« 「坂の上の雲」 第6回 痛みを忘れる方法、及び当ブログへお越しの皆さまへ | トップページ | 「ギルティ 悪魔と契約した女」 第9回 惜しい人を亡くしました… »

2010年12月10日 (金)

「流れ星」 第8回 思いがはじける瞬間

 お待たせして、大変心苦しく、申し訳ございませんでした。
 「流れ星」 第8回の感想文を書きます。

 予告編で、健吾(竹野内豊サン)とリサ(上戸彩チャン)の抱擁シーンを見ていただけに、ふたりがいつそうなるのか、という期待が、この回を見ているときの唯一の救いだった気がします。
 それだけ今回の話は、健吾とリサが別れる方向にしか向いていかない。
 それゆえに見ている側はそのもどかしさを、「予告編で抱き合ってたから…」 という期待のもとに見ることになるのです。
 この効果というものは絶大だった気がします。
 予告編では、要らない情報を与えられる場合が、あまりに多い。
 でもこのドラマは、違います。
 予告編にすらこの 「さりげない傑作」 の質を見る気がするのです。

 「そういう契約だから…」
 という意識は、マリア(北乃きいチャン)の手術が成功したあとあとも、健吾とリサに重い枷(かせ)となってのしかかっているように見えます。

 「これで契約完了だ…」

 手術から目覚めたリサは、成功したことを知ると、寂しさを酸素吸入マスク越しに隠しながら、つぶやきます。
 リサは、目覚めたとき、健吾がずっと付き添ってくれて、傍らで眠るのをいとおしそうに見つめていました。
 それなのに、リサは、健吾が目覚めたとき、冷たくそう言って自らにけじめをつけようとする。
 その、リサの気持ち。
 健吾はその事務的な言葉に一瞬躊躇します。 けれども自分も思いを断ち切るように
 「それでもいい…」
 と笑いかける。
 その、健吾の気持ち。
 開始早々、このドラマの持つ独特な感情表現に、見ている側は一気に引き込まれるのです。

 この、ふたりの間に保たれる、奇妙な距離感が、この回の物語には貫かれていた気がする。
 そしてふたりが別れに向かっていくにしたがって、その深く静かに潜行していく思いは、押さえることが出来ないくらいに、膨張していく。
 そんな昂揚感を、見ている側は感じることが出来たのではないでしょうか。

 手術終了後に覚醒したマリアは、リサに向かって心からのお礼を言います。
 「…ありがと…」
 そして弱々しく、力強く、ピースサイン。
 それを見て、こんな自分でも人のためになったんだ、という喜びを一瞬見せ、そして恥ずかしそうに眼を伏せる、リサ。
 面会後、自分の病室に帰るリサがよろめくのを、しっかりと支える健吾。
 ただの契約結婚という間柄なら、ここまでとっさに判断が出来ない、という支え方でした。
 …まだドラマが始まってから5分なのにここまでダラダラと書いてしまった…。 ま~た限りなく長くなってしまいそうなので、はしょりながら参ります(笑)。

 マリアからのメールを見て、いかにも 「よかったねー」 という表情で自分のケータイをなでまわすのは、健吾の元婚約者の美奈子(板谷由夏サン)。 もしかしてこれでまた健吾との仲が?…という予感を、見ている側に感じさせます。

 一足先に退院したリサ。
 岡田家に戻ってお母さん(原田美枝子サン)の手料理を久々に食べ、あまりに味気なかった病院食との落差に、「ヤベ…」 も復活(笑)。 自分を気遣ってくれるお母さんと健吾の優しさに包まれながら、「ずっといてもいいのよ」 と言うお母さんの言葉に、「いいよ…出てくよ…そういう契約だし」 と、やはり事務的な話をするのです。
 健吾はちょっと考えたあと、「住むところが決まるまでいたらいいよ」 と、問題先送り宣言(笑)。 まるでそれまでに、自分がリサに対してどういう思いであるかを確認しよう、という気持ちも含まれている気がする。
 それぞれの部屋へ戻り、自分の心のありかがどこにあるのかを探るように深く考え込む、リサと健吾。

