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2010年12月24日 (金)

「ギルティ 悪魔と契約した女」 第11回(最終回) 復讐の果て

 ネタバレブログの筆者といたしましては、この最終回のストーリーを 「流れ星」 の記事並みに細かく追っていくことが責務なような気もいたしますが、正直なところ細部にわたって 「ここがこうだった」、というのに今回あんまり自信がありません(笑)。 勘違いかもしれませんが、なんかどうとでも取れるようなシーンが、多かった気がするんですよ。

 そんなせいか、見ていてなんとなくフワフワ感が漂っていた。

 芽衣子(菅野美穂チャン)はいったい、どこまで復讐をするのか、という点において、三沢(津嘉山正種サン)の息子準(柏原収史サン)の命をもって償わせるのか、堂島(唐沢寿明サン)の記事を世間に公表することが復讐になるのか。 それが最後までつかめないために、芽衣子の心の動きが読み取れず、物語だけが勝手に進行していく感じ。

 おそらく、ここまで事件の関係者をことごとく死に追いやってきて三沢準だけを赦す、というのはあり得ないとは思ったんですが、最後の最後で真島(玉木宏サン)が、芽衣子の復讐心を思いとどまらせて、物語として復讐のありかたに一定の結論を出すのではないか、とか、そう考えたわけです。

 芽衣子は三沢準と密約を取り交わし、恨みの募っていた自分の父親を自殺に見せかけて殺す、その見返りに堂島の記事の入ったUSBを渡す、ということに同意。 その場で提示される、青酸カリ。
 三沢準は、その毒を父親に飲ませることに成功するのですが、このからくりがまず目を引きます。

 まず自分が身を引くことで決着をつけると父親に話し、自分の新しい門出を祝ってワインで乾杯しようとする。
 そのワインには毒を仕込んである、と見る側に思い込ませる演出でしたが、父親に差し出したワインを父親は拒み、息子の側に置いてあったワイングラスを手に取る。
 「失敗した…」 という表情を息子にさせることで、父親はそのたくらみを見破ることに成功した、と見る側に思わせます。 息子はワインに口をつけますが、飲んだようには見えない。
 そこで、もしかしてホントは父親が取ったほうのワイングラスのほうに毒が仕込んであったのではないかと見る側に疑問を持たせる。 父親も、そんな疑心暗鬼の表情をしています。
 父親はそれを見越して 「ワインの気分じゃない」 と自分のブランデーを持ってきてグラスに注ぎ、それを飲む。
 完全に計画失敗、と思いきや、実はそこまで父親がすると行動を推測しての、息子の計略だったのです。
 ホントに毒が入っていたのは、そのブランデーのほう。
 即効性が強いですから、父親は即死します。
 恐るべし、青酸カリ。
 恐るべし、三沢準の暗黒面(ダース・ベイダーか?)。

 そうなんですよ、この場面で露わになるのは、この親子の限りないドロドロ。
 互いに相手のことを、全く信用していない。
 うすら寒くなります。
 父親の疑心暗鬼を逆手に取った息子の行動、そしてその、クラーイ情熱。
 息子の中で長いあいだ熟成されていた、父親への限りない殺意。

 三沢準はその後芽衣子に 「15年前の事件関係者をみんな殺してくれてありがとう」 みたいなセリフを言うのですが、実は父親の殺害こそが、三沢準にとってのいちばんの本懐だった気さえします。
 けれどもその後押しをしてくれた芽衣子まで、今度は自らの手で殺害しようとするのです。

 父親に自分の力を誇示するために無差別殺人を敢行した、と言う三沢準。
 そんなことのために身内を殺されたのか、という苦渋の表情の芽衣子。
 すべての事件の発端となった桜葉館学園の理科実験室から、学園裏手の排水溝に三沢を落とすことに成功するのですが、最初芽衣子は落とし穴でも作っていたのかと思いました(爆)。
 消火栓からホースを引っ張ってくる芽衣子。
 まさか、初めて自らの手で殺人をしてしまうのか?(溝口の場合は不可抗力だと断定いたします…笑)。

