« 来週の 「坂崎幸之助・吉田拓郎のANNG」 に中島みゆきサンが出ます! | トップページ | 「てっぱん」 第3週 物語が、駆け出した »

2010年10月13日 (水)

「セカンドバージン」 第1回 セレブの恋愛に、興味なし…ですけど

 番組HPによると、メイン・ターゲットを40代女性に絞っているらしい今回のNHK火曜ドラマ10、「セカンドバージン」。

 脚本は大石静サン。 この人のドラマは東芝日曜劇場の 「オトナの男」 のあたりがいちばんエッジが効いていた気がするのですが、最近では 「ギネ」 を見て、失礼ながらだいぶ力量が落ちてきたなあ…と感じたものです。

 そんな大石サンがどんな物語を作ったのか、という興味で第1回目を見たのですが、正直言って前半部分はかなり上滑りな印象。 何度 「このドラマは見なくてい~や」 という気分にさせられたか。

 要するに、主演の鈴木京香サンのセレブぶりに、とてもじゃないが感情移入できないのです。
 いや、京香サンだけでなく、このドラマに出てくる人々は、基本的に全員がセレブ。
 ビンボー人の私には、縁もゆかりもない世界であります。
 そんな金持ちたちが、金があるだけでは埋められないむなしさとかに悩んでいるところを見たって、正直なところ、「やってろ!」 という感じでしかない(あーあ、ビンボー人のヒガミだ…)。 40代女性がターゲットらしいし、門外漢が何を感じても、別にどーだってい~か、という感じなのですけど。

 私がこの物語にちょっとした興味を持つきっかけとなったのが、こんな上っ面そうな 「ジュージツしたキャリアウーマン」 の40代バツイチ?子持ち独身女性の京香サンが、女房持ちの男(長谷川博己サン)にのめりこんでいく、その過程でした。

 なんとも、官能的なんですよ、NHKのドラマにしては。

 いや、直截な表現は、確かにありません。
 しかし、さほどタイトでもないスカートをはいて闊歩する後ろ姿とか、ベットで愛猫と肩もあらわな姿で寝ている姿とか、鈴木京香サン自体から発散されるセクシーさも大きな要因なのですが、相手役の長谷川博己サンの奥さん役の深田恭子チャンの 「××しよう」 攻撃(そのままズバリは、さすがに言っとりませんが…笑)やら、妊娠にいいヨガの連発やら、長谷川博己サンのさりげない花束攻撃からキス攻撃に至るまでの京香サンへの興味の高まりやら、物語全体から、「××したい」 感があふれとる…と言うか(下品な表現で誠に申し訳ない)。

 そしてすでに書いてしまったのですが、こんなセレブな京香サンに、ごくつぶしの一人息子(綾野剛サン)がいた、ということ。
 それまで非の打ちどころのない完璧な女性だとばかり思っていた京香サンに、こんな弱みがあろうとは。
 このタトゥー入れまくりのバカ息子を演じている綾野剛サン、…覚えてますかー、「Mother」 の、あの児童虐待サイテー男です!!(笑)
 …ロクな役やっとりませんなあ…。

 いずれにせよですよ、ドラマ自体からぷんぷんと発散される官能的な匂いのおかげで、第1回ラストでは京香サンと長谷川サンがトートツなキスをしてしまうのですが、これが全く不自然に感じない。 却って大人同士の危険すぎる恋が始まったことを予感させるのです。
 あーこんな経験のない私には、とてもじゃないがマネのできない、ハードルの高さだぁ~(笑)。
 ふたりともセレブであるがゆえに、こんな危険な恋に落ちてしまう度胸も覚悟も、座っとるんでしょうなあ。

 「オトナの男」 を見たときに感じたような、かなり深いところまで読むことのできる奥行きのありそうな話に思えて来ました。
 前半あまりにもかったるかった上っ面な描写が、実は意味があった、ということなのですから。