 そして洗濯物の片づけを手伝いながら、健吾のパーカーの背中部分を目にして、健吾の背中を思い出すかのように微笑むリサ。 「同じ服ばっかり着るのよ」 というお母さんの言葉に、「あいつらしいや…」 と思いながらの表情です。
 いっぽう水族館でグラスの飾り付けを完成させつつ、クラゲの水槽をじっと見つめてしまう健吾。
 健吾の中では、クラゲイコールリサ、という図式がある。
 思いが深くなっていく瞬間です。

 描写が、丁寧過ぎる。

 そしてその深まりウェットになっていく感情とは裏腹に、あくまでもドライに事務的に、ふたりはリサの新しく住む場所を探します。
 「星見えるかなあ…」
 「どうだろうねー」 と答える健吾。
 ふたりはしばらく、互いの距離感を測るかのように違う方向を向きながら黙りこみます。
 健吾は 「あのさあ…ひとりで大丈夫?」 と訊き返します。
 「大丈夫…ひとりでやっていくって決めたから」
 寂しさを一瞬表情に見せながら、自分をふっきるかのように厳しい表情で答え返す、リサ。

 ここらへんの気持ちの微妙な駆け引きが、どうにもたまらなくて書いてしまうのですが、まーだドラマ開始から16分だ(笑)。 いつになったらこの記事、書き上がるんでしょーか?(笑)

 いっぽうマリアは、親友の瑞希チャン(川口春奈サン)に、亡くなったリョウタクンの肖像画をお姉さんに渡すよう促されます。 それがリョウタクンとの約束だったのですが、マリアにとってはリョウタクンとつながっていたことの、紛れもない証なのです。 マリアの気持ちを知らない瑞希チャンはある面では残酷ですが、そのことでまた募ってくる思いが、マリアにはある。
 マリアは結局その絵をお姉さんに渡してしまうのですが、それはその場の流れみたいなものでしたけど、結局ふっ切っていかなければならないものがある、という点で共感します。 その絵を渡す場にいた瑞希チャンの 「リョウタが好きでした…あー、すっきりしたっ!」 という告白でこのシーンは終わってしまうのですが、マリアにとってもこういう心の清算は、しなければならないのだと思うのです。

 話は戻ります。
 手術後にリサに 「ランチくらいはおごります」 という約束をしていた神谷医師(松田翔太クン)は、律儀にそれを守るのですが、入った先は定食屋(笑)。 医者もそこそこビンボーなんですよ、というのが笑えます(そしてまた好感度アップ…笑)。

 そこで神谷医師が幼いころ、夜逃げばかりしていたことを告白するのですが、リサも 「(自分も)同じだ…」 とつぶやきます。
 「そういう時ってさ、引っ越して今より良くなるって思わなかった?」
 と訊くリサ。
 「ああ…そうかもしれないですね…実際は悪くなるいっぽうだったけど」
 リサの表情からは、「自分も同じだった」 ということが読み取れます。

 「次は幸せにならなきゃ…」

 神谷医師はそれを聞いて、たぶん健吾とうまくやっていくことなのだろう、と思ったのか、黙って食事を続けます。 けれどもリサの気持ちは、別のところにある。

 マリアの病室には美奈子がやってきます。 スワ、健吾とよりを戻しに来たのか…?という感じ(笑)。 杉本哲太夫妻も駆け付け、病室はまるで昔そうだったような団欒モード。 そこにやってきたリサはその雰囲気にいたたまれず、病室に入ることなく踵を返します。

 でもリサを見かけた美奈子は、リサに 「健吾に 『結婚はできない』 と言われて、きれいさっぱりした」 と話すのです。 あらら、そうなのね…(笑)。 修羅場でもよかったんですけど(笑)。
 「あんたほんとにいい女だな…」
 と思わず口にしてしまうリサ。 しばらく考えてから 「…でしょ?」 と返す美奈子。
 この間が、すごい。
 一瞬ムッとした表情になるリサでしたが、笑ってしまうのです。
 この間も、すごい。
 間の取り方を間違えると、台無しになってしまうシーンでした。
 「健吾のこと、よろしくね」 と言い残しその場を去る美奈子。
 カッコよすぎる(笑)。

 健吾はマリアから、「ドナーになるの、誰でもよかったわけじゃないよね?リサさんじゃなきゃだめだったんでしょ?」 と指摘され、自分の思いに改めて気付く。
 「そういやそうだ…」 という表情をしてましたね、健吾。
 こんなふうに、まわりの言動からも気付かされていく自分の本心、というものもある。