 大量の水が排水溝に注ぎ込まれるのですが、ドラマでは三沢準が溺死したところまで描いていない。
 過激すぎるからかもしれませんが、ここ、たぶん死んじゃったんだろうなー程度では、この後の展開の必然性に支障が出てくる気がなんとなくします。
 なぜならそのあと、芽衣子はそばにあったガラスの破片を首に押し付け自殺を図ろうとするからです。
 自殺をしようとすることで自らの罪の意識を清算しようとする芽衣子の決断ですが、殺したところを見せていないから、芽衣子の決断に自殺しようとするまでの限りなく重たい悲壮感というものが感じられなくなる。
 まあ、あくまで個人的な感想であります。

 そこに駆け付けたのは、堂島の最期の置き土産によって居場所を突き止めた、真島。
 芽衣子を必死で抑えつけ、自殺を阻止しようとします。 激しく揉み合うふたり。

 「離してください! 死なせて下さい!」

 「三沢を殺したのか?」

 「だから死なせて下さい! お願いします!」

 「死んで罪を償えると思うのか!」

 「ほかにどんな方法があるっていうんですか!」

 「生きて償え!」

 「生きて…そんな資格なんてない!」

 「それでも生きるんだ!
 待ってるから…!
 …いつまでも待ってるから…」

 動きが止まる芽衣子。
 真島の頬に手を伸ばし、真島の胸にいったん身を預けます。
 芽衣子を抱きしめる真島。

 けれども芽衣子は、いったん身を任せた真島から、無理やり離れようとする。
 再びガラスを手にしようとする芽衣子の手を押さえ、手錠をはめる真島。

 「野上芽衣子、殺人容疑で逮捕する」

 このシーン、真島が芽衣子を逮捕することで芽衣子を救い、守ろうとしたシーンだったと思うのですが、いったん身を任せた芽衣子がまた自殺をしようとしたところが、とりわけラストへの重要なポイントとなっている気がします。
 つまり、ここまで罪を重ねてしまった以上、それぞれひとりひとりの人生、未来の可能性を奪っていったことに対する罪の意識は、死によってしか購えない、と感じている、芽衣子の感情です。

 種明かしをしてしまえば(毎度そうですが…笑)、このあと芽衣子は自殺をしてしまう。
 だからこそ、三沢準を殺害したシーンは、過激であろうがなんであろうが、見る側に提示すべきだと考えます。

 なぜならそれだけ、自殺をしようとする人の気持ちは、限りなく重い。

 それまで芽衣子は、共犯者たちに対して間接的な自殺幇助とか、正当防衛の範囲内でしか手を下してこなかった。
 それが最後に、自らの手で、殺人を犯したのです。
 同じだ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は結構、この違いは大きい、と考えます。
 やはり自殺につながる動機としては、三沢準をこの手で殺した、というのは、見る側を納得させる大きな要因となってくる気がする。

 まあ、それだけ人ひとりの命は重たい、と私が考えているからこその、こだわりだという面はあるのですが。

 作り手が提示した芽衣子の自殺に至る大きな要因は、別のところにあった気がします。

 それは逮捕された現場に万里(吉瀬美智子サン)が連れてきた、ペットサロンオーナーの琴美(横山めぐみサン)。
 彼女がすべての事件の発端であった、というのは、うすうすそうなんじゃないかとは思っていたのですが、あんまりこのブログ内でも書きすぎたので(笑)、ちょっと却って興醒めしてしまったよーな気も…(笑)。
 要するに琴美サンの実の父親が三沢の親父で、母親とともに捨てられた恨みから三沢の息子をそそのかした、ということだったと(ホント、ネタバレ全開ですがな…)。
 土下座して芽衣子に謝る琴美。
 泣き崩れる、芽衣子。

 「嘘ぉ…。

 …嘘…!

