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2011年5月 4日 (水)

「リバウンド」 第2回 なにが言いたいんだ、このドラマ?

 衝撃の展開(笑)。

 もともとネタバレしまくりのこのブログなんでのっけからばらしまくりますが、今度は速水もこみちクンまで太っちゃって。
 要するに今回の話をざっくりと申し上げますと、再び太ってしまった大場信子(相武紗季チャン)が4週間にわたる過酷なダイエットの結果また痩せたのですが、信子に食べさせるための新作シュークリームを作っているうちに、おそらくそれの試食を自分ひとりでやったため、今度は今井太一(もこみちクン)のほうが太ってしまった、ということなのです。

 もともとわざとらしさが付きまとう特殊な笑わせ方をしているために、第1回目ではおそらく視聴者を思い切りふるいにかけた格好となっているはず。
 そのハードルを乗り越えて第2回目を見た私のような視聴者にとって、初回ほどの嚥下不良感はなくなり、ゲラゲラ笑わせていただいたのですが、見終わったあとにずっしり来るものが、あまりない。 ストーリーをざっくりと語らせてその内容の大部分を言い表わせてしまえる、ということからも、ほとんど中身のないギャグに神経が注ぎ込まれている証左だと言ってもいい(批判しているわけではないので念のため)。

 これって私にとって、とても不可解なのです。

 今回のドラマのキモ、と思われる部分でも、前回と同じように信子の太一に対する 「○○でちゅねーボクちゃん」 というキレたセリフから始まるのですが、そのセリフに、深みがあまり感じられないんですよ。
 これは同じ遊川和彦サンの前作 「曲げられない女」 と同じような 「主人公の逆ギレによって主題を浮き彫りにする」、という手法を、遊川サン本人が自ら否定しているのも同然だ、と思われるのですが。

 でもそれって、遊川サンがこのドラマ全体に仕掛けているものを分からなくするため、わざとはぐらかしているように見えて仕方ないんですよ。

 これだけ笑わせてもらって2回目ラストでは衝撃の展開まで用意されていて、それで終わり。
 遊川サンのようなかたがそれで終わり、のドラマを作るはずがない、と私は思うのです。

 だいたいこのような 「太っていること」 をテーマとしたドラマを作ろう、と作り手が考えた場合、考えられるテーマは 「太っていることって、そんなにいけないことなのか?」 ということじゃないかなって思うんです。
 このドラマの登場人物たちは、信子、太一、そして鬼の編集長(若村麻由美サン)を中心として、「太っていることは罪悪」 という固定観念でガチガチに固まっています。 周囲の人々も、信子の友人の栗山千明サンや信子の両親の石塚英彦サン、伊藤かずえサンを除いて、太っている人に対して比較的否定的。
 そんな 「太っていることは罪悪」 と何の考えもなく決めつけている主要登場人物たちが、この先自分のその先入観を改めていくのが、このドラマの主眼になってくるのではないか、普通だとそう思われるのです。
 だからラストでは、信子は相武紗季に戻ることなく、太ったまんまでもこみちクンとハッピーエンドを迎えるのではないか、そう考えられる。

 けれどもこのドラマで野ブタに戻った信子を見ていて私が感じていたのは、「信子の相武紗季時代が懐かしい、早く戻んないかな相武紗季に」 ということでした、正直なところ。

 これって自分だけの感覚だと思うんですが。

 相武紗季(要するに信子が痩せた状態のこと)がカワイイのは当然でありますが、私が見ていていいな、と思うのは、そんな相武紗季が相武紗季のまんま(敬称略しまくりで失礼いたします)、太っていたころの信子のおおらかでテキトーな性格を引き継いでいる、ということなのです。
 相武紗季になった信子って、私が見る限り、「やせた私って魅力的でしょう、ツンツン」 という高飛車なところが全く見受けられない。 つまりそこがいいんですよ。
 かえってリバウンドしてしまった信子を見ていると、自分の食欲に負けただらしなさを体全体で表現している気がして、なんとなく引いて見てしまう。 信子の元恋人、勝地涼クンは信子のそんな太っているときのプニプニ感とそれに伴う母性的なところにイカレてしまっていたみたいなんですが。

