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2010年12月 3日 (金)

「セカンドバージン」 第8回 どんなあなたでも好き

 鈴木行(長谷川博己サン)が任意同行から逮捕に処分移行したのは、万里江(深田恭子チャン)のリークによるもの。 顧問弁護士との間のやり取りで、「法律に抵触することを承知の上で」 証券会社の資産管理会社の取得をしたことが、問題にされているのです。

 ただ検察にとっても、こういった周辺状況からの起訴というのは、前例のないことらしい。
 だからなおさら、「知っていてやった」、ということがキーポイントになってくる。
 顧問弁護士との接見のやり取りの中で、鈴木行は中村るい(鈴木京香サン)がそのリークをしたのではないか、と疑念を持ち始めるのです。

 しかしこれはですねー、鈴木行もずいぶん思慮が足らない気がするんですよ。

 確固とした証拠はドラマの中では語られておりませんが、鈴木行は、彼の仕事をうまくいかなくさせて奥さんの深キョンと別れさせよう、という動機からるいがリークをした、という疑念を募らせている気がする。
 そしてさらに問題なのは、るいが拘置所に送り続けた手紙。
 「あなたの本が売れています。 世の中もあなたの味方です」 と書かれた手紙を読んで、「ひょっとするとるいは失脚したことを自分の会社の本の売り上げを伸ばすことで挽回しようとしているのかもしれない」、と行が考えた可能性がある。
 行がるいとの面会を拒絶し続けたのには、おそらくこんなになった自分の姿を見せたくはない、という一種のプライドも関与している気はいたしますが、どうにもまっすぐ伝わらない真意、というものが大きく影響している気がするのです。

 でもなぜ自分が愛した女性を信じられないんですかねー。

 どんなことをしてでも深キョンと離婚する、と決意したのは、それだけ強すぎるくらいの意思がなければできないことですよね。
 そんなに深く愛しているのに、るいに真意を確かめもせずに仮釈放のときにもふてくされたようにるいを無視してすたすた歩いて行ってしまう、というのは、私から言わせれば甘え、であります。 脚本家が女性だから男性側の心理状態を的確に表現しきれてないのかな、などと失礼ながら思ったりもする。
 男性というのは女性と比較して、異性の伴侶または恋愛対象におもねる傾向が強い、と私は思うんですよ。 女性は男性を批評の対象にすることが多いのかもしれないですが、男性は結構ノーテンキに相手のことを信頼してしまう(笑)。
 鈴木行の釈放後の態度は、いくら厳しい取り調べの末に心がささくれだっているとはいえ、男の私から言わせれば 「みっともない」、の一言に尽きます。

 鈴木行がるいに嫌悪感を抱き始めている要因でもうひとつに、深キョンとるいに共通するものを感じ始めたことがあるのかもしれない。 まあ私だけの感覚かもしれないですけど。

 深キョンは接見に来た際に、いくらあなたがどんなになっても離婚は絶対にしない、という態度を表明します。
 いっぽうるいは、「どんな行さんでも好き」 と考えている。

 これって 「どんなあなたでも好き」 という点で、共通しているのではないでしょうか。
 男にとっては、好きな女性に対してはいつでも頼れる男でありたい、そう願っています。
 だのに 「どんなあなたでも好き、別れない」 と言われるのは、結構屈辱的だったりする。
 ヒモでもなんでもいい、っていうことですからね。
 深キョンの場合は実家が大金持ちだから別に旦那が経済的に破綻しようが構わない、という前提がありますけどね。
 でも死ぬまで自分のことを好きでもない旦那をつなぎ止めていたい、というのは、要するに言葉は悪いですが奴隷みたいなもんでしょう。 自分の征服欲を満たすためだけの存在なわけですよ。

 るいの場合はそんなわがままな恋愛感情でないことは分かるのですが、るいのことを誤解し始めている鈴木行の思考回路でものを申しますと、「オレを破滅させて自分の支配下に置こうとしている」、という点で、深キョンと同じなわけですよ。

 今回シビレたのは、るいと深キョンの直接頂上決戦でしたね(YOUサンの途中参戦も、ワクワクしました…笑)。 深キョンは今回の一連のことをすべて自分が仕組んだことだ、とバラしまくっていましたが、これってもし裁判沙汰になれば不利な証拠になる、という点で、バカなふりをして頭がいいようでいて、やっぱり思慮が足りない、とゆーか(笑)。

 しかし思慮が足りないのに、鈴木行がるいを振り切って帰ってきた自宅は、家財道具がみんな引き払われて、もぬけの殻。 ボー然としてしまいますよね、フツー(笑)。 写真の目ん玉引っ掻き攻撃にしてもそうですが、人の顔から血の気の引くようなことを仕掛ける頭脳だけは、深キョンは一流と言わざるを得ません(笑)。

「セカンドバージン」 に関する当ブログほかの記事

第1回 セレブの恋愛に、興味なし…ですけど
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第5回 秀月センセイの真意って… http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2010/11/5-208c.html
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コメント

>今回シビレたのは、るいと深キョンの直接頂上決戦でしたね(YOUサンの途中参戦も、ワクワクしました…笑)。
YOUちゃんストレートすぎ。気持ちよかったです。
「あなたの若さとルックスをもっても、鈴木行をつなぎ止めておけなかったってことよ」
「…そうかもしれないわね」

行クンのるいへの誤解はそのうち解けるんでしょうが、「あなたの本が売れています」という文面はアチャーと思いました。

投稿: マイティ | 2010年12月 3日 (金) 16時05分

マイティ様
コメント、ありがとうございます。 返信遅れまして失礼いたしました。

「誰このオバサン」 と言いながらあっさりYOUサンの言うことを認めてしまう深キョンには笑ってしまいました。 YOUサンも 「なんか言ってやんなよ」 とるいに振るのではなく、「なめんなよっ!スズキィ~~ッ!」 と肉体バトルに持ち込んでもらいたかった、…というのは冗談です(どうも気持ちがささくれだってますね…笑)。

誤解し始めている鈴木行にとって、以前のようにイチャイチャしたがる(そして自分を励まそうとしてくる)るいは、さらに誤解を深めるだけのような気もいたします。
でも、あんなに困っている顔を、るいにさせちゃイカンと、男として感じますです。

投稿: リウ | 2010年12月 4日 (土) 10時59分

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