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2010年9月16日 (木)

「スタジオパークからこんにちは」 松下奈緒サン、ゲゲゲを振り返って

 9月16日の 「スタジオパークからこんにちは」 は、松下奈緒サンがゲスト。 「ゲゲゲの女房」 の撮影が終わってはじめていろんな話が聞けるとあって大注目だったのですが、意外な話や思わず泣かされる場面もあり、期待を裏切らない内容でした。

 「NHKに来るといまだに緊張する」 という松下サン、今日は布美枝の髪形のまま、というイメージの登場です。
 司会の住吉美紀サン、自分がバツイチだということを暴露しながら(笑)、簡単に離婚してしまう今の風潮と真逆なこのドラマの価値を語るのですが、それに答える松下サン。

 「私のなかでも結婚感というものだったり、信用する、誰かを信じて待つっていうことが、こんなにもシンプルだけど難しいことなんだって、でも意外と役を演じていくうちにやっぱ慣れてきちゃうんですよね、それがすごく不思議でしたね、今まで結婚したいとか、誰かのために生きようとか、あまり自分で意識してなかったんですけど、演じていくうちにそういう生き方もなんか素敵だなーって、思うように変わったのは自分でもびっくりする変化でしたねー」

 相変わらず文字にして起こすとボーダイな量になってしまいます(笑)。 どうしようかなあ、全部聞き書きすると、ムチャクチャな量になってしまう(笑)。

 「それでは結婚願望はあるんですか?」 と訊かれて、「(素早く)はぃっ(笑)いやいや相手がいれば…(笑)」 とはぐらかす松下サンですが、「向井クンとどーでしょう?」 と無責任なことを考えてしまうオッサンがひとりここにおります(笑)。

 去年の11月からの撮影開始から、月曜日がリハーサル、火水木金と午前9時前から遅いときは夜中0時まで収録をし続けたとのこと、NHKの食堂のメニューは全部食べたと豪語します(笑)。 最初は体調やモチベーションをどう保とうかと悩んだらしいのですが、結局一度も体調を崩すことなく撮影を終えたらしいです。
 「(役を演じることで)どんどん気持ちを作って吐き出そうということがあったので、それで何事もなく乗り切ったのかなーと」

 クランクアップ時に見せた涙の会見シーンのVTRも出てきたのですが、ここで話題になったのが、くす玉を割るヒモを向井クンと一緒に引くときに、向井クンの手がするするっと下りてきて、松下サンの手を握るというくだり(下世話な話だなあ…しばらくおつきあいください)。

 VTRを見ながら 「ワッハハハ、ホントですか?」 というリアクションで笑わせる松下サンですが、撮影が終わったさびしさのほうでいっぱいで、向井クンに手を握られたことは気づいていなかった様子。

 向井クンがここでVTRで登場。

 どういうお気持ちで手を握られたのですか?と訊かれたと思うんですけど、「どうっ(て訊かれても…)(笑)。 (撮影が)8ヶ月くらいですか、夫婦生活を演じているということはまず今まで経験したことがないですし、なんか、別に変な感情ではなくて、こう…戦友みたいな感じがあるんですよ。 だから、最後は勝手にですけど、『ふたりでゴールを切りたいな』 っていうのはありましたね」。

 その発言を受けて松下サン。
 「戦友というか同志ですよねー。 夫婦ってやっぱふたりで歩いて行かなきゃ夫婦じゃないっていうのがだんだん物語が進むにつれて濃くなっていくじゃないですか。 その分お互いの距離感とかを探りながら向き合わなきゃいけない、っていうのがあったので、相手がいて初めてできる芝居というのがたくさんあったので、ひとりじゃ乗り切れなかったと思いますね」

 「10か月もやっていてホントに向井クンを好きになりませんでしたか」 と訊かれ、「やっている間は好きでしたよ」 とこともなげに話す松下サン、「向井サン」 と呼んだことはあまりなくて、「お父ちゃん」 で通していたらしい。 「今(VTRで向井クンが出てきたのを)見ると 『あーおとうちゃーん!』(笑)って、『なんか白シャツきてるの珍しい』 とか(笑)『なんかメガネかけてないし』 とか(笑)そういうのでは気になりますよね」

