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2011年1月17日 (月)

「冬のサクラ」 第1回 …大丈夫…

 (私の見たい)冬ドラマの中でオーラスの登場となったTBS日曜劇場 「冬のサクラ」。 「冬のソナタ」 との関連性、草彅剛クンやチェ・ジウサンが出演するということで、韓流ドラマの流れをくむものなのかと思っていましたが、「記憶喪失」 という題材以外は、別に韓流ぽくありませんでした。

 それにしても第1回目を見る限りでは、秀作の匂いがぷんぷんする。 個人的には、ですが今クールのドラマの中では(NHK大河も含め)いちばん物語に入り込めた一作となりました。

 ただ心配なのは、第2回目以降、結構下世話でドロドロとした展開になりそうなこと。 それをどうやって押しつけがましくなく見せていくのか、期待7分の不安3分、といったところかな。 第1回目でも話の内容自体は下世話な展開も見え隠れしましたけど、意外と押しつけがましくなかったですから。

 「冬のソナタ」 との関連性でこのドラマの特長をもうひとつあげるとすれば、それは 「凍える寒さの中、あたたかな屋内で互いにぬくもりを求め身を寄せ合いたくなる、人と人とのつながりを描いている」 という点でしょうか。

 人々は外が寒いからこそ、屋内に閉じこもりたがる。
 そして降り積もる雪は、ますます人々の活動の場を限定させ、心を外界から閉ざしていくのです。
 「冬のソナタ」 はそんな人々の、雪に閉ざされた土地であるからこそ増幅される 「ぬくもりを求め合う気持ち」 におおきく働きかけたために、あれだけのヒット作になったと思うのです。
 「冬のサクラ」 は、その性格を強く引き継いでいる。

 このドラマの舞台は山形。
 冬に咲くサクラを見ようと東京からやってきた萌奈美(今井美樹サン)(モナミかぁ…フランス語で、「私の恋人」 っていう意味ですよね)は、ひったくりにあったときに頭を強打、一時的な健忘症になってしまいます。
 そのとき萌奈美を助け、駐在さんから頼まれて彼女の面倒を見ることになったのが、ガラス職人の稲葉祐(たすく、草彅剛クン)(タスク、って英語で、「牙」 っていう意味もあるんですけどね)。

 ここで、萌奈美を助けたときの祐のセリフが、いきなり 「大丈夫」。
 頭から血を流しているのに 「大丈夫」 はねーだろ、という感じなのですが(笑)、この 「大丈夫」 という言葉はのどに突き刺さった棘のように、見る側の心に引っかかります。

 祐は認知症の母親(吉田日出子サン…年取ったなぁぁ…)を介護していて、ことあるごとに母親の手を握り、「大丈夫」、と繰り返しているのです。 母親は若かりし頃男を作っちゃ家を出ていく繰り返しで、祐には弟(佐藤健クン)がいるのですが、ふたりとも父親が誰だか分からない(前日 「チューボーですよ!」 で堺巨匠から 「(草彅クンと兄弟って)全然似てない」 と佐藤健クンが指摘を受けてましたが、健クン、事情を話してませんでしたね。 編集されてたのかもしれませんが、ドラマ視聴に邪魔になる情報は教えない、という佐藤健クンの姿勢は立派です)。
 「大丈夫」、はそんな彼が幼いころ、母親に言われたとても印象的な言葉だったのです。

 そんな母親の面倒を見ている草彅クン。
 小さいころから母親のいない身で弟の面倒を見続け、母親が認知症になったら母親の面倒を見ている。
 そんな苦労人の彼は、あくまで穏やかな性格です。

 でもそこには、幼いころからしたたかに打ちすえられてきた末に完成した、彼自身の諦観、「あきらめ」、という気持ちがある気がしてなりません。

 あまりの悲しさ、寂しさにさらされると、子供はその事態を 「これが当たり前なのだ」 と受け止め、ただあるがままに状況を受け入れようとする。 祐の穏やかさには、そんな裏がある気がするのです。