 エンディングテーマも倖田來未チャン、そしてバックには女性のハダカ(の一部)、なんともセクシーさを前面に打ち出しとるじゃないですか。 NHKにあるまじきエロさ全開だ(笑)。

 京香サンの相手役の長谷川博己サン、ほぼ知らなかったのですが、佐々木蔵之介サンと椎名桔平サンを足して2で割ったようないい男。 深キョンは相変わらず、頭の足りなそーな役をやらせるとピカイチであります(失礼)。

 最後まで見るかどうかは微妙ですが、前作 「10年先も君に恋して」 も最初はちょっと距離を置いて見ていたので、ちょっと付き合ってみようかな、という気にはなっております。
 何しろ大人の恋に目覚めた京香サンが、せくすぃ~専務の本領を次回以降存分に発揮してくれそうなので(笑)。

|

« 来週の 「坂崎幸之助・吉田拓郎のANNG」 に中島みゆきサンが出ます! | トップページ | 「てっぱん」 第3週 物語が、駆け出した »

テレビ」カテゴリの記事

コメント

見ましたW
この出版不況にあんな豪邸に住んでるなんてっ!ケッ!と思いましたが(苦笑)
セリフの中に光るものをいくつかみつけました。

「冷蔵庫の前で立ったまま卵かけご飯をかきこんでるあなたが目に浮かぶ」という草笛光子さんのセリフに
そうそう!そのとおり!と大ハシャギ。
(卵はかけませんけどね)
それもセレブじゃなくて本気で貧しいんだから、全く救いがねえじゃねえかー!

いや、貧乏人がそれをやってもなんでもないが、何もかも手に入れられるはずの女性が卵かけご飯なのが際立って悲しいことなのかも。

全く異次元の話なのに
けっこうのめりこんで見てるのは…いつまでもバブル脳でいるようで、おかしいでしょうか…。


あの相手役の若い男性は「ギネ」で紀香の別れたダンナの医者をやっていた人らしいですね。

ミュージシャン崩れの息子が、Motherの児童虐待クンだったとは気づきませんでした。次は善人役がまわってきますように。

投稿: マイティ | 2010年10月14日 (木) 00時13分

マイティ様
コメント、ありがとうございます。

そうそう、長谷川博己サン、「ギネ」 で紀香サンのダンナ役でもありましたね!
ウィキで綾野サンのキャリアを調べて 「Mother」 の虐待サイテー男だと気付いたのですが、その際に長谷川サンも 「ギネ」 に出演されていたことを知りましたhappy01。 

段田サンも大石脚本の常連みたいだし、結構大石サンって、役者はこの人、という指定をしてくるかたなのかもしれませんネ。

まさしく町の本屋さんは今どきバタバタつぶれているというのに、京香サンの一軒家は一昔前のトレンディドラマでよく見かけた、「部屋の中に階段」(笑)。
「ケッ! ケッ!」 と、「魔女の宅急便」 のジジ君みたいに吐き捨てたくなりました(笑)。

私は卵かけごはんが、大好きなんですが…coldsweats01

アレは、卵とごはんのちょうどいい加減とゆーものがありまして(笑)、しかもしょうゆの分量にも、絶妙なバランスを要求される、極めて難しいメニューだと考えております(笑)。
どーせ京香サンは、ヨード卵 「光」 で作っているに違いない。 ケッ!ケッ!(笑)

投稿: リウ | 2010年10月14日 (木) 05時36分

 ドラマよりおふたりのコメントが楽しめました。私は、というと不感症?と思えるほど淡々と拝見しました。刺激的なシーンと官能的な言葉を除いてしまえば普通のドラマという評価です。大石静さんは『功名が辻』を書いていますが、あれは原作者にひかれてみていました。
 不倫相手側の夫婦が引越しの準備をはじめたら、次の場面で鈴木京香さんが物音で近所の引越しに気づく。広場をはさんで濃厚な愛が燃え上がることが暗示される。こうしたシナリオ上の場面転換にばかり気をとられてみました。
 わが身がスカスカな感じ。

