« 「オールナイトニッポンゴールド」 新保友映アナ最終回 | トップページ | 「金八ファイナル」 まだ見てません… »

2011年3月26日 (土)

「恋のから騒ぎ」 最終回 最後は泣けた…

 17年間続いた 「恋のから騒ぎ」 も、最終回。
 震災の影響で延期になり、やるのかやらないのかがなかなか分からず、結局2週間遅れで放送された、という点でも、いかにも 「恋から」 らしい最後だったかな、なんて感じます。

 なぜなら個人的にこの番組を振り返るとき感じるのは、誤解を恐れずに言えば、「どうでもいい」、という製作側のスタンス。
 だから結局この最終回がお蔵入りになったとしても、「それはそれでいいじゃん」 という、作り手の声が聞こえる気がしたのです。

 この、「どうでもいい」 というスタンス。

 毎年決まるMVPにしても実にいい加減な選考基準で、のめり込んで見ようとする視聴者の反感を買うような結果が、比較的多かった気がします(昔は結構納得のMVPだった時期もあるのですが、それは誰が見てもそうだ、というオーラがそのMVPの女の子にあったせいだ、と感じます)。

 「どうでもいいスタンス」 という印象を、また他方で感じる原因となったのが、さんまサンとから騒ぎメンバーとの間に横たわっていた、ある種の大きな溝。

 おそらくさんまサンは、私生活ではプレイボーイであるにもかかわらず、「から騒ぎメンバーには手を出さない」、という不文律を自らに課していたんじゃないのかな、って思うのです。
 見事に一度も、メンバーとの間に浮名が流れませんでしたよね(現役であるか否かにかかわらず)。
 「収録が終わるとそそくさと帰ってしまって冷たい(もしくはカッコイイ)」、というメンバーの声も、最後まで途切れることがなかった。
 さんまサンはかようにメンバーとの間に、絶対的な距離を作っていた。

 番組ではメンバーに対してさんまサンは徹底して冷たく、たとえ思わせぶりな態度をとったとしても、それは完全にフェイクでしかない。
 そこからドライな空気が浮き彫りになって、「どうでもいいスタンス」 という、番組に流れる一種独特な 「突き放し」「はぐらかし」 の雰囲気も醸成された、と思うのです。

 その情緒的な部分を削ぎ落した末に残ったのは、「この番組のトークは戦場だ」 という、さんまサンのプロ意識。

 「お笑いのプロ」 のそんな気迫が 「シロートの(まあ芸能事務所の女の子もいたらしいですが)」 メンバーに呼応し、番組の強烈な緊張感に結びついていた気がします。

 その緊張感は、最終17期生に至るまで健在だったことが、今回の1年振り返りのVTRではからずも気付かされました。
 実を言えば、私今期のメンバーって、体温が低くてあまり好きじゃなかったんですよ。
 なんかひとごとみたいに受け答えする人が多かったし、妙に冷静な感じで、それまであったメンバーへの思い入れが、今期はあまり生まれなかった。
 なのに1年の総集編VTRを見たら、まあ面白いところばかりをつなぎ合わせているためですけど、結構笑えた。
 これってちょっと、意外だったんですよ。

 ところがそのVTR総集編で浮き彫りにされていくのは、五番柳田チャンの冷静沈着トーク。

 彼女の体温の低さが、今期メンバーのいわゆる象徴的役割となっていたことにも気付いたんですが、こうして立て続けに見ると、それが結構笑えるんです。
 これまで当記事で考察してきた(笑)この番組の 「どうでもいいスタンス」 がここで悪いように作用して、ひょっとして彼女がMVPを取ってしまうのか…?って思えてきた(この部分を書きたいがために、相当前説をいたしました…爆)。

 しかし結局、番組最後のMVPを取ったのは、ワタシ的には大本命と思われた、「池袋」 こと佐藤綾香チャン。

 これは今回の選考委員だったマツコ・デラックスサン、西川史子サン(ご存知 「恋から」 卒業メンバー)あたりの力が大きかったような気がする。 滝沢秀明クンは力関係的にあまり意見が言えなかったかも(笑)。
 なにしろマツコサンと西川サン、普段から 「恋から」 をこまめにチェックしてるような感じだった。 だからこそぽっと出のゲストがVTRの印象だけで決めてしまうこれまでの 「いい加減さ」 が、今回鳴りをひそめたのかもしれません。

 それにしても、「こうして振り返ってみたら、今期メンバーも結構面白かったんだ」 と思う間もなく、17年間の傑作場面集が流れた途端、「やっぱり昔のほうが数倍面白かったわ」 という結論に(笑)。

 宝満とかロードオブザリングとか彦六師匠とかジャスミンとか、強烈なキャラが目白押しで。
 ここには出てこなかったけれど、前期メンバーのハイパーチャンなんかも 「恋から」 の歴史に残る強烈キャラでしたよね。 小林麻耶チャンなんか、ものすごくカワイイし。
 槌本姉妹も、揃って強烈でした~。
 「いたいた、コイツ(失礼)いた」 の連続で、特に4期あたりの女の子は、いちばん自分的にものめり込んで見ていた時期だったためか、なんか懐かしさいっぱいで。
 西川史子サンは、「こんなに野暮ったかったんだ~」みたいな(笑)。

 そして番組最後。

 その西川史子サンのコメントで、不覚にもこちらも泣けてしまいました。

 「…いや、寂しいですね、なんか…。

 ホントに寂しいです…(泣いてしまう)。

 これが自分の原点でしたし、なんか今こうやって、後輩って言ったら悪いんですけど、なんか出れたことがすごくいい思い出になるし。 一生ビデオを大事にしていきますんで。 なんかよかったなあと。 私もホント出れてよかったなあと…」

 番組自体が終了してしまうせいか、このところご卒業スペシャルでもからっとした雰囲気が多かった気がするのですが、今回はこの西川サンのコメントに感極まってしまうメンバーも多数いた気がします。

 17年というのはホントに長いし、自分の20代最後の年からやってたわけですけど、自分の社会人としてのキャリアと一緒に見てきた番組だったなあ、と…。

 私も、寂しいです…。

 なんとか復活してくれないもんでしょうかね…。

« 「オールナイトニッポンゴールド」 新保友映アナ最終回 | トップページ | 「金八ファイナル」 まだ見てません… »

テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521783/51223643

この記事へのトラックバック一覧です: 「恋のから騒ぎ」 最終回 最後は泣けた…:

« 「オールナイトニッポンゴールド」 新保友映アナ最終回 | トップページ | 「金八ファイナル」 まだ見てません… »

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

無料ブログはココログ