 ふつう、記憶喪失の女性なんか、警察や病院でなんとかしたら、と思うのですが、このドラマの作り手は 「捜索願が出されていないから」 という理由で祐に萌奈美を押し付ける。
 まずここが無理やりっぽかったのですが、それを受け入れてしまう祐の性格というものを丁寧に描写しているから、押しつけがましさがなくなってしまう。
 彼も、過去のことなど思い出したくもないはずです。 だからこそ過去の記憶をなくした萌奈美に惹かれている。

 同時にそれを押しつけがましくなくさせているのが、萌奈美を演じる今井美樹サンの演技です。
 彼女の記憶喪失の裏には、思い出したくないそれまでの日常が、大きく絡んでいる。
 それが、祐の 「大丈夫」 の一言で、かなりの精神状態の安定をもたらされている一面があるのです。
 だからこそ、萌奈美は介護で大変そうな祐のもとに身を寄せる。
 悪いな、と思いながら祐の穏やかさに惹かれていく萌奈美を、今井美樹サンは大げさでなく、上手に演じています。 同じ久々の演技でも、「江」 の鈴木保奈美サンは気合が入りまくってましたけど、相変わらずニュートラルなんだよなー、今井美樹サンって。

 この、草彅剛クンと今井美樹サン。
 ふたりとも、言っちゃナンですがけっして美男美女じゃない。
 でも、そんな自分の外見的な評価を正確に受け入れ、自分の立ち位置を分かって演技している点に、とても好感が持てるのです。

 祐の母親は、萌奈美が身を寄せてからほどなくして、亡くなってしまいます。
 最後の瞬間に正気に戻る、というのは、なんか最近も別のドラマで見た気がしますが、やはり泣けました。
 母の手をずっと握りしめていた祐。
 そんな祐に、母親は 「ありがとう…」 と言って、この世を去っていくのです。

 ひどい母親を持った子供の反応として祐と対照的な立場を見せる弟の肇(佐藤健クン)。
 東京で病院の研修医をやっているのですが、葬式の席にも遅れて到着。
 すぐに駆け付けない、というところからも肇の心情が推し量れるのですが、葬式の席でも 「こんなサイテーの母親」 と始めてしまって、祐と衝突します。 そこから何かを思い出したように 「やめて!」 と強い拒絶反応を示す、萌奈美。

 肇は兄に直接話さないままそそくさと東京に帰ろうとするのですが、バス停まで駆けつけてきた兄は、青いマフラーを弟に渡そうとする。
 母親が好きでずっと身に着けていたその青いマフラー。
 葬儀の席でも一緒に荼毘に付されることもなく、祭壇に置いてありました。
 どうして荼毘に付さないのかな?と思っていたのですが、そうか、弟に母親の形見としてあげるためか、と思ったら。

 それは母親が弟のために編んでいたマフラーだったのです。

 青い色が好きな肇のために、病気が進行する前から編み始めたそのマフラー。
 病気が進行していくにつれてその網目は乱れ始め、最後のほうはグダグダ。
 そしてわけが分からなくなってからも、そのマフラーだけは肌身離さずつけていた、母親のなかに残っていた肇への思い。
 弟はそのマフラーを、兄から受け取るのです。
 バスがやってきます。
 弟はバスに乗り込み、振り返る。

 「兄ちゃん…」

 泣けました。

 しかしこの感動的な場面で、またもやニュース速報(…)。

 どーにかならんもんですかねコレ?
 なんでこのタイミングでやるかなあ。
 なめとんのか?

