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2010年12月16日 (木)

「ギルティ 悪魔と契約した女」 第10回 やさしさの裏側

 堂島(唐沢寿明サン)の仕掛けで駆け付けた捜査一課によりようやく逮捕された宇喜田(吉田鋼太郎サン)でしたが、同僚の首を絞めてその場から逃走。 捜査一課を指揮する身になっていたチョーナマイキ男門倉(RIKIYAサン)は完全にメンツを潰された格好で、頭から湯気が立っている状況(笑)。 真島(玉木宏サン)の辞表も握りつぶし、宇喜田逮捕にやっとやっと一丸となります。

 ところがこの捜査、どうも警視庁内では完全に内輪だけで行なわれている模様。
 なにしろ宇喜田、このあとの展開で堂々と自分の職場に戻ってくるのですから。
 「なんで平然と入ってこれんねん!」 とツッコミを入れたくなりましたが、どこかでその説明はされていたのかな~。 それとも警視庁内が完全な縦割り業務とか。

 気になる点はこっちに置いといて、今回の話では芽衣子(菅野美穂チャン)が真島と万里(吉瀬美智子サン)によって最初は緩やかに、そして次はより確実に拘束状態になっています。
 堂島という協力者も失い、しかも行動が大幅に制限されていく、いわば手足をもぎ取られた状態で、芽衣子がどうやって自らの復讐を遂行していくのかに、私の興味はありました。

 真島は芽衣子を自分の部屋に押し込み、堂島と宇喜田の間になにがあったのか問いただすのですが、芽衣子は口を割らない。
 それまでは警察なんかに頼ったって仕方がない、という心情だったように思える芽衣子ですが、この期に及んで真島を頼らない、というのは、真島を巻き込みたくない、という心情のほうが大きくなっていることを感じさせます。

 真島は万里に芽衣子の監視を要請するのですが、芽衣子が黙ってその場にいるはずなど全くなし(笑)。 極めて抜けベンベンであります(笑)。

 いっぽう逃げおおせた宇喜田は三沢のぼっちゃん(柏原収史サン)宅で、芽衣子と堂島の関係から、真相記事の入ったUSBを芽衣子が持っているのではないかと吹きこまれる。
 そこに同席していたのが、ぼっちゃんの親父で法務副大臣の三沢豪(津嘉山正種サン)。 ついにいちばん奥にいる人物の登場であります。

 それにしてもこの副大臣、自分の息子に 「父さん」 と言われて 「馴れ馴れしく呼ぶんじゃない」 と激冷たい。
 たぶん自分の息子の学歴詐称隠蔽のために散々苦い汁を吸ったという怒りがあるんだと思うんですが。
 そんな父親の冷たい態度に複雑な表情を見せる息子。
 こういうのを見せられると、ああこのぼっちゃん、そのうち親父を裏切るのかなーなどとドラマ好きは要らぬ詮索をしてしまいます(笑)。

 とにかく宇喜田はその情報をもとにして芽衣子の勤めるペットサロンに出向いて芽衣子に直接電話。 芽衣子は芽衣子で真島の部屋から抜け出して、ペットサロンに自分が辞めることを言いに来ていたんですが。
 万里からの連絡を受けてペットサロンに急行した真島、拘束を拒絶する芽衣子と揉み合いになったことをいいことに暴行で(公務執行妨害のほうが合ってるような気も…)芽衣子を逮捕。

 ここまでしなきゃ芽衣子をきちんと守れない、という真島の好判断ですが、最初からそうしていればよかったような気も。
 真島は 「これ以上間違ってほしくないんだ…お願いだ…俺に委ねてくれ」 と芽衣子に必死の懇願。 堂島の死因を新聞社に出向いて聞き出そうとし、記者の渋る様子から三沢副大臣の存在を不確定ながら察知します(この記者、分かりやすすぎ…笑)。 それにしても、どうにも後手後手だ…。

 これらのことは芽衣子がしゃべってくれないから仕方ないんですが、真島の芽衣子に対する真心を、芽衣子は目の前でブルンブルンかぶりを振って(笑)ブッ飛ばしまくっている気がします(笑)。

 「今の私は、大切にされるなんてもったいない…」

 自分の罪を真島にまで背負わせたくない、という芽衣子の気持ち。 分かるんですが、ここまで彼女を苦しめる15年前の冤罪、というもの自体に対するやるせない思いもふつふつとわいてきます。
 それにしても学歴詐称隠蔽、という部分までは分かったのですが、いったいそれがどうして、毒入りチョコレートケーキにまで発展する話になるのか? ここまで来て、全くその手がかりがない(その後お寄せいただいたコメントから、堂島レポートにその関連性を指摘した部分があったことが判明いたしました。 お詫び申し上げます)。 かなり作り手は、視聴者による勝手な真相究明の憶測をシャット・アウトして警戒している気がするのです。 ずいぶん衝撃的な話になるんだろうなー、次回の最終回(やっぱりペットサロンの横山めぐみサンが気になる…違うかな~)。