 ドラマより苦手なのが倖田來未さんの“声”。90年代の小室サウンドからいまに連なるAVEX TRAXと80年代のおにゃんこから今のAKB48に至る秋元康の商法、これがどうにも食えません。小室哲哉氏が好きなハイトーンボイスは金切り声にしか聞こえません。師弟関係ではなくてもその臭いがする人はどうしても聞けなくなりました。最近聞いたのが『ありがとう』次に気に入るのは誰でしょう。

投稿: リーン | 2010年10月14日 (木) 21時34分

でもねー、K文社を早期退職した人たちは推定4000万以上もらって辞めてますからねえ。
このドラマの主人公がいる版元がどのくらいの規模かにもよりますが
ナンバー2のポジションにいるんだったら、あの家に住んでいてもおかしくないのです。
(ナマっぽい話ですみません)

私も雑誌の仕事をたまにしますが、やっっっすいですよ。
ヒエラルキー的に一番下層なんで。。。

一揆!
ええじゃないか!
下克上!

投稿: マイティ | 2010年10月15日 (金) 02時28分

リーン様
コメント、ありがとうございます。

なんか、コメント漫才合戦みたいになってしまいました(笑)。

大石サンの 「功名が辻」 はそこそこ、まあ良くできていた部類に入る気もするのですが、昔の優れた脚本を知ってしまっている身からすると、ちょっと大河ということで委縮していたかな、という印象は、あります。

「セカンドバージン」、不倫相手が真向いに引っ越してくる、という展開は、なかなかシビレル設定であります(笑)。 「あるワキャねーよ!」 と思いつつ、ふた昔くらい前のドラマ、「誰にも言えない」 を連想します。

私は倖田來未サンは、テレビゲームの 「ファイナルファンタジー」 の主題歌を歌っていた関係上、そんなに拒絶反応はないのですが、いわゆる 「トランス系」 の音楽は、あまり積極的に聞きたいとは思わないです。

秋元康サンのやっていることは、「没個性の時代のアイドル」、という気がします。 ワタシ的には、「別に…」 程度ですけど。

小室サンには、音楽性は別としても、頑張ってほしいです。

私が最近いちばんぐっときたのは、「10年先も君恋」 のクリスタル・ケイサンだったです。 あのバラードには泣かされました。

投稿: リウ | 2010年10月15日 (金) 07時36分

マイティ様
再コメント、ありがとうございます。

底辺にいる人種がいちばん苦労していて、上におるヤツどもが不当に高給をもらっている、というのは、早速糾弾せねばなりません(笑)。 「立て! 万国の労働者諸君」 というのは古い概念ではありますが、その古臭さにばかり気を取られて、自分たちが安月給であることを、最初から 「世の中そんなもの」と諦めすぎる。

そんなこんなしているうちに、実は資本家層の搾取は昔以上にえげつなくなっている気がしてならんのです。

立ち上がれ日本!じゃなかった、燃え上がれガンダム!じゃなかった(笑)、労働者諸君、自分の給料が安すぎると思ったら、労働基準監督署に行こう!(自営業はどーする…笑)。

投稿: リウ | 2010年10月15日 (金) 07時47分

もう全然ドラマとかけ離れていってしまいますが、蟹工船な話をひとつ。

某巨大通信会社の月刊カタログを作るのにですね、
大手広告代理店に2000万払われたとして
その子会社に仕事が降りた時点で1000万になってます。
それが制作会社に落ちてきたときには500万に。
その500を、制作会社と我々フリーランス(多数)で奪い合う。
現場の人間は、社員もフリーも床に雑魚寝の合宿状態でヘロヘロなんですよ。
私たちはまだマトモな金額がもらえていたけど
制作会社の社員のコたちは、いくら泊まりがけで仕事しても
(事務所の台所シンクで洗髪してる女子も。わりとよく見かけるシーン。)
月給のみ。残業もつかず。

