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2010年11月 1日 (月)

「獣医ドリトル」 第3回 単なる動物病院の話からの脱却

 なんだか面白くなってまいりました、「獣医ドリトル」。
 その原因は、獣医以外のパワーバランスの話が程良くドラマを侵食し始めたことによるものです。
 そしてその主役は、エンペラー動物病院グループの國村準サン。
 この人物、実に興味深いです。
 石坂浩二サンに紹介されて、大臣の孫のハムスターをドリトル(小栗旬クン)に任せるのですが、その裏には統合的な専門動物医療センターの設立、という思惑が絡んでいる。

 このセンター自体が、結構現実離れしているのはご愛敬ですが(そこまでやるか、って感じ…笑)、完全分業制にして専門的な動物治療のエキスパートを集める、というその理念に、花菱(成宮寛貴サン)が大いに興味を示す、という構造が、面白い。
 花菱はよーするに、手術はできないけど診断に関しては絶対の自信を持っている、という偏った才能の持ち主だから、國村サンの理念に賛同したがるんですよ。 で、國村サンのもとに尻尾を振って会いに行くのですが、カリスマ獣医として自分の動物病院の客を横取りされている、と感じている國村サンは、花菱のことなど歯牙にもかけない。 かさねがさね、この構図は面白いです。
 ここで國村サンが花菱の腕を買うまでに至れば、話はさらに複雑怪奇の様相を増してきて面白くなりそうなんですが。 いや、それはないかな。 國村サン、花菱見くびってますし(笑)。

 で、ドリトルにハムスターを預ける際に、300万を要求したドリトルに対して、自分の病院で直してもらったことにするために、さらに100万上乗せする。 ドリトルは、「こんなこと初めてだ」 とほくそ笑むのです。
 いやー、蛇の道は蛇、と申しますか、今回終盤で國村サンはドリトルと自分に共通点を感じた様子。 新センター開業のあかつきにはうちに来て働かないか、報酬ははずむ、とドリトルに提案するのです。

 ところがそれに対してのドリトルの答えは、「金は大好きだが、金に縛られたくはない」。

 そんなドリトルの答えに、國村サンはますますこの男に対する興味を強めていくのです。

 こーゆーのが、面白いんですよ。

 そしてもうひとつ、物語の底を静かに潜行しているのが、矢ガモ犯人。

 そいつがケーブルを切断してハムスターの治療の邪魔をする、というところまで、物語に落とす影が濃くなっているのです(たぶん同一犯人でしょう)。

 動物虐待、というのは、サカキバラ事件においてもそうだった記憶があるのですが、人間の殺人へと至るケースがじゅうぶん考えられる。 そんな長年の私の忸怩たる思いを、このドラマがどれだけ改めて問題提起させ、どれだけスカッと解決させてくれるのか、その料理の仕方にも、個人的な期待が高まっているのです。

 そして気になるのは、大橋のぞみチャンの犬…のほうではなくて、大橋のぞみチャン(笑)。

 彼女、「ポニョ」 のころに、もうお仕事はやめにしたいみたいなことを言っていたよーな記憶があるのですが…。 いつまでこのお仕事、お続けになるおつもりなんでしょうかね?(笑)

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テレビ」カテゴリの記事

コメント

しょっぱなから関係ない余談ですが
土曜日、志村どうぶつえんで
motherづぐみちゃんがカピバラの親子と遊んだり温泉に入ったりする(愛菜チャンは着衣です!)萌え萌え映像を見てしまったので
大橋のぞみちゃんの印象が薄い…。

私、國村さんは大好きな俳優さんなんですが
今回の役どころはちょっと好きになれません。
なんなの、大臣の孫娘のハムスターだからって特別待遇でっ!!(怒)

モンスター父娘の態度がすごく不愉快でした。
おまけに最後に出てきた山本学さんもいきなり怒ってるし…
みんな怒鳴ってるから、癒し担当で大橋のぞみちゃんが出演したのかもしれません。

山本学さん演じるお父さんのあとを継がなかったために鳥取医師は責められているようですが、
モンスター父娘エピソードはそこへつなげるためのものだったのでしょうね。

投稿: マイティ | 2010年11月 1日 (月) 18時04分

追伸

「金は大好きだが、金に縛られたくはないんだよ」

カッケーーー!!happy02
そのとおりだよ、ドリトル先生!

