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2010年12月25日 (土)

「クリスマスの約束2010」 いまを全力で生きていくこと

 去年の 「クリスマスの約束」 に関する当ブログの記事(「クリスマスの約束2009」 J-POP組曲 「22'50''」 http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/2009-j-pop-2250.html)は、実は長いあいだ当ブログのアクセス数人気記事ランキングの1位をずっと独走しておりました。 書いた当日のアクセス数もハチャメチャな数字で、この状態が1カ月以上続いたものです(長い!)。 おそらく口コミの威力でアクセスの多い状態が持続したのだと思います。

 それだけ去年のこの番組に対する反響はものすごかったようで、今年の春先だったか、各地で異例の再放送までした、といういわくつきの傑作音楽番組でした。
 その番組内容は当ブログリンク先を参照していただくとして(映像はなくて文章だけの説明になってしまいますが)、今年はどのような手を使ってくるのだろう、という期待と、あれだけのものはそうそう作れんだろう、というあきらめと、ふたつの気持ちがないまぜになって今年の 「クリスマスの約束」 を視聴したのでした。

 結果的に申しますと、去年と同じようなスタンスでした。
 それでも、去年のような超豪華メンバーが揃ったわけではなく(そりゃあれだけのメンバーが揃うのは、困難の極みであります)、キロロのヴォーカルの人とか目新しい人もおりましたが、去年と同じようなメンバーが多く、正直なところ新鮮味に欠けたことは否定できません。

 ただ内容的には、メドレーという形でブツ切りを聴かせていった去年の方法から脱却し、1曲1曲をじっくり聴かせる方法。
 だから去年のようなドキュメンタリータッチは全くなくて、徹頭徹尾コンサートの模様。
 会場はこの番組が始まってから10年、という一区切りもあってか、小田サンの出身地である横浜の会場を借りて、原点に立ち戻ったかのようなスタイルで行なわれました。

 ただし原点、といっても、始まった当初のように協力してくれる歌手も誰ひとりいなくて(だったっけな…よく覚えてないですけど、そんなイメージがありました)、うすら寒い中で小田サンが他人の曲をカバーしまくっている、という状況とは雲泥の差。

 そしてこの、去年と違う1曲1曲を丁寧に聴かせる方法。
 いずれの曲も去年と同じように、登場しているメンバー全員のコーラスが入るため、リハーサルには去年以上の緻密さが要求されたように思われるのです。
 コーラスワークは、おそらく小田サンが大部分を手掛けたのではないかと思われる、「追っかけ追い越しコーラス」 の多用。 相当な技術が必要とされます。
 番組の中でも小田サンが漏らしていましたが、そのコーラスアレンジメントは、「作る以上はオリジナル以上のものを目指したい」 という小田サンの意気込みが十二分に伝わってくるかのような完成度で、難易度高そう。

 大変だったろうなー、ここに出てくる人たち。 こういうことは、おいそれと毎年できないような気がする。 皆さんスケジュールの調整とか、大変でしょう。

 でも、「クリスマスにこれをやる」、という歌手たちのテンションが恒例化すれば、そのうちにもっと規模の大きなことが出来るかもしれない。
 それは年末に行なわれるレコード大賞とか紅白歌合戦とか以上に、重大な音楽イベントに成長していく可能性を秘めたプロジェクトのような気さえするのです。 もしかすると小田サンの手を離れていくかもしれないほどに。
 …まあそれはかなり希望的観測に満ちた妄想ですけどね。

 だいたいいまのところこの番組に参加してくれている人々の大きなモチベーションは、小田サンにあることは確実なのです。
 小田サンの依頼だから、出たいと思う。
 小田サンがやっているから、この音楽イベントに参加したいと思う。
 でなきゃ個々人の主張が強い歌い手の皆さんが、一緒になって何かを作り上げていこうなんてのは、ちょっと難しい。

 で、去年のような心臓掴まれまくりのすごい感動、ということには遠く及ばなかったのですが、今年はその個々人の歌が心に沁みてくることが多くて、知らないうちにじわじわと涙がぽろぽろ流れたりしました。 「クリスマスの約束」 には、毎年のように泣かされてはいるんですけど。