 それとは裏腹に、どんどん進行していくリサの引っ越し。
 明日の朝には引っ越す、というリサに肩透かしを食ったような健吾の表情なのです。
 最後の夜に自分の作った料理を食べさせようと買い物をしたリサ、陳列棚のカボチャに目をやるのですが、このカボチャ、4分の1カットで128円(!)高けぇぇ…(笑)。

 そして買い物から帰ってきたリサ、岡田家の目の前に広がる海をぼんやり見つめるのです。
 健吾と一緒に行った新しいアパートを断り、ごみごみしたところを求めてみずからひとり住む場所を決めたリサ。 大きな海を見て、いつも心が慰められていた気がするのですが、その思いとは裏腹な場所を住むところに決める、ということ自体も、なんだか切ない。

 そこに現れたのは、ゴローチャン。
 離婚もする、家も出るけど、お前のところへは帰らない、というリサ。
 今回幼い時夜逃げばかりだった、という事実は明らかになったのですが、まだまだ何かこのふたりにはあるような気がする。

 結局カボチャの煮物だけは作ったリサでしたが(笑)、そんなリサに健吾は自転車の鍵を渡す。 不便な場所に住むと聞いた健吾からの、プレゼントです。
 ところがリサは、自転車に乗れなかった。
 ここ、笑えましたけど、夜逃げばかりで自転車に乗ることも覚えられなかった、という点で、逆にしんみりしてしまう話になる。 この、返す刀で斬られる快感、と言ったら(笑)。

 そしてリサは恥ずかしがりながら、健吾に自転車のレクチャーを受けるのですが、このシーンがまた、よかったんだよなー。

 幼いころにゴローチャンに押してもらっていた自転車、夜まで練習して帰ってきたら両親ともいなかった、と言うリサ。
 その続きを、健吾がしてあげているのです。
 なんかそれだけで泣けてくる、というか。
 (同じシーンで話は前後しますけど)「ちょっとちょっと!危ない… …離すなって言ってんじゃん!」
 蓮っ葉な言葉が全開のリサ、でもなんか嫌みに聞えない。
 そんなリサに健吾も嫌な感情など持たず、こう返すのです。

 「いつかは離さないと…」

 その言葉にギクッとした表情のリサ。
 健吾は何の気なしに言った言葉なのに、自分も健吾から離れていくと決心したというのに、リサはその言葉に、心ならずも胸を貫かれるのです。
 ここ、よかったなー。

 「うまいうまいうまい、いいじゃん、離してないよー」

 と言いながら、自転車を持つ手を離す健吾。

 リサの乗る自転車はそのまま、よろよろと走っていきます。

 なんかわけも分からず、泣きました、このシーン。

 何でだろう。

 たぶんそれは、リサが幼いころの思いを乗り越えた瞬間だったからです。
 そして自分からつなぎとめておかなければ、自分がそう心から思わなければ、自分の手を離れて巣立って行ってしまいそうな思いがある、ということにです。

 振り返って自分が自転車に乗れるようになったことに気付くリサ。
 笑いながら、一瞬寂しそうな表情を見せ、リサに笑いかけ、そしてまたその微笑みの度を緩めていく健吾。
 リサの目には涙が光っているのですが、それが分かるか分からないか、という微妙なレベルだ、というのがまたすごい。 まるで神の手がはたらいているかのような微妙さ加減だと思う。 泣けた~。

 別れの朝、成功報酬を健吾から受け取る、リサ。 そして健吾と、別れの握手をするのです。

 この場面、リサがどうするのかかなり注目だったのですが、結局報酬を受け取ったのは、自らの思いを断ち切るための踏ん切りだったという点で、いたしかたなしのような気がします。
 こうでもしないと、リサは健吾とはドライに別れられない。 そんな気がするのです。

 荷物を乗せた軽トラに乗り込むリサ。
 バックミラーに映る健吾の姿が寂しげに、遠ざかっていきます。

 これらの場面にインサートされるのは、ゴローチャンが情報をリークした記者とのケータイでのやり取り。 なんかゴローチャンが意図した以上の大ごとになりそうなことを感じさせる、ゴローチャンのセリフ。
 「えっ?ええっ、違いますって。 いえそうじゃなくって…ちょっと待ってください!」
 コンビニのタブロイド紙を見つめて驚愕するゴローチャン。

