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2011年2月 6日 (日)

「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」 第1回 圧倒的な徹底ぶり

 NHKBSハイビジョンが来たる3月をもって終了する(BS2と統合という形での解消)ため、その最終的な目玉となりそうな海外ドラマ、「大聖堂」 が始まりました。 ドイツ・カナダ・イギリスの3カ国製作、製作総指揮には 「エイリアン」「ブレードランナー」 などの巨匠、リドリー・スコットほか。 原作はケン・フォレット、不勉強でしたが世界的な大ベストセラーらしいです。

 この制作陣を見てもかなり力が入ってる、と感じさせるのですが、じっさいドラマ第1回目を見てさらに圧倒させられるのは、12世紀のイギリス中世の様子が、これ以上ないほど再現されていること。

 ビートルズの熱心なマニアであるわりにイギリスの歴史にはとんと疎い私ですが、ドラマ好きの観点から見ても、「いちいち金かかっとんな~」、という感じです。 細かい部分に至るまで、手を抜いている感じが全くしない。 よく中世の話は映画にもなってますけど、映画以上にこだわっている印象が、とてもするのです。
 ドラマ開始早々、まるで自分が中世の世界に迷い込んでしまった錯覚さえ覚える。

 その錯覚にさらに大きく関与しているのが、ドラマのなかに大きく流れる、当時の教会の持つ巨大な影響力。

 権力は腐敗する、の言葉通り、教会は当時の権力に深く関与し、陰謀の巣窟となり下がっている。
 しかしいっぽうで、人々の行動規範に 「神のご照覧」 という部分で道徳的制御をもたらす良い面もある。
 登場人物が入り乱れ、私が日本人だからかにわかに判別がつきにくいイングランド系の人々の顔に、誰が誰やらなにがなにやら、みたいな感じでどんどん進行していくドラマのなかで、中世のキリスト教の巨大な影響だけは如実に感じることが出来るのです。

 なにがなにやら、という物語のなかで私が唯一知っている俳優さんは、ドナルド・サザーランド。
 今じゃ 「24」 のジャック・バウアー、キーファー・サザーランドのオトーサン、という認識のほうが先なんでしょうけど、私にとっては 「SFボディ・スナッチャー」 とか、B級(以下?)のSF映画の常連さん(笑)。
 あとの俳優さんは、全く知らない人ばかり(だと思うのですが…)。
 ヒロインのひとりであろうと思われる黒髪のアリエナ(ヘイリー・アトウェル)が、その昔のジェラルディン・チャップリン(「ドクトル・ジバゴ」 のころかな~)もしくはマリエル・ヘミングウェイを彷彿とさせる感じで、美人とは言い難いですけど、印象に残る顔立ちをしています。
 女性受けしそうな青年役では、森で暮らしていたエレンの息子ジャック役のエディ・レッドメイン。 ほぼしゃべりませんが、結構イケメンです。

 この青年も含めて、数人の男性が、そのあまり美人とは言い難いアリエナに恋していく。 まあいいんですけど(笑)。

 NHKが作るドラマのHPもかなり不親切で、人物相関図くらいは載せてほしいくらい、複雑な人物の交差が繰り広げられていくのですが、まず話のとっかかりとなるのが、1120年に国王ヘンリー1世の息子を乗せた船が難破して、世継ぎがいなくなってしまう、という出来事。
 そこには教会が絡んだ権力操作の疑いが濃厚に存在している。
 けれどもその事実は、教会によってもみ消されていくのです。

 そしてその18年後。

 そのカギを握っていると思われる、難破した船に同乗していたフランス人の男性との子供、ジャックを連れたエレンは、森で暮らしているのです。
 そこを通りかかったのが、石工の建築職人であるトムとその一家。
 物とりに家畜の豚を盗まれ(ここが12世紀らしい)娘がそのときに重傷を負ってしまうのですが、それをエレンたちは助けます。

 まずこの、エレンたちが登場する様子が、黒装束に身をまとって、いかにも 「魔女然」 としている。
 トムの息子はエレンを魔女だと信じ込んで嫌悪するのですが、そんな様子を描写することで、また当時の教会の影響力を感じることができる。 自分たちと違うものたちを排除しようとする、その昔の因習性のあまりの高さも、そこから感じ取ることができるわけです。

 そしてエレンの親切を拒絶したトム一家たちは、ほどなく母親が出産後に死んでしまう、という悲劇に見舞われます。
 その出産シーンと同時に、ヘンリー1世の娘であるモードが、新たな世継ぎを生むシーンが描写されます。
 ふたりとも、男の子。
 こうした話の作りかたは、結構ドラマでよく見る常套でもあるのですが、話の複雑さ重厚さに圧倒されているせいか気にならない(笑)。
 ヘンリー1世は、その祝賀の席で急死してしまいます。 ここにも何かしら、陰謀の匂いが…。

 いっぽうで祝福される命がありながら、産まれたばかりのトムの息子は、自分も求職中、母親がいなければお乳があげられない、という理由で、母親の墓の前に置き去りにされるのです。

