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2010年12月26日 (日)

「仮面ライダーオーズ」 メダル争奪戦が持つ可能性の面白さ

 平成仮面ライダーシリーズの最新作 「オーズ」 はまたまた新ライダーの登場で話が複雑になりつつあります。

 今回このシリーズの悪役であるグリードと、主役オーズの誕生の真相が明らかにされたのですが、相変わらずちょっと聞いただけでは分かんない理屈のオンパレードで(爆)。 テレビドラマの解説を主に行なっている当ブログの筆者でも半分くらいしか理解できないのですから、これを一見ですべて理解できてしまう人は、かなりの能力の持ち主だと称賛いたします。
 ドラマを見直せば分かるんでしょうけど、オッサンになるとそこらへんの設定って、もうどーでもよくなる、と申しますか(爆)。

 要するに10何枚かのメダルを集めることでグリードは完全になるらしいのですが、ドクターマキという人物と、グリードの中のおひとりがその先にあるものが何なのか、知りたがっている。
 そのドクターマキを雇っている宇梶剛士サンが、欲望によって増殖するメダルと、コアメダルというものを収集しながら 「欲望による世界の再生」 をもくろんでいるのですが、ドクターマキは全く逆で、「欲望による世界の破滅」 を見たいと考えている。 今回のそのふたりの対比の仕方は、なんか子供番組にもかかわらず見ごたえがありました。

 この番組を見ていて感じるカタルシスは、獲得したメダルによって変身形態が変わっていくオーズにあることは確かです。
 敵方グリードのコアメダルを手に入れることで敵の能力を自分のものにしたり、コンボと言って同じ色のメダルを3枚利用することによって能力以上のパワーを発揮したり、この快感はすごい。
 そしてこのところ集まるいっぽうだったメダルをオーズが次々奪われていくことによって生じるジリジリ感が、またこのメタル争奪戦をかなり面白いものにしている気がします。

 さらに4人いるグリードの中で繰り広げられる、味方同士の分裂。

 そのなかのひとりが、メズールという女なのですが、コイツの人間形態なのが、未来穂香チャンというカワイイ女の子。
 この子が自分のコアメダルを仲間に奪われて苦しそうによろよろ歩いていく姿は、結構来るものがあります(何が来るんだ、何が…笑)。
 その子が仲間にとどめを刺されそうになるところをオーズが助けるのですが、ここでちょっと妄想してしまいました。
 メズール、オーズ側につかないかな~、なんて。

 このメダル争奪戦を繰り広げる者たちにかなり共通しているのが、もともと悪い奴が自分の利益のために仲間を作っている、ということに尽きます。
 主人公の男の子(火野映司…渡部秀クン)にオーズの変身キットを渡したアンクというグリードのひとりも、もともとは自分の完全復活のためにオーズを利用している。
 宇梶剛士サンも自分では良かれと思ってやってるんでしょうけど、結局自分の欲望を満たすためでしょう。
 「ドラゴンボール」 で、もともと敵方なのに、さらなる強大な相手に勝つためにかつて敵だったものと手を組む、という構図が繰り広げられていたものですが、「オーズ」 ではそのからくりをさらに進化させている。
 要するに、火野映司クン以外はみんな、悪だくみのために相手を利用しているのです。
 この仕組みは、実に興味をそそられる、と言っていいでしょう。

 そのからくりから行くと、メズールがオーズの側につく、という可能性も、捨て切れない。
 人物相関図や話の展開が劇的に変化していく可能性を、無限に秘めている設定だ、と言っていいのではないでしょうか。 でも、そんな劇的な変化なんか、料理しきれないんだろうなー。 結局また元のサヤに戻った感じがしますけど。

 まあ実のところ、こんなかわいい女の子がオーズの側について欲しい、という、ヤラシイ願望なんですけどね(爆)。

 それともメズール、…死んじゃったのかな?

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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