 特に絶妙に思えたのは、曲の前に展開される、その歌い手とのフリートークが曲の感動を後押ししている点。

 さっきも出たキロロのヴォーカル玉城千春サンは、結婚出産から思うような声が出せなくなってしまって、一切自分から歌を遠ざけていたそうなのですが、去年の 「クリスマスの約束」 を見て、自分もあの場所に立ってみたい、自分も一緒に歌いたい、という衝動に駆られたそうです。
 そんな彼女が歌った、「未来へ」「長い間」。
 独唱タイプのこの歌に、絶妙のコーラスワークが絡む。
 歌いたい、という原初的な感情。
 人はうまかろうが下手だろうが、歌を、歌いたいものなのです。
 その感情に心を閉ざしていた彼女が、もう一度歌う喜びの中にいて、そしてそれを支えてくれるコーラスに包まれている…。
 そう考えたら、なんかもう、ボロボロ泣いてました。

 スタレビの根本要サンは、小田サンに強要されて(笑)共作をしたらしいのですが、勝手に押しつけてどっかへ行ってしまった小田サンを(笑)尻目に作った 「思い出はうたになった」。
 「まるで小田和正がオレの中に入ってきた感じ」(笑)で作られたその曲、「長い間歌を歌ってきたからこそ書ける詞」 をリハーサルで歌い終わったら、いままでしたことのないくらい号泣してしまった、という話をされていました。

 気がつけば こんなに 時が流れていて
 そして 僕は まだ ここで 歌っている
 歌ってさえいれば ただそれだけで
 幸せなんだと 思っていた

 確かにどことなく 「小田メロディ」 の曲でしたが(笑)、歌詞の内容もまさに、長い間歌ってきたからこそ感じるであろうことがストレートに書かれていて、感動的。

 それにしても感じたのは、出演された歌い手の皆さんが選んだ曲の傾向についてです。
 つまり自分の持ち歌が多い中で、決してそれにこだわっているわけでもなく、テレビ局やエージェントの思惑によって歌わされるわけでもない、という点でした。
 最初全員で歌われた 「Today」 という歌のあとにひとりめの歌手として登場した、JUJUサン。
 個人的には 「ギルティ 悪魔と契約した女」 の主題歌 「この夜を止めてよ」 を歌ってほしかったのですが、彼女が歌ったのはマイリトルラバーの 「Hello,Again~昔からある場所~」 のカバー。 なんか今年の夏に実際にカバー曲シングルとしてリリースされたみたいなんですけどね。
 まあ、フジテレビのドラマの主題歌を歌わせるわけにもいかんか、つー感じもしますけど(爆)、同じフジテレビのドラマ 「東京ラブストーリー」 の 「ラヴ・ストーリーは突然に」 は歌われてたし、別にいーんじゃないかという気もしますが(笑)。 でも 「この夜を止めてよ」 とこのギグの性格が合わない、ということが最も正確なところかもしれないです。

 これ以外にもですね、小田サンが歌っていた同TBSの 「獣医ドリトル」 の中のテーマ曲 「グッバイ」 も歌われなかったし、なんかコマーシャルじゃないんだよなー、いちいち。

 個人的によかったのは、やっぱり私お気に入りの山本潤子サン、「冷たい雨」。 それまでマイラバとかスピッツとか、「新しい世代」 が影響を受けた 「ちょっと昔」 の歌が続いた中で歌われた、「かなり古い歌」。 ユーミンの作った名曲ですが、ハイ・ファイ・セットの天才的コーラス・アレンジメントとは違うアプローチで攻めてきた 「小田式コーラス・ワーク」、地味目でしたけど聴きごたえがありました~。 若い世代にも山本潤子サンあたりの名曲は、どんどん触れていってもらいたい気がすごくします。 古くならんのですよ、ハイ・ファイ・セットあたりは。 「燃える秋」 なんか、超名曲なのに、滅多に耳にすることがない。 みんな、聴いてください!

 そしてコンサートの最初と最後に全員で歌われた、先ほどもチラッと書いた 「Today」 という曲。

 「数えきれないくらいの明日がやってきて
 いま このときの喜びを忘れていってしまうにちがいない
 だからこそ 『昨日の栄光』 や 『明日への約束』 とかではなく
 『今日』 といういまを生きるんだ
 いまこそが自分の歴史が作られている瞬間なんだ」

 という内容とのこと。

 先ほど書いた 「テレビ局やエージェントの思惑によって歌わされている感じがしない」 というのも、実はこの曲の持つコンセプトに沿った選曲なのかな、と感じるのです。

 いま、自分がいちばん伝えたいことを歌う。
 自分がいちばん歌いたい歌を歌う。
 それこそが、いまを全力で生きていることなんだ、という小田サンの意志です。

 そして歌い手のそんなまっすぐな情熱こそが、聴く側を感動させることができる。
 キロロの歌に流した涙には、そんな理由が隠されている気がするのです。

 なんともワンパターンではない、今年なりの小田サンのメッセージの伝え方に、完全に脱帽状態なのであります。

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コメント

リウさま

場違いかもしれませんが、自分はモンゴル800のキヨサクさんだけが紹介されるまで全く解らず。
彼ってこんなやさしいかんじでしたっけ?
もっと尖ったイメージだったのですが、最後にステージをダンスしていたところを見るとロッカー魂感じました。