 何が起こっているんだ?というざわめきを感じさせながら、健吾がいったん見送ったリサを、自転車で追いかけることを瞬時に決断する場面へ。

 ゴローチャンの赤いスポーツカーにさえ追いついた健吾の自転車であります(笑)。 軽トラごとき追いつけないはずはない!(笑)と思ったのですが、残念、見失ってしまう。 いいところまで行ったんですけど(笑)。

 そして見失ってしまったことを受け入れた健吾。
 息せき切った苦しい表情から、「なにをバカなことを…」 と自分の衝動的な気持ちを冷静になって思い直してしまい、苦笑いを浮かべるのです。
 しかし全くセリフもないのに、よくここまで心の動きが表現できてしまうものだ、と竹野内サンの演技には舌を巻きまくりなのであります。
 とぼとぼと仕事場へ向かう健吾。

 ところがです。

 勤める水族館に面した海の見える場所、かつて健吾とリサが星を眺めたあの場所に、リサがポツンとひとり、座っているのです。

 「まだあいてなかった…ここのクラゲ、最後にもう一回だけ見たかったんだけど…」

 照れ笑いを浮かべて、「じゃ…」 とその場を立ち去ろうとするリサ。

 その手を、健吾がぱっと掴みます。

 そしてリサを抱きしめる、健吾。

 健吾が今まで抑えてきた思いが、はじけてしまった瞬間。

 リサも、そっと健吾の腕に腕を回します。

 リサも、自分の気持ちを押さえていたのです。

 涙を流すリサ。

 健吾のジャケットを、しっかりと離さないように掴みます。

 江の島が遠くで、ぼんやり寝ています(分かるかなあ、これ…笑)。

 あー、なんかラヴ・ストーリーを、久々に堪能させてもらった気がする。 とても、よかったです。 自分も恋する人の目になってしまう感じですね(年甲斐もなく…笑)。

 ただ気になるのは、ゴローチャンの手を離れてしまったかに見えるリーク問題。

 来週も、目が離せません。

 最後に、要らぬご心配をかけて、この記事自体のアップも大幅に遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。 この場を借りて、重ねてお詫び申し上げます。

当ブログ 「流れ星」 に関する他の記事
第1回 ダウナーな感覚あふれるフジの月9
http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/10/1-9-cab7.html
第2回 なんか、あっという間でした~ http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/10/2-2223.html
第3回 一瞬で消えてゆく星、その星への祈りhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/11/3-f0b3.html
第4回 消えない流れ星http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/11/4-6d12.html
第5回 生きていてほしいからhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/11/5-8444.html
第6回 託したい思いhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/11/6-3966.html
第7回 分かってる、その気持ちはhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/11/7-9175.html
第8回 思いがはじける瞬間http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/12/8-2edd.html
第9回 グラス・タワーの緊張感http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/12/9-ce60.html
第9回 健吾の決断について、補足ですhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/12/9-cad6.html
第10回(最終回) やさしさが帰る場所http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/12/10-6223.html

« 「坂の上の雲」 第6回 痛みを忘れる方法、及び当ブログへお越しの皆さまへ | トップページ | 「ギルティ 悪魔と契約した女」 第9回 惜しい人を亡くしました… »

テレビ」カテゴリの記事

コメント

リウさん、体調でも崩されてたんですか?
大丈夫ですか?
8話アップされるのを今か今かとお待ちしてました。

はじめにお断りを。
わたしも長くなりそうです(汗)
もお~~~、最高です!!
こんなに物語の奥の方まで入り込んだのはいつ以来だろう。

リウさんの文章を読みながら、いちいち「うん!うん!」頷くばかりです。(おそらく満面の笑み状態)
いいですね!素晴しい作品を人と共感し合えるのは。

8話は語りたいとこ満載で、どこから何をどう記していいやら。
でもそのほとんどを書いてくださったので(*^-^)

まず、最初の病室、目が覚めた梨沙から契約完了を言われ、少し自嘲気味に、自覚するように「・・・そだね・・・」。そして先生を呼ぶと言って病室を出て扉を閉め佇む。
それはあたかもその現実を受け止める為思い付いた行動のようにも見える健吾の表情でしょうか。

