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2011年5月 7日 (土)

「高校生レストラン」 第1回 思ったよりみんなやる気がある

 三重県に実際にある高校生たちのレストラン、「まごの店」 をモデルとしたドラマ、「高校生レストラン」。 最近の日テレ土曜9時枠ドラマではコメディタッチが続いていたので、その手の 「○○ボーイズ」「××ガールズ」 みたいな話なのかな、と思っていたのですが、タッチはあくまで徹底してシリアス。 ちょっと笑える場面があったほうが息抜きになった気もします。 なにしろ見ているあいだ、緊張感がずっと継続していたように思える。

 町おこしの一環として、そしておそらく受験生誘致の目的もあるのでしょう、この高校生たちによるレストランは役所や高校側の思惑が絡んだ、いい加減なものではないプロジェクトとして成立している。
 そこに赴任してきたのが、銀座の一流の店の板前をしていた、TOKIOの松岡昌宏クン。
 銀座の一流店を辞めた原因は、第1回では明らかにされていません。 彼は教員免許もとりあえず持っていて、この高校生レストランを主宰している高校に教師として赴任するとともに、料理指導主任として抜擢され、故郷の三重県に帰ってくるのです。

 彼のキャラクターはあくまで硬派。 実家で住職をしているオヤジさん(原田芳雄サン)(私がこのドラマを見ようと思ったきっかけが原田サンであります)に 「一人前の料理人になるまで帰ってこない」 と啖呵を切ってしまったために、とても顔を合わせづらい。
 ということはですよ。
 松岡クンは銀座の一流店にいた、とはいうものの、まだまだ一流の腕前には達していない、ということなんでしょうかね。

 彼を呼び寄せたのが役所職員で松岡クンの幼馴染、伊藤英明サン。 うーん、なんか熱血で、結構松岡クンとのぶつかり合いが期待できそうであります。 「海猿」 で名をあげたために、役所職員、という役どころが何となく物足りない気もするのですが。

 で、着任早々文化祭のノリの高校生たちを松岡クンは一喝、まずは厨房の掃除を強要する。
 これは、商売としてやろうとしている以上、実に当然の判断なのですが、ハンパな気分で遊び半分でやっている生徒たちは松岡クンに反発、即刻辞めてしまう。

 ところが残った生徒たちは実にやる気満々で。

 そのなかで神木隆之介クンは実家が定食屋をやっていることもあって腕もよく、左利きだったことを松岡クンに問題視されるのにもかかわらずそれを矯正しようと努力したり、残った生徒たちを牽引する役割を果たしています。
 残った生徒たちはおしなべて、プロ意識の片りんを抱えている、と言っていい。
 そのなかで神木クンに好意を持つ川島海荷チャンだけが、高校生じみた仲間意識にとらわれている。
 でもそんな仲間意識は、一度世間に対して商売として勝負をかけよう、と決めた以上は、邪魔なものでしかないのです。

 生徒たちがこのように、最初ふるいにかけられたとはいえ、厳しい松岡クンについていく姿勢を示すことで、このドラマは 「スクール・ウォーズ」 や 「ROOKIES」 みたいな(私両方ともマジメに見たことないんですが)学園熱血モノへと一気に変貌します。
 キュウリを切り刻み続けることを課せられた彼らは、不満を抱きながらもそれを粛々として行なう。
 関係者を集めて行なわれたシュミレーションでも、それに取り組む姿はすでに覚悟が座っていて、まったく甘えた部分を見せようとしないのです。

 ところが、その彼らの気負いが悪い方向に作用してしまう。
 基本を叩き込ませる、と松岡クンが考えたダシ取りに、松岡クンが不要と切り捨てたサバ節を、「もっと味を良くするために」「自分たちの味を出すために」 彼らのリーダーである部長が入れてしまうのです。
 ほんの少しだけ入れた、というサバの臭みを松岡クンは瞬時に嗅ぎ取り、サバ節を入れた部長を責めるのですが、そのシュミレーションに参加していた関係者たちが 「高校生にしてはよくやった」 と言うのを聞いて、たまらずその場を飛び出してしまう。

 松岡クンにしてみれば、「高校生だから」 という中途半端さがどうしても我慢できなかったのと同時に、そんなアドバンテージを周囲に勝手に作ってもらっちゃってる彼ら高校生たちを本気で指導する覚悟がそもそも自分にあったのか?ということに嫌気がさし、彼らの指導を降りようとするのです。
 そんな松岡クンをいったんは慰留しようとするのですが、松岡クンの中途半端な覚悟を知った伊藤サンは、「じゃあ辞めろ、辞めてくれ!」 と慰留をやめるのです。
 熱血だなあ。