 …嘘ーーーっ!!
 …
 …
 …もうなんで、…どうして…
 …どうしてーーー!!」

 自分が行なってきた復讐の発端が、実は自分が最も頼りにしていた人だった。
 芽衣子の復讐の結末が無意味なものだったことだと一気にデータ書き換えを迫られるほどの事実です(まあなんとなくそーじゃないかとは思ってたんですけど)。

 そしてもうひとつ、芽衣子の自殺を大きく幇助したのが、真島がそうしなければならない、と判断したのでしょうが、収監前に再び会わせた、芽衣子の母親野上千津(岩本多代サン)との会話。

 彼女は芽衣子が浮気をしていた夫に似ていたために長いあいだ芽衣子につらく当たってきたのですが、ちょっと既に認知症が入っている。
 そのため訪れた芽衣子を最初、自殺した芽衣子の姉小夜子(紺野まひるサン)と勘違いをして話を進めます。
 彼女の口から語られたのは、芽衣子を長い間苦しめたことへの懺悔の気持ち。
 万里がこの回、母親に事件の真相を語ったことを、母親は覚えていたのでしょうか。

 「取るに足らない理由で芽衣子を憎んで、あの子を傷つけてきた…。
 あの事件の時だって、あの子の言葉に、一度も、耳を傾けなかった…。
 実の娘なのに…。
 …(芽衣子に向かって)小夜子、あなたから、伝えてもらえない? 『お母さんが悪かった』 って…」

 小夜子になり済ました芽衣子は、こう答えます。

 「うん、分かった…ちゃんと伝える…」

 そして感極まって、小さく叫ぶように、言うのです。

 「…おかあさん…!」(泣けた…)

 それを見た千津は、驚いた表情。
 目の前にいるのが小夜子ではなく、芽衣子だと、分かったのです。

 「…ああ、…あああ…」

 情緒不安定になったと判断したのか、介添人が千津の乗った車いすを移動し始め、芽衣子から遠ざけます。
 真島のそばを通りかかった千津、「芽衣子を、よろしくお願いします…」 と頼み込むのです。
 けれどもその隙に、芽衣子は再び、いなくなってしまう。

 そして姉小夜子の自殺した現場で、芽衣子はかなり小さな入れ物に入った薬を飲んで、自殺をしてしまうのです。
 この入れ物がかなり小さい、ということで、これが三沢が持っていた青酸カリだった、というのが分かります。 この回芽衣子がその青酸カリを手に入れる機会、というものは、ちゃんと提示されていました。

 この青酸カリは、おそらく三沢が大昔に桜葉館学園で盗ませたもの。
 言わば姉の夫と甥っこを死に至らしめたものと同じ毒をあおって、芽衣子は自殺を選んだのです。

 琴美の告白で、自らの復讐が、あまりにも虚しいものに価値を変えてしまった。

 さらに長年にわたる母親との確執が、一気に氷解した。 この出来事は大きい。
 つまりここで、芽衣子の人生それ自体が、大きく自己完結してしまったと考えられる。

 この大きなふたつの要因に、さきほどからくすぶっていた 「死を持ってしか購うことが出来ない」、という意志が結び付き、芽衣子は死を選んだのです。

 その場所にまたもや駆け付けた真島。

 さらに大きな自殺の要因、それが真島の存在でした。
 芽衣子が人間らしい心を取り戻す、いちばんの相手が真島だったのです。
 芽衣子は自らの人生を、彼がいたことで 「キラキラ輝いている」 と評価してしまった。
 万里への伝言で、芽衣子の心情が訥々と語られます。

 「人生の大半が暗闇でした。 光が差す瞬間なんて、…二度とない。
 そう思っていました。
 なのに出会ってしまった。
 ずっとひとりでいいと思ってたのに、そばに、いてほしいって、思う人に。