アパート探しで健吾にひとりで大丈夫かと聞かれ「ひとりでやっていくって決めたから」。
脚本の上手さが光ります。
それは梨沙の決意であって希望というのではないような。
こう言わないと前に進めない自分がいるし、彼女自身気付かない潜在意識としてどこかで健吾に引き止めて欲しい気持ちがある言葉にもとれます。

マリアを見舞った川本夫妻もいる賑やかな病室で健吾が美奈子にこっそり口パクの「ありがと」。
それに対して美奈子が頷く。わかり合えてた恋人同士だったことが伺えます。
この病室のシーンでは、珍しく健吾が割りと弾けていて、その態度からも手術無事の安堵感が滲み出ているようです。

そうそう、スーパーのかぼちゃ、1/4個128円は高いんですか?こちらは158円です(泣)。

自転車の健吾がロメオに追いついたのは、平坦な道だったからなのかな。今回はかなり急な上り坂でしたもんね。
見失った時の無言の頷き。「これで良かったんだ」と自分に言い聞かせるようで切ないです。
ホント、台詞なしにここまで観てる側の心を動かせる竹野内さんの演技たるや、スゴイでは済みません。
抑えた演技で作品を引っ張れるのは、並大抵ではないはずです。

そして最後の抱擁シーン。
立ち去ろうとする梨沙の腕を掴む健吾、これって健吾は本能的に掴んだように思えるんです。
それから引き寄せ抱きしめる。
この間に健吾はやや大きく二呼吸してるんですね。
このタメがたまらない!!
この二呼吸の間に健吾は自分の気持ちの封印を取り払い、はっきりと自分の気持ちを自覚した。
そして今度は本能ではなく、自分の意思として梨沙を抱き寄せた、少ししてより強く抱きしめたのは、より強く確信した健吾の気持ちの表れ、そんな風に思えるんです。

泣きまくった一時間でした。

なんだか、本編のリウさんより長くなりそう!?(スンマセン。汗)

長いついでにもう一つ。
7話で思ったんですが、梨沙がマリアを助けたいのは、マリアを助けたい健吾を助けたいと解釈したんです。これもあくまでも梨沙自身も気付いていない潜在意識として。

早く来い来い月曜日!


リウ様
初めまして!
こちらは、某所で知り、ちょくちょく覗かせていただいていたのですが、読み逃げしていました今までは(笑)
でも、8話のラストが素晴らしすぎてコメント書かずにはいられなくなりお邪魔しています。

リウさんの考察、相変わらずお見事ですね。
私の思いを代弁して書いてくださっているかのように、いつも共感させられています。
「流れ星」について感想等書かれているブログはよく見かけるのですが、自分の思ってる事と違う所が殆どで、共感できるブロガーさんは数えるほどです。
中でもリウさんの記事は読み応えがあり「流れ星」を見るのがますます楽しみでなりません。

>健吾の中では、クラゲ=リサ、という図式

なるほど納得です。

>江の島が遠くで、ぼんやり寝ています

これ、分かりませんどういう意味なんでしょ?


超大阪人様
初めまして!
超大阪人さんの考察も唸ってしまうくらいお見事でしたので横レスですみません。

>立ち去ろうとする梨沙の腕を掴む健吾、これって健吾は本能的に掴んだ。
この二呼吸の間に健吾は自分の気持ちの封印を取り払い、はっきりと自分の気持ちを自覚した。
少ししてより強く抱きしめたのは、より強く確信した健吾の気持ちの表れ。

この部分私は感覚的に、ただただ感動しただけだったのですが、ここまで深く掘り下げて考察されるとは、恐れ入りました。納得です。

>マリアを助けたい=健吾を助けたい

ここ、確かに梨沙は「誰を」とは言ってませんよね。私も健吾を助けたいという意味でとりました

本当にこのドラマは奥が深いですよね。
残すところあと2話、楽しみですね。

超大阪人様
コメント、ありがとうございます。

実は私、ちょっと謹慎しておりまして…。
詳しくはこの記事の直近の記事(「坂の上の雲」)をお読みください。

それにしても超大阪人様の洞察力は、私以上であります。 「それを言いたかったんだよっ!」 の連続です。 特に 「アリガト」 のシーンは、「うっ、書き忘れた!」 とゆーか。