 実のところ私も女性はガリガリよりもある程度肉がついていたほうがいいと感じている立場なのですが、でも太っている信子にあまり魅力を感じない。
 これってドラマのなかでキモとなる信子の真剣な本音部分で説得力の弱さが露呈してしまうことで、太った信子に対する感情移入を妨げている、という結果なのではないか、と考えられる。

 とすると、フツーこうした 「おデブドラマ」 にありがちな、「太っていることは悪いことじゃない」 という結末に、ドラマが向かっているように思えてこなくなる、ということなんですよ(分かりにくい論理でスミマセン)。 考え過ぎですけどね。

 で、結局このドラマはどこを終着点にしているんだろう?って、個人的にちょっと分かんなくなっているわけです。

 なにも考えずに笑って見てりゃいいと思うんですが、作り手はこの先、なんか爆弾をもって待ちかまえている気がする。
 あまりにすんなり笑って、あとに何も残らないドラマを見せられて、「これで終わるはずがない」 と買いかぶっている気もするんですが。

 なにしろ 「江」 のドラマにしたって、「そのうちになんかあるだろう」 と思いながら見ていて、なかなかその何かが出てきませんからねぇ…(笑)。

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コメント

リウ様

こんにちは。かなり深読みをされていますね。
遊川さんはもともとギャグ系もお得意な方なので
(〜ブギのシリーズなど)あまり深く考えず、流れに乗っかるのも吉かと思ってみています。

ま、でも今回
信子ちゃんがやせたまま?と思っていたら、もこみちくんが肉布団でかなり大笑い。
このまま行くと石塚さん以外の出演者の皆さん1回ずつ
肉布団になったりして。。。。これ、きっと放送コードすれすれかと。

このドラマのオチは毎回の幸せの鐘の音の後ろにある
小さな不幸なのかもしれない(言い換えると、何かを手に入れるためには何かを犠牲にする)と
リウ様の読みから思いついてしまった次第です。

でも、このドラマ
信子のキャラクターにかなり神経を使っていて
楽しいです。

みり様
コメント下さり、ありがとうございます。

う~ん、何も考えず笑えるドラマならいいんですが、なんか今のところ 「デブ」 をからかっているだけのドラマになっている気がするんですよね。 「デブ」 のかたにとってみれば結構不愉快かと…。 それで深読みしたくなっちゃう。

信子にしてもデブになってしまったもこみちクンはアウト、みたいなことを予告で言ってた気がするんですが、このことでデブってそんなにありえないのか?って方向にドラマが展開するのは、なんかありがちだし…。

結局は痩せていてもデブでいても、何かしら人間として大切なものがあるんだ、というところにドラマは落ち着きそうな気がするんですよ(みり様と同じようなことを考えておりますが…)。

デブになるのを面白がってるだけじゃ、デブの皆さんの反感を買ってオシマイ、でしょうからね(デブだデブだと連呼して申し訳ないです…)。

でも、石ちゃんをさらにデブにする、というのも面白いかも…(やっぱり面白がってる?)。

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     1600ページも費やして、この上下巻はまだ彼らのデビューまでしか書かれていない。 3部作計6巻のうち2巻に過ぎないのだ。 なんと気の遠くなるような作業なのだろう。  本書はビートルズを語るうえで孤高の一作となるはずだ。 虚飾をすっかり剥ぎ取った、20世紀最大の奇跡に潜む真実が、これを読めば理解されるはずである(当ブログ紹介記事より抜粋)。 本書下巻では、1962年のレコードデビューまでが書かれています。

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  • : レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]

    レコード・コレクターズ 2011年 07月号 [雑誌]
    全200ページ程度のボリュームのなかで、キャンディーズに関する特集記事は50ページ。 ただし、これが濃い。 全シングル曲、ほぼほとんどのアルバムの解説は当然として、彼女たちの芸能界における歴史から見た考察、コメディエンヌとしての彼女たち、DVD解説など多岐にわたり、キャンディーズが分析されています。 特に圧巻は、レア音源に関する記述。 ここまで調べている読み物には、個人的にはお目にかかったことはありません。 700円。

