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2011年4月20日 (水)

「JIN-仁-」(完結編) 第1回③ いますべきこととの闘い!

 「お前は未来から来たか? …わしは、行ったクチだ…」

 佐久間象山は、南方に自分は10歳のとき木の上から落ち未来へ行ったことを告白します。
 そこでさまざまなことを知ろうと夢中になるうちにまた病院の階段から落ち、気がつけば元の時代の同じ場所に立っていた。 夢かと思ったが頭の包帯はそれを否定していた。 象山はその包帯で、首から下げたお守りを作っていたのです。

 「わしはそのとき見た世界に少しでも近づこうと、あらゆることを学び、考え広めようとしてきた。 …理解されないことも多かったが。
 …わしはお前が羨ましい。 …(点滴を見上げ)わしにはこんなものは作れぬ。 お前には、山のような知識と技があるのだろう…。 未来を見越し、この国を救うこともできる…」

 南方は、思わず不安を象山に漏らしてしまいます。

 「でも、それは許されることでしょうか?
 私ごときが歴史に関わってしまうなんて…」

 しかし象山は、毅然と言い放つのです。

 「それこそが神の意志だとは思わんのか…?
 歴史を変えるために、自分が送り込まれたのだとは?」

 「あなたと違って、私は平凡な…」

 「お前は歴史を変えてしまうことを恐れてる…!
 裏を返せばそれは、自分が歴史を変えてしまえるかもしれないと思っとるからだろう…!
 …相当な自信家だ…!」

 「違います!…私は…」

 「つべこべ言わずに救ええッ!」

 象山は瀕死の状態なのにいきなり激高(笑)、包帯のお守りを南方に投げつけ、南方をどやしまくるのです(スゲ…笑)。 京都の街を焼け野原にした大火が眼前に迫っているのに、彼を運ぼうとした者たちをもどやしつけ、自分はここで死ぬ、と覚悟を決めての激高です。 こんだけ元気がありゃ、逃げられるでしょ~、というのはあえて目をつぶります(笑)。

 「もし! お前のやったことが! 意に沿わぬことであったら! 神は、容赦なくお前のやったことを取り消す! 神は…それほど甘くはないっ!

 ならば…救えっ!

 その心のままに、救ええーーっ!

 救ええーーっ!」

 火に巻かれる中、南方は象山のお守りだけを手にして、その場からからくも脱出します。
 南方の耳にいつまでも残る、その象山の断末魔の叫び。

 この象山。
 100年先を見越した先見の明をもった思想家であったと同時に、ヤタラメッタラ自信家で気性の激しい性格、まわりからかなり疎まれていたらしい(笑)。 ウィキで調べながら笑ってしまったのですが、「JIN」 での象山は、まさしくそのまんま(笑)。 熱血あふれすぎて、他人の言ってる事などお構いなし(笑)。 死の間際でさえこうだったのですから、元気なときはもっとすごかったんでしょう(笑)。

 そして象山のような先見の明のある人物は、まさに時空を超えて神が遣わす存在なのではないか、という気もいっぽうではしてくる。
 ひとたびそれまでの常識を覆す人物が出てくると、みな常識はずれなその人物を攻撃したりします。 でもその人物は、歴史が進むにつれてどんどん評価を高めていく。
 どんなに謗られても自分の信じた道を貫くのは、大変なことです。
 でも未来のため、人類のためを思う思想に、けっしてためらいがあってはならない。