 お互いがお互いのことを考えながら芝居を作っていったと言う松下サン、先週放送されたばかりの 「おやおやおや」「あらららら」 という茂と布美枝の口ゲンカ(当ブログでもちょっと触れさせていただきました)も、アドリブで展開されたことだと披露してくれました。

 「これはアドリブですね。
 台本にはなくってー、『あれっ』 くらいは書いてあるんですけど、向井サンが 『おや?おやおやおやおや?』 みたいに乗っけてきたので、『これは立ち向かおう』 と思って、『あら?あららららら』 って言ったら、意外にすんなり夫婦ゲンカっぽいっというか、両親と重なったりして、夫婦ってこういうことでもつくづく似た者同士なのかなーって」

 「土曜スタジオパーク」 にご出演されていたときも話しておいででしたが、最初のうちは向井クンとほとんど話をせず、「一週間しゃべっていません」 みたいなこともたしか言っていました。
 これも収録が進むにつれて会話するようになっていったみたいですね。

 そんな松下サンの大きな目が途端にウルウルし出したのは、藍子チャンと喜子チャン役をやっていた菊池和澄(あすみ)チャンと松本春姫(るな、と読むみたいですね…)チャンが描いたお母ちゃん(松下サン)の絵を見たとき。

 「こんな子供がほしい、このふたりには演技でも乗っからせてもらった」 と話していた松下サンでしたが、やはりとてもかけがえのない一瞬を過ごした、という意識があるんでしょうね。
 ホントに、子供が子供でいられる時期なんて、あっという間。 そんなかわいらしいふたりからのメッセージを読み上げられて、ますます松下サンの目には涙がたまっていくのです。 こちらも思わず、もらい泣きです。

 「おかあちゃんへ。
 藍子役の撮影のときはとても楽しかったです。 ありがとうございました。
 明るく楽しませてくれるおかあちゃんが大好きです。
 また、ご一緒できたらいいと思ってます。
 見えんけどおるよ(笑)」

 「おかあちゃんへ。
 さつえいのときはおせわになりました。
 さつえいのあいだにいろんなはなしをしてすごくたのしかったです。
 たかしおじちゃんがしんだときのばめんで、おかあちゃんがないていたとき、るなもほんとうにかなしくなりなみだがでそうでした。
 るなは、おかあちゃんがだいすきです。
 いつもやさしくしてくれてありがとう。
 またいっしょにおしごとできるようにるなもがんばるから、おかあちゃんもがんばってください。
 るなを、わすれないでね」

 「なんかホントに、家族だったんで、子供たちが育っていっちゃうとホントにぽっかり穴が開いたみたいにすごいさみしかったですよね」

 「泣くとか、そういう気持ちで一切このドラマに臨んでなかったんですよね、どのシーンも。 だからそれだけ入り込んでしまうと止められないものが自分の中にもあって」

 茂が 「悪魔くん」 の成功を戌井サンと喜び合うシーンのあとでも、予定にはなかったけれども茂に肩を叩かれたときに大泣きしてしまったそうです。

 そして、「この人は本物のマンガ家ですけん」 というシーン。
 「土曜スタパ」 でもやってましたけど、このシーンは松下サンにとっても向井クンにとっても、茂と布美枝が初めて本当の意味で夫婦になった瞬間だという意識があるようです。

 「自分でもこのシーンでカットがかかった時、凄く疲れたし、終わってからすがすがしかったのを覚えていますね」(松下サン)
 「実際やっていても、お芝居の中で何も考えることなく、自分も感動してしまうというか。
 奈緒ちゃんがどういう思いで演じていたかっていうのはあると思いますけど、ぼくも言葉を受けて感じるものがあったので」(向井クン)

 ここで 「ゲゲゲ」 のテーマ曲、「ありがとう」 を松下サンがピアノ演奏。 おとといのいきものがかりとの共演とはまた別の味のあるスコアになっておりました。

 来週で終わり、ということもあり、いつまでも 「ゲゲゲ」 の世界に浸っていたい気持ちもありますが、始まりあるものは終わりがある(なんだソレ…笑)。 最終週までナミダ、ナミダです、という松下サンの話に期待しながら、最後まで見守っていきたいと思うのです。

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BOOKS

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    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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