言ってみたいセリフです。

投稿: マイティ | 2010年11月 1日 (月) 18時08分

マイティ様
コメント、ありがとうございます。

「志村どうぶつ園」 は見なかったのですが、継美チャンは、「あれが素なのか?」 というほど、まるで大女優の魂が輪廻で生まれ変わったかのようなキャラをしてますよね。 あまりにもかわいすぎて、逆に心ない中傷にさらされないかと、なんか親ごころのよーな心配をしております…(笑)。

國村サン、いかにも悪ぅぅーい(笑)キャラですけど、ぼそぼそと丁寧な語り口なのに、やってることはエゲツナサ全開というのがシビレます(笑)。

モンスター飼い主親子ですけど、確かに不快感撒き散らしまくりでありましたね(笑)。 消しちゃってなんと言っていたのか忘れちゃったんですが、ドリトルがこのモンスター心理の正体を、的確にあぶり出していました(忘れちゃったのかよ!…笑)。 そしてその改心の仕方は、個人的には納得、という感じでした。

山本學サンの動向には、今後注目であります。 ドリトルの親子関係をクローズアップしたおかげで、ドラマに一層の深みが出てきたように感じるのです。

追伸

縛られるほど、金に囲まれてみてぇぇ~~~っ!(笑)

投稿: リウ | 2010年11月 2日 (火) 11時33分

>モンスター心理の正体
なんでしょう
自分が責められるのが怖いから他人を攻撃する、人のせいにする でしょうか?

「金のある悲劇」はわかりようもないですが(爆)
大金をもらってるからという理由で、いいように使われるのがイヤなんですな。
要は契約で縛られたくないんだなー
勤め人から足を洗って長いので、わかります…
そんな気性のおかげで極貧です。。
ドリトル先生くらいの腕がないと、偉そうなセリフほざいちゃいけないんですね
ええ、わかってますともcrying

投稿: マイティ | 2010年11月 2日 (火) 12時07分

マイティ様
再コメント、ありがとうございます。

あ、確かそーだったような気がいたします(い~かげんですなあ、私も…笑)。

あまりにビンボー状態が続くとですねー(笑)、「金のある悲劇」 でもなんでも持ってこい!って気持ちになってきます(笑)。 してみたいなー、「金のある悲劇」(笑)。 でも、たぶんそれまで信頼していた人たちとの関係も、歪んでいくんでしょうね。 それって嫌!(笑)

ホント、他人から大いに必要とされるような自分でいられたら、こんなに苦労はしないんですけどねsad

投稿: リウ | 2010年11月 2日 (火) 12時38分

リウ様、みなさま

今更ですみません。
この時間のドラマをつい、対決で見てしまう私です。

ハムスター預かった時点で、いつ替え玉用意するんだろう、(替え玉用意する方が早いんじゃね?)って思っていたら、鳥取病院に手術の依頼をしたのですこし見直しました。>エンペラーの医院長


でも、
「11年前、11年前ってみんな私がトラウマ抱えてるみたいなこと言わないでよ。」

と言い切った松雪さん(パーフェクトリポート)の方に
拍手していまいました。
かっこよかった。
自分に科している過去を受けとめて今を生きている強さを見習いたいなと。

で、今回は私的にはパーフェクトリーポートの方が勝ちでした。

投稿: みり | 2010年11月 3日 (水) 09時38分

みり様
コメント、ありがとうございます。

「パーフェクト・リポート」、まだ今週分未見ですが、それはあっぱれ!でしたね。

何しろ最近のドラマは、世間の動向がそうなのかもしれないですけど、トラウマがドーノコーノとすぐ結論つけたがる(笑)。 重大な傷ならいざ知らず、心の傷なんか、誰だって持ってるんだよ!と言いたくなります(笑)。 私なんか、立ち直れないほどの中傷に、何度遭ったことか。

ハムスター替え玉は、お孫さんにばれてしまうところなど、私はリアリティを感じてしまいました。 ちっちゃな動物だからって疎かにしちゃイカン、という好例でした。

投稿: リウ | 2010年11月 3日 (水) 10時19分

 六平太はヒラのままです。早く社長秘書の小夜子さんと結婚せい!!
 有馬係長はどこの部署からも預かってもらえず、今日も村木の頭をポカリと叩いています。その村木は総務部課長の知り合いとめでたくゴールインいたしました。お相手はすでに子持ちでしたが、村木との間にも子どもを生み、絵に描いたような熱々家庭生活を送っております。

 以上、大日自動車の近況報告でした。

 
 〔一話完結か?、ワンクール完結か?〕

 今週末はスペシャルドラマを放映するのでドリトルはお休みなんですよね。一週飛ばすのは見続けているファンをがっかりさせるような気がします。連ドラの流れを断ち切っていないのかなあ、と思うのですが。
 日曜劇場を蔑ろにする番組編成は、TBSの財産を大事に扱っていないことの現われではないでしょうか。TBSは大丈夫か?。