でもホントにこの回は、健吾とリサの気持ちの綱引きがメイン、という感じでしたよね。

互いに相手の出方を見ながら自分の気持ちを決めていく、というそんな駆け引き。 恋愛って、私が経験した限りでものを言いますと、互いに 「こんなことを言ったら相手にどう思われるだろう?」 ということの繰り返しで、逆に自分の気持ちに正直に、素直になってしまうとケンカになっちゃったりする

年を食ってしまうとそんな腫れ物に触るかのごとき恋愛など、出来なくなってしまうんですけどネ

カボチャの値段ですけど、今年はそう言えば猛暑の影響で野菜の値段が高い、とか…。
近頃は忙しくて食材の買い物もしなくなってしまったのですが、去年までの私の常識的な 「底値」 では、カボチャは1個100円から150円程度。 底値ですからね、あくまで…。
まあ、4分の1がイチニッパというのは、ジャスコやイトーヨーカドー、西友あたりの大手中堅どころのスーパーでは、今年の値段では常識的な線なのかもしれないですね(詳しいな、オイ…笑)(話が思いっきりズレとりますがな…笑)。

そして思いっきり深読みが出来る、という点で、このドラマは秀逸すぎる気がします。 このことは今後、このドラマの記事でもっと理論だてて書くこともあるかもしれませんので、あとに取っておきますネ。

それにしても呼吸ひとつにまで注意しながらご覧になっているなんて、完全にこのドラマの住人になっているご様子でありますネ、超大阪人様!
私も完全に脱帽であります。

Yukinoママ様
こちらこそはじめまして! コメント、ありがとうございます。

「江の島が遠くでぼんやり寝てる」 というのは、種明かしをいたしますと、サザンオールスターズの 「夏をあきらめて」 のラスト近くの歌詞の一部であります。 分かっていただけましたでしょうか? もしお分かりにならないと仮定いたしますと(笑)、「ああこの曲を知らない世代がママになっているんだなあ…」 と、オッサンは感慨にふけることにいたしとう存じます(笑)。

冗談はともかく、このドラマの舞台は江の島ですよね。

江の島には私、初恋の思い出がありまして…(笑)。

だからこのドラマに出てくる風景を見るだけでも、切なさが倍加しているのです、正直なところ。

直近記事、拝読しました。
お身体を悪くされてたんではなく、ホッとしました。

自分で家族を持ってしまうと、ドキドキしたり、心が痛んだりとかの恋愛も異次元のものと化してしまうもんで(;´д`)トホホ…(それに見合う別の対価はあるんですがネ)。

「江の島が遠くでぼんやり寝てる」は、何の疑問もなくサザンが出てきちゃいました(笑)
江の島が初恋の思い出なんてカッコいいっすね。
大阪での地産地消のわたしは“海”といえば大阪湾。大阪湾といえば“セメントで固められて落とされる”。見かけるTVの人といえば芸人さんか春場所のお相撲さん(;´д`)トホホ…。

今後の記事も楽しみにしています(o^-^o)

yukinoママ様
ワタシも横レスですみません。
実はわたしもこのドラマの感想をいろんなブロガーの方々を読んで、リウさんの感想にめちゃくちゃ共感して来させていただいたんです(o^-^o)
リウさんに感謝ですネ。

リウ様、W横レスすみませんですo(_ _)oペコッ


超大阪人様
再コメント、ありがとうございます。

あの頃のほろ苦い恋愛とか、もう一度してみたいものですネ(やっぱり若いと、そういう恋愛できますからねぇ…)。 実際の話、抱きしめた瞬間、コブクロの 「流星」 が頭の中を反芻するわけでもなく…

「大阪の海」 と言えば、「悲しい色やね」 ですよネ。 私は見たことがないのですが、ホントに悲しい色なのかなあ…と想像をたくましくしています。 あの歌大好きなんですよ…。

初恋というのはそれにしても、どうしていつまでも胸の奥のほうでキラキラ輝いているんでしょう。 汚れちまった自分から見ると、それはやはり、悲しい色、なんですけどね(柄になく感傷的になっております…笑)。

