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2010年9月15日 (水)

「NHK歌謡コンサート」 いきものがかりと松下奈緒サンとの共演

 9月14日 「NHK歌謡コンサート」 は、「伝えたい あなたへの愛」 というテーマのもとに繰り広げられたのですが、そのなかでも大きな目玉だったのが、「ゲゲゲの女房」 の主題歌、「ありがとう」 を歌ういきものがかりが出演されたこと。

 しかしその前に目を引いたのは、その登場の前に歌われたいろんな歌の数々。 いきものがかりの話はのちほどいたしますが、ちょっとそちらのほうの話を先にさせていただきます。

 まずは岩崎宏美サンの 「すみれ色の涙」。

 岩崎サンのピークはなんと言っても 「聖母(マドンナ)たちのララバイ」 でしょう。 そのスケールから比較するとこの曲はかわいらしい小曲のような作品で、さらに確かグループサウンズのリメイク曲だということで話題性には乏しかったような気がします。 それでも当時は、かなりヒットした。
 今回この曲を聴いてそれにはやはり理由があることを痛感しました。
 この曲のいちばんの泣かせどころは 「淋しかったから あなたを愛して 淋しかったから あなたを憎んだ 淋しかったからあなたにさよならを」 の部分でしょう。 深いです。 ずいぶん久しぶりに聴いたせいもあるのかもしれませんが、なんか、ボロボロ泣けました。

 そして中尾ミエサンの 「片思い」。
 結構早く亡くなってしまった作詞家、安井かずみサンの傑作です。
 川口真サンも、いい曲が多いですが、そのなかでも最高ランクだと考えています。
 そして中尾ミエサンの歌の中では、私がいちばん好きな曲。
 この曲で最も印象的なのは、中尾サンが歌っている間ほぼ全編に流れ続けるバックコーラス。 このコーラスが聴く者の感情をいやがおうでも高ぶらせるのです。 「祈りをこめて伝えたい私の愛を」 って、まさしく今回のテーマですよね(笑)。 あー、大好きな曲を聴くことができて、この時点ですでに、かなり満足なのです。

 しかし番組はさらにたたみかける(笑)。

 今度は海援隊の 「母に捧げるバラード」 ですよ。 曲の前のトークでは武田サンのいつものネタトーク(曲がヒットする前と後では母親の態度が豹変した、というやつです…笑)もあったのですが、お母様の十三回忌が最近あったらしくて、集まった親族たちで笑い転げて、これも母親の遺してくれたものなんだろうなー、という武田サンの感慨が、やはり胸にぐっとくるのです。

 この曲がヒットしたのは1974年、私が小学校4年の時分なんですが、私が記憶している限り、なにか歌を聴いて泣けた、最初の曲であります(小学4年でこの曲に泣くとは、ずいぶんませていたものですが…笑)。 当時はヤケに自分の母親の有難味が身にしみて泣けたのです。 この曲はたまーに聴くと、やはり泣けますね。 今回も泣けました。

 この曲で小学4年の当時からハチャメチャだと思ったのは、「働いて働いて働きぬいて、遊びたいとか、休みたいとか、そんなこといっぺんでも思ってみろ。 そん時ゃ鉄矢、…死ね」 という理論でした(笑)。
 けれども社会に出てハチャメチャに忙しかった時、なぜかこのフレーズが頭をよぎり、「その通りだよなあ」 と実感したのです。
 人間は働き続けなければ、死んだも同然だ。
 働くということがすなわち、生きていく、ということなのだ。
 理屈で理解できるレベルではないのですが(笑)、「働くことの尊さ」 を理屈抜きで思い知らされる部分なのです。

 さらにすぎもとまさとサンの 「吾亦紅」。
 「母親に謝りたい」 という気持ちは、武田サンの伝えるメッセージよりも、年齢を重ねたものでないと分からないものがあります。 ただ、「自分を生きる」 という部分は、別に女房子供がいても貫くことはできるだろう、という気にはなるのですが(笑)。
 この曲で共感できるのは、墓参りに訪れたものが 「線香がつきにくい」 と感じながら、そこに故人の気持ちを感じてしまうくだりです。 墓参りに来るときくらい、先祖や親に威張ってみたい…そんな気持ちは、痛いほど分かる。 威張れる人生を歩んでいたいと思うものですが、なかなかそうは、ならないみたいです。

 ここまで名曲を立て続けに聴かされて、なんだかいきものがかりのハードルがいやがうえにも高くなっていくような気がするのですが(笑)。 私はこの時点ですでに、じゅうぶん満足しきってしまっているのです(笑)。

 数日前の当ブログの記事にも書いたのですが、「ありがとう」 という曲は、「ゲゲゲの女房」 でかかるものとは、結構違った構成で繰り広げられる。 朝ドラで聴き慣れてしまっている人がこの原曲を聴くと、かなり面食らう部分があるのです。 そんな不安をどうやって解消できるのか。 NHKはここで、布美枝役の松下奈緒サンをゲストに呼ぶことで、その違和感を解消しにかかるのです。

 さらに松下サンはゲストとしてだけでなく、「ありがとう」 のピアノ演奏でいきものがかりと共演までしてしまう。 思わぬところでの共演となり、「構成が違うことへの戸惑い」 をさらに解消にかかったNHKのこの判断には、拍手を送りたい気持であります。

