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2011年2月12日 (土)

「あしたのジョー 本日公開!徹底解剖スペシャル!」 観に行かないけど、番組には泣けた…

 実写映画化する、という話を最初に聞いたときは、「何でもかんでも映画にすりゃいいってもんじゃない」 という反発心のほうが強かった、「あしたのジョー」。
 ただ、その反発を受けて立とう、という製作者の心意気だけは感じたものです。

 それほどこのマンガの信奉者は多い。 しかもそれぞれにかなりの思い入れがある。

 そんな人たちの存在を考えたら、まずその企画発想の段階から軽い気持ちで発案できません。 並大抵の覚悟では出来ません。
 少しでも安易なものは、絶対作れないに決まっている。 それに敢えて挑戦しよう、というその意気は讃えられるべき、だと思うのです。

 かく言う私もこのマンガを100回以上は読んだであろうという 「あしたのジョー」 の自称オーソリティなのですが(笑)。

 中学高校時代の教科書にはジョーの落書きだらけ(あとビートルズとか…笑)、私は今でも相当うまくジョーの顔をそらで描くことが出来ます。 今のちばてつやサンよりうまいという自信がある(笑)。
 そんなオーソリティのプライドも邪魔してか、今回の映画宣伝番組を見ていくら感動しても、映画館にまで足を運ぶ気にはなれません(大変失礼)。 以前にコメント返信でも書かせていただきましたが、そのうちテレビでやるだろうから、そん時ゃ見るかな、という感じかな。

 …いや、それ以前に、映画館で映画を観る、というもののコストパフォーマンスについてけない、というビンボー状態、というのがかなり大きい(爆)。 プライベートな時間もテレビドラマ見るのと感想文書くのと、あと寝るのに忙しくてヒマもないし。
 くそー、いつになったらカネと時間に余裕が出来るんだぁぁ~~っ!
 1日24時間じゃ足らん。
 圧倒的に足らん~~っ ! !

 …つい個人的な怒りが爆発してしまいました。 大変失礼いたしました。

 とにかく。

 そんな原作ファンの怒りや見くびりや危惧などの逆風を跳ね返すに足る凄味を、この宣伝番組では如実に感じることができました。 かなりキテます。 この映画。 見直しました。 宣伝に乗せられてる気もしますが。

 番組でも、この実写映画化に批判的だった人たちに映画のさわりの部分を見せてその考えを変えさせる、などということをやっていましたが、まさにその 「見くびり」 と 「見直し」 のギャップが、観客動員力へ直結する最大のファクターであるのです。

 それにしてもこの宣伝番組でも、「あしたのジョー」 を知らない世代が多いことには、ある種のショックを受けました。 最近のどこぞのアンケートでも、好きなボクシングマンガで 「はじめの一歩」 に抜かれる始末。
 時代の流れで仕方のない面もありますが、このマンガ、冒頭からたぶん、ウルフ金串戦あたりまでの画風は、ちょっと古臭くてドヤ街や少年院の匂いがこっちまでただよってくるような画風で、とっつきにくい面もあるのかもしれません(このことについて語り出すとまた長くなりそうなのでやめときます)。 しかしジョーは、こちらの想像を超えてカッコよくなり続けますので、ぜひ若い世代にも読んでいただきたい。

 話は戻りますが、ボクシング映画を作る上で最も大前提となるのは、主役たちボクサーの体をそれらしく見せることにあります。
 今回映画版でのジョー役の山下智久クンは、結局体脂肪4~5%まで絞って、それだけでもすごい。
 問題は、力石徹役の伊勢谷友介サン。