 祐の家の風鈴が鳴ります。
 それは母親が祐を呼ぶために慣らしていた呼び鈴。
 母親のいなくなった部屋で、祐がそのヒモを引っ張って、鳴らしていたのです。
 母親の部屋にやってくる萌奈美。

 祐を励ます萌奈美の言葉に、祐は泣いてしまいます。
 それは葬儀の緊張や、いままで介護してきた緊張からの解放を意味しています。
 そしてもぬけのからのベッド。
 祐にとって、埋めることのない穴が、ぽっかり空いてしまった瞬間に、萌奈美の言葉が心のなかに入り込んできた。
 祐が萌奈美に心を寄せる大きなきっかけとなったシーンのような気がしました。

 そしてひったくられたバッグが発見され、萌奈美の名前や住所が判明する。

 事実を知ることに大きな不安のある萌奈美の手を、祐は握ります。

 「大丈夫。 俺は、いつでもここにいますから」

 萌奈美は祐の言葉を反芻します。 「…大丈夫…」。

 「安心する…」

 「でしょう?」

 ガラスの鳥の置物を見て、「なんだかとっても心惹かれる…鳥にでもなりたかったのかな?」 とつぶやく萌奈美。 そんな萌奈美に祐は、何かを言いかけるのですが、長い間考えた末に、躊躇してしまいます。 たぶん言ってはならない言葉だ、と判断したのでしょう。 ここでその言葉を言ってしまえば、ドラマとしても下世話な展開になったかもしれません。

 「このまま、時間が止まってもいい感じ…」

 萌奈美は目を閉じて、この安らいだ空間に、いつまでもいたい、というつぶやきを漏らします。

 けれども翌日、東京に電話をした萌奈美は、娘(森迫永衣チャン)の声を聞いて、記憶が戻ってしまうのです。 あらら、あっけなかったですね。

 東京から迎えに来た萌奈美の亭主(高嶋政伸サン)と娘。
 タクシーに乗り込もうとしたところに、祐がやってきます。

 「(どうもありがとうご…)」

 と唇が動く萌奈美。

 「(大丈夫)」(後半判読不能…笑)

 と唇が動く祐。

 ふたりは遠巻きに、別れていくのです。

 タクシーのサイドミラーから萌奈美が見たのは、いつまでも見送る祐の姿。
 祐は弟がバスで帰るときも、同じようにいつまでも見送っていましたよね。
 これって祐のクセなのか?(笑)
 いや、彼は自分ひとりで頑張ってきて、やはり誰かを求めているんですよ。
 立ち去って行く人に見せるその名残惜しい態度は、祐の寂しさの表れだ、と思うんですよ。

 ところが。

 CTスキャンをした医師が祐に、萌奈美の脳に腫瘍のような異物があるのを見せ、早急に彼女に知らせるべきだ、と言ってくるのです。

 彼女の病状と夫の高嶋政伸サン、姑の江波杏子サンが絡んで、次週以降はドロドロとした展開になっていきそうなこのドラマ。

 ともかく第1回目は、冬ざれた町に住む人々に特有な、うざったく思えるほどの他人への介入とか、そんな雪で閉ざされた山形の美しい風景が満載の、優れた 「冬のドラマ」 を堪能いたしました。
 重ねて申し上げますが、個人的にはこの冬一番のドラマです。

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コメント

 「冬のさくら」 いい感じで始まりましたね。先日「不機嫌な人物ばかり」とコメントしました、今クールのドラマで、心が穏やかに見られるドラマのように思います。

 まだ一回ですから(でも大体1話で見たいか、もういいか分るような気もしますが)この先もこのトーンで進んでくれるといいなと思います。

 草なぎさんはこう言う役はピッタリですね。久しぶりの今井美樹さんはちょっと年齢が・・・、と危惧していましたが、自然な演技でいい感じです。 大河の保奈美さんは私もちょっと力が入りすぎだなと思います。

 「大丈夫」という言葉っていいですよね。「流れ星」でも 「だいじょうぶ?」と言う台詞や「有難う」と言う言葉が沢山出てきて印象深かったのと同じように、なんだかほっとする言葉です。

 「記憶喪失」をあまり引っ張らなかったのもよかったかなと思います。 あまりこの点を長引かせると文字通り韓国ドラマになってしまいそうで。(笑)

 萌奈美の家庭は問題ありですね。高嶋さんが怖いです(笑)江波杏子さんもいつもどおりの(?)はまり役です。

 それにしても奔放な母親にほったらかしにされて沢山のことを諦めてきただろう裕は優しい青年に育ったものです。 同じ境遇でも正反対の人生を送る人物も最近はよくドラマに出てきます。いえ、悲しいことにドラマでなく実際に多くなってきていますね。