 出会ってからの時間は本当に短かったけれど、私の心は輝いています。 幸せです、それだけで。 全部、真島さんのおかげです。

 だけど、真島さんには表の道に戻ってほしい。

 だから…」

 芽衣子を抱きかかえる真島。
 最後の力を振り絞って、芽衣子は真島に、こう告げるのです。

 「あ…い…してる…」

 がっくりと脱力する芽衣子。

 「芽衣子…芽衣子!!」

 死んでしまった芽衣子に、唇を押し付ける真島。

 ところがです。

 芽衣子と最後のキスをしていた真島が、エンディングテーマとタイトルバックが流れる途中で、がっくりとこちらも脱力してしまう。 エンドマーク。

 これって…。

 おそらく真島も青酸カリの毒にやられてしまった、としか解釈のしようがない気がするのですが、だとすれば青酸カリ、すごい致死量だ…。 もしかして芽衣子を助けるために、毒を吸い出そうとした、とか?

 そしてふたりとも死んでしまった、と仮定して話を続けますが、結局真島は、千津に頼まれた 「芽衣子をよろしくお願いします」 という言葉を、忠実に実行してしまった、という側面も感じさせるし、死んでも自分が芽衣子を守る、という悲壮な決意のもたらした結論、であるとも考えられます。

 この倒れ込むしかない悲惨な愛の結末は、刹那的な幸せがすべてだと結論付けてしまう、という点で、ふたりのありかたを肯定するわけにはまいりません。 思いっきり泣きましたけどね。

 けれどもここまで犠牲者が出まくった事件の幕引きとしては、死を持って償うしかないのかな、などというむなしい気持ちも、強く残ります。

 そこであらためて深く心に残っているのが、ベタですけど 「復讐なんていうのは、気付いたら、何も残らないんですね」 と琴美に話していた、万里のセリフ。

 このドラマは、「悪い奴らは死をもって償え」 という論理によって展開していた気がします。
 それは一面では、死刑を賛成する人々の論理とリンクする面がある。
 そうした論点から見れば、この、人が死にまくった(笑)ドラマの誰もが、「死んでよかった奴ら」 だったのかも知れない。

 だけども、死んですべてが片付く、というわけでも、けっしてない。 このドラマはそんな復讐の果ての無力感を描くことで、見る側に何かを訴えかけている気がしてならないのです。

 そしてそれは、真島と芽衣子がともに死んでしまった(仮定です、あくまで…)ことで、さらに虚しさを、前向きに加速させている気がする。 バッドエンディングにすることで、復讐の愚かさを際立たせている気がするのです。

 正直なところ、真島が芽衣子に向かって叫んでいた 「生きて償え!」 というのが、つらいけれどもいちばんの償い方、なのではないでしょうか。

 そんな 「復讐」 というものが持つ本質を、このドラマの作り手は最後まで真摯に見据えていたのではないでしょうか。 いいドラマでした。 ペコ様、このドラマをご紹介くださり、ありがとうございました。 嗅覚の鋭くない私に、さらにご教授いただければ幸いです。

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コメント

リウさま。Merry X'mas!

イブにもかかわらず、マイティ様のリクエストにお答えいただき、有り難うございます。
(かくいう私もリクエストこそしませんでしたが待ち望んでおりました)

こちらも月9に負けず劣らずの長文で、お疲れさまでした。

>すべての事件の発端となった桜葉館学園の理科実験室から、学園裏手の排水溝に三沢を落とすことに成功するのですが、最初芽衣子は落とし穴でも作っていたのかと思いました(爆)。

そうですね。これは芽衣子が学園を下見しに行く場面で、排水溝の蓋をいじくってるシーンが挿入されてて、「何をしてるんだろ?」と思いましたが、なるほど〜ここにつながるんだと思いましたね〜。

三沢親子の最後の場面や、芽衣子ちゃんが学園の中で走り回る場面はドキドキしました。

三沢が排水溝の中で赦しを請う場面を見て、「それはないでしょ」と思いましたが、こういう甘い男があんな事件を起こしてしまったということなのでしょうね。

琴美さんの告白までが、ちょっとばたばた感がありましたが(丁寧なドラマ作りをしている「流れ星」と比べると)、
> 琴美の告白で、自らの復讐が、あまりにも虚しいものに価値を変えてしまった。
というリウさまのおっしゃるとおりですね。