 「私のせいかもしれない…チョコレートケーキなんて買ったから」

 万里を伴って宇喜田と接触し、万里にけがを負わせてまた拘束される身となった芽衣子は、真島に15年前の冤罪の真実を告白します。
 芽衣子は自分が愛人との間に出来た子供で、父親に似ていたがゆえに、自分の母親から疎んじられていた。
 ほめられたい、ありがとうと言われたい、という気持ちが強かったがために、姉が子供に禁止していたチョコレートの入ったケーキをあえて買ってきた。

 「そんなことが原因なのか…」

 このセリフ、そんなつまらないことが原因で、という意味で真島は芽衣子にしゃべったと思うんですよ。
 真島をキッと睨みつける芽衣子。

 「ちょっとしたことが、深い傷を作る時もある…。
 罪のないことが、大きな罪に変わってしまうときもある」

 甥っ子をかわいがったのも、結局自分がいい気分になりたかっただけだったのかもしれない。 私がケーキを最初に食べれば、こんなことにはならなかった。

 思いやりとか優しさとかいう感情の裏側にあるものを完全に射抜くような、芽衣子のこのセリフ。
 自分の優越感のために行なわれる善意がある、ということは、これはどうしようもない人間の側面の一部であります。
 けれども人は、人にやさしくしてあげたい、という気持ちを、抑えることはできない。
 たとえそれが自分のためとはいえ、そうすることで相手の気持ちも、満たされていくのは事実なのです。

 だとすると、芽衣子が行なってきた、このドラマにおける復讐劇、というものは、実は善意によるものなのではないか?

 このドラマを見ていて強く感じるのは、悪役たちの見事な悪役ぶりです。
 悪いことをするのに、彼らは何の躊躇もないし、逆にそれを楽しんでいるようにさえ見える(第1回目は未見なので第1回目の被害者がそうだったか、ということは別口で考えます)。
 実は悪魔に魂を売っているのは、この悪役たちなのではないのか。
 つまり芽衣子は、悪魔と契約しているわけでもなんでもないのです。
 「悪魔に罪の意識は存在しない」 というこのドラマで毎回繰り返されるセリフですが、この定義から行くと、芽衣子は全く悪魔ではない。 罪の意識にさいなまれまくっているからです。

 番組後半、芽衣子におびき出されて、先ほど書いたように白昼堂々(笑)正面玄関から自分の職場に戻ってきた宇喜田は、芽衣子にこう言い放ちます。

 「お前が生きている価値もない、安い人間だったからだよ。
 …
 お前がどうでもいい人間だったのがそもそもの罪だ…」

 自らの存在を疎まれながら、ほめられたいがために、自分の優しさを振りまいていた芽衣子と、そんな芽衣子を見下している宇喜田。 どっちが人間的にダメかと言えば、…議論の余地なし(笑)。

 私の興味はここで完全に、先ほど挙げた 「拘束されながらもどうやって復讐を遂行するのか」 というところから、人間心理の奥底に潜むものに移行した、と言っていいでしょう。

 三沢の策略で捜査一課は芽衣子以外人払いされていたはずだったのですが、真島の機転のおかげで万里が宇喜田と対峙。
 あえなくやられてしまうのですが、そこに駆けつけた真島によって、宇喜田は射殺されてしまうのです。
 ここらへんの動静は非常に見事。 この部分に関して詳細を書くことは、却ってこのドラマのサスペンス性を削ぐことになってしまうので、ネタバレブログにはあるまじきことですが(笑)、あえて簡単な説明にとどめます。
 直属の上司を撃ってしまった真島。 そのショックの描写。
 そしてその混乱に乗じて、その場から消えてしまう、芽衣子。
 芽衣子はその足で、三沢のぼっちゃんに会いに行くのです。
 ついにゴール直前に辿り着いた芽衣子。
 なんか溝口の狡猾さとか堂島の死とか今回の拘束状態とか、さまざまな困難を乗り越えただけに、ここまでやってきたことには一種の感慨も禁じざるを得ません。
 来週、最終回。
 毒入りチョコレートケーキの真相も明らかにされる日は近いです(かさねがさね、堂島レポートに書かれていたらしいです)。

 いずれにせよ、黙ってまな板の鯉になって(笑)、頭空っぽ状態で堪能したいなーと、考えております。

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コメント

火曜日は夜に外出していて
セカンドバージンもこのドラマも冒頭を見逃したのです…(フリーター家を〜は録画しておきました)
「今の私は、大切にされるなんてもったいない…」このへんから見ましたw

