« 「色つきの悪夢」 薄れゆく戦争への認識、その移り変わり | トップページ | 「ゲゲゲの女房」 第20週 見えないもの、見えなくなるもの »

2010年8月14日 (土)

「A-Studio」 向井理クン マネージャーの大きな存在感

 鶴瓶サンとは 「家族に乾杯」 に続いての共演だと思う、向井理クン。
 そのせいか向井クンもリラックスした感じでしたし、鶴瓶サンの向井クンについての最後のひとり語りも、結構的確だった気がします。 向井クンの目にも涙、ちょっと意外でした。

 「ゲゲゲの女房」 で大きくブレークした感のある向井クンですが、登場の際の会場の反応もどよめきが大きく、その旬ぶりを伝えてくれます。

 番組ではやはり学生時代の友達とか、いつものパターンで向井クンの過去や素顔などを明かしていくのですが、それに対する向井クンの反応は、まあゲストには多いパターンなんですが、ヤバい話が出てくるのを、極度に恐れているような印象(笑)。 「この番組はもう、凄い好きなので、だけど、不安と期待がもう、ドロドロしてるんですよ、なにされるんだろうなっていうような」(笑)

 若気の至りでいろいろやらかしたのかな、と思いつつ見ていましたが、特に大した話が出るわけでもなく、中学時代のサッカー部の友達、岡田クンをいじりまくったとか、その程度の話。
 そんなもんかと思っていましたが、デビューしたての頃のマネージャーサンの話を聞いて、そのとっぽさをちょっと垣間見ることができました。

 芸能界には悪いイメージしかなくてもともと入る気などさらさらなかったらしいのですが、素人モデルの雑誌にたまたま出た時の写真を見た田島未来サンという現在の女性マネージャーが、向井クンを熱心にスカウト、仕事を始めた当初は芸能界の厳しさを向井クンに教え、その偏見を完全に覆したらしいのです。

 「(遅刻をすると)メチャクチャ怒られましたねー。 まあ当たり前ですけど。
 最初の年は毎日のように怒られてましたね、今考えたらホントに申し訳ないというか、考えられない行動ばかりしてましたけど」

 どんなドラマを見るかと聞かれて、「どうぶつ奇想天外」 と答えたとか(TBSのスタッフだからいいと思ったらしいです…笑)、ファッション雑誌に連れていくと、「服装に興味はない」 と言ったりとか(笑)。 田島サンは自分の培ってきた人脈をことごとく潰していく向井クンを、それはきつく叱ったらしいです。

 そんな田島マネージャー、朝ドラの仕事を以前一回断っていたのですが、再び朝ドラの仕事がやってきたとき、すぐに承知したらしいです。
 それは、「ゲゲゲの女房」 という題名が、気に入ったからだった、という話。

 「この人はすべてのカンがいいのね」 という鶴瓶サンに、向井クンも同意。

 「台本読むのも人一倍遅いですし、原作本読むのも遅いんですけど、もうその感覚はすごいです、信頼してるのでぼくも。 そこがブレると、ぼくもブレるんです。 だからそういうときはちょっと困るんですけどあんまりないです」

 なるほどなー、という感じでした。
 「のだめカンタービレ」 にしても題名がいいですし(笑)、このドラマは彼を生かすことができる、そう考える田島マネージャーのアンテナは、やはり鋭いようです。 その入れ込みようには田島サンの旦那も嫉妬するほどなのですが、向井クンに会ってそれも氷解したらしい。

 それにしても、「ゲゲゲ」 に準主役で出演しながら、同じような髪形で 「新参者」 に出演するなど、どうしてこういうことをするのかな、などと考えていた私でしたが、田島マネージャーの意図としては、向井クンを水木しげる役で固めてしまいたくはない、という思惑が働いているのだろうな、という気がしてきたんですよ。 「an-an」 でヌードになった向井クンでしたが、この仕事をとる時も、今後の活動方針を考えたら絶対やったほうがいい、と田島サンは向井クンをこんこんと説得したらしいです。 そしてその 「an-an」、歴代3位くらいの売り上げになったとか。 当てましたね(笑)。