 ここにきて、全体を通した流れが鮮明になってきました。医療センター設立における人間関係が複雑になってきました。ここはリウ様の記事をお読みいただければ足りますね。この道案内、道しるべとして納得です。芯が通ったストーリー、結構好みです。
 
 私は國村さん演ずる教授が絶対的な悪に見えないので、もっとがんばってくださいと背中を押したい気分です。これで石坂さんの出演シーンがもう少し多ければ言うことないのですが。
 山本学さんの登場シーンにおけるマイティさんのコメント、舌を巻きました。鋭いですね。ドリトルの父親が次回どう描けるか、ドリトルの人間像にせまる重要なきっかけになりそうで、期待がもてます。
 
 最後のシーンでリーンの悪い癖、ストーリー改革(改ざん?)の欲求がもたげてきました。それは、山本さんを初回から連続して登場させたら、ドリトルの葛藤をもっとドラマの核として据えられたのではないか?何も関係なさそうな日常生活のワンシーンを入れたらどうかなあ。なんて、悪いことを考えますね。井上さんがドリトルの性格をあぶりだす役目を担っているのでやり過ぎかもしれないのですが。
 
 さてティッシュを丸めたようなクシャクシャ顔がお似合いの井上さん、彼女が額を叩かれたり、引き戸にぶつかりながら奮闘しています。そこで、一回ごとにあの大きな額に絆創膏を貼って、その数を増やしてくれませんかね。彼女が顔をしかめる傷つくたびに、こっちは癒されてます。なんという愛憎や。

 脱線したので戻します。

 毎回違う飼い主が訪れて“家族”を預け、それをドリトルが治療し、さらに飼い主の心も救っていくことでドリトルの凄腕が毎回披露されます。
ここは一話完結の流れですね。ここでもリーンの悪い癖がまた出ます。
 それは、やはり一匹もしくは一頭、ドラマの最初から最後まで登場する“家族”とその飼い主がいると違った深みが出るように思うのですが。もしその“家族”が苦しみ続けるなら、登場人物の心中に影を落とすことになるでしょう。それを見ることで“家族”に生命とはなにかを自然に考えられるような気がします。

 今までの医療ドラマのの二番煎じといわれそうですが、やっぱり動物より患者と向き合うドラマとして作ったら面白いと思うのですが。でも似てそうだから駄目ですかね。
 でも、やっぱり一話完結の部分より、全話を通して流れるストーリーをもう少しまぶして見たいという思いが湧いてくるのです。

 最後に、國村さんの家にいた学生服を着ていた少年、彼が父の背中を見つめる眼差し、気になりますね。君はもしかして……。
 

投稿: リーン | 2010年11月 3日 (水) 15時42分

リーン様
コメント、ありがとうございます。 返信が遅れました。 申し訳ないです。

ロッペータの近況ご報告、ありがとうございますhappy01。 どうも 「六平太」 は、ビジネスマンガ界の 「サザエさん」 やぁぁ~~っ!(笑)みたいになっとりますなあ…。 って私が読んでしたころからそうでしたけどねcoldsweats01

リーン様が話題にあげておられたスペシャルドラマを見なければならない関係上、ちょっと返信があっさりとしてしまいそうですが、ご容赦ください(TBS、殺す気か!見てらんないっての!…笑)。

このドラマ、ここはなんとしてでも、この複雑怪奇になりつつある流れで行ってもらいたいものです。 脚本の橋本サンなら話を単純に終わらせることはないだろう、という期待を持っております。 がんばれ、橋本!(笑)

一話目から山本學サンが出なかった、ということは、作り手は話の核にするつもりはないんでしょうね。 エピソードのひとつ程度にするつもりかな…。 學サンは昔、結構好きな役者サンでしたが、最近露出が少ない(私が學サンのドラマを見ないだけなのかな?)のがとても残念です。

井上真央チャン、色気がないのが気になってきました(「セカンドバージン」 を基準に考えているせいか?…笑)。 なんか幼少のころから見ている(昼ドラは見てませんでしたけど)ような気がするためか、どうもオンナとして見ることが出来ない、ムスメ感覚で見てしまう、と言いますか。

動物をめぐる話は、1ケースにもっと時間をかけてやってもらいたい、というご意見には、賛同いたします。 なんかどうも、「新参者」 に共通するイージーさが見えてしまうんですよ。

一週お休みになりますが、今回のドラマ内容の熱さがクールダウンしないことを願っています。

投稿: リウ | 2010年11月 4日 (木) 10時43分

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