 原作をご存知の方なら常識ですが、力石はフェザー級からライト級の体重をジョーのいるバンタム級まで落とす、という極限を超えた減量をする。
 これをですよ、伊勢谷サンはCGの力も借りず、やりきったんですよ。
 ただでさえ絞り切った体にさらに4日間の絶食状態を敢行し、計量日の撮影当日の伊勢谷サンは、ほぼ朦朧状態。
 ガウンを脱いだその体は、あばらが浮き出て肋骨が飛び出ているのです。
 「撮影が午後までずれ込んだら、ぶっ殺してやる」 という気分だったらしい。
 さすがにその体のままで試合の撮影は行なわれなかったようですが、この主役ふたりの体を作る作業、いや死闘は、見ているだけで胸が熱くなってくる。
 やはりやる以上は、本物を作りたい、という作り手の気概が、こちらの胸を打つのです。

 そして丹下段平役の香川照之サン。
 不勉強で全く知らなかったのですが、ご本人は30年来のボクシングファンで、ご趣味程度でしょうが実際にもやられているらしい。
 そのキャリアが結実したのがこの映画となったわけで、監督そっちのけで演技指導したり、トレーニングに助言したりと八面六臂の活躍。 キャンペーンでもものすごいバイタリティで、このところこの人の出るドラマは見ないことがない、というくらいお目にかかっていますが、あらためて生命力旺盛なかたなんだなあ、と認識を新たにいたしました。

 「ボクシングの魅力はやっぱりまあ、…心が立とうと思っても体が立てない、ってことじゃないですかね、一番は。
 人間というのは心でさ、ほぼできると思ってるんだけど、あんな、1万人とかの客の前でさ、3カ月4カ月物も食べないでずーっと練習してきた奴が30秒とかで大の字になっている辱めの姿を見せるんだよ。 大の大人が。
 その勝者と敗者との違いが、ほかのスポーツと違ってあまりにも如実に出るっていうのがぼくは好きだね」

 ドヤ街のセットもここまでやるか、というくらいの感覚で、いったんまっすぐ建てた昭和40年代の木造の建物を重機で微妙に歪ませていく。 建物を定規で引いて描く 「巨人の星」 の川崎のぼるサンでは、この必要がない(笑)。 フリーハンドのちばてつやサンだからこそ、こんな歪みの表現が必要となる、そんな気がしました。 こだわってるなあ。 CGの威力もこういうところでこそ発揮できる気がします。

 しかし、人と人との肉体同士のぶつかり合い、これはCGでは表現し尽くすことはできません。
 「ピンポン」 も作ったこの映画の監督、曽利文彦監督は、どれだけすごいCGをもってきても、人間の力の前では無力だ、ということを感じながらの撮影だったようです。
 この最後の表現力を人間に託した、ということが、なんともアナログ世代には嬉しいことなんですよね。

 本物の迫力を撮る、という点でネックになったのは、主演の山Pのやさしさ。
 人の顔をちゃんと殴れない山下クンを、トレーナーの梅津正彦サンが奮い立たせようと、本気のパンチをボディにお見舞いする。
 その瞬間、人が変わったように激しいパンチを繰り出し始める山P。
 その闘志は力石戦でもとどまるところがなく、誤って伊勢谷サンのフックをもらってしまって軽い脳しんとうを起こしながらも、撮影を続行させるほどの意気込み。

 こういうの、いかにも狙って大げさに見せてる宣伝番組のいやらしさが鼻につく、などと冷めた見方が出来ないんですよ、ワタシ。

 ひとりの男が、ひとりの人間が、見栄もうわべだけの優しさも剥ぎとって、自分の限界を超えようと努力する姿に、オッサンはただただ泣けるのです。 「江~姫たちの戦国~」 でも泣けたなどと書いた矢先からナミダの押し売りみたいですけどね。
 人は 「どうして自分が」 と思うような目に遭いながら、涙を隠して、ただひたすらに、前を向いてがむしゃらに生き続けるいきものなのです。
 そんな悲壮さを、上野樹里チャン演じる江や、ジョーを演じる山P、力石を演じる伊勢谷サンに感じることが出来るのです。 いずこも私の泣ける原因は一緒です。