謹慎 解いて下さってありがとうございます
もう バンザイ♪してしまいました

で、りうさん文、コメント 読んで
しみじみ泣いてしまいました

りうさんの感想
もう、どんどん限りなく長~くなって下さいませ


私、竹野内さんの演技に惚れています

mayuko様
コメント、ありがとうございます。

ストレートに喜んでくださり、なんだか申し訳ないやら面映ゆいやら、です。

ドラマの内容がいいからこそ、自分の拙い文章にも力を与えてもらえるんだと思います。 「流れ星」 に感謝、です。

竹野内サンの演技、決して力んで熱演しているわけでもないのに、心にガンガン入ってきます。 こうした名作に、今後も選んで出ていただければ、日本随一の役者に成長する気がいたします。

謹慎明けおめでとうございます
うれしいです。

ご報告。テレビが届きました。
建物のアンテナ工事が終わっていたことを昨晩隣人に聞き、地デジ見られるんだ!と思った翌日にテレビが到着。

これまで視聴して来た数々のドラマの最終話をきれいな大きい画面で見られます。


さて、
もずくアタマのゴローちゃんが意図しない形でタブロイド紙に掲載されてしまったらしい臓器売買の記事。
問題が大きくなったときに、キーマン(ウーマン?)となるのは前カノの美奈子のような気がします。
彼女がケンゴとリサのホンモノの気持ちを証言してくれるのではないでしょうか。

幸せになれますように。

マイティ様
コメント、ありがとうございます。

このたびはご心配をおかけし、大変申し訳ございません。 たった3日の謹慎でしたが、あまりに反響が大きくて、かえって心苦しかったです。 びっくりしました、こんなにいろんな方々から再開希望のコメントをいただくとは。 どうせあってもなくても皆様にはさしたる影響もないブログなのかな、などと考えていたので、あらためて大きな励みになりました。 再開してレギュラーコメンテイターのほとんどのかたがたから反応がないので、愛想を尽かされちゃったかな、と思っておりました。 虫のいいお願いですが、今後ともよろしくお願いいたします。

地デジがやってまいりましたか! B-CASという面倒なシステムは、まだ存続してるんですかね? なくなるって聞きましたけど。 あれって買った早々ムッときます(笑)。

ドラマのほうですが、ここまで健吾の周囲が善意に包まれているのならば、多少の障壁は全然平気かとも思うので、次回どんな大ごとになってしまうのか、そこに興味を持っております。 あと2回か…。

追記
ああ…、仕事の時間なので、またほかの記事へのコメントにつきましては、帰り次第返信いたしとう存じます。

謹慎解除していただき、ありがとうございます。
早速楽しみに読ませていただきました。
思わずうん、うん、そう、そうとうなずいてました。
切なかったですね、8話は。
健吾が梨沙が引っ越すのを見送ってから、海辺での抱擁まで、全くセリフがなくただ健吾の表情だけで心情が伝わってきました。
すごいことですね、竹野内さんの演技力に脱帽です。
10年以上竹野内さんのファンでいて、ホントに良かったと思いました。
9話も「引き裂かれた絆」のサブタイトル。
またまた切なくなりそうです。
リウさんのブログ、楽しみにお待ちしております。

以前どうだったのかは存じませんが、
「B-CASカード」というのが一緒に付いて来て
テレビにサクッと挿入するだけでした。

古いブラウン管テレビのコンセントが、かなり奥まったところにありまして
ただ電源を抜くために、家具の移動など凄まじい戦いになりました。
筋肉痛が心配です。

こんばんは。リウ様。
謹慎明けばんざ〜いです。
もともとネタバレ?blogだったので、リウ様が気にされているほど、みなさん気にしていなかったのではないかなあなんて思ってました(お気楽なのはひょっとして私だけ?)