 ところでこの象山の今際の際の言葉は、龍馬の暗殺を知らせようとして南方に起こった頭痛と相まって、妙な説得力を伴います。 この物語におけるタイムスリップの論理としては、歴史というのは一本道で(「女の道は一本道」 というセリフも過去に別のドラマでありましたが…)もし間違ってその時空を飛び越えてしまった者がいたとしても必ずどこかで修正されてしまう、というスタンスのように感じます。
 かつて喜市の母親が南方の手によっていったん命を取りとめたのに、結局別の理由で死んでしまったことも同じ理屈ですよね。 今回はその理屈を、より大きな形で発展させ表現している。
 南方はペニシリンなどという大勢の人々を救う神への敵対行為とも呼べることをやって大勢の人々の運命を変えているようにも思えるのですが(それは今回の脚気治療にしても同じ)、「神が容赦なく南方の行為を取り消す」 のは、南方がしている重大な敵対行為に見合うだけの大きなどんでん返しを、神(この場合は作り手、と言ってもいい)がこの先に用意している、という壮大な予告のようにも思えてくるのです。

 ここで南方のナレーションです。

 「再び、京の町に出ると、
 …世界は変わっていた。

 世界は、変わっていたんだ…」

 焼け出され、苦痛に喘ぐ人々。 この世の地獄です。
 これには参りました。
 すでにこのブログでも指摘し、多くのかたがたも感じていることと同じですが。
 ある意味で、正視することを拒絶してしまいそうな映像でした。
 あまりにも時宜を得過ぎています。
 その場所が河原であることも、きちんと状況考証をしている証拠ですよね。 大火が起こってしまえば、いちばん安全なのは、川のほとりなのです。

 その避難民のなか、泣き叫ぶ子供を治療しようとする南方を、山田純庵(田口浩正サン)が 「ひとり助ければ我も我もと押し寄せましょう」 と止めに入ります。 けれども象山の叫びが耳から離れない南方は、「できるだけのことはしましょう!」 とそれを振り切り、地獄のなかで治療を開始するのです。
 もはや神だの歴史だののことなど、南方の頭からは消え去っています。 色分けされたリボンを手につけることで治療優先者を判別するトリアージが、ここで大きな力を発揮していく。 これも江戸時代どころか、近年まで全くなかった概念ですよね。

 「今、自分にできることをやり遂げる」。

 自分の最善を尽くすことが、人間として唯一、しなければならないことなのです。
 最悪の状況のとき、最善を尽くすことが出来る、それが人間だ。
 そんな文句を、どこかで聞いたことがあります。
 いろんなことに怖がっていては、何も始まらない。
 一歩踏み出せば、また一歩は自然と出るものなのです。

 ぶすぶすと燃え残るがれきのなか、敵も味方も死に、骸がそこらじゅうに転がっているなかで、龍馬は長州藩士の東修介(佐藤隆太サン)を助け出します。
 龍馬は東を南方のもとに運んで来て治療を頼むのですが、その男が長州藩のものであることが分かった途端、まわりの患者からは次々に非難の声が上がります。

 まるで東電社員のようなこの状況。 名前も東だし。 まるで未来を見越したようなこの設定。 東はいたたまれず、その場を立ち去ろうとします。
 龍馬は 「おまんにはやり残したことはないがかえ!」 と東を叱責。
 「ひとつだけ…」 と答える東。
 この東、佐藤隆太サンがやってるからおそらく重要な役なんでしょう。 「ひとつだけやり残したことがある」 というのは、その点で気になります。

 治療を終えたその場に、新選組が急襲。 龍馬が拳銃を発砲し、囮になって逃げていきます。
 あまりにも多い患者の前に、ペニシリンも底を尽きかけてくる。
 山田が最後のペニシリンの瓶を抱えて治療の場に戻ってくると、南方は新選組の隊員たちと話をしています。 「こんな者どもとは比べ物にならない」 重要な人物の治療を頼まれている模様。 南方が拒絶するのにもかかわらず、隊員たちは南方をその場から連れ去ります。

 その人物とは、薩摩の西郷吉之助(藤本隆宏サン)。
 「坂の上の雲」 で広瀬中将を演じた人です。
 「坂の上の雲」 と言えば、話はそれますけどまだ第2部の最後まで見てない(笑)。 広瀬が戦死するところを、まだ見てないんですよ。 つくづくナマケモノでありんす。 「TAROの塔」 もまだだし。 ゴールデンウィークを利用しようかな(笑)。