 こういう、ハンパな覚悟を何より嫌う、という空気、やっぱり 「スクール・ウォーズ」 だなあ。 (遅れてきた)青春ドラマだなあ。

 そこに、高校生たちがちゃんとしたダシを作った、という報せが届く。 松岡クンはあらためて高校生たちの料理指導を開始するのです。

 思ったより硬派な作りに、私みたいなちゃらんぽらんな人間はちょっとはじき飛ばされてしまいそうなんですが、とりあえず来週も見てみます。 なんとなく個人的に、物語にどうやって広がりをもたせるんだろうな、という興味はありますので。

 それにしても役所の職員として登場していた金田明夫サン。 「金八ファイナル」 に出ていたんでしょうけど未見なので、去年の 「鉄の骨」 以来だったんですが、あれから1年たってないのに、なんかエラク痩せましたね。 ご病気でなければ、相当ダイエットをしたんじゃないかな~なんて思いながら見ておりました。

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コメント

リウ様

リウ様がこの時間のドラマに興味があるとは!
(うれしいです。あ、でもデカわんこもご覧になっていたのでしたっけ。)

松岡くんの異様に立ち上がっている前髪だけが気になっていますが、それぞれの立場から「高校生レストラン」というハードとソフトを見ていることを描いているのが面白いです。

調理室清掃したなら、店前の自転車もきちんと整頓しようよ。ともう当事者には到底なりきれない自分の年齢を噛みしめてしまいました。

自分達が高校生だったころに、回りの大人がここまで手をさしのべたり、用意したりしてなっかた。でも
自分達にはその足りなさが動機だったりして、いまでもそんなに不満に思っていないのだけれど、
今の子どもたちは、こういう状況をどう捉えているのだろう。

社会貢献の活動で子どもたちと夏の2時間程度を過ごすことがあるのだけれど、何もないことから彼らはなにか楽しいことを作り出すことができるのだろうかと、
いつも心配してしまう。それくらい、いまの父兄の準備具合と言ったら半端ないですよ。

残った部員は「職業訓練校」として学校を選んだコたちですし、
ホンモノの師匠を求めていたんじゃないでしょうか。
神木クンなんかは以前の先生では物足りなかったみたいですし。

でもあくまでも高校。
「公務員さん」たちとのやっかいなやりとりがありそうですねー。

ワイドショーで見たのですが、
このドラマのモデルとなった実際の学校のコが、
インスタントラーメンをどれだけユニークに料理できるかというコンテストで入賞してましたよ。

みり様
コメント下さり、ありがとうございます。

実はこの時間帯の日テレドラマを見るのは、…もう記憶が定かではございません。 確か 「池中玄太」 が最後だったと思います(ショエ~)。 「家なき子」 も 「ごくせん」 もなんもかも、見ませんでした。

この枠はいい意味でも悪い意味でも、日テレらしさが最も顕著なドラマが多いと思います。
個人的には 「話題優先」 っぽくて、あまり食指が動かない。
でも評判を聞いたりすると、「しまった見ときゃよかったなー」 の連続で。
その後悔がたまりにたまっていたので、NHK土曜ドラマも終わったらしいし、ちょっと見てみるか、という気になったのです(どうでもいい話を長々とスミマセンcoldsweats01)。

少子化に加えてせちがらい世の中だからこそ、なんとかくじけずに船出させようと、親たちはお膳立てをするんでしょうか。 私どもも結構ほっとかれたほうですが、自分の本当にやりたいことをつかめたのかどうか、というのはかなり怪しい。 お膳立てのあるなしに関わらず、「自分がやりたいことをみつけられるか」 そして 「自分の夢に向かってひたすら歩くことができるか」 という、「自分の覚悟」 にすべてはかかっているような気がいたします。

マイティ様
コメント下さり、ありがとうございます。

役所の発想とか教育上層部の発想とか、ありがちな安易さに松岡クンらの本物の覚悟がどれだけ噛みつきぶち壊してくれるのかどうか、というのもこのドラマでは興味があります。

そして第1回では松岡クンに退けられましたけど、高校生たちがいかにして 「自分たちらしい味」 を突き止め、そのインスタントラーメンのような 「高校生でなければできない発想のメニュー」 を編み出してくれるのか、にも興味はあります。

まあそこまでやってくれるかどうかはまだ分かりませんけどネ。

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

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  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

  • 桜田淳子 -

    桜田淳子: ゴールデン☆ベスト 桜田淳子~シングル・コレクション
    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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