晦日の雰囲気に持って行かれました(笑)。 森サンの 「襟裳岬」 は崩した歌い方ではあるのですが、それ自体が森サンの味になってしまっているから、比較的許せる。 難しいもんですが、ね。

 元歌に忠実だったのは千賀かほるサン 「真夜中のギター」、今陽子サン(ピンキー)の 「恋の季節」。 来年引退される、という二葉あき子サンの 「岸壁の母」 にはただただ脱帽。 歌手ということのプライドの高さを、とても感じるのです。

 実は今日はわが住む街二子玉川の花火大会だったのですが、それをベランダから見ながらの視聴となりました。 そのせいで家族が集まった中での 「思い出のメロディー」。 やっぱりこういうスタイルが、この手の番組を見るのにはベストの視聴方法ですネ。

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コメント

中村雅俊の変な歌い方とゲゲゲの歌と、
岸壁の母だけ、偶然見ました。

ホント松下さん、ソツなく司会をこなしてましたね。
まだ20代半ばというのが信じられない落ち着き具合。
紅白の司会が決定したとして…白組はまた中居クン??

番組宣伝は観ましたが…。

松下さん、やっぱり落ち着きがありますよね。
しかし、リウさんの記事で
「結構喋る人」って書いてあったのを
読んだときは、意外な感じがしました(^-^;

昨日の「おはよう日本」では
「ゲゲゲの歌」の「ひゅ~」という音は
のこぎりで弾いて出しているというのを
初めて知りました。
どこかの公園でご本人が
弾いている様子が映し出されていました。

うわ~、TV観たかった・・海外出張先で宿泊しているホテルではNHK映らないし残念無念(泣)。
八神純子・中村雅俊サンなんて自分の年代ではストライクゾーン! 雅俊サンはやっぱりあの朴訥な歌い方でこそ・・持ってきたMP3に「ふれあい」入ってるので早速聴いてみようっと。
ピンキーも観たかった。画用紙で帽子を作り、学生服を前後ろ逆に着て「わ~すれられないの~」と小学校1年生の学芸会で歌った自分の代表的な「思い出のメロディー」です。

マイティ様
コメント、ありがとうございます。

雅俊サンの歌い方、やっぱり変だとお感じになりましたか(笑)。

白組の司会者で中居クン以外に適当な人が見当たらない、というのもツライ話ですが(笑)。 なんかここ数年、へんに安定感がありすぎるので、もっと突発性が期待できる人が面白い、とは思うんですよねー。

らいおん様
コメント、ありがとうございます。

「土曜スタジオパーク」 でしたか、松下奈緒サン、あの時は2度目のご登場だったらしくて、もしかするとそれで結構立て板に水だったのかもしれないですが、1度目のVTRを見てもあまり変わらなかった(笑)。

今回の司会で落ち着きがあった、というのは、逆に緊張感の表れなのかな、という気もしますが、こういった場で司会者がべらべらしゃべるのも場違いなよーな気が…(笑)。

のこぎりの音、中学の技術の時間で初めてのこぎりを手にしたときにその音が出るのに気づいて、面白がってずーっとやってた記憶があります(笑)。

すーさん様
コメント、ありがとうございます。

うわー、海外出張中ですか、お疲れ様でございます。

雅俊サンは 「紅白歌のベストテン」 で水着大会みたいなときにやってきて、ベルボトムジーンズと下駄というあのスタイルで、プールサイドでボソボソ歌っていたのがとても印象的でした(笑)。 チャラチャラしてんな、オレはオレのスタイルを貫くぞ、みたいな感じで、それがよかったんですけどね。

「恋の季節」 のLP、叔父貴が置いていったものを未だに持っています(笑)。 当時の歌謡曲としては和製、ではなく本格的なブルースの香りがしたものです。

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もしも、八神純子(記事参照)や岩崎宏美、渡辺真知子という名前がなかったら、きっと見ていないであろう「思い出のメロディー」 ワタシはたぶん、榊 [続きを読む]

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    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
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