 西郷がかかっているのは、虫垂炎。 どうも悪化すれば死んでしまうような重い状態らしい。
 これもウィキで調べたのですが、蛤御門の変のとき、西郷は実際に被弾し怪我を負っていたとのこと。
 ここで南方が西郷の治療を引き受ける場面では、?と感じました。
 なぜならいくら歴史に疎くても、西郷は明治の西南戦争の時に死んだことくらいは南方だって分かっているんじゃないか、そう思ったからです。
 だったら自分が関わらなくとも、歴史の必然でこの虫垂炎は治る。

 けれどもこれは、史実とずらして西郷を重篤な状態にすることで、神が南方に西郷の治療をさせたがっている、そう解釈もできる。 のちに南方も、そんなふうに自分を納得させていました。 いちいち神が出てきてうるさいくらいですが、ここで物語の成り行きを考えると、「目の前にあることをやり遂げる」、という方向で推移していくことで、南方が西郷の治療を承諾するのもありえるかな、と。
 南方は、腹を切って手術をすることを西郷に勧めます。
 ハラキリなど、当時の常識から言って言語道断。 薩摩の武士たちは、一斉にいきり立ちます。 西郷はそれを制し、「ハラキリで軍の士気を低下させる」 という理由で、南方の提案を断る。 自分のことより軍の指揮を優先する西郷の思考回路が、のちの西南戦争に結びつく。 うなります。

 しかし再び、象山の 「救え!」 という叫びを思い出した南方は、低くうなるようにうめきます。

 「……切らせろ……!」

 踵を返す南方。

 「オレに腹を切らせろ…!」

 「気でも狂うたのか!」 と激高する薩摩藩士たちに、南方はこう返す。

 「オレが治していたのは、あんたたちが焼け出した人たちだ…!
 あんたたちからすりゃあ、どうなろうと構わない人たちだ…!
 でもオレからすれば、あんたたちこそそうだ!
 勝手に戦って街を焼け野原にしたあんたたちを助けるヒマがあれば、オレは焼け出された子供を助けたい…!

 …でも今ここで、西郷さん、あなたを見殺しにすれば、オレはあなたたちと同じになる。

 命を差別する者になってしまう!」

 西郷の前で土下座をする南方。

 「だからどうか、助けさせてください!

 わたしのために、あなたを助けさせてください!」

 西郷は意を決し、周囲の藩士たちに 「おいがもし助からんでも、先生に手出しをすることはならん」 とくぎを刺します。 西郷は南方に、自分の腹を切らせることを許したのです。
 南方は山田に、ペニシリンをもってこさせるのですが、「先生が必要とおっしゃられるのなら」 と山田は最後のペニシリンの瓶を抱えて出る。 山田の南方を信頼するこの判断にも、熱いものが感じられます。

 やっぱり30分が限度か…(笑)。 これでようやっと、1時間半分のレビュー終了です。

 いずれにせよ、この③の部分が、いちばん 「JIN」 1回目のキモとなる部分ではなかったか、と感じます。
 「自分が今なすべきことをせよ」。
 私も今回いろんなことを震災で感じましたが、そうするしかない、と考えています。
 非現実的な話ですが、日本人ひとり1円出せば、1億円はすぐに集まる。
 それと同じようにひとりひとりのちょっとした努力が、大きな力になっていくんだ、と感じるのです。
 悲しむ時間は必要です。
 しかしひととおり泣いたら、そこからまた、人は歩き出さねばならない。

 次回レビュー、おそらく第1回最終回です(なんじゃソレ)。 私もけりをつけます(笑)。

当ブログ 「JIN」 についてのほかの記事
第1部

第1回 荒唐無稽との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/jin---1-e9ae.html
第2回 建前との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/jin---2-f3b1.html
第3回 自分の病との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/10/jin---3-3290.html
第4回 女としての闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/---4-542b.html
第5回 梅毒との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/jin---5-9dba.html
第6回 リアルとの闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/jin---6-25d6.html
第7回 明日のための闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/jin---7-87b0.html
第8回 自分の器との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/11/jin---8-e9a7.html
第9回 心意気どうしの闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/jin---9-8cf0.html
第10回 ああもう、どうなっちゃうの?との闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/jin---10-670a.html
第11回(最終回)続編あるかどうかとの闘い!http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/jin---7290.html
番外 続編の可能性を、もう一度考えるhttp://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2009/12/jin---a138.html