でも、モンゴル800のこの曲、すごく詩がいいですね。
初めて知りました。小田さん好みと言えばまあそうなのかな。

あと、スキマのシンタくんが一言も音声を発していなかったのが笑えました。
アレンジも彼がたくさん携わっているだろうとおもっていたら、エンドクレジットにしっかり名前が出ていて納得しました。あれだけ鍵盤弾きのいる中、撤頭徹尾すべてを弾ききっていてその底力を見せつけてくれたように
思います。すごいです。

この番組、企画プロデューサーと最初から小田さんの言うとおりで始まっていると思うので、彼がやめたというかPがやめたというまで続くような気がします。
小田さんの後ろに明治生命さんが居る限り
あの時間で、このスタイル守られると思いますよ。

みり様
コメント、ありがとうございます。

いえいえ、場違いなことはありませんよ、実はずいぶん私も記事の内容については取捨選択しました。 ホントは全歌曲感じたことを書きたかったのですが、それをやるととてもボーダイになってしまうのでcoldsweats01あえてテーマに沿った歌だけをピックアップしたのです。

モンゴル800の人は、私も存じませんでした。 前説ではずいぶん激しいロックを期待したのですが、実際はとてもおとなしい感じで、ちょっと拍子抜けしたと同時に、こんないい曲あるんだな、って。 みり様のおっしゃるように、詞がいいですね。 僭越ながら詩を書くことにこだわっている人間としては、かなりの嫉妬を覚えます。

そういえばスキマスイッチの片方の人は、ずっとピアノを弾いてましたね。 ほとんど知らないんですけどcoldsweats01

この記事中に書かなかった歌でも、松たか子サンが歌った、忌野清志郎サン訳詞の 「500マイル」 なんかも、まるで清志郎サンが天国の門にたたずみながら書いたかのような詞で、結構ウルウルきました。 山本潤子サンも、おそらくこの曲は何度も歌ったんだと思うんですが、PPM張りのコーラスワークを見せてくれて。

ひとつひとつの曲をじっくり聴かせる、というのは、近年の紅白歌合戦がヒット曲の少ないことの言い訳に打ち出しているかのような印象があるのですが、紅白の場合それが感動的なパフォーマンスに昇華する場合が、あまりにも少ない気がするんですよ。 この番組がそうした点で、紅白よりもさらに重要な番組になっていくことを、ちょっと私は期待しているのですconfident

リウさま

ああ、「紅白もね、」っていいアイディアですね。
NHKホールのようなすばらしいホールをして
NHKフィルの力をだしていただければ「今宵限りの歌唄いの饗宴」が出来ますね。

司会者に力を入れるのでなくゲストコンセプターにその年の選曲や構成を決めてもらい、おもしろそうですね。

甥や姪がユーミン、サザンを「懐メロ」とくくる時代ですから今の還暦世代だって充分に縦ノリや横ノリする世代だってことですよ。

60年守る伝統は「年越しで歌を聴く」というところのみ守ろうとすればいいのかも。

みり様
再コメント、ありがとうございます。

ユーミン、サザンが懐メロ、ですくわ~bearing。 いまは16ビートの時代ですからね。 「心からいい曲だと思える」、そんな価値基準って、たぶんこの先もどんどん変質していくんでしょうね。 私は歌謡曲とかビートルズとか、曲がりなりにもリンクできる時代に思春期を送ることが出来てとてもよかった気がします。

小田サンが実質プロデュースをする小田サンの番組 「クリスマスの約束」 は、そんな世代の壁を越えた 「いい曲」 を聴いてもらいたい、という情熱が、結果的に紅白よりも数段勝っている、と感じるんですよね。 歌番組特有の、「商業的なおかしな力関係がはたらいている」 感覚は、感動の最大の妨げだと思うのです。

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» クリスマスの約束2010  小田和正 清水翔太 キヨサク 玉城千春 ・・・ [.net.amigo]
テレビを見ながら書くのは今年が初めてなので、後で改めて補足するかもしれません。聞き間違い、訂正もあるかもです。 歌力(うたぢから)とは本当に [続きを読む]

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

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    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

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  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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