宇喜田死亡のシーンは迫力ありましたね。
机に足をのっけて威張った状態で逝く。

その直前の芽衣子の、スピーカー状態になってる電話機に向かっての
「記者クラブのみなさ〜ん」にシビれました。
PCオンチのはずの芽衣子、通信機器は使いこなしますなあbleah

セカンドバージンが最終回だったので、ギルティはほとんど見れませんでした。
リウ様の説明で「あ、なるほど」というカンジです。
セカンドバージンは(後でお書きになるとは思いますが)あんな形で行クンが死んでしまうなんて、彼は完全な脇役だったのね、と思いました。
結局、最後は京香ちゃんと深キョンのW主役だった気がします。
ギルティの最終回、期待しま~す。
ごめんなさい、ギルティのコメじゃないですね。

マイティ様
コメント、ありがとうございます。

宇喜田役の吉田鋼太郎サンは私初見で、最初大友康平サンがメイクをしているのかと思いましてcoldsweats01、「フリーター」 とダブル出演かよ、みたいにすごい勘違いをしてました(爆)。 今回のドラマでしっかり深く印象づけさせてもらいました。

記者クラブも騒然としたでしょうねー(笑)。 最初芽衣子が電話機に目をやった時は、はてなにかな?と思ったんですが。 堂島の自殺実況中継がヒントだったんですかねー。

chie様
コメント、ありがとうございます。

実は「セカンドバージン」、録画の途中でHDD容量不足のため切れてしまってましてcoldsweats01

なんでだ?と思ったら、このところジョン・レノンの特集をテレビでは頻繁にやっていて、レノン関連の番組を自動録画するようにセッティングしてあったために勝手にレコーダーが録画しまくっていたみたいで(爆)。

明日金曜日に再放送されるものをもう一度録画するつもりです。 ほとんど録れていたのでその必要もない感じですけど。

リウさま

どうやって、「毒が入ったチョコレートケーキ」が芽衣子の手に渡ったかは、解らないのですが(見逃しかも、ケーキ屋さんのご主人は無関係になっているのでどこかですり替わっているのかも。)
三沢の坊ちゃんが高校生のころ無差別殺人を楽しんでいて
誰でもいいから殺したその方法が「毒入りケーキ」だったようなことを堂島リポートにあったように思います。
死人が出た以上、犯人が必要になったのでケーキを持っていた芽衣子が必然的に「犯人」で殺意や証拠や状況を
宇喜田が作ったということがなんとなく説明されていたように思います。

そのアリバイもあって学歴詐称ということかな。

ギルティは警察内部という設定からかここにきて
「おいおい」というつっこみが増えているのですが
最後は物語の結末を楽しみたいです。

PS  横山さんは裏切らないに1票

毒入りケーキの件は、”みり”様がコメントされたように堂島レポートにあったのですが・・・。

私としては三沢が父親の副大臣に「また、あの女のところですか?」と言った言葉がひっかかります。これが横山めぐみさんなのかも?と思っています。

毒入りケーキは、ひょっとして、彼女の元に届けられるものだったのかも?
(それに至る過程はわかりませんが)

なあんて、勝手に推理してるんですが、「頭空っぽ状態で堪能したいなー」とおっしゃるリウさまに要らぬ先入観を与えてしまったかな?

最終回で三沢が殺されてしまうのか?にも注目ですね。

みり様
コメント及びご指摘、ありがとうございます。 さっそく本文中に但し書きを加えたいと思います。 堂島レポートですか~。 そう言えばそんなことも…ウン?…覚えてなかったですcoldsweats01。 ちゃんと見てない証拠だ…。

こういうサスペンスものって、結構細かいところを見落としてしまうズボラな性癖のある私などは、結構苦手な部類に入るんですよ(言い訳だー、言い訳だー…笑)。 それにしても無差別殺人癖なんて、たまったもんじゃないですね(話題のすり替えだーっ…笑)。

横山めぐみサンはやっぱりシロですかねー。 私は彼女ほどのクセのある役どころばかりの人が、この程度の役どころで収まるはずはない、という、ストーリーじゃなくてキャスティング上の理由から怪しいと見ているんですけどね(爆)。 まあ犯人探しドラマでめったに当たることがないですから、私の場合shock

rabi様
コメント、ありがとうございます。

「要らぬ先入観」、いえいえ、大いに私の頭を混乱させてくだいませ(笑)。 ますます楽しみになります。

最終回目前のこの回は、結構めまぐるしい展開でしたね。
堂島レポート、やっぱり重要だったんですねー。 どうも見ながら他のことを考えてしまう性癖がありまして(またしても言い訳だぁ~…笑)。

こないだの 「坂の上の雲」 に続いて大ポカですが、汗かき恥かきながら書いているこのブログ、虫のいいお願いですが、今後ともよろしくご指導賜りたいと思っております。

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