 このトークを受けた、鶴瓶サンの番組最後のひとりしゃべり。

 「去年でしたか、田島が向井にメールを送ったらしいですよ。 人気がこう(上向いて)きて、テングになってるんじゃないかと。 いう思いがあったから、ダメよ、というのを、オブラートに包んでメールを送ったらしいですね。
 すると彼は、ダイジョブやと。 心配せんといてくれ。 しかし、たまにはそないして、自分の鼻を、へし折ってほしいって。 ゆうメールを送ってきてるんですね。
 マネージャーと、俳優とか、こういう芸能界の人っていうたら、どういう関わりなんか、皆さん分からないだろうけど、ホントにこう(ビッタリ)なんですよ、ばっちり登っていく人間は、こう(マネージャーと一体)なんですね。
 もうひとつ、田島サンが芸能界入れいうたから芸能界入ったと。 田島サンが違う仕事なら私は違う仕事やってたと。
 これはね、ホントに、マネージャー冥利に尽きるなあ思いました。
 出会いは感動であり出会いは必然であるいう言葉あるんですけど、まあ、まさにこれですよね」

 これを舞台裏で聞いていた向井クンは、涙を浮かべていました。 どんなにか向井クンにとって、このマネージャーの存在が大きいのかを、強く感じましたね。 涙をぬぐいながらテレ笑いをする向井クン、私が女だったら、たぶんほっとかないでしょう(笑)。

 それにしても、大学では遺伝子操作のテーマで英語の論文を書き、賞まで取ったということなのに、卒業後はバーの店長をやったりとか、彼をそこまで冒険させるものは、やはり放任主義だったお母様の影響と、頑固(意固地?…笑)なお父様の影響があるのかな、そんなことも感じた、今回の 「A-Studio」 でした。

« 「色つきの悪夢」 薄れゆく戦争への認識、その移り変わり | トップページ | 「ゲゲゲの女房」 第20週 見えないもの、見えなくなるもの »

テレビ」カテゴリの記事

コメント

みましたー。
ちょっと前にネットで向井クンの学生時代の研究ネタなんかを読んでいて
「へえ意外!」と思ってました。
ゲゲゲ以前は、水嶋ヒロとか小栗クンの2番手くらいの印象しかなかったので
急に水木しげる役だと聞いたときには驚愕したもんですが、ぶっきらぼうな中年の水木さんを違和感なく演じてますよねえ。

「家族に乾杯」はオープニングのテンションの低さ(ナチュラルなだけなんですが)に視聴をやめてしまったんですが
面白かったのでしょうね。

余談ですが、本日銀座松屋で開催中の『ゲゲゲ展』へ行ってまいりました。
60〜70年代の原画がたくさん見られますのでオススメです!

今夜は倉本聰脚本の『帰国』にも出演してましたね。
ドラマ自体はちょっと薄かった気がします。
倉本さんが現代日本を憂いているのは以前から知ってますが…。

マイティ様
コメント、ありがとうございます。
どうにもサワヤカーな存在で、参りましたね、この男(笑)。 嫉妬してしまいます(笑)。 年齢離れているので嫉妬のしようもありませんが(笑)。

「家族に乾杯」 では、いちおう当ブログでも記事にしておりますが、やはり旬な人が、当の 「ゲゲゲ」 の舞台に登場したこともあって、周囲の反応のほうがよほど興味深かったですけどね。

「ゲゲゲ」 展ですか~。 面白そうですね。 原画が展示されているならば、スガチャンの点々が見たい(笑)というか。 点々は、水木マンガの大きな特徴になっているほどですもんね(笑)。

「歸國」、これから記事にしようと思うのですが、コメント返信に力を入れ過ぎたせいか、今ちょっとバテております(笑)。 今しばらくお待ちください。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521783/49141554

この記事へのトラックバック一覧です: 「A-Studio」 向井理クン マネージャーの大きな存在感:

» 色つきの悪夢 [35秒で今日のニュースを読む。]
色つきの悪夢をみたか? 戦争の事をやってたが、ユダヤ人が、核兵器作ったらしい。... 色つきの悪夢をみたか? 戦争の事をやってたが、ユダヤ人が、核兵器作ったらしい。ユダヤ人には同情できないな?(続きを読む) さっきNHKでやっていた色つきの悪夢という戦争特番で、溝端淳平の向かって左隣に座... さっきNHKでやっていた色つきの悪夢という戦争特番で、溝端淳平の向かって左隣に座っていた、チェイス~国税査察管にも出ていた俳優さんの名前分かる方、 いらっしゃったら教えて下さい!(続きを読む) 8月13日にN... [続きを読む]

« 「色つきの悪夢」 薄れゆく戦争への認識、その移り変わり | トップページ | 「ゲゲゲの女房」 第20週 見えないもの、見えなくなるもの »

2019年1月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

無料ブログはココログ