MUSIC

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(スーパー・デラックス・エディション)(4CD+DVD+BD)
    ロック界、いや、すべてのポップミュージックにおけるアルバムの中で史上最高と称され、すでに世界文化遺産の域にまで達しているこのアルバム。 そのアルバムの発売50周年を記念して、スペシャルエディションがリリースされます。 なかでもブッ飛ぶのがこのスーパースペシャルボックスセット。 CD4枚組であらたなリミックスのステレオ盤1枚、モノ盤1枚、初期テイク集が2枚、さらにブルーレイ1枚とDVD1枚で5.1サラウンド、ハイレゾ音源、ドキュメント映像 「メイキングオブサージェントペパーズ」 のデジタルリマスター等々、卒倒するようなラインナップです。 18、000円プラス税と値は張りますが、史上最高の名盤だからこそこれは買い。 5月26日の発売までに予約をしておけば、アマゾンならば値下がりした時に値段がそのあと高騰しても最安値で購入できます。 ビーファンならずとも、これは注目ですぞ!

  • 山口 百恵 -

    山口 百恵: ゴールデン☆アイドル 山口百恵(完全生産限定盤)
    全シングルA・B面プラスボーナストラック(「あなたへの子守歌」)を、山口百恵名義としては初のブルースペックCDとしてリリース。 音はいわゆるドンシャリ系ではなく、アナログ盤に準拠した原音に忠実な印象です。 パッケージングはアナログシングル盤サイズで中袋、CDを納めるケースが完全にドーナツ盤をイメージしています(よく言えば斬新…笑、悪く言えばチャッチイ…笑)。 しかしその発想は買える(笑)。 ほぼ原寸大のシングルジャケットと裏の歌詞カードの複製ブックレット。 ただスキャニングは欲を言えばもう一歩。 当時シングル盤を中心に聴いていたかたなら、この編集盤はかなりの 「買い」 です。 しかしこのジャケット表紙の写真、スッピン風で個人的にはすごく好き。

  • デイヴ・グルーシン&リー・リトナー -

    デイヴ・グルーシン&リー・リトナー: Two Worlds / Grusin & Ritenour
    NHK朝ドラ 「花子とアン」 で美人のスコット先生が夜な夜な歌い、チビはなチャンがすっかり覚えてしまったイギリス民謡、「ザ・ウォーター・イズ・ワイド(流れは広く)」。 このアルバムでルネ・フレミングが歌っていたのを思い出しました。 ルネのソプラノはけっして大袈裟でなく上品で、私のとてもお気に入りのソプラノ歌手ですね。 このアルバム自体は全体的にクラシックにギターのリー・リトナーが絡むフュージョンぽいものなのですが、故・黒田恭一サン評するところの、「大人が聴く音楽」。 胸を締め付けるような哀しみと、すべてを包み込むようないたわりに満ちていて、私の人生のなかでも最上位に位置する愛聴盤です。

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    彼女の活動期に発売されたシングルをすべて網羅したベスト盤。 確かに後年のものほど馴染みがありませんが、選曲漏れがないので、彼女の存在とは何だったのか自体に思いが至るベスト盤です。 音も楽器の音像がよくてなかなかいいマスタリングをしている気がします。 2600円程度で推移しています。

  • ザ・ビートルズ -

    ザ・ビートルズ: ザ・ビートルズBOX(限定生産品)(USBメモリ)
    パソコンにUSB端子があり(たいていついてると思います)、パソコンで音楽が聴ける環境をお持ちの人ならば、聴くことができます。 現在のテクノロジーで最もいい音質で聴ける、ビートルズの音楽です。 ただし国内版にもかかわらず、訳詞とか一切なし。 ジャケットもブックレットもパソコンデータ。 純粋に音楽だけ楽しみたい人向けです。 また、曲間にコンマ何秒かのブランクが入ります。 「アビイ・ロード」 のメドレーも同様です。 しかし、音はさすがに、すごい。 大きな音量であればある程、目の前にビートルズが迫ってくる勢いです。 ツヤが違います。

  • The Beatles -

    The Beatles: The Beatles [USB]
    こちら上記の海外版。 内容的には国内版とほぼ一緒なので、値段が安いこちらのほうがいいでしょう。

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