 撮影を終えて男泣きする、香川照之サン、伊勢谷友介サン。

 「この年で初めて、ボクシング映画に出させていただいて、…えー、…これをやるためにボクシングを見てきたんだな、という気がするくらい、懸けることができました。
 この時点での僕の、最高作品だと思います」(香川サン)

 「もちろんトレーニングもきつかったんですけど、…なんか、もらったものがあまりにも大きくて…。
 そういう現場になんか居させてもらったことが、ホントにうれしくて…」(伊勢谷サン)

 「失敗しても倒れても、諦めたらおしまいだよっていう…。
 何度も立ち上がるってことじゃないですか、ぼくはそう受け止めたので…」

 山下クンの最後の言葉は、何度もダウンしながら、這いずり立ち上がってきた矢吹丈の本質を、かなり深いところまで突いていると感じます。
 興行的にどうあれ、この映画は生半可な気持ちで作られたものでは絶対にない、そのことだけは確実に断言できる。 「本気」、それは興行成績ではけっして分析できない、この映画の持つ本質なのだと思う。

 「あしたのジョー」 ファンのかたも、「こんなところに違和感がある」 などと思わず、作り手の 「必死」 を讃えてあげましょうよ。 私はそう思います。

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コメント

>心が立とうと思っても体が立てない

すごいねえ
日常生活では、体はまだ平気なのに
気持ちが折れることばっかりです。


以前、先輩のライターさんが

俺たちはジムでトレーニングしてても
『今日はこのくらいでやめておこうかな』と
自分に言い訳ばっかりしてるだろ。
格闘技系のやつらは、それが無いんだよ。
『走らなくちゃいけないから走る』。
単純にそれだけなんだ。すごいよ。

と言っていたのを思い出します。

マイティ様
コメント、ありがとうございます。 バイトの研修、いかがでしたか? 連休中は大雪、などと脅されたのにあんまり降りませんでしたが、今回雨、という予報だったのに大雪でしたねー。 車はスリップの連続でひやひやものでした。 命からがら(笑)無事帰還して、コメント返信しておりますhappy01

ホント、お互い気持ちが折れそうなことばかりで滅入りますよね。 体力も、まだまだあるはずだと思っているとしっぺ返しを食らいそうな年になってまいりました…。 腰が痛いだの膝が痛いだの、ジジ臭いなあもう、などと思いながら頑張っております。 老後にあてにしたい年金もまともにもらえる気が全くしませんけど(長妻はどこへ行った?)。

ただひたすらトレーニングすることで、何もかも忘れたい気分になる今日この頃でありますネ(いや、私は運動が嫌いだった…coldsweats01)。

おつかれさまですー
研修終わりまして休日、久々にノンビリです。
座ってるのに、なんでこんなに疲れるの?というくらいの疲労です。
研修はこなしただけであって…ほとんど記憶に定着しておりません。
どうしよう。

大変なわりに儲からないからとか、
体調がすぐれないとか、
自分に向いていないとか
いちいち言い訳しない、強い根性と粘りが欲しいもんですよ。


雪、マジ降りで驚きました。
傘が重いですもんw
転んで骨折した人もいるみたいで、つくづく東京は天災には弱いエリアですね。
新潟あたりは4mですから〜。


マイティ様
再コメント、ありがとうございます。

大変お疲れ様です。
何事も、習うより慣れろ、ですからねー。 私も物覚えが極端に悪いほうで、かつまた要領悪いの権化ときています(笑)。 あっちにぶつかり、こっちに謝りながら何とか食いつないでいる感覚ですね。 こんな生きるのがヘタクソな人間でもなんとかやってこれているのは、何事も誠実、をモットーとしているからかもしれません。

積雪が2センチとか?ニュースでやってましたけど、どこの降雪が2センチなんだ?と思うほど積もってましたよ、実際は。 何を基準にして測っているのかしらん。 凍ったらマジ怖いですbearing。 ガキの頃はスケートやりながら登下校とかしてましたけどねー。

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

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    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
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    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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