 曲の前のトーク。

 聖恵チャン 「うちは祖母と母が朝ドラ昔から大好きなんで…私にとってもすこくなじみ深いドラマなので、自分たちの曲が流れたときにはすごくうれしかったです」

 松下サン 「初めて聴かせていただいたときにもう涙が感激してあふれ出てきて、でやっぱドラマの主人公を演じているとやっぱその言葉を代弁してくれているようなそういう気持ちを聴かせていただけたのでホントにうれしかったです、素晴らしい曲をありがとうございます。
 9ヶ月くらいずーっと役とともに歩いてきたので、ま長かったと言えば長いですけどホントに充実した9ヶ月間だったので、なんか自分もひと回り大きくなれたのかなーと思うと、ホントにいい経験をさせていただきまして…ありがとうございました」

 松下サン、相変わらず立て板に水でしゃべるしゃべる(笑)。
 と言うより、量をしゃべっている割には内容がフツーなので、こうして文字にして起こしてしまうとずいぶんしゃべってるなーという気はするんですが、実際にはさほどに感じない、と言うか(笑)。

 そしてイントロを松下サンが独奏で弾き始め、いきものかかりとの共演であります。 「紅白」 でも共演を実現してほしいと思うほどの出来でした。 おそらくいきものがかりは今年の紅白には断然当確でしょうから。 ホント、いい曲ですよね。 やっぱり、なんか、泣けましたよ。 どーも泣いてばっかりで安っぽい涙の押し売りですね、ワタシ(笑)。

 いずれにせよここまでのものを見させていただいて、NHKサンには感謝感謝なのであります。

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コメント

この番組、たまたま見ましたよw
このNHKにせよ、日テレにせよ
90年代までの懐メロ番組やっとけば確実なんでしょうねw

「ありがとう」のフルバージョンは初めて聞きました。ドラマのほうで使用されてるのは、随分編集(?)されてるんですね

松下さんはピアノが自在に弾けるのが強みですね。
ネットのニュースで福山龍馬と対談されてるのも見ました。引っ張りだこですねえ。

余談ですが、先日某DIYショップで中尾ミエさんをお見かけしたばかりでしたのでw
「あら、歌ってる」と見入ってしまいました。
森山良子さんとの番組が懐かしいなあ。

投稿: マイティ | 2010年9月16日 (木) 01時29分

マイティ様
コメント、ありがとうございます。

やっぱり懐メロにしか心が動かされない、というのも困ったものです(笑)。 今年流行った曲ってなんなんだか、にわかに思い出せなくなってずいぶん経ちます(笑)。 今年はこの 「ありがとう」 と、んー、えーと…(笑)。 しかもこの 「ありがとう」 にしても、流行ったかどうかも分からない(笑)。 あっちゅーまにチャートなんか変わってしまいますからね。

布美枝と龍馬の対談(笑)は、NHKの情報誌ステラで発売中、みたいな宣伝は見ましたが、ネットでも見ることができるんですね。

「ミエと良子のおしゃべり泥棒」! 見てましたよ! なんか歯に衣着せぬトークが満載で、終わっちゃったのがとても残念だったことを覚えています。 内容について詳しく覚えていないのが難点ですが…(笑)。 でもこのおふたりのトークは、たまにでもいいですからスペシャル番組として、テレ東サンもやってほしいものです。

投稿: リウ | 2010年9月16日 (木) 07時39分

布美枝と龍馬の対談の内容まではネットで見られません。
見たのは対談したというニュースだけです。
ふたり並んだ写真を見ても、松下さん細長いなあ(笑)


「ミエと良子のおしゃべり泥棒」
あーあー、そういうタイトルでした。
ミエさんに感化されて良子さんがどんどん派手というか華やかになっていかれたのが印象に残っています。
まさにツッコミ&ボケなお二人。
ギリギリなトークでも、中尾さんなら確信的に斬り込むことができ、森山さんは天然なので無自覚にやれちゃうんでしょうね。

今はああいう番組ないですねえ
グータンじゃ微妙だし、少し前には中村うさぎさんと岩井志麻子さんあたりが夜中にお下品な番組(女神のリビドー)やってましたが。

投稿: マイティ | 2010年9月16日 (木) 12時32分

マイティ様
コメント、ありがとうございます。

あ、そーでしたか、私の勝手な勘違いでした(笑)。 そりゃ雑誌で発売されているものをネットで読むことができたら、商売あがったりですもんねー(でもそういうのが結構できるから、紙媒体が衰退していくんでしょうね)。

「良子さんがどんどん派手に」…そうでしたそうでした!(笑) 思えば森山良子サンが一皮むけたのも、この番組がきっかけだった気がいたします。 それまではどうしても 「フォークシンガー」 でくくられてしまうようなキャラでしたからね。
中尾サンも、あれ以来露出が少ないのがとても残念です。 この人のコメントは、もっと見てみたい気がします。

岩井志麻子サンと中村うさぎサンですか、確かに過激そうですね(笑)。 ただ岩井サンって、出てきた当初よりずいぶんマトモになったような気がいたしますが…(笑)。

投稿: リウ | 2010年9月16日 (木) 15時59分

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