 このドラマ全体に流れるゆったりとした優しい雰囲気は「流れ星」の時に感じたものと似ています。でも「流れ星」はモズク兄以外は皆優しい人ばかりでしたけれどこのドラマはそんなに生易しくはなさそうですね。

 私にとってもこのシーズン一番のドラマになる予感がします。期待を裏切らないで欲しいです。

思いのほか良かったですね。
ゆったりした空気感が心地いいです。
雪の中のロケは、さぞ寒いでしょうが。

王様のブランチでドラマのPRにツヨポン、今井さん、高嶋さんが出てましたが
高嶋さんが「このドラマは恋愛班とサスペンス班にくっきり分かれていて、恋愛は白、サスペンスは黒。ボクは真っ黒!」と言っていたのが面白かったんで、見てみる気になりました。

余談ですが、その後、草なぎ&竹内結子ちゃんの映画のPRで、再びツヨポン登場。
草なぎくん、恋愛モノで心のきれいな優しい人の役が続いてますねえ。

>吉田日出子サン…年取ったなぁぁ…
ホントですねw

高嶋さんと佐藤健クンの勤務先が同じっぽいのがちょっと…
ま、ドラマですからねw
エキセントリックで色っぽい女優さんでしたけど。

ようやく、リウ様のスイッチが入りそうな作品のようですね^^

殺伐としたドラマに心が痛くて寒々とした今クールに私たちの心を温めてくれる作品となってくれるように祈るばかりです!

「流れ星」では青い水槽のクラゲが視覚的な癒しとなったように「冬のサクラ」では真っ白な雪景に心が癒されるようです。。。

ただ、このドラマにはハッピーエンドは望めなさそうなので佑の「大丈夫」という言葉が今から切なく胸に響きます(;_;)

カーソルがおかしなところに入って
文章が前後してしまいましたsad

>吉田日出子サン…年取ったなぁぁ…
ホントですねw
エキセントリックで色っぽい女優さんでしたけど。

高嶋さんと佐藤健クンの勤務先が同じっぽいのがちょっと…
ま、ドラマですからねw

リウ様

皆様が寄せられたコメントのように、今期では一番期待出来そうなドラマでした。

>祐は認知症の母親(吉田日出子サン…年取ったなぁぁ…)
ひゃあ〜、吉田日出子さんだったんですねぇ。びっくりです。

龍馬伝の時にも佐藤健くんの演技力に圧倒されましたが、このドラマでもいい味出していますね〜。

ただ、初回からペコ様も予想されてる様にハッピーエンドではなさそうなので、そこはちょっとマイナスポイントかなと思います。

山形の自然の風景がドラマ作りにとってもプラスになっている感がありますね。

2回目以降のサスペンス班がどうなっていくのか、期待しつつ見ていきたいと思ってます。

ゆみ様
コメント、ありがとうございます。

本文を書いて大したチェックもしないまま仕事に出てしまったために、しまりのない記事になってしまったことをまずお詫びします。

雪に閉ざされた空間で育まれていく恋愛感情に、やはり 「冬のソナタ」 と共通する 「居心地の良さ」 を自分は感じてしまいました。 東北生まれ(生まれだけですが…)の血が騒ぐのでしょうか。

鈴木保奈美サンの場合は、なんと言っても 「お市の方」 ですから、力も入らないといけない気もいたしますが…coldsweats01、今井美樹サンってホントに、生き方そのものが穏やかで自然すぎる気がするのです。 あまりにもナチュラルで、同性のかたからはどう思われているのかは分かりませんが、男の私から見て、「こんな人が嫁さんだったら一生おだやか~にビロ~ンと暮らせるんだがなぁ…」(ビロ~ンって何?…笑)と思います。

頭から血が流れているときの 「大丈夫」 はハテナ?と思いましたが(笑)、その 「大丈夫」 が反復されて、ドラマのリズムになってくる、そんな気がしましたね。
何が 「大丈夫」 なのか。
ドラマではその意味が、限りない不幸にふたりが直面していくにつれて次第に深遠になっていく気がいたします。