結局体力が続かないので、だいたいどこの会社も半年で降ります。
その仕事はあちこちへ「たらい回し」に。

ホント、
自営は…どうしたらいいんでしょうねえ、
同業者内での自営業ユニオン??
「我々はぁ、そんなギャラではぁ、仕事を請けないぞぉ!」「請けないぞぉ!」みたいな。
こっそり安く請け負うところに持っていかれて終了ですわ…

投稿: マイティ | 2010年10月16日 (土) 01時07分

マイティ様
再コメント、ありがとうございます。

広告業界、というのは、ひところはトレンディドラマなどでもてはやされ、私もあこがれた花形業種でしたけど、これでは現代残酷物語そのものではないですか…。 富の順当な配分がされていなさすぎです(深刻な話になってきた…)。

残業がつかない、というのも、会社側からしてみれば 「残業をしてやっとまともな1日分の仕事じゃねーか」 と言われれば、大きく出ることもできません。 何しろ雇われているほうは、仕事がないからおいそれと経営者に逆らうわけにもいかない。

私は経営者側でもあるのですが、残業…いくらしても、その分上から余計にもらえません。 それでも従業員には、払わなければならない。 残業などしてもらいたくない、というのが本音だったりします。

本当にマイティサンのおっしゃる通り、仕事の金額は、ここ数年でダンピングされまくり、拒絶すれば安く請け負ってくれるところへと流れていくばかり。

なにしろ、上の人間が大きなツラして威張ってるのは、ロクな社会じゃありません。

投稿: リウ | 2010年10月16日 (土) 05時58分

はじめてコメントします。
ゲゲゲの女房で4月からリウ様のブログに辿り着き以来ファンになり深い洞察力に感銘し、ゲゲゲ、龍馬伝、10年先も。。などのドラマと共にこのブログを携帯で楽しませて頂いています。
実は私はこのドラマではなくフジテレビの管野美穂さん主演の『ギルティ悪魔と契約した女』を選んでしまったのでそちらのリウ様の書評がないのが残念です。初回観たかぎりなかなか面白そうでしたが。。ミステリーは、お好みではありませんか?
リウ様はこの秋は他にどんなドラマを御覧になる予定ですか?ちなみに私は今後10年先。。の上戸彩ちゃんのフジ月9『流れ星』、日テレ水曜『黄金の豚』、土曜は龍馬伝で名を上げた佐藤健の『キュート』を鑑賞予定です。

投稿: ペコ | 2010年10月16日 (土) 09時15分

ペコ様
こちらこそはじめまして。 コメントくださり、ありがとうございます。

ペコ様のようなかたが、たとえコメントを頂かなくともいらっしゃるということは、私にとってこのブログを書き続ける大きなモチベーションとなっております。 重ねてお礼申し上げます。

「ギルティ」、面白かったんですかー。 そうですねー、ミステリーものにはあまり触手が伸びないかなあ。 でもペコ様のお勧めとあらば、ちょっとチェックしてみようかと思います。

自分の録画機に限界があり、なかなかすべてのドラマをチェックするのは、難しいですよね。 しかもあまり嗅覚がよろしいほうではないので(笑)、信頼性の置けるNHKを優先してしまうきらいはあります。 よろしかったらこんな私めに、お勧めのドラマをお教えいただけたら幸いであります。

ペコ様の挙げてくださった番組はとりあえずチェックすることにいたしまして(笑)、「獣医ドリトル」 は見ようかな、という感じですけど、フジテレビが松雪泰子サンのドラマをぶつけてくるんですよねcoldsweats01。 とりあえず両方録画しますが、片方はアナログでの視聴ということになりそうです(W録画と言っても、限界があります…)。

つたないブログですが、よろしかったら、今後ともご贔屓のほど、お願いしますです。

投稿: リウ | 2010年10月16日 (土) 12時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521783/49730536

この記事へのトラックバック一覧です: 「セカンドバージン」 第1回 セレブの恋愛に、興味なし…ですけど:

« 来週の 「坂崎幸之助・吉田拓郎のANNG」 に中島みゆきサンが出ます! | トップページ | 「てっぱん」 第3週 物語が、駆け出した »