 これも、中世当時の事情を強く見る側に思い知らされる話であります。
 出産時に亡くなる母親と、乳幼児の死亡。
 それは現代とは違って、あまりの頻度で起こっていた日常茶飯事に過ぎないのです。
 トムはいったん捨てたわが子を、思い直してまた取り戻しに行くのですが、妻の墓の上にはすでにその子の姿はなく…。

 トムはドナルド・サザーランド扮するモード側のバーソロミュー伯爵に雇われるのですが、モード側の不穏な動きを知らされたウィリアムたちによる襲撃に遭い、バーソロミューは降伏。 あ~ここらへん、説明するのも大変だー。 原作のあらすじをウィキで読みながらこの記事も書き進めているのですが、どうもだいぶ話がはしょられまくっている感じです。

 この話の経過のなかで、トムは純粋な信仰の発露としての殿堂である、大聖堂を作りたい、という意志を明確にしていくわけですが、これでこのドラマの方向性がはっきり見えました。

 いったい純粋な信仰、とは何なのか。
 権力と結託し腐敗していく、聖職者の罪とはいったい何なのか。
 純粋な信仰の発露である大聖堂を、トムは作ることが出来るのか。

 ここで重要になってくるのは、そんな教会のワルモノ・ウェイルランと、心ならずも裏取引をして院長になってしまった心清い修道士フィリップ。 彼の葛藤が、この先ドラマのテーマに深くかかわってくるだろうと思われます。

 あ~ワケ分からん、と思いながらも(笑)、ある程度のディティールを把握しとけばいいだろう、と思いながら見た、この 「大聖堂」 第1回目。
 全8回という長さ自体にも、ちょっと無理なものを感じたのですが、とにかく駆け足。
 それでもこのドラマには、有無を言わさず語り続けるパワーを感じます。
 今後、大いに注目であります。
 (敬称略)

 補足

 書き忘れましたが、ドラマのタイトルバックが、油絵と思われる絵のアニメーション状態。
 ラフな絵ではあるのですが、もうこの最初の時点からして、「カネかかりすぎ」、というのがひと目で分かる。 オッソロシイドラマ、であります。

「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」 に関する当ブログほかの記事

第1回 圧倒的な徹底ぶり
http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/02/1-237d.html
第2回 骨のあるドラマとはこういうものかhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/02/2-4477.html
第3回 利用される神々http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/02/3-537a.html
第4回 むせかえる死臭のなかでhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/03/4-34e0.html
第5回 永遠の一部たるべきものhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/03/5-a7e7.html
第6回 神の意志はあるかhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/03/6-69bf.html
第7回 信仰の本質とは、どこにあるのかhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/03/7-1f00.html
第8回(最終回)前編 神とどう向き合うのかhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/03/8-46ec.html
第8回(最終回)後編 神になるのか、神を敬うのかhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/03/8-1065.html

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テレビ」カテゴリの記事

コメント

リウ様

私も昨夜、見ました。
迫力ありましたね。中世のヨーロッパのドロドロした権力争い、場面の展開の速さにおいていかれそうな気がしましたが、なんとか見終えることができました。

西洋人が東洋人の顔を判別出来ない様に、リウ様のおっしゃるように場面の切替が速くて、これは一体誰?みたいな時もありましたが、少しずつ見慣れていくような気がします。

日本の戦国時代より、権力構造の中に教会勢力が組み込まれている分、どろどろ感が増していますね。

リーガン(ウィリアムの母:頬にキズがある女性)は夫よりも数段、頭が切れるずる賢い女性で今後もキーパーソンになっていくかもしれませんね。

込み入ったストーリーを追っていくのは大変だったと思いますが、さすがにリウ様ですね〜。良く展開されているように思いました。お疲れさまでした。

あらすじをきちんと書いているサイトも見当たらないですし、今後、見逃してしまう回があるかもしれないので、これからもリウ様のblogに期待してます。

rabi様
コメント、ありがとうございます。

エレンとジャック親子がトム一家にくっついて回って、とか、ちょっと書き足らないところもあったのですが、この部分だけ押さえておけばドラマにかろうじてついていけるかな(笑)、という感じであらすじを書いてみました。

ドラマのテンポが早すぎるので、なんでエレンがトムたちについて回るのかとかエレンって一体何者なんだとか、日本のドラマを見ていればフツー突っ込みたくなるような部分もスルーしてしまうんですよね(笑)。 どうもアングロサクソンのやることには弱い、と言いますか…(笑)。

歴史というものは汚いものだ、という価値観が、このドラマには息づいている気がします。 キリスト教の負の部分も臆することなく描写していますし(クリスチャンのかたにはちょっとキツイ内容かもしれませんが)。
その点オコチャマライスの大河ドラマとは大違いでありますな(うっ、過激だ…)(オコチャマライスも私は好きなのです…失礼いたしました…笑)。

顔にアザのあるあの奥さんに着目とは。
考えませんでした。 なるほど、です。 ストーリーを追うのに必死で(笑)。

今後ストーリーを追うことだけでこのドラマが終わってしまわないことを願っております…。

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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