今は自分の悪いのを人や環境のせいにする風潮が幅を利かせ始めていますからね。 それがいかに強制されたものであったにせよ、「そのことを受け入れたのは、紛れもなく自分だったのだ」、とすべての人が気付くといいんですけどね。

深読みが出来る、という点においてこのドラマは優れている、と感じます。 今後に期待します。

マイティ様

相変わらずそそっかしくてマイティサンらしいです(気を悪くされたらゴメンナサイcoldsweats01親しみをこめて書いてます!happy02)。

高嶋サンと佐藤健クンの勤務先が一緒、というのには 「あらら…」 と思いました、私もcoldsweats01

吉田日出子サンは、なんと言ってもあの 「ふにゃ~」 としたしゃべりが印象的な人でした。 あとは、「上海バンスキング」。 もうずいぶん昔なんですね。
ウィキで調べたら、なんともう67歳! ちょっとショックが大きい…。

高嶋政伸サンは、以前にもこのブログで書いたことがあるのですが、私のご近所でして(つまり高島忠夫サンの家が近くにあるのです)(今は両親とは別々ですよね、当然ながら)。 幼いころから大柄で、よくお見かけしました。 年も私のイッコ下。 どうもテレビで見かけると他人のような気がいたしません。 今回はワルモノ役のようですね。 老婆心ながら心配しております(笑)。

いずれにせよマイティサン、毎度のことながらコメントありがとうございました。

いかんいかんいかん~~(「龍馬伝」 のピエール瀧サン…笑)睡魔が…。

ペコ様rabi様、ちょっとひと眠りしてから、コメント返信いたしとう存じます。 ゴメンナサイ!

高島さん宅がご近所なのですね。

高島ファミリーについては、いろんなエピソードを身近に聞いております。
お兄ちゃんの政宏さんほうが私もドップリ浸かっていたアンダーグラウンドなロックにハマっていて
自分の好きなバンドをライブに呼びたくて
そのバンドのメンバー(今60代の人)が寿美花代さんのファンだということで(爆)
お母さんをダシに使おうとしたとか、

寿美花代さんがエステサロンで夢心地になり
食べる物の夢を見ていてエステシャンの指をパクッと食べた。(ご本人がテレビで言ってらっしゃった)
そのエステサロンにたまたま友人が勤務していて
「寿美さんに指を食べられたの、私の上司」と言ってたり…。

お父様が病気になられて大変だったようですが、高嶋ファミリー、がんばってほしいですな!(なんのこっちゃ)

ペコ様
コメント、ありがとうございます。 返信、遅れました。

「心が痛くて寒々とした今クール」…、ホントそうですよね。 人間の暗部を描くのもいいけど、結局はそれが殺人につながってしまう世界ばかりですからね。

やはり、「残された時間がわずか」 みたいな話があると、悲劇に向かっていくしかないのか、というむなしさはついて回ります。 見ている側を泣かせてやろう、という作り手の意向も、乗って泣いてしまおう、という気持ちもありながら、それだけじゃなぁ、…という気もする。

主人公が死んで終わり、というドラマは、「赤い疑惑」 のころから見慣れているはずなんですが。

rabi様
コメント、ありがとうございます。 ひと眠り、しました(笑)。

吉田日出子サンにはみなさん、驚かれたようですネ。 なんか私は個人的には、この人ずいぶん久しぶりに見たんですよ。 ネットで調べてびっくりしたクチで。 「ふにゃ~」 としたしゃべりは、今回全く見せませんでしたからね。 ドラマを見ているときは気付きませんでした。

佐藤健クン、死んだ母親を恨みながら、いっぽうで奔放に生きつつ、苦労したアニキの言うことには逆らえない、そんな複雑な役を演じ切ってましたね。 「仮面ライダー電王」 のころはいろんなキャラが憑依する役で、ただ器用なだけなのかな、と思っておったのですが。