また真島さんは、リウ様と同じく、やはり最後死んでしまったと考えるのが妥当かなと考えてます。(堂島が「守ると決めたら最後までやり抜け」と言った言葉に従ったような気がします)

最後のリウさまの考察による、死刑制度とのリンクと共に、凶悪犯罪や、検察の調書ねつ造による犯人扱い等さまざまな事件が起きている今の社会に、これからの罪の償いのあり方を問いかけている番組だったような気がします。

それはさておき、このコメントもかなりの時間を費やされたのでは?
ほんとにほんとにお疲れさまでした〜。
(来クールは、こんなに良品が目白押しにならないことを祈っております)


投稿: rabi | 2010年12月24日 (金) 21時39分

おつかれさまでしたー
やっぱり真島も亡くなったと考える方が自然なんですね。

テレ東『モリのアサガオ』も、
死刑囚として命あるうちに
殺人を犯したことを心から後悔できるか?というのがテーマでした。
サイドテーマとして「復讐の連鎖」も。

芽衣子が生きて償うことは可能だったかもしれませんが、
またもや長期間服役するというのもつらいです。

真島にしてみれば、芽衣子に一度手錠をかけたものの、またうっかり逃亡される。
そしてさらなる殺人から自殺へ。
目の前真っ暗ですわな。

あの後、警察と政治家の癒着とか冤罪事件の判明など
これから処理せねばならない案件に、真島の同僚たちは忙しいのですね…
虚しいだろうなあ。

しかし三沢親子はエグかったですね。
息子は父が嫌なら自由に生きればいいのに。
腐ったヤツらだ。pout
真珠夫人も…w

投稿: マイティ | 2010年12月24日 (金) 22時14分

rabi様
コメント、ありがとうございます。 返信、遅れまして申しわけありません。

♫ハッピーメリークリースマース、遠い~街のどこかでー♬ …中山美穂サンの歌が、なぜだかここ両日、頭の中を反芻しております(「美穂」 つながりかな…)。 オッサンにはあんまりクリスマスはカンケーありませんので(ケーキ食べる程度)、こんな記事も書くヒマがありますが、お気遣いいただき、恐れ入ります。

えーと、たしか3、4時間くらいかかったかなー、この記事にも。
こんなに長文を書きたくなるほどのドラマになろうとは思っておりませんでした。 それって自分の、条件付き死刑廃止論者(終身刑採用支持派)としての琴線を刺激した、ということでしょうか。

排水溝下見の場面、あそこで芽衣子は落とし穴を作っておったんですね。 芽衣子がせっせと草を張り巡らせているのを想像すると、なんとなく笑える気もしますcoldsweats01

菅野美穂チャンの逃げ回るシーンは、「龍馬伝」 でのお龍真木よう子サンの、寺田屋からの疾走シーンと合わせて、今年の2大全力疾走でしたね(爆)。 スプリンター並みにしっかりしたフォームでしたcoldsweats01

主役のふたりがともに死んでしまうラスト、で思い出すのは、「高校教師」 の第1作目かな。 あのふたりも、刹那的な幸せを本当の幸せだと勘違いしたまま死んでいった気がします。 自殺者にはそうした傾向があるのかもしれません。
そこで 「相手のことを守る」 とか、「ギルティ」 では大義名分をつけていた気がしますが、自殺というのは結局、人生の敗北だと思ってしまうんだなー、私の場合。