今回の月9は、いままでのドラマよりテンポが遅く作られていますが、ぎりぎりのテンポを保ちつつ、丁寧なドラマ作りをされているなと思います。
もちろん、役者さんたちの抑えた演技もひかってますよね。

そろそろ秋のクールのドラマも終盤です。リウ様も大変な時期を乗り越えて、ますます本領発揮してくださることを願っております。

みなさま、リウ様のコメントを待ち望んでいらっしゃいますから・・・

年度末にリウ様のランキング&解説
とかあるといいなあと思ってるのは私だけかなあ?
(大変な作業だから、お仕事の余裕があるときしかできないですよね。読む方はじっくり楽しませていただいていますが、書く方はしんどいし、時間もたっぷりかかりますから・・・)

ゆう様
コメント、ありがとうございます。

恋することの切なさや喜びを思い出させてくれるこのドラマには感謝、なのですが、もう自分にとっては夢物語になっているというのも、かなり切ないものがあります。 そんなことまで感じさせてくれるこのドラマは、やはり第1級の恋愛ドラマなのだと感じます。

そして竹野内サンの、抑えながらもその心情が手に取るように分かる演技。

これが、最初のうちは上戸彩チャンや原田美枝子サンの演技に隠れてしまっていてあまり目立つことがなかったように思うのですが、回を追うごとにこの 「さりげなさすぎる」 健吾の存在感というもの自体がドラマを動かしている、それがじわじわと伝わってくるような気がするのです。

上から目線になってしまいますが、竹野内サン自身も、いいドラマに、巡り合えた気がするのです。

マイティ様
再コメント、ありがとうございます。

私が地デジつきのテレビとDVD/HDDプレイヤーを買った5年ほど前は(ヤッタラ高かったです、当時…)、B-CASカードを差し込んだら、なんかまず登録をしなければいけないらしくて、個人情報を事細かに書かされ、一台一台ごとにその専用用紙を送ったものです。 なんだこれメンドクセエ、受信料の監視対策か?と思ってほっといたら、テレビ画面上に約1カ月後、大写しで警告文が…(笑)。 あわてて電話連絡して事なきを得ました。 いまじゃカードを差し込むだけなんですか。 ハァ~。

rabi様
コメント、ありがとうございます。

このたびはご心配をおかけして、大変申し訳ありませんでした。 とりあえずこの謹慎は 「男のけじめ」、と受け取っていただけたら幸いです。 「謹慎」 などと大見得を切った以上最低でも1週間くらいは休まんと、と感じていたのですが、あまりに再開希望のコメントをいただくので、たった3日で解除してしまいました。 なんか傍目には下らんことをやっているように見えたでしょうかね。

久々に丁寧さが際立っている月9ですよネ。 いかに視聴率が爆発的でなくとも、このドラマに対する視聴者の目は、とても温かい、そう感じます。 こういう堅実なことをやっていただければ、何の問題もないのですが。

「今年のベストドラマ」 というのは、実は去年もやりました(ちなみに去年の個人的ナンバーワンは 「JIN-仁-」 でした)。
でも、今年はかなり難しい。
候補が今のところ3つくらい挙がっていますが、それぞれに別の点でかなり優れています。 結局無難なところを選んでしまうのかな? それとも物議を醸す選び方のほうが当ブログらしくていいのかな?

 8話の後毎日更新楽しみにしておりました。オンエアーを見ては涙し、録画を見ては涙し、リウさんの文章を見てさらに涙し、このドラマへの思いが深くなりました。このドラマの良さをここまで分析していらしゃることに感服致します。竹野内さんの力を生かせるいいドラマに出会ってくれたんですね。セリフなくても少なくても心情がびしびし伝わってくるからよけい切ないです。さて、波乱の9話、ドラマとともにリウさんのブログもとても楽しみにさせていただきます。

りこ様
コメント、ありがとうございます。

竹野内サンも優れたドラマとは一期一会なのかもしれませんね。 私の場合も皆様のコメントによって改めて気付くことが多いし、それゆえにコメント欄もかなり充実している気がいたします。 その点では自らも成長させていただいている、そんな気がいたします。

このドラマに対する当ブログの記事にも反響がとても多くて、皆さんのハマりようがとてもよく分かります。 この心理劇、どんな結末を迎えるのか、私も期待度が大です。

おじゃまします。
すごいですねブログ。

自分も久しぶりに極上のラブストーリーを見た気がします

ima♂様
はじめまして。 コメント、ありがとうございます。

拙いブログですが、どうぞ楽しんでいってください。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「流れ星」 第8回 思いがはじける瞬間:

« 「坂の上の雲」 第6回 痛みを忘れる方法、及び当ブログへお越しの皆さまへ | トップページ | 「ギルティ 悪魔と契約した女」 第9回 惜しい人を亡くしました… »

2019年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

無料ブログはココログ