高嶋政伸サン、「このまま死ぬまで帰ってこなきゃいいのに」、みたいな電話を誰かと交わしてましたよね。 つまり妻の病気を知っている。
う~ん、なんとなく怖い…。

マイティ様
再コメ、ありがとうございます。

高島ファミリーは、なぜか政宏サンとかお父さんの忠夫サンとかはあまりお見かけしたことがなくて。 誘拐殺害事件、だったかな、それが尾を引いているのかと邪推しているのですが(うつ病もそうですけど)。

寿美花代サンは、私が中学生くらいの頃、学校からの帰り道で自宅の前をお掃除していたところをお見かけしまして、面識もないのに会釈されました。 私も思わず頭を下げてしまったのですが、「有名人っていろんなところで愛想良くしてなくちゃならなくて大変だなー」 と思った覚えがあります。 当時は 「ごちそうさま」 なんて昼オビでやってましたよね。

蛇足ですが、その高島邸の目と鼻の先に一時期、石田ゆり子サン、ひかりサン姉妹も暮らしていたそうで。 そこも私の通学路だったのですが、幼いころの石田姉妹を見かけたことは何度かありました(そのころはタレントじゃなかったですけどね)。

いずれにしてもご近所のよしみと勝手に思い込んで、この人たちが出ると自然と応援モードになってしまうのですhappy01

リウ様

高嶋ファミリー、忠夫さんのうつ病のことは知っていましたが、そのような痛ましい過去があったなんてリウ様のお話まで、全く知りませんでしたので只只驚くばかりです。(涙)
寿美代さん、ご兄弟共に飄々として明るいイメージでしかありませんでしたから。。ショックでした(O_O)!
今回、政伸さんが冬彦さんを彷彿させるようなこれまでとはちょっと違う怖くて異常な人物の役を演じられるようなので期待というか。。役者としての幅を広げられるよう応援したいと思います。

私の今井美樹さん、鈴木保奈美さんのイメージは共に。。略奪婚!!!です。。だから、今井さんは今回のヒロインのイメージとはちょっと?? 距離感があるかもしれません(苦笑)

吉田日出子さんは「上海バンスキング」実際に観劇したので懐かしいです。。彼女は祐の母親のように奔放な女性というイメージがあります。確か以前。。岡林信康さん、高橋克典さんとお付き合いがあったというような。。今後の女優人生どのような役をされていくのか見守りたいです。^^

第1話をみて、祐役は草なぎクンにぴったりだと思ったのですが。。草なぎクンが番宣の時確か、「台本読んでやりたかった役は健くんの役」だと言ってたのが凄く心に残っていて、だから余計に健くんの役に注目してしまいます!
二人の演じる兄弟の微妙な感情のきびに期待しています!^^

ペコ様
再コメ、ありがとうございます。

私もうろ覚えだったので今ちょっと調べてみたのですが、「誘拐」、じゃなかったみたいですね。 家政婦さんが犯人だったとか。 痛ましいです。

江波杏子サンにネクタイを直してもらう高島政伸サン、そう言えば 「冬彦さん」 のノリでした(笑)。

今井美樹サンも、そうでしたねー、略奪婚(笑)。 ドラマではされてましたけど実生活では…。 あんなナチュラルなふりしていて…とか、なーんかワイドショーのノリになってきた(笑)。

でも冬彦さんが出ていた 「ずっとあなたが好きだった」 も、今井美樹サンが略奪された 「思い出に変わるまで」 も、もうだいたい20年も前のドラマになってしまうんですよね。 私もトシ食うはずだcoldsweats01

「上海バンスキング」、実際に舞台をご覧になったのですか! 私はなんか、映画を見た覚えが(かすかに)あったのですが、あれって吉田日出子サンじゃなくって松坂慶子サンだった…(笑)。 でも 「上海バンスキング」 と言えば吉田日出子、という強い印象は残ってます。

草彅クンは、出てくればやはり主役、の風格になってきたと感じるんですよ。 だからやはり弟の役よりは兄の役のほうが適役だと感じますね。

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

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    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

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    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

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    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

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    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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