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2011年1月 1日 (土)

「正月時代劇 隠密秘帖」 そういうことかい!(笑)

 NHKニュース7を横目で見ていたらいつの間にか正月時代劇が始まって。
 なんとなく軽いノリで、音楽も軽め。 ひとつひとつのエピソードも軽め。
 老中田沼意次が出てきて、それが笹野高史サン。 いかにも田沼、というキャスティングだよなあ、と思いながら見ていました。
 そして主人公らしいのが小人目付の舘ひろしサン。 その息子役に濱田龍臣クン。 「龍馬伝」 で福山サンの幼少時代をやった男の子ですね。
 何の気なしにちらちら見ていたら、田沼の嫡男が殿中で斬られ、死んでしまう。
 その真相を突き止めよ、と大奥の意次擁護派、松坂慶子サンに命じられ、それが下達するに従っていかにもやっつけ仕事的になっていくのですが、最終的にそれを命じられたのが舘ひろしサンと同じ目付仲間(?)の南原清隆サン(ナンチャン)。 テキトーにやっていいよ、みたいな感じで申しつけられたのですが、このふたりが上意に反して緻密な捜査を進めることになるのです。 いつの間にか本腰を入れて見ていました。 ブログのために録画も開始。

 最初のうちあんまり注意して見ていなかったので事情はよく掴めませんでしたが、どうもこの田沼の息子殺害には、神山繁サンのワルモノ一派が米相場の暴落も当て込んだ?悪だくみが絡んでいる模様。
 貸本屋になり済まして吉原潜入をしたり、結構あの手この手で真相に迫っていく舘ひろしサンらなのですが、ワルモノたちの謀略によって結局その真相はもみ消されてしまう。

 濱田龍臣クンは道場の仲間から、父親を卑しい者呼ばわりされるのですが、それを直接父親にぶつけると、父の舘ひろしサンは、いきなり濱田クンの横っ面をバチーン。

 「又十郎(濱田龍臣クンの役名)! ようく聞け!
 この世に卑しい勤めなどはない!
 卑しいのは、邪悪に心を売る輩だ!
 邪悪の理不尽に、屈してはならぬ! 許してもならぬ!
 正義と信じるものを貫くのだ!」

 どうしてこんなムキになって捜査を進めるのか、と訊かれた時、舘サンは自分の倅たちに対する示しがつかないから、みたいなことを言っていました。 つまり舘サンは、しがない昼行燈と思われながら、自分の子に対して父親の信念を叩き込ませたのです。

 けれどもナンチャンは妊娠している女房という弱みを握られて捜査から身を引き、結局ワルモノ一派の差し向けた刺客によって殺されてしまいます。
 そして舘ひろしサンも、女房役の水野真紀サンとか濱田クンではないもうひとりの嫡男と共に、殺されてしまう。

 この場面、いかにも多勢に無勢で、こんな大人数で向かってこられたらいかに手練れの小人目付の舘ひろしサンでも太刀打ちできまい、と思っておったのですが。
 でもこのドラマ全体に流れるなんとなーく軽い雰囲気が、もしかして全員やっつけちゃうのかな、と思わせてしまうんですよ。
 そしたら、屋敷に火をつけられて、濱田龍臣クンの目の前で、舘ひろしサンは敵方の刺客大勢を結局全滅させつつ、自らも深手を負って、死んでしまうのです。
 ここらへんの緊張感は、ちょっと手に汗握りました。
 そして、なんだよ、死んじゃうの、それじゃこの事件の真相は闇に葬られたまま終わり?という状態の中で、見る側はいやいや、そんなことはない、と考えるわけです。
 それは、舘ひろしサンがこの事件の真相を改めて書きしるした忘備録が、その家の奉公人かな?の津川雅彦サンに託されて、お寺に納められているのを知っているからです。

 この津川雅彦サン、下人みたいなまったくのチョイ役で出るには、あまりにビッグ・ネームすぎる。

 津川サンは舘ひろしサンが炎に巻かれて死んでしまったあと、神山繁サンの屋敷に隠密らしい風体でいきなり現れ、神山サンにくぎを刺して風のように去っていく。
 急にクローズアップし出した津川サンの働きによって、意次擁護派の松坂慶子サンと結び付き、事件は解決するか、と思われるのです、が。

 物語はいきなり35年後にタイムスリップ(笑)。

 は?という感じです。 まるでキツネにつままれたよう。

 そして呼び止められて振り返ったのが、なんと舘ひろしサン。
 なんだソリャ?(笑)

 舘サンが、なんか又十郎(濱田龍臣クン)の35年後の姿、らしいのです。

 どういうことだ?

 ここでなんと話が終わってしまう。

 これって、いったい?

 つまり35年後に、父親の無念を晴らそうと、息子の濱田龍臣クンが舘ひろしサンになって事件を解決するから、めでたしめでたし、というわけなのか?
 ずいぶん見る側の想像力に頼り切った終わり方だなあ、と思っていたら、続いて始まったのは、その又十郎が活躍する土曜時代劇の新シリーズの予告。

 …(笑)…そーゆうことかよ…。

 けれどもその35年前の事件が解決したって、その時代にはもう田沼の時代は終わって、松平定信の時代になっているようであり、事件の解決が何の意味も持たない、ということですよね。
 それを何か絡めてくるのか?
 それともそんな邪悪がもみ消されたことで、又十郎にそれなりの正義感が宿った、という、単なる前フリだったのか?
 なんか気になってきた(笑)。

 まんまと壮大な前宣伝に乗せられてしまったようでありますが、これでNHKの土曜時代劇を見ざるを得なくなってきた(爆)。

 あ~あ。 クソッ!(笑)

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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