とりあえず今クールはいい加減疲れ果てましたけど(爆)、結構快感だったりして…(マゾ、ではありません、念のため…)。

投稿: リウ | 2010年12月25日 (土) 15時38分

マイティ様
コメント、ありがとうございます。 返信が遅れまして、申し訳ありません。

マイティ様のお陰で(笑)ラストを念頭に置きながら見たせいか、「やっぱりこれはふたりとも死んだんだろー」 という自分なりの結論に達しました。

「モリのアサガオ」 も、結局怒涛のドラマラッシュで、結局見ることができませんでした(重たいテーマだからなあ…)。
主だった登場人物が吉瀬美智子サンを除いて全員死んでしまった(最大のキーパーソン横山めぐみサンはほとんど出番がなかった気がします)、というのは、考えてみればすごいことでcoldsweats01、復讐のあとに残ったのは、荒涼たる景色のみ、ということを強く感じさせます。

やっぱり親元から独立されたマイティサンにとっては、「これで自由になれた」 だの親のスネかじって満足そうにしている三沢準は、許しがたいものがあるでしょうねbearing。 このドラマでは、悪役がホントにみんな、悪役でした。 殺される側に同情されてしまう点を作ってしまえば、芽衣子の復讐にも賛否両論がわき出るでしょうからね。

横山めぐみサンは贖罪のつもりで、芽衣子を雇っていたのでしょうね。 芽衣子が復讐鬼になっていることを知ってたら、もっと反応も違っていたんじゃないかと感じます。

「…おかあさん…!」 の部分や、「あ…い…してる」 の部分ではかなり泣かせてもらったのですが、それで視聴者の一部分でも、自殺を肯定する心情になってしまわないことを、陰で願っています。

投稿: リウ | 2010年12月25日 (土) 15時56分

m(_ _)m


リウ様 本当にありがとうございました!!!
私の我が儘なリクエストで『ギルティ』の記事を書いて下さって。。。(T_T)

途中、リウ様が謹慎宣言をされた時は、ご多忙なリウ様に重荷を負わせてしまった原因が私であるような気がして、本当に後悔の念でとても胸が潰れる思いで申し訳ない気持ちでおりました。(;_;)

でも、やはり。。最終回の書評を読ませて頂いて。。

「やはり、良かった!」と確信することが出来ました。^^

もし、リウ様の書評を拝見しなかったなら、消化不良で終わってしまったと思うからです。。

『復讐の果て』の虚無感とあまりにも哀しいエンディングへのなんとも言いようのない切なさに押し潰されてしまいそうで、でも同時に何故?という思いでした。

『ゲゲゲの女房』でリウ様の感性の鋭さとか暖かな情を感じられる書評に巡り合い敬服してから、リウ様とドラマへの思いを分かち合えるこの場に感謝の気持ちで一杯です(*^o^*)
ありがとうございました今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

投稿: ペコ | 2010年12月25日 (土) 21時13分

ペコ様
コメント、ありがとうございます。 このドラマをお教えくださり、あらためてこの場を借りて、お礼申し上げます。

謹慎は、全くペコ様のせいではないと、断言いたしますconfident。 あれは単なる私のミスでした。 ただ間違いって、このブログでは結構してるんですけど、ちょっと取り返しのつかない大ポカだったのと、知ったかぶりで書き進めたことがかなり恥ずかしくて、たった3日のままごとみたいな期間でしたけど、謹慎させていただきました。

それはともかく、ペコ様の消化不良感を解消することが出来て、私も微力ながらお役に立てたかな、と考えております。

ドラマって、すべてがすべてハッピーエンドで終わってほしいものなんですけどね。
このドラマは、人を殺しすぎましたcoldsweats01。 芽衣子に生きて償わせることをドラマでさせてしまうと、芽衣子によって死に追い込まれたあまたの人々の死が軽くなってしまう、そんなきらいは、んーやっぱりあったのかな…。

もともと 「自分の納得できるテレビ評がない」、という動機からためしに書いてみたドラマ評なのですが、自分の詩よりそっちがメインになってしまいました(爆!)。 当初の思惑からずいぶん外れてしまったこのブログですが、ペコ様をはじめいろんな方々からご評価をいただき、却ってよかったな、と考えておる次第です。 こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: リウ | 2010年12月25日 (土) 23時15分

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