完結編
第1回 いますべきこととの闘い!① http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/04/jin---1-577a.html
第1回 いますべきこととの闘い!② http://hashimotoriu.cocolog-wbs.com/blog/2011/04/jin---1-7d0d.html

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BOOKS

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下

    マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 下
     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

  • マーク・ルイソン: ザ・ビートルズ史 上

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ記事より抜粋)。 この上巻ではビートルズの祖先から遡ってリバプールで人気に火が付き始めたところまでが書いてあります。

  • ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白

    ポール・デュ・ノイヤー: ポール・マッカートニー 告白
    まず驚かされるのが、表紙のポールの写真です。 よくこんなのが採用されたな、というくらい、刻まれた年輪が顕著に分かる 「年老いたポール」。 飾り気のないその写真に、「素のポール」 をあぶり出そう、という心意気が見える。 そして実際、著者のその目論見は、成功しているように思えます。 何より大きいのは、「NME」「Q」「MOJO」 など音楽メディアで長年記者を務めてきた著者がポールと同じリバプールの出身者である、ということ。 さらにポールと同じファースト・ネームであること。 だからポールはまるで自分の分身に話しかけるかのように、時折同郷人にしか分からない言葉で気さくに著者に話しかける。 この本を読む者は、まずその 「不思議なリラックス感」 に包まれるはずです。  本の構成は大きく二つに分かれます。 前半ではビートルズからウィングス、ソロに至るポールのたどってきた長い長い歴史、後半ではポールの人格に迫る試みがなされていく。 そのインタビューは、一気に行なわれたものではありません。 著者がNMEの記者だった1979年のものから、明示はされていないがおそらく2013年、「NEW」 の発売前後が最新のものではないか、と思われます。 実際読んだ感覚では 「キス・オン・ザ・ボトム」 あたりが最新のような気もする。 その30年以上にわたる膨大なポールへのインタビューを、項目によって構成し直しているようです。 ですから、今年(2016年)亡くなったジョージ・マーティンについてのポールの見解であるとか、最新の情報が提示されているわけではない。 ポールの情報というのはこの歳になってもなお日々更新型ですから、その点については物足りなさが確実にあります。 さらに、30年以上というとポールのものの考え方にも変化変遷があってしかるべきだと思うのですが、30年以上をリミックスにかけているからその変化というものがつかめてこないもどかしさがある。 表紙を飾ったポールの 「老い」 という問題にも、この本はきちんと答えてくれているわけではない。 さらに言えば、ジョン・レノンの死について多くが割かれているのとは対照的に、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの死についての記述はない。 正直なところ、このような本を読み漁ってきた身としては、衝撃に値するような情報が書かれているわけではありません。 しかし前述したような、リラックスしたムードのなかでポールと語らっているような疑似体験を共有できる強みが、この本にはある。 この本全体に貫かれているのが、この心地よさなのだ、と思うのです。 その心地よさが乱れるパートがあります。 自身の失敗作、どうでもいい作品について語るときのポールは多分に感情的になりがちであり、イライラした様子を隠しません。 特に 「シークレット・フレンド」 を語るポールのくだりはポールファンなら一読に値する部分でしょう。 しかしそのイライラも、ポールの人間性が垣間見える瞬間としてこの本にとっては必要なパートなのです。 3000円以上と、この本は決して安くはない部類の本です。 ただその値段に見合うパフォーマンスは兼ね備えています。 この本と付き合った1か月足らずの間、心地よい体験をすることができました(アマゾンの自身